ノンフィクション・ドキュメンタリー - 感動する作品一覧

  • パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い
    値引きあり
    4.3
    弾圧の時代をユーモアと文才で生き抜く男達。百年前の大逆事件後、編集プロダクションと翻訳会社を兼ねた活動家の拠点を創ったのが堺利彦。幸徳秋水、大杉栄との交流など新しい視点から明治の社会主義を描く。第62回読売文学賞[評論・伝記賞]受賞。講談社創業100周年記念出版。
  • 悲から生をつむぐ 「河北新報」編集委員の震災記録300日
    5.0
    東北は新しい春を迎えるというのに、時はまだ止まったまま、「3月11日」がずっと続いている。地元紙の人間もまた、取材者でありながら、被災の当事者となった。被災地の人々は「3月11日」以後をどのように暮らしたのか。2011年度新聞協会賞を受賞した「河北新報」の連載記事担当デスクが綴る“希望と再生の物語”。「被災者に寄り添う」という言葉の本当の意味がここにある。
  • 東日本大震災 石巻災害医療の全記録 「最大被災地」を医療崩壊から救った医師の7ヵ月
    4.4
    東日本大震災で最大の犠牲者を出した石巻市は行政や医療機関も機能がマヒし、「石巻医療圏」22万人の命は宮城県災害医療コーディネーターである著者に託された。状況不明の避難所300ヵ所、いつまでも減らない大量の急患数……かつてない巨大災害に、空前の大組織「石巻圏合同救護チーム」を指揮して立ち向かい、地域の医療崩壊を救った一外科医の思考と決断のすべて! (ブルーバックス・2012年2月刊)
  • 東日本大震災に遭って知った、日本人に生まれて良かった
    3.0
    「FUKUSHIMA50」として称えられた福島原発事故処理班の面々、あるいはスペイン皇太子賞を授与された警察、消防、自衛隊の現場指揮官たち……なぜ日本人の現場力はかくも海外で賞賛されるのか? 東日本大震災の夜、東北新幹線の中で一晩を明かし、その後、北関東を転々とした著者がたどり着いた「日本人論」。2009年に大震災に遭ったハイチでの現地取材も敢行し、東北のケースと徹底比較。日本人の秘密に迫る!
  • 東日本大震災 復興応援写真集 3・11以前 美しい東北を永遠に残そう
    4.0
    懐かしく、せつなく、美しい故郷の原風景 2004年の中越地震の際、小学館は、震災に見舞われた新潟県山古志村の被災前の美しい風景を撮り続けてきた一人のアマチュア写真家・中條均紀氏の作品をもとに、復興応援写真集『山古志村ふたたび』を刊行しました。この写真集は、復興に立ち上がる地元の人々を応援すべく、その収益を山古志村復興基金に寄付いたしました。それと同じ試みを、東日本大震災でもできないか――それが、本書の出発点でした。 しかし、今度の大震災は、被災した地域があまりにも広く、また津波による被害が甚大だったため、とても一地域に限定することができませんでした。そこで今回は、より広く、より多くの方々が撮った東北の写真を集めるべく、投稿作品を募集する方法をとりました。その結果、2011年9月から年末にかけての3か月間に、合わせて2000枚を超える写真が集まりました。 本写真集は、これらの投稿写真の中から、作家の椎名誠氏、フォト・ジャーナリストの山本皓一氏の協力のもと約160点を選び、「失われた風景」「美しき故郷」「忘れえぬ思い出」という3部構成で掲載しました。 懐かしく、せつなく、そして美しい--故郷の原風景を集めた写真集です。
  • 引き裂かれるアメリカ トランプをめぐるZ世代の闘争
    3.5
    緊急レポート! 若者たちの大統領選。トランプ対ハリスの争いに注目が集まるアメリカ大統領選。両者の相容れない政治思想と対話を拒絶する強硬な姿勢で、どちらが勝利しても分断はますます深刻化するだろう。そしてその分断はZ世代にも広がっている。本書では、トランプ支持の右翼若者団体やそれに対抗する左翼若者団体など、近年影響力を増している若者たちの動向からアメリカの未来を予測する。著者が全米各地に足を運んで取材した生の声、圧倒的なリアリティで読ませる緊急リポート。
  • 被災地の本当の話をしよう ~陸前高田市長が綴るあの日とこれから~
    4.3
    2011年3月11日に起きた未曾有の大災害・東日本大震災により、市街地が壊滅した岩手県陸前高田市。三陸沖に面した県最南端の自然豊かな田舎町を襲った惨劇とは。自身も妻を亡くした絶望的な状況の中、ゆるぎない信念を以て市民を導いた戸羽太市長が、震災当日の様子から復興へのシナリオまで、被災地の全容を明らかにする。社会の関心が政局と原発に流れる今、日本を復興するために絶対に忘れてはならない被災地の現実を真に理解できる1冊。佐藤正久議員との対談も収録!

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  • 被災鉄道 復興への道
    値引きあり
    4.5
    3・11のあのとき、東北地方の太平洋湾岸には多数の列車が走っていた。生死を分かつ瞬間の緊急事態に、運行指令室、乗務員(運転士、車掌)、駅員はどう立ち向かったのか、乗客の不安と恐怖はどう和らいだのか――。「乗客・乗務員の死傷者ゼロ」震災後の復興しつつある鉄路を辿りながら、この奇跡を呼びこんだ精神と記憶を残す試み。
  • 被差別のグルメ
    3.2
    差別されてきた人びとが生きる場所には、そこでしか食べられないグルメがある。無名で、見た目もよくない、でも、これほど美味しい料理はない……。大阪のアブラカス、サイボシ、ゴシドリ。アイヌの鹿肉、川魚、鍋料理。北方少数民族の魚皮でつくったデザート。沖縄の島々に伝わるイラブー、ソテツ。そして在日韓国・朝鮮人から広がった焼肉など。垂涎の美味と異色の食文化を大宅賞作家が描く傑作ノンフィクション。
  • 飛翔への挑戦―国産航空機開発に賭ける技術者たち―
    4.0
    名機零戦を作り「航空機王国」と呼ばれた日本だったが、GHQの命令により戦後七年間の空白を強いられる。復活の誓いを胸に、その後、再出発した日本人エンジニアたちの“日の丸航空機”への果てなき情熱を描く。YS-11誕生から半世紀ぶりの国産旅客機MRJは大空を翔るのか、次世代の超音速機とは? 飽くなき挑戦の記録。

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  • 左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活
    4.0
    半身麻痺から悲願の試合へ!夢現・涙の軌跡。 県No1のバスケット選手だった15歳の田中正幸くんを襲った脳動静脈奇形による脳出血という悲劇。 奇跡的に一命は取りとめた。 しかし右半身は微動だにせず…。 意識を取り戻したその日から始まった苦闘の日々。 「再び試合のコートに立ってみせる!」 そんな強い強い夢が、驚愕の復活を生んだ。 利き手ではない左手一本だけのシュート… これはまた、チームの夢まで呼び込んだ! 夢現…夢を現実のものに。 本書はこんな1167日に及ぶバスケ男子の軌跡。 新たな挑戦(パラリンピック)に向けての近況も収録した。 話題の作品の文庫版を電子化。
  • 「ひと粒五万円!」 世界一のイチゴの秘密
    4.0
    「ここまでやるのか!」日本の農業――その輝かしい可能性! 誰もが驚く、信じられぬほどの大きさと甘さを持った奇跡のイチゴは、どのようにして生まれたのか?その裏には、50を過ぎてから独自のイチゴ作りに挑戦した男の不断の努力と創意工夫、ブランドを守り育てる強固な意志があった。彼だけがなぜ、成功したのか?その鍵の一つは農協との訣別。巨大な組織に頼らず、独自で道を拓いたからこそ勝ち取れた勝利であった。今や世界中の富裕層が食べたがる日本の高級果物。その多くは、県や地域が農協と組んで成功させたブランド果実なのだ。本書は、それを打ち破った、たった一人の挑戦の記録である。
  • ひとの住処―1964-2020―(新潮新書)
    4.3
    1964年、横浜・大倉山の“ボロい家”に育ち、田園調布に通いながら丹下健三に目を剥き、建築家を志す。無事にその道を進みニューヨークへ。帰国後のバブル崩壊で大借金を背負い、10年間東京で干される間に地方各地で培ったのは、工業化社会の後に来るべき「緑」と共生する次の建築だった。そして2020年、集大成とも言える国立競技場で五輪が開催される――自分史を軸に人間と建築の関係を巨視的に捉えた圧巻の一冊。
  • 人は死ねばゴミになる(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 盲腸の手術でがんであることを知った検事総長伊藤栄樹。戦後検察の第一期生として、造船疑獄以来、文字通り巨悪と闘い続けてきた彼が最後に対決したのはがんであった。家族や友人への深い思いに溢れた強い意志の記録。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ひとり舞台 脱原発─闘う役者の真実
    4.1
    2011年4月9日、脱原発活動を宣言。仕事減、恋人との別離、刑事告発、ネット上での誹謗中傷の嵐…。でも「後悔は何ひとつしてへん」。原発廃絶に向けて芸能界でたったひとり闘い続ける役者・山本太郎の活動の軌跡を追うノンフィクション。「原発はいらん、イヤや」って意思表示するだけに、何でここまで悩まなアカンねん。(本文より)
  • 陽はまた昇る 映像メディアの世紀
    4.1
    20世紀最後にして最大の家電商品・ホームビデオ。VHS方式とベータマックス方式、二つの規格をめぐって、日本ビクターとソニーが死闘を繰りひろげる。規格統一はあるのか。欧州市場は、どちらを支持するのか。そしてついに、高野鎭雄という一人の男の信念が、技術者集団を引っ張り、井深大、盛田昭夫率いる巨人・ソニーとの闘いを制し、世界を相手にひとつの時代の幕を開く。NHKの「プロジェクトX」や映画化で話題をよんだ痛快無比の傑作ビジネス・ノンフィクション。
  • 響きをみがく 音響設計家 豊田泰久の仕事
    4.3
    クラシック界の巨匠たちが頼った“耳”がある。東京・サントリーホールからハンブルク・エルプフィルハーモニーの音響設計まで。世界有数のコンサートホールの「響き」を手掛ける日本人トヨタは、いかにして究極の音を実現させたのか。その謎に迫る。
  • 秘密資料で読み解く 激動の韓国政治史
    5.0
    盧武鉉政権時代の2004年、軍事独裁政権下で起こった不可解な事件を調査する「国家情報院過去事件真実糾明発展委員会(真実委)」が設置され、情報部(KCIA)の秘密資料の調査や、当時の関係者へのヒアリングなどから、金大中拉致事件、大韓航空機爆破事件などに政府がどう関わっていたか、その真相が明らかになった。この資料に加え、文献・史実、さらには著者自身が金泳三、金大中と直に交流した実体験も交え、朴正煕大統領暗殺事件、光州事件、ラングーン事件、東亜日報記者拷問事件…など、民主化を勝ち取るまでの激動の韓国現代政治史を、表と裏から振り返る。
  • 112日間のママ
    4.1
    「涙で読めない」と書店員さんの声が続々。 「夜中の3時だった。僕はもう見ていられなかった。 もうこれは無理だ。奈緒の夫として、奈緒はもうこんなに苦しまなくていい。 そして、息子の父親として、ママのこの姿はもう見せたくない。 もう、十分に頑張った。頑張ったから奈緒は・・・ 僕は先生を呼んだ」  番組のスタイリストとしてサポートしてくれていた奈緒さんとの結婚から、妊娠中の乳がん発覚、その後の出産、闘病、そして最後の日々までが、悲しみと悔恨を込めて驚くほど克明に記されています。  当たり前の日常が失われていくリアルな記述に「涙で何度も中断した」「自分も妻にちゃんと向き合おうと思った」といった声が数多く寄せられています。
  • 百年先が見えた男
    4.0
    すごい経営者がいた! 日本オリジナルの合成繊維の事業化、そして国交回復前の中国へ――。敗戦後の日本人の誇りを取り戻させた大原總一郎の激動の人生を描いたノンフィクションノベル。松下幸之助に「美しい経済人」と評された稀代の経営者・大原總一郎――。数々の分野でシェアNo.1を誇る企業=現在のクラレを創り上げた男の生涯は、波乱に満ちたものだった。国産第一号の合成繊維「ビニロン」の事業化や、国交回復前の中国へのプラント輸出……。激動の昭和史を背景に、“百年先が見えた経営者”と言われた男の生涯を描く感動の企業小説。『天あり、命あり』を改題。
  • 一〇〇年前の女の子
    4.0
    「わたしにはおっ母さんがいなかった」 明治四十二年、上州からっ風の吹く小さな村で生まれた母テイは、米寿を過ぎてから絞り出すように語り始めた――生後一か月で実母と引き離され、養女に出された辛い日々を。そして故郷をいろどった四季おりおりの行事や、懐かしい人びとを。 新緑の茶摘み、赤いタスキの早乙女の田植え、家じゅうで取り組むおカイコ様。 お盆様にお月見、栗の山分け、コウシン様のおよばれのご馳走。 初風呂と鮒の甘露煮で迎えるお正月様。 農閑期の冨山のクスリ売りと寒紅売り、哀愁のごぜ唄。 春には雛祭りの哀しみがあり、遊郭での花見には華やかさがあった。 語る母、聴き取る娘。母と娘が描きあげた、100年をけなげに生きた少女の物語は、色鮮やかな歳時記ともなった。 2010年に刊行以後、さまざまな新聞・雑誌に書評が掲載され、NHK「ラジオ深夜便」での、著者の「母を語る」も評判となった。多くの感動と共感を読んだ物語の待望の文庫化。新たに、足利高等女学校の制服姿のテイや家族写真、また新渡戸稲造校長の女子経済専門学校での写真などを掲載。解説は中島京子。
  • 104度目の正直 甲子園優勝旗はいかにして白河の関を越えたか
    5.0
    2022年、仙台育英が東北勢で初めて夏の甲子園を制し、深紅の大優勝旗がついに白河の関を越えた。 太田幸司、田村隆寿、大越基、ダルビッシュ有、菊池雄星、大谷翔平、吉田輝星、佐々木朗希…… 彼らでも成しえなかった東北の夢をいかにして叶えたのか。挑み続けた歴史とともに振り返る。 元・東北球児の著者が60名以上の当事者たちの証言をもとに紡ぎ出す、東北野球の結実。 【目次】 はじめに 1989年8月21日 第一章 秋田 ~草の根の野球熱~ 第二章 宮城 ~竹田利秋の挑戦~ 第三章 東北福祉大の台頭 第四章 青森 ~ミックス~ 第五章 楽天イーグルスの誕生 第六章 福島 ~いわき型総合野球クラブ~ 第七章 山形 ~強攻~ 第八章 岩手 ~心を変える~ 第九章 仙台育英と須江航 おわりに 2022年8月22日
  • 標的:麻薬王エル・チャポ
    3.5
    世界最凶の男を狩れ!腐敗した当局、拷問、裏切り。 元DEA捜査官が実名で告白――中米麻薬カルテル壊滅作戦。 【解説】丸山ゴンザレス(ジャーナリスト) 「世界最重要指名手配犯」エル・チャポとは: 本名:ホアキン・アルチバルド・グスマン・ロエーラ 1957年4月4日、シナロア州バディラグアト市ラトゥナ生まれ。 メキシコの世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの首領。 コカインとマリファナを世界各地に密輸して巨万の富を得た闇の実業家。 1993年に逮捕後、2001年に脱獄。米当局から「アル・カポネ以来最大の社会の敵」と呼ばれる。 本書はエル・チャポを逮捕した元麻薬取締局(DEA)捜査官が8年に及ぶ捜査の裏側を語った実話である。
  • 評伝 若泉敬 愛国の密使
    4.0
    沖縄返還時に結ばれた「核の密約」の舞台裏 佐藤栄作の「密使」として沖縄返還交渉を進める中で密かに結ばれた「核の密約」。新たな資料と証言により謎に満ちたその生涯に迫る。
  • 漂流(新潮文庫)
    4.5
    1994年冬、沖縄のマグロ漁師・本村実はフィリピン人船員らとともに37日間海上を漂流した後、奇跡の生還を遂げた。だが8年後、本村は再び漁に出て、今度は二度と戻らなかった……。命を落としかけたにもかかわらず、なぜまた海へ向かったのか? 著者は本村の後姿を追って沖縄、グアム、フィリピンを彷徨い歩く。国境などないかのように生きる海民の声を聴くうちに見えてきたものとは――。(解説・真藤順丈)
  • 漂流郵便局 届け先のわからない手紙、預かります
    3.7
    届け先不明の想いが流れつく郵便局の物語。 恋人へ、10年後の孫へ、がんで急逝した夫へ、 11歳で天国に行ってしまった息子へ、祖父母の愛犬へ、ボイジャー1号へ・・・。 心に響き、心を揺さぶる手紙69通を収録。 これらは瀬戸内海の小さな島・粟島にある、不思議な郵便局に寄せられた手紙。 瓶に詰められた手紙が海を漂うように、 届けたくても届け先がわからない想いがブリキ製の漂流私書箱に集まる。 その名は「漂流郵便局」。 旧粟島郵便局を現代アートとしてよみがえらせたものだ。 胸の内に秘めた想いが綴られた手紙と、瀬戸内国際芸術祭作品としての精巧なしつらい、ゆったりと時がすすむ粟島の佇まい…。 涙とともに、なぜか懐かしく心地よく癒される世界へと、読む人を誘う。 【ご注意】.※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 平尾誠二 最後の挑戦
    3.0
    華麗なステップ、卓越した戦術眼と、創造力あふれるプレー! 京都・伏見工高、同志社大で全国制覇。神戸製鋼では、不滅とされた新日鉄釜石に並ぶ、日本選手権7連覇に貢献した、平尾誠二――日本ラグビー再建の切り札として、世界の壁に果敢に挑み、日本ラグビーを変えた。天才ラガーマンの栄光と挫折、その全軌跡をたどる、白熱のスポーツ・ノンフィクション。<『平尾誠二、変幻自在に』改題作品>
  • 平尾誠二さんのこと
    4.2
    「メディアはラグビー界の天才として、平尾さんの人物像をクールな理論派として描いていますが、実は情に厚い、心優しい人でした」 「ミスターラグビー」の愛称で、選手としても、指導者としても、日本ラグビー界に大きな実績を残した平尾誠二。神戸製鋼のラグビー部では先輩後輩の間柄だった著者・藪木宏之が、1988年4月に神戸製鋼に入社してから、平尾誠二が亡くなる2016年10月20日までの28年間を振り返る。これまでメディアで明かされることのなかった平尾誠二の素顔やエピソードを多数収録している。 【目次】 1章  出会い 2章  初優勝 3章 連覇 4章 伝説の逆転トライ 5章 七連覇 6章 敗戦 7章 突然のお別れ
  • 平野美宇と伊藤美誠 がんばれ! ピンポンガールズ
    4.5
    数々の女子卓球最年少記録を塗りかえ、いま、日本の卓球ブームを支える17歳のふたりの、ライバル&親友物語。ふたりが母親の指導で卓球を始めたのは3歳のときでした。それがいまや、平野美宇はアジアチャンピオンに、伊藤美誠は五輪メダリストに成長しました。小さいころのなかよしエピソードから、2020年の東京オリンピックに対する思いまで、いまもっとも注目を浴びる女子アスリートのふたりに、ズームイン!
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~
    4.0
    2016年、無名の31歳の弁護士が書いた回想録がアメリカでミリオンセラーとなった。「ラストベルト(錆ついた工業地帯)」と呼ばれる、かつて鉄鋼業などで栄えた地域の荒廃、自らの家族も含めた貧しい白人労働者階級の独特の文化、悲惨な日常を描いた本書は、トランプ現象を読み解く一冊として世界中でセンセーションを巻き起こす。2020年、ロン・ハワード監督によって映画化もされた歴史的名著が、文庫で登場!
  • 広島第二県女二年西組 ――原爆で死んだ級友たち
    5.0
    原爆で全滅したクラス全員の死までの足どりとさいごの姿を求めて、 8月6日から15日までを再現する。 1985年第33回日本エッセイスト・クラブ賞&1985年日本ジャーナリスト会議JCJ賞奨励賞受賞作 8月6日、勤労動員にかり出された級友たちは全滅した。当日、腹痛のため欠席して死をまぬがれた著者が、40年の後、一人一人の遺族や関係者を訪ねあるき、突然に逝ったクラス全員それぞれの足跡をたどりながら彼女らの生を鮮やかに切り取った貴重な記録。「(遺族の)辛すぎて話したくない気もち、その後の40年間の苦しみも含めて、全員のことを書き残したかった。また同じ組で机を並べていた私が書く以上、単なる被爆記録でなく、一人一人を人間として書きたかった。」(あとがきより) 解説=山中恒 「広島市に住んでいる人が、雑魚場地区(爆心から約一キロの地点で多数の少年少女が死んだところ。第二県女の碑もここにある)の碑を見て、こんなところに碑があるなど知らなかったと驚いていた。風化に、私も衝撃を受けた。文庫版六刷を多くの人に、できることなら中、高校生に読んでもらい原爆の実相を知ってほしい。年若い、少年少女たちが犠牲になったことを忘れないでほしいと願う。(……)私が心の傷を忘れられる日があるとすると、それは、核兵器が完全に廃絶される時と思っている。被爆者のできることは実相を後世に残すことしかない。戦争を知らない若い人々にとりあえず、この本を読んでくださいとお願いしたい。」(「文庫版六刷にあたって」より) 【目次】 序章 8時15分―広島市雑魚場町 第1章 炎の中で 第2章 学校に帰った級友たち 第3章 “南へ”―業火に追われて 第4章 島へ 終章 8月15日 章外の章(1)耐えて生きる 章外の章(2)原爆と靖国 “スキャンダル”のあと―『広島第二県女二年西組』余聞 62年目の再開―『広島第二県女二年西組』余聞② 解説 生涯にひとつの作品 山中恒
  • ヒロポンと特攻
    4.0
    私の街から戦争が見えた! 戦中の大阪・茨木市で、女学生が覚醒剤入りチョコレートを包んでいたことが明らかに。それを契機に、筆者は「ヒロポン」と「特攻」に関する証言や資料を集め、近現代史の暗部に斬り込んでいく歴史スクープ。
  • ビジネスの武器としての「デザイン」
    3.8
    どうすれば「デザイン」をビジネスに活かせるのか――。「スタイリングとしての表面的なデザイン」だけでなく、「言葉のデザイン」、「ニーズではなく、ウォンツを刺激するデザイン」「ブランドデザイン」、「ストーリーデザイン」、「社会問題の解決デザイン」……著者が携わるプロジェクトを例に、自身の手法と「デザインの今」を解き明かす!
  • ビジュアル 世界の偽物大全 フェイク・詐欺・捏造の全記録
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私たちはいつもだまされている――。 フェイクニュースや疑似科学が氾濫する今こそ、本書を! 偽造されたヒトラーの日記からフェルメールの贋作、レオナルド・ディカプリオ主演映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の原作者にして稀代の詐欺師フランク・アバグネイル、エッフェル塔や自由の女神の売却騒動、偽札を巡る攻防、シェイクスピアの偽の未発表原稿、50年間男性医師のふりをした女性、数十億ドルの評価を受けた血液検査の不正企業セラノスまで、世界の歴史に残る奇抜な詐欺の経緯と、その独創的な手法に迫る。 有名な偽造者や伝説的な詐欺師の詳細なプロフィール、疑わしいものを検査するために開発された多くの現代科学技術も紹介。専門家が調査した数世紀にわたる歴史上最も巧妙な詐欺の数々を、200枚にのぼる写真とともに掲載する。 物理的なモノによって構築された現実が、実は変幻自在で、不穏で、奇妙なものであることを私たちは目の当たりにする。何が本物で、何が偽物なのか、そしてなぜそれを気にしなければならないのか。本書によって読者は、ものごとの真偽に対する考え方が覆されることになるだろう。
  • ビッグデータベースボール
    4.5
    弱小球団を変革したのは「数学」だった――ビッグデータから選手の真の価値を導き出し、視覚的に提示し現場で活用することで、21年ぶりのプレーオフ進出を成し遂げた、ピッツバーグ・パイレーツ奇跡の実話。
  • ピアノトリオ モダンジャズへの入り口
    4.4
    日本のジャズレコードやライブの多くを占めるピアノトリオ.バンドのリズムセクションが独立して成立した比較的新しい演奏編成とはいえ,モダンジャズの入り口でもある.その歴史を繙き,パウエルからエヴァンス,チック・コリア,ジャレットなど様々なピアノトリオのアルバムを取り上げ,具体的な魅力,聴き方を語る.

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  • ピビンバの国の女性たち
    3.5
    たくましくて美しい韓国女性、ありのまま! ――27歳では遅すぎと批判されたお見合い、娘が母親の不倫を告発、整形後遺症、路上で女性下着を買う男、日本でもブームの韓国映画・ドラマ情報などなど、在韓14年の著者が自ら体験し、温かい目で見た韓国下ネタ事情から、政治、文化、女性の生き方にまで及んだ、おもしろ、まじめの生レポート!
  • ピンヒールで車椅子を押す
    4.0
    【★第1回 日本ビジネス書新人賞「プロデューサー特別賞」受賞作品】 【★NHK、BSフジ、朝日放送でのドキュメンタリー、朝日新聞など、活動がメディアで多数紹介!】 【★「自分をあきらめたくない」人に贈る とある親子の物語】 【★涙と一緒に生きる力が湧いてくる】 【★自分を好きになり、自信が持てる勇気と希望の書】 【★大丈夫。あなたは、あなたが思うより、100倍すごい】 【★明日を生きるのが、楽しみになる家族の成長ストーリー】 【★モニター読者からの感想、続々!「息が止まるくらい、夢中になって、一気に読みました」】 自分らしく生きるために、実家を出たい。 その一心で両親に「妊娠」という既成事実を突きつけ、家出同然に家を飛び出した。 生まれた息子は重度の脳性麻痺だったーー。 本書は、誰よりも自分を信用できなかった少女が、障害とともに生まれた我が子を、誰よりも自分を信用できる子に育てようと挑んだ、23年間にわたる親子と家族の成長記録です。 他の誰かになんてならなくていい。 どんな過去も、どんな現在も、私たちは自分の手で、希望へと変えることができる。 そんなメッセージが詰まった本です。 「自分を好きになりたい」 「未来に希望が持てない」 「一歩踏み出す勇気が欲しい」……。 そんなあなたに読んでほしい1冊です。
  • 不安な個人、立ちすくむ国家
    3.5
    経産省若手官僚が問いかける、日本の未来 150万ダウンロードを記録した資料を補足を含め完全版として書籍化。 20~30代の官僚たちが現代日本を分析した未来への提言。 2017年5月に産業構造審議会総会の配布資料として公開されると、 多くのメディアに取り上げられ、瞬く間に150万ダウンロードを記録、 賛否両論を巻き起こした「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」。 これは「経済産業省次官・若手プロジェクト」の一環として作られたもので、 今後日本が立ち向かうべき課題 「富の創造と分配」 「セーフティネット」 「国際秩序・安全保障」 について議論を重ねたもの。 この資料に補足を加え、さらには養老孟司、冨山和彦、東浩紀らとの対談を収録した完全版。
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)
    3.5
    人口約五五〇万人、小国ながらもPISA(一五歳児童の学習到達度国際比較)で、多分野において一位を獲得、近年は幸福度も世界一となったフィンランド。その教育を我が子に受けさせてみたら、入学式も、運動会も、テストも、制服も、部活も、偏差値もなかった。小学校から大学まで無償、シンプルで合理的な制度、人生観を育む独特の授業……AI時代に対応した理想的な教育の姿を示す。
  • フィンランド 豊かさのメソッド
    3.8
    経済協力開発機構(OECD)による生徒の学力調査(PISA)で、フィンランドの子どもたちがトップの成績を挙げて以来、その教育のあり方に注目が集まっている。またフィンランドは、世界経済フォーラム(WEF)の国際競争力ランキングでも、何度も1位に輝くなど、経済的にも発展している。充実した福祉、女性の社会進出、透明性の高い税金の使途……日本とは対極的とも言える、その成長の秘密は、どこにあるのだろうか。現地の大学院留学など、フィンランドで過ごした貴重な体験をもとに語る、“不思議で豊かな国”の素顔。【目次】はじめに へえー、フィンランド? 日本人には馴染みの薄い国だが……/第1章 不思議でとても豊かな国~失業率二〇%から国際競争力一位へ/第2章 学力一位のフィンランド方式~できない子は作らない/第3章 税金で支えられた手厚い社会~独立心が旺盛でたくましい女性/第4章 日本と似ている? フィンランド文化~異文化コミュニケーション/おわりに
  • もの言わぬ2万人の叫び 封印された震災死 その「真相」
    5.0
    あの大震災を忘れない! あまりの惨状に日本全国が言葉を失った東日本大震災。“天災”“想定外”“未曾有の”という言葉の影で発表された死者・行方不明者は2万人。 未だに多くの人々が気持ちの整理をつけることすらできずに苦しんでいる。あれから2年が経つからこそ、「これから」に活かすためにも、もの言わぬ2万人の叫びに耳をかたむけよう。震災直後から20数回にわたり被災地で取材を重ねてきたジャーナリストが「死の真相」を再検証した渾身のノンフィクション。
  • フェンスとバリケード 福島と沖縄 抵抗するジャーナリズムの現場から
    4.3
    台本ありきの首相会見の内幕、合同取材でつかんだ辺野古新基地“自衛隊常駐”計画、「復興五輪」の名の下で行われた聖火リレーの異変など、原発と基地を押しつけられる「苦渋の地」を持ち場とする二人の記者が、取材現場の裏側をつづる。
  • 不可能は、可能になる 「一生、車椅子」の宣告を受けたロボット研究者の挑戦
    4.0
    「余命は八年。運が良くても一生車椅子だろう」。ロボット博士に憧れていた14歳の少年は、ある日突然歩けなくなる。脊髄をウイルスに侵される難病だった。あまりにも過酷な現実に直面した彼は、病床で一つの夢を抱いた。「不自由が不自由でなくなるロボットをつくりたい」「自分の手で、人々が幸せになる未来をつくる!」奇跡的に回復を遂げた少年は、恩人や仲間に支えられ、様々な「気づき」を糧にしながら、夢の実現に全力を尽くしていく。多くの困難を乗りこえて「不可能を可能」に「ピンチをチャンス」に変え続ける、ロボット研究者の感動ストーリー。(本書の目次より)プロローグ 難病からの生還/第一章 社会から不自由をなくしたい/第二章 本質は見えない部分に宿る/第三章 人を動かす/第四章 挫折はあきらめた瞬間に訪れる/エピローグ 「幸福な技術」で社会を変える

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  • 不完全でいいじゃないか!
    3.7
    若き精神科医の挑戦。心の奥の叫びを素直に受け入れよう……気鋭の精神科医と患者さんたちとの交流から見えてくる本当の治療ーー白衣を着ないで診察するぼくのスタイルは、できないことがたくさんありますという無言の表明です……。患者に対して、医者に過度の期待をするな、と警告する若き精神科医・伊波真理雄。自らの過去をさらけ出し、患者と本音で対峙して見えてきたものは、いったい何だったのか。感動のルポ。
  • 複眼で見よ
    3.0
    戦後を代表するジャーナリストが遺した、ジャーナリズム論とルポルタージュ傑作選。権力と慣例と差別に抗った眼識が、現代にも響き渡る。今こそ読むべき、豊穣な感知でえぐりとった記録。
  • 福島原発現役作業員のツイッター 311からのつぶやき
    4.5
    私はすでに被曝しすぎているのかもしれない―。福島原発事故の最前線の模様をツイッターでつぶやき、ネットで話題の現役作業員TS氏(sunnysunnynismo)への独占インタビューを収録。福島に生まれ「何の疑問も持たず原発に就職した」というTS氏が語る、2011年3月11日の震災当日の模様、死を覚悟した現場の混乱ぶり、過酷を極める作業の実態、そして反原発デモに対する思いや地元・福島の未来への展望といった話まで。すべてを現場からの視点で語りおろした完全オリジナル電子書籍。

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  • ふしぎなイギリス
    4.2
    近代合理主義を育み、世界に議会制民主主義などのお手本を示したイギリス人がなぜ、世襲制の君主制を支持するのかという「エニグマ(謎)」を読み解き、イギリスという国家、社会像を描き出す。グローバリゼーションの最先端を行くイギリスは、いかにして国家としてのアイデンティティを維持しているのか。(講談社現代新書)
  • ふたつの震災 [1・17]の神戸から[3・11]の東北へ
    3.8
    1995年1月17日。巨大地震が阪神・淡路を襲った。神戸の街は壊滅し、多くの人が命を落とした。神戸新聞の記者だった西岡研介と松本創は、自身も被災者となりながら、取材をこなす。だが、二人が打ちのめされたのは、強烈な無力感だった。そして、2011年3月11日、東日本大震災が発生。「震災から逃げた」「何も学べなかった」――。悔恨を胸に抱いた二人の記者が、東北の被災地に向き合う。
  • 双葉町 不屈の将 井戸川克隆
    4.0
    東日本大震災での原発事故で全町避難を余儀なくされた双葉町の元町長・井戸川克隆。故郷を壊す国策にひとり抗う男の闘いを描く。
  • 復興から自立への「ものづくり」 ~福島のおかあさんが作ったくまのぬいぐるみはなぜパリで絶賛されたのか~
    4.0
    ※この作品は固定レイアウト版です。 レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 “ものづくり”でいかにして立ち上がったか。 東日本大震災後、東北各地でものづくりによる復興プロジェクトが数多く立ち上がりました。その後、目の前の課題を解決するための試行錯誤を経て、しだいに復興という目的を超え、地域ビジネスに成長したプロジェクトも登場しています。その成長のプロセスには、人口減少、少子高齢化、産業の衰退など、いま全国の地方が直面する課題解決へのヒントもちりばめられています。 そうしたプロジェクトを現在までに80件以上取材し、成り立ちから作り手たちの思い、完成した商品までを丁寧に紹介してきたウェブサイト「東北マニュファクチュール・ストーリー」に掲載されたものづくりの物語から、21話を厳選し、アップデートして一冊の本にまとめました。 なぜ“ものづくり”だったのか。たくさんのものを失った人たちが、手を動かし、ものをつくることにより、いかにして仕事や収入、生きがい、仲間、新しい居場所を見つけ、立ち上がっていったのか──震災から8年となるいまだからこそ、たくさんの人に知ってほしい物語です。
  • 「ふつう」の私たちが、誰かの人権を奪うとき
    4.0
    「悔しいです。助けてください」。人権調査官の著者が見た、差別や冤罪、性暴力、拷問事件の裏側。 心揺さぶるノンフィクション。
  • 不登校から人生を拓く 4000組の親子に寄り添った相談員・池添素の「信じ抜く力」
    4.0
    「子どもが学校にいけないのは、自分の中にエネルギーが無くなってるから。エネルギーが満タンになるまで待ってあげれば、自ら動きはじめる」 「学校に行きたくないという自分の気持ちを親に言えたことは『すごく素敵なことなんだ』って思ってほしい」 「子どもの要望に対して、まず『うん、わかった』っていうのを口癖にしよう。うん、わかったは、子どもと信頼関係を築くはじめの一歩やねん」 池添素さんは発達障害や不登校などに悩む親子と40年以上向き合い、4000組以上の親子に寄り添ってきた。京都市職員として児童福祉センター療育課などで勤務した後、子ども支援の福祉施設を仲間ととともに立ち上げた。高い専門性に裏付けられた池添さんの豊かな実践と珠玉の言葉の数々を、約20年追った、ジャーナリスト島沢優子さんによる渾身のルポルタージュ。不登校の親子だけでなく、子育てに迷うすべての人に贈る一冊。子どもを「支える側」の大人たちへの力強いエールになると確信しています。 (目次) 第1章 「受け入れる」はゆっくりあきらめる旅 小6の夏休みから行き渋りが始まった息子 2歳で漢字を覚えたギフテッドの息子 学習障害がある息子は小2で不登校に 第2章 発達障害の子、グレーゾーンの子の「不登校」 「広汎性発達障害」と診断された息子 3歳児検診で「グレーと思って」と言われた娘 これをやれば学校に行ける?「不登校ビジネス」に葛藤する親 第3章 不登校になった子どもの気持ち、親の成長 〇発達障害を受け入れられなかった親 ――中学3年生で不登校になった息子に現れた救世主 ◇「人生終わったと感じた」不登校の子どもが思ったこと 〇自閉スペクトラム症の娘と「エンジョイ不登校」 ――平日に一緒に外出する不登校の娘と親 ◇「母に救われた」不登校の子どもが思ったこと 〇母の遺言 ――不登校でも独学で英語を学んだ息子と母の決断 ◇母からの最後のエールを聞いた不登校の子どもが思ったこと <番外編>「学校、行く?」入学前に意思を訊いた母 ――小中9年間不登校だったのに東京藝大に合格した作曲家 第4章 「普通学校行くでしょ?」の無理解に抗う 3歳で「経過観察しましょう」と言われた息子 育児方針を否定する“ばあば”に苦しむ母 不登校の息子を持つ中学校教諭 第5章 不登校の子どもを支える大人たち 京都府京都市立待鳳小学校・牧紀彦校長 一般社団法人「こどもの応援団TEIEN」伊ケ崎大樹代表 きの小児科医院 紀優子院長
  • 不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき
    4.5
    【もう無理に学校に行かなくていい】 ●不登校という選択は誰にでも起こりえる ●むしろ、いまの学校制度に過剰適応することは危険ですらある ●少子化にもかかわらず、不登校の子ども・生徒の数は過去最高を記録している このような問題意識から、本書は生まれました。 最近では、教育現場でも無理やり登校させる指導は減りつつありますが、一方で、不登校の子どもたちの学び場は整備の途上です。 本書は、子どもたちが最適な学び場を選ぶ際の指針となるよう取材しました。 【本文より】 不登校をテーマにした本は、たくさんあります。 多くは、わが子の不登校に強い不安を感じている親の心に寄り添ってくれるような本です。 当事者による体験談も人気です。 不登校が起こる原因や構造を学術的に解明しようとする本もあります。 でもこの本は、いずれでもありません。 多くの親がイメージする一般的な「学校」に行かなくても、学べる場所がこれだけある、と紹介する本です。 そうすることで、「学校」に行かなくてもいきなり詰んだりはしないと伝えたい。(中略) 子どもの人生における学校の比重を減らせれば、子どもたちが学校で感じるストレスは減るはずです。 そうすれば、不登校はもちろん、いじめだって減るはずです。 【本書に登場する主な学び場】 ●不登校特例校――星槎中学高等学校、西濃学園中学校・高等学校、岐阜県立草潤中学校 ●フリースクール――星槎ジュニアスクール、スマイルファクトリー、広島県スペシャルサポートルーム ●私学の生徒向け不登校支援センター――神奈川県私学修学支援センター ●オンライン不登校支援プログラム――カタリバroom-K ●通信制高校――星槎国際高等学校、目黒日本大学高等学校通信制課程 ●不登校経験者が集う普通科高校――北星学園余市高等学校 ●ホームスクール――ホームスクール&エデュケーション家族会、日本ホームスクール支援協会 ●不登校専門塾――ビーンズ ●平日昼間の居場所――いもいも 森の教室 など多数(順不同)
  • 不動産激変 コロナが変えた日本社会
    4.0
    まもなく、不動産の姿は一変する! 新型コロナ騒動が終了後、不動産の世界は激変し、まったく違う姿になっている! 「不動産のプロ」であり、長く現場の動向を観察してきた著者は、そう断言する。 いったい、何が変わるのか。 たとえば、従来社員一人当たり三坪で計算されてきたオフィスビル需要が急減するのは、リモートワークの常態化のため。商業ビルの淘汰は、Eコマースの拡大のため。そして、都心の超高層マンションのメリットは喪失し、郊外の戸建てが取って代わる……などなど。 社会が変われば不動産も変わる。その構図を明らかにし、業界の明日を大胆に予測する!
  • 不動の絆 ベガルタ仙台と手倉森監督の思い
    4.2
    2010年J1で14位のチームが、翌年震災を乗り越え上位に食い込んだ。練習場は被災、避難所暮らしの選手もいて、練習とボランティアを両立させての大躍進。選手を突き動かした手倉森監督の熱い言葉とは!
  • 不本意ながらいきなり「手錠」
    5.0
    「認めれば、略式起訴の罰金刑にするから」 で「前科もん」になってしまった男の手記 2016年7月10日の第24回参議院選挙の翌日から大阪府警が動きはじめた。おおさか維新の会から立候補した候補者の事務局長が公選法違反容疑で逮捕、東京在住の著者へも捜査の手が伸び、言いがかりに近い公選法違反容疑をかけられた。事務所へのガサ入れ後、任意取調べが開始。否認を受け入れず、朝から晩まで何十回も同じ質問をくり返す刑事、取引先に広まる「あの人、悪いことしたらしいよ」の噂………。 取調べ6日目、55歳の誕生日に、ついに逮捕となった。手錠・腰縄姿で大阪に移送され留置場入りし、繰り広げる熱血刑事やセクシー検事とのバトル。そして23日間の勾留期限を前に迎えたのは検察からの略式起訴・罰金刑という〝取引〟だった……。ある日突然「容疑者」となる危険性は誰にもある。カルト教団の洗脳のごとき取調べに対抗するには、心構えとテクニックが必要だ。有罪めざして突っ走るジェットコースターに突然乗せられた男の実録・オモシロ闘争記!
  • フライングガールズ 高梨沙羅と女子ジャンプの挑戦
    4.0
    2014年ソチオリンピックの金メダル最有力候補! 天才少女はどうやって生まれたのか 2014年のソチ冬季オリンピックから正式競技となる女子スキージャンプ。この競技の金メダル最有力候補が17歳の高梨沙羅だ。昨シーズンのワールドカップで史上最年少の総合優勝を果たした天才少女は、果たしてどうやって誕生したのか。本書では、高梨沙羅と日本女子ジャンプの歴史に迫ります。 「女子にジャンプは無理」「ショーじゃないんだから」と、たった20年前までは競技への参加すら許されなかった時代から紐解く、女子ジャンプのパイオニアたちの苦闘とそこから生まれた天才少女の感動の物語。緊急電子化!
  • フリーという生き方
    3.8
    「フリーで働くってかっこよさそう」「フリーで生きたい」と考える人が増えています.では本当のフリーの姿とは,どんなものなのでしょうか.会社に就職することを選ばず,フリーライターとして山あり谷ありの仕事をしてきた著者が,人との関わり方,苦境の乗り越え方,仕事の見つけ方などを元気に語ります.

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  • ふるさとをあきらめない―フクシマ、25人の証言―
    4.5
    3月11日。どこにいて、何をしていたのか? その後、何が起き、今どんな暮らしなのか? 職場を失い、家を流され、友を亡くし、家族と離れ、放射線に怯える。絶望、悲しみ、怒り――ふるさとは、収束にはほど遠い。それでも誰かに助けられ、望みもほの見えてきた。被災した詩人に向け語られる、今なお続く1人1人の福島の現実。

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  • 浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―(新潮文庫)
    4.5
    1945年の終戦直後、焦土と化した東京では、家も家族もなくした浮浪児が野に放り出されていた。その数、全国で3万以上。金もなければ食べ物もない。物乞い、窃盗、スリ……生きるためにあらゆることをした。時に野良犬を殺して食べ、握り飯一個と引き換えに体を売ってまで――。残された資料と当事者の証言から、元浮浪児の十字架を背負った者たちの人生を追う。戦後裏面史に切り込む問題作。
  • 不老超寿
    値引きあり
    4.5
    1990年代以降のパソコンとインターネットの普及は、私たちの仕事の方法を抜本的に変えた。2010年代のスマートフォンの登場と普及は、私たちの日々の行動を大きく変えた。そしていま、テクノロジーの進化は、私たちの心身の健康、生命のあり方そのものを根本から変えようとしている。自分の心身の特徴と健康バランスを遺伝子レベルから知ることで、元気に活動するための最先端の医療検査を紹介する。
  • 紛争地のポートレート 「国境なき医師団」看護師が出会った人々
    4.4
    「なぜ紛争地に行くのか?」――何度となく尋ねられた問いへの答えがここにある。「国境なき医師団(MSF)」看護師として海外派遣18回を経験した著者が、現場で交流した市民や仲間の姿をいきいきと描く。活動中の暮らしや人道援助のエキスパートたちの素顔など、意外なエピソードも満載。国際貢献したい人が本当に知りたいこと、紛争なんて異世界のことだと思っている人に知ってほしいことが詰まった、紛争地医療のリアルが鮮やかに見えてくる1冊!
  • vs.井上尚弥 怪物に出会った日
    4.2
    あの日、命を懸けたーー。 「ある意味、満足だった。それは自分を下した男が最高の男だったから」 ――ファンカルロス・パヤノ(文庫特別書き下ろし章より) 井上尚弥に挑み、敗れ去った男たちの生き様を描いた 第34回ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞作! リング上で体感した井上尚弥の強さとは何か。闘った後の人生はどう変わったのか。怪物に挑んだ者しか知らない真実を追い、米国、メキシコ、アルゼンチンへ。執念の取材と誇り高き敗者たちの言葉が織り成す、極上のスポーツノンフィクション!(『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』改題) 【本書の内容】 プロローグ 第一章 「怪物」前夜(佐野友樹) 第二章 日本ライトフライ級王座戦(田口良一) 第三章 世界への挑戦(アドリアン・エルナンデス) 第四章 伝説の始まり(オマール・ナルバエス) 第五章 進化し続ける怪物(黒田雅之) 第六章 一年ぶりの復帰戦(ワルリト・パレナス) 第七章 プロ十戦目、十二ラウンドの攻防(ダビド・カルモナ) 第八章 日本人同士の新旧世界王者対決(河野公平) 第九章 ラスベガス初上陸(ジェイソン・モロニー) 第十章 WBSS優勝とPFP一位(ノニト・ドネア) 第十一章 怪物が生んだもの(ナルバエス・ジュニア) エピローグ 第十二章 あの日書けなかった七十秒の真実(ファンカルロス・パヤノ) 文庫版エピローグ 【著者略歴】 森合正範(もりあい・まさのり) 1972年、神奈川県横浜市生まれ。東京新聞運動部記者。大学時代に東京・後楽園ホールでアルバイトをし、ボクシングをはじめとした格闘技を間近で見る。卒業後、スポーツ新聞社を経て、2000年に中日新聞社入社。「東京中日スポーツ」でボクシングとロンドン五輪、「中日スポーツ」で中日ドラゴンズ、「東京新聞」でリオデジャネイロ五輪や東京五輪を担当。雑誌やインターネットサイトへの寄稿も多い。本書で第34回(2023年度)ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。
  • 部活があぶない
    4.2
    今、児童虐待と化している「ブラック部活」が社会問題となっています。・バスケ部内でハーレムを形成するセクハラ顧問・難聴になるほど練習させる吹奏楽部など、こうした事例は枚挙にいとまがありません。一方で部活指導に時間を取られ、教師たちも悲鳴を上げています。その実態を徹底取材し対策を考えます。保護者や学校関係者はもちろん、部活の思い出を熱く語る大人にも読んでほしい一冊。
  • 武漢日記 封鎖下60日の魂の記録
    3.8
    新型コロナウイルス蔓延により、突如強行された1100万人都市の封鎖。親しい人が次々と死んでいく……その渦中で女性作家が克明に記録し、全世界が注目した“真実”のドキュメント。
  • 不気味の穴 恐怖が生まれ出るところ
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 漫画界のアカデミー賞といわれるアイズナー賞を4度受賞し、アメリカ、フランスをはじめ世界中で大人気の鬼才・伊藤潤二。画業35周年を迎えたいま、はじめて自らの頭のなかをさらけ出す待望の一冊。名作が生まれた裏話から、アイデアの源泉、キャラ、ストーリーへの思いまで……。奇想天外・奇奇怪怪な世界の作り方をぜんぶ書く!
  • ブギの女王・笠置シヅ子 心ズキズキワクワクああしんど
    5.0
    今秋放送開始 ドラマ「ブギウギ」原案本が待望の文庫化! 戦後の混乱期に一世を風靡した大スター・笠置シヅ子。 現代でも「ブギの女王」として知られ、「東京ブギウギ」「買物ブギー」など名曲の数々は多くの人を魅了する。 彼女の唄と踊りは時代の大転換の中で誕生し、人々に変革をもたらす役割を担った。 それは、どれほどの輝きであったか――。 昭和を生き抜いた魅力的な女性の生涯を、戦後復興期という時代と 日本人の生き方とともに解き明かし、その精神は閉塞感漂う現代日本に活力を与える!
  • ブラック・スキャンダル
    3.3
    ボストンを拠点にしていた実在のギャング、ホワイティー・バルジャーと、彼の幼馴染みでFBIボストン支局の実力者、ジョン・コナリーの間で結ばれた禁断の密約は、FBI史上最大のスキャンダルだった。 ※本書は二〇〇一年六月に小社より刊行された『密告者のゲーム FBIとマフィア、禁断の密約』を改題し、加筆・修正して文庫化したものが底本です。
  • Black Box
    4.4
    社会を変え続けるジャーナリスト、渾身の手記 「そうは言ってもあなたも悪かったんじゃないの?」社会システムの隅々まではびこる性暴力被害者への偏見。立ち上がり闘う魂の記録。 ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ブリングリング こうして僕たちはハリウッドセレブから300万ドルを盗んだ
    3.7
    パリス・ヒルトンやリンジー・ローハン、オーランド・ブルームの豪邸を荒らしまくった犯人は、十代の若者たちだった――。ウェブで集めた情報を駆使し、あこがれのセレブの私物を好き放題に盗み出した彼らが、本当に欲しかったものとは何か。全米を騒然とさせた実際の事件を人気記者が鋭く描き出す。華やかなセレブカルチャーの裏側に迫り、若者たちのリアルを瑞々しく切りとったルポ。ソフィア・コッポラ監督作品原作
  • ブルネイでバドミントンばかりしていたら、なぜか王様と知り合いになった。
    4.0
    「ブルネイと日本の架け橋になる!」。堅い決意で赴任したのはいいものの、この国独特の「社会の壁」にぶち当たって仕事は何一つうまく行かず、おまけに上司からのパワハラに遭って、暗い日々の連続。そんな中、ストレス発散で中学時代に熱中したバドミントンを始めたのだが……。下っ端外交官が「世界一の金持ち王国」でなしとげた奇跡と感動の実話。
  • ブルーインパルス 大空を駆けるサムライたち
    4.3
    昭和39年、東京オリンピックで大空に五輪マークを描いてデビューした航空自衛隊のアクロバット飛行チーム、ブルーインパルス。26年ごしの取材に基づき、彼らの栄光と苦悩の歴史を余さず描く。命名にまつわる原爆との因縁、7万人が目撃した浜松基地航空祭墜落事故の秘められた核心――。限界を超えるアクロバットに命をかけた男たちの全軌跡!
  • ブレックスストーリー 未来に続く10年の記憶
    5.0
    宇都宮ブレックス(旧・栃木ブレックス)の歴代の選手や経営陣、スタッフに取材を重ね、チーム創設時からJBLでの優勝、その後の低迷期を経て、B.LEAGUE初代王者を掴み取るまでの10年間の軌跡を丹念に綴った長編ノンフィクション。 “プロスポーツ不毛の地”とまで言われた栃木県に生まれた一つのチームが、日本人初のNBAプレーヤー・田臥勇太を獲得し、苦難を乗り越えながら栄冠を手にするまでの物語。またB.LEAGUE初年度となった2016-17シーズンは、ホーム入場者数10万人を達成。運営会社の売上高は前期比71%増の10億2505万円となり、初めて10億円の大台に乗った。彼らはなぜ、このような偉業を成し遂げることができたのか。彼らが大切にし続けたファンとの信頼関係とは…。本編のほか、田臥勇太がブレックスでの10年間を振り返ったスペシャルインタビュー、山谷拓志前社長と鎌田眞吾社長によるロング対談、10年間の戦績表や年表など特別付録も充実! 栃木ブレックスファン、バスケットファンはもちろん、常識を打ち破り何かを成し遂げたいという人必読の一冊!
  • ブレない人
    4.0
    ■日本で最も著名なジャーナリスト、はじめての自叙伝 秘蔵写真&撮り下ろし口絵つき 黙っていてもいい局面で、どうしても黙っていられない。 皆が沈黙してその場をやり過ごそうとしているとき、同調していられない。 味方が誰もいなくても、一人だけ拳を突き上げてしまう。 まわりに流されない。 空気を読まない。 そういう者に、私はなりたい。──著者
  • 文学の風景をゆく
    3.5
    かつて、その青春時代に石川啄木と宮沢賢治から多くの影響を受けた写真家が、日本列島を北は釧路、南は那覇まで、近・現代の日本文学界をいろどった作家たちの原風景を辿るとき、命あるものとの出会いと別れのくり返しの中で新しい自分を再発見し、再認識していく姿が浮き彫りになる。「風の中をゆく」をテーマに各章ごとにカラーグラビアのページを組み、写真にその土地と文学に係わるキャプション、さらに撮影時のデータを添えられ、読者が作家達の足跡を辿るとき、カメラで一層の楽しみを見出していただきたいという作者の思いが伝わる。

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  • 文豪の死に様
    3.4
    「死ぬ間際まで何かを書かずにはいられない、その辺が文豪の文豪たる所以なのかな」 ―京極夏彦(小説家) 太宰治38歳、芥川龍之介35歳。 作家は早死にだ。 いや、志賀直哉は88歳、井伏鱒二は95歳まで生きた。 人生が様々なように、死も様々だ。 生物である限り絶対に避けようがない死。 人生最大の苦ではあるが、時には救済となることもある。 文学という手段で人生に取り組んだ文豪たちは、どんな死を迎えたのか。 迫りくる死の影は、作品に何らかの影響を与えたのか。 死の直前、彼らが見ていたのはどんな風景だったのだろう。 死に方を考えることは生き方を考えることだ。 本書では、小説を通して様々な人生を世に問うてきた文豪たちの人生を、死という消失点にむかって遠近法的に見ていく。 そうすることで、その作家の人生、そして作品をより深く多角的に省察しようとする試みである。 巻末に、京極夏彦氏との対談を掲載!
  • 文章作法事典
    4.0
    「情報を鼓動とともに」「見知らぬ読者になりすます」「ばれるように嘘をつく」「望遠レンズで迫力を」「ギュッと締めて、フワッと放す」――。 わかって書いたら全然違う! よい文章を書くための基本作法から、効果を高める表現技術、そして読み手への配慮や書き手の心構えまで。日本語文体・表現の泰斗が、習熟度別3段階、59項目でまとめる、実用に役立つ、「名文」作成のための究極マニュアル。 【目次】 文庫版へのまえがき 一 〈書く〉 文章をはっきりと 1 [わかりやすい表現] 読まれなければ始まらない 2 [あいまいな表現] 誤解の芽を摘む 3 [文と文の接続] 関係は書き手がつくる …… 二 〈練る〉 表現をゆたかに 25 [情報待機] サスペンスをつくりだす 26 [漸層・漸降] 上りと下りは勢いが違う 27 [倒置表現] 計画的に取り乱す …… 三 〈磨く〉 文体をしなやかに 46 [書き出し] もう読まずにはいられない 47 [結び] ギュッと締めて、フワッと放す 48 [視点] カメラワークを意のままに …… あとがき
  • ブータンにデジタル工房を設置した
    5.0
    本書は、2016年4月から19年3月までの3年間、JICA事務所長としてブータンに駐在した著者の活動記録を、「デジタルものづくり(デジタル・ファブリケーション)」という概念の普及と事業の具体化という点に絞ってまとめたものです。 ネット社会が到来したばかりのブータンで、デジタルデータを利用したものづくりが可能な拠点施設を作り、距離と時間の壁を一気に乗り越え、それによって現地で就業機会を生み出す、というのが著者の狙いでした。 本書は、これからブータンで始まるJICAの技術協力プロジェクトの参考情報としてだけでなく、他国で開発協力を展開する皆さんにも参考になるでしょう。現地にあるファブラボのようなデジタルものづくり拠点は、使いようによってはどんな開発ニーズにも、たとえそれが自然災害や感染症拡大のような突如襲ってくる緊急事態に対する支援ニーズであったとしても、現場での迅速対応を可能にするでしょう。
  • プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生
    5.0
    巨人、西武の投手として19年の現役生活を終え、2022年に引退した内海哲也。 「自称・普通の投手」を支え続けたのは「球は遅いけど本格派」だという矜持だった。 2003年の入団後、圧倒的努力で巨人のエースに上り詰め、 金田正一、鈴木啓示、山本昌……レジェンド左腕に並ぶ連続最多勝の偉業を達成。 6度のリーグ優勝、2度の日本一、09年のWBCでは世界一も経験するなど順調すぎるキャリアを重ねたが、 まさかの人的補償で西武へ移籍。失意の中、ある先輩から掛けられた言葉が内海を奮い立たせていた。 内海は何を想い、マウンドに挑み続けたのか。今初めて明かされる。
  • プラネタリウム男
    4.5
    個人製作は不可能といわれたレンズ式のプラネタリウムを、大学生にして独力で完成させ、ソニーに就職後も、二足の草鞋で、当時、投影恒星数世界最多、重さ30キロの移動式プラネタリウム「メガスター」を開発した天才技術者、大平貴之。人間関係が苦手で、周囲と衝突を繰り返し、ソニーを飛び出した大平は、既存メーカーとの熾烈な開発競争などの苦難に直面しつつも、世界最先端の独創的なプラネタリウムを次々に作り出していく
  • プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界
    3.7
    フジテレビ系「奇跡体験! アンビリバボー」で紹介! 全米200万部突破! AMAZON.COM&《ニューヨーク・タイムズ》1位の世界的ベストセラー! 生死の境をさまよう医師が見た「天国」とは? 京都大学教授カール・ベッカー氏 推薦 「日本人にとってこそ必読の一書として推薦したい」 (本書解説より)」 名門ハーバード・メディカル・スクールで長らく脳神経外科医として治療と研究にあたってきたエベン・アレグザンダー医師。ある朝、彼は突然の奇病に襲われ、またたく間に昏睡状態におちいった。脳が病原菌に侵され、意識や感情をつかさどる領域が働かないなかで、医師が見た驚くべき世界とは? 死後の世界を否定してきた著者は、昏睡のなかで何に目覚めたのか?
  • PRAY FOR JAPAN 3.11世界中が祈りはじめた日
    4.6
    2日で300万人がアクセスしボランティアにより12言語に翻訳されているサイトprayforjapan.jp。東日本大震災の夜、避難所で20才の大学生、鶴田浩之が一晩で作ったこのサイトは日本中、世界中の胸をうちました。このサイトを中心に、世界中から寄せられた祈りの言葉と写真を出版。全国で英語・日本語教材として採用されはじめています。「人間というのは言葉を食べて生きているのだと改めて思った。」坂本龍一
  • プロジェクトX 挑戦者たち アジアハイウェー ジャングルの死闘
    3.5
    タイ北部に広がる東南アジア最大のジャングル。「密林の殺し屋」キングコブラが多く生息する。昭和40年、そこに乗り込んだ日本人土木技術者たちがいた。戦後、日本各地の巨大ダムを建設してきた男たち。戦後最大の道路工事・アジアハイウエーに挑んだ。しかし、乗り込んだジャングルは、重機が入らない。コンクリートも摂氏50度の気温で、いびつに固まった。そのとき、大混乱の現場に衝撃の過去を持つ日本人が登場する。

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  • プロジェクトX 挑戦者たち 起死回生の突破口 アンコールワットに誓う 師弟の絆
    5.0
    10年に及ぶ内戦が続いたカンボジア。世界遺産アンコールワットは、無残に破壊、放置された。35人いた遺跡保存官はポルポト派によって虐殺され、生き残ったのはわずか3人だった。アジアの宝は崩壊を待つばかりだった。 「亡くなった友のために、そして民族の誇りを取り戻すために、アンコールワットを修復したい。」生き残った保存官の一人、ピッ・ケオさんは、助けを日本の友に求めた。その男は戦前、カンボジアの技術者と共に、アンコールで修復に汗を流した鹿児島大学の教授(現上智大)・石澤良昭だった。 「金だけの支援はしない。一から修復技術者を育て、彼らの手でアンコールワットを蘇らせる。」石澤は、アンコール遺跡国際調査団を組織し、「石の心を読む」といわれたベテラン石職人、小杉孝行の協力を得てカンボジアへ渡った。 集まった現地の若者は20人。しかし修復への道のりは、困難を極めた。「伝統的な石職人の技を全て伝えたい。」小杉は、日本と同様、厳しい修行を始めた。しかし、生活のためと割り切って働くカンボジアの若者達に、職人の心は伝わらなかった。重い石に負けない体力を付けさせようと米や肉を持たせても、家族に食べさせてしまう貧しさが立ちはだかった。「一人前の石職人になって欲しい。」時には、手が出るほどの厳しさに耐えられず、辞めていく者が相次いだ。「アンコールワットを作り上げた君たちの祖先の仕事はいかにすごいか。」団長の石澤は、歴史を知らない若者達に必死に説き、懸命に皆をまとめた。 7年に及ぶ修行期間が終わり、今年ようやく本格的な修復作業に入ったアンコールワットの西参道。日本人とカンボジア人が、激しくぶつかり合う中で心を通わせ、一人前の石職人が誕生するまでのドラマを描く。

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  • プロジェクトX 挑戦者たち 技術者魂よ、永遠なれ  男たちの復活戦 デジタルカメラに賭ける
    5.0
    不況の中、猛烈な勢いで売り上げを伸ばしている商品がある。デジタルカメラ。通称デジカメ。フイルムも現像も必要なし。撮ったその場ですぐに見られ、インターネットで瞬時に遠く離れた場所に送ることができる夢のカメラである。 1995年、世界で初めてデジカメを大ヒットさせたのは、カシオ計算機の末高弘之率いる若き技術者たち。1987年、最初の製品を発売。しかし、動画の撮れるカメラが流行し始めたため、全く売れなかった。残された大量の在庫と赤字。プロジェクトは解散となり、末高たちも商品に直結しない基礎研究部門に異動となった。 当時はバブルの絶頂期。楽に一攫千金できる財テクがブームとなり、地道な物作りは時代遅れと言われた。理工系の学生が給料の高い金融機関に流れるメーカー離れ現象が発生。製造業は取り残された。 そんななか末高たちは会社トップに秘密のプロジェクトを結成し、ひたむきにデジタルカメラ開発を続ける。しかし、できた試作品は重さ3キロ、特大の弁当箱並み。商品化にはほど遠かった。 苦境を乗り越えるバネになったのは、戦後の日本を支えてきた物作りへの熱い思いだった。地道な開発努力はやがて小型化に結実。パソコン時代到来を見事に読み、大ヒットへとつなげていく。 バブルに翻弄されながら、物作りの夢をあきらめず、デジカメ開発を続けた若者たちの10年におよぶ執念のドラマを描く。

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  • プロ野球の名脇役
    3.5
    プロ野球の大記録には、必ず陰の立役者がいる。V9時代のONを支えた5番打者、福本豊の盗塁量産を助けた2番打者、イチローと強肩コンビを組んだ左翼手……。そんなバイプレーヤーたちがいたからこそ、主役は主役たり得たのである。4番やエースの活躍だけが野球ではない。スポーツ・ジャーナリスト二宮清純が、脇役たちの物語に光を当て、新しい野球の見方を伝授する。
  • プロ野球 名人たちの証言
    3.5
    王貞治が川上哲治から学び、金田正一から教えられ、イチローに驚かされたこととは。梨田昌孝、西山秀二、高橋慶彦、得津高宏、高橋善正、荒川博、黒江透修、高田繁、広岡達朗、関根潤三ら、球界で一時代を築き上げてきた名手たちが、彼らだからこそ知りえる世界を明かす。(講談社現代新書)
  • プロ野球を創った名選手・異色選手400人
    3.0
    大リーガーを手玉にとった幻の名投手・沢村栄治。天覧試合の名勝負、長島茂雄と村山実。神がかりの勝ち方とタフぶりの「神様、仏様、稲尾様」。怪童・尾崎行雄。伝説の人「ヘソ伝」こと山田伝……。球場をわかせた名選手、異能選手が、400人集合の大名鑑。他に類のない、プロ野球史上初の快挙。ファン必読必備の1冊!
  • プロレス少女伝説
    4.3
    1980年代の女子プロレス。華やかにリングに上がる選手たちと、熱狂する少女たちの怒涛の歓声。あれはいったい何だったのか? 柔道から女子プロレスに転向した一匹狼の神取しのぶ。中国帰国子女で、日本語がわからずに毎日見ていたテレビで女子プロレスに出会った天田麗文。日本の女子プロレスに“就職”したアメリカ人、デブラ・ミシェリー。異質な3人を通して、独自の女子プロレス文化を生みだした日本社会をふかく見つめる、第22回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―
    4.4
    津波に呑まれながらも濁流の中を自力で泳ぎ、人々を救助した隊員たちがいた! 自らの家族の安否も確認できないままでの救助活動、遺体と向き合う苛烈な日々……。そして非常事態に陥った福島第一原発では、世界が注視する中、全国からさまざまな部隊が召集されていた――。自衛隊を追い続けた著者二十年の歳月が生み出した緊迫と感動のノンフィクション。兵士シリーズの最高傑作。※新潮文庫版に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 平成ジャングル探検
    4.0
    エロスと欲望渦巻く「大歓楽都市」東京! 盛り場から見た東京――性の王国「歌舞伎町」、疑似恋愛の街「銀座」、ルーマニアがよく似合う「錦糸町」、安吾も呻いた魔界「上野」、性活とシネマで賑わう「渋谷」……。東京の12の盛り場に分け入り、ときには高級クラブからデリヘルまで。歓楽街の成り立ちと今の容貌を捉えつつ、得体の知れないメガロポリス東京の実態に迫る!
  • 「平成日本サッカー」秘史 熱狂と歓喜はこうして生まれた
    3.8
    かつては閑古鳥が鳴いていたサッカースタジアムを、プロ化、国際化で超満員にした立役者が語る「あの日、あの時」。平成とは、日本サッカーが奇跡の躍進を遂げた30年だった!国際派サッカー人であり日本サッカーのプロ化、国際化を牽引した日本サッカー協会元会長によるオラールヒストリー。時代の変化に対応したプロ化(Jリーグ発足)、国際政治案件であるワールドカップの自国開催(2002日韓ワールドカップ共催)を成し遂げた舞台裏が今解き明かされる。ドーハの悲劇、マイアミの奇跡、ジョホールバルの歓喜、W杯日韓共催、岡田ジャパンの活躍、女子W杯なでしこジャパン優勝、東日本大震災etc.絶望と歓喜、悲嘆と復興--本当に「負けられない戦い」は、ピッチの外にあった!まえがき~平成とサッカー第一章 平成の大事業 プロリーグを作る第二章 「昭和サッカー」覚え書き第三章 1993年 Jリーグ開幕とドーハの悲劇第四章 1998年 仏W杯予選の舞台裏第五章 2002年 日韓ワールドカップ共催第六章 2011年 女子W杯ドイツ大会なでしこ優勝第七章 社会インフラとしてのサッカー第八章 2011年 FIFAスキャンダルを語る第九章 平成サッカー人の置き手紙平成日本サッカー年表
  • ヘレン・ケラーの日記――サリヴァン先生との死別から初来日まで
    5.0
    サリヴァン先生の死後、ヘレン・ケラーはそのショックからどのよう立ち直ったか。日々、世界中から届く手紙にどう対応していたか。 レーニンに対する共感やナチス・ドイツとの確執、日本の軍部批判など、日々の暮らしと思想の源泉を知ることができる日記の初翻訳。
  • 偏差値70からの甲子園 僕たちは野球も学業も頂点を目指す
    5.0
    僕たちは、野球だって、勉強だって負けたくない。松山東、済々黌、彦根東、時習館、青森、佐賀西…東京大学合格者を毎年輩出している公立の進学校かつ野球強豪校の6校。私立校が圧倒する高校野球界で設備は不足、生徒も私立のように集められないのが現状だ。そんな中で、強豪私立に挑み続けてきた知られざる指導法や練習法とは? 「文武両道」の秘密に迫る異色の野球ノンフィクション。
  • 編集者の仕事―本の魂は細部に宿る―
    3.5
    本の良し悪しは、読まなくても分かる。なぜなら「いい本」には、オビから奥付まで随所に工夫が凝らされているから――。「1頁が存在しないのはなぜか」「目次と索引こそ技量が問われる」「余白の意味」「明朝体の美しさ」「本文紙は白ではない」など、数々の名著を手がけた編集歴四十余年のベテランが、本づくりについて縦横に語る。“電子書籍元年”と言われる今こそ伝えたい、昔ながらの「紙の本」の知られざる魅力!

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  • 米番記者が見た大谷翔平 メジャー史上最高選手の実像
    4.0
    本塁打王、2度目のMVPを獲得し、プロスポーツ史上最高額でロサンゼルス・ドジャースへの移籍が決まった大谷翔平。渡米以来、その進化の過程を見続けた米国のジャーナリストが語る「二刀流」のすごさとは。データ分析や取材を通して浮かび上がってきた独自の野球哲学、移籍後の展望など徹底解説する。
  • ベストセラー伝説(新潮新書)
    3.6
    「科学」と「学習」はなぜ校内で販売されていたのか。「平凡パンチ」で素人を脱がせていたのは誰だったのか。世間を震撼させた「ノストラダムスの大予言」の著者は今何を考えているのか……。60年代から70年代にかけて、青少年を熱中させた雑誌や書籍には、前代未聞の企画力や一発逆転の販売アイディアが溢れていた。その舞台裏を当時の関係者たちから丹念に聞き出した秘話満載のノンフィクション。
  • ベニヤ舟の特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊レの救援作戦
    4.0
    秘密部隊の青年たちは、 国家から二度死を宣告された。 封印を破り、レ兵士たちは語った!! マルレという秘密兵器があった。それは戦闘機でも潜水艇でもなく、ベニヤ板製の水上特攻艇。 マルレの特攻隊は秘密部隊ゆえに人知れず消えていった。 しかし、この特攻隊にはより大きな秘史がある!  それは彼らが8月6日の原爆投下直後の広島に入り、真っ先に救援活動を行っていたこと。 結果、多くの隊員が被曝したこと、そして被爆者として戦後に苦しんでいたこと、である。 被爆地に真っ先に駆けつけて被爆者を助けた秘密部隊の特攻兵たちは、 復員後に自らの身体に発症した原爆症と戦い、被曝という事実を認定しようとしない国と戦い、 周囲の被爆者差別と戦った。 特攻と原爆によって、二度も死を国に告げられた彼らは、「戦後」を戦い続けたのだ。 秘密部隊ゆえにマルレは戦果を秘され、彼らの部隊が原爆投下直後の広島を救援に奔走した行為は忘れられ、 その隊員たちが被爆者として戦い続けた歴史は消えようとしている。 「彼らの証言は、語らずに逝った戦友たちへ捧げる鎮魂であり、いかに戦争が悲惨で愚かで空しいかを訴える警鐘であり、戦争のない平和な世界を祈念する遺言である」 もう、この国で人命を消耗品にしてはならない。 ■「俺は戦争に行きたくない! 軍隊に入隊したくない!」 ■「一艇を以て一鑑を屠る、それが諸君の任務である」 ■「みんな今年いっぱいの命だと覚悟して精進してくれ」 ■「私たちには玉砕は許されませんでした」 ■「俺が原爆症だと知れ渡ったら、子供たちが何されるかわからん」 ※本書は2015年7月に弊社より刊行した単行本『原爆と戦った特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊レの救援作戦』を 改題の上、加筆修正したものです。
  • ベートーヴェン捏造
    4.1
    「運命」は、つくれる。 犯人は、誰よりもベートーヴェンに忠義を尽くした男だった── 音楽史上最大のスキャンダル「会話帳改竄事件」の全貌に迫る歴史ノンフィクション。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【イントロダクション】 「事件」が発覚したのは、1977年――ベートーヴェン没後150年のアニヴァーサリー・イヤー。 震源地は、東ドイツの人民議会会議場で開催された「国際ベートーヴェン学会」。 ふたりの女性研究者が、ベートーヴェンの「会話帳」――聴覚を失ったベートーヴェンがコミュニケーションを取るために使っていた筆談用のノート――に関する衝撃的な発表を行った。 会話帳に、ベートーヴェンの死後、故意に言葉が書き足されている形跡を発見したという。 犯人は、ベートーヴェンの秘書、アントン・フェリックス・シンドラー。 ベートーヴェンにもっとも献身的に仕えた「無給の秘書」として知られた人物である。 ベートーヴェン亡きあとは全部で3バージョンの伝記を書き、後年の──あるいは現代における「楽聖べートーヴェン」のパブリックイメージに大きな影響を及ぼしていた。 たとえば、ベートーヴェンが『交響曲第5番』冒頭の「ジャジャジャジャーン」というモチーフについて「運命はこのように扉を叩くのだ」と述べたという有名なエピソードは、シンドラーの伝記を介して世に広められたものだ。 そんな人物が、会話帳の改竄に手を染めていたとなれば。 それはベートーヴェン像の崩壊に等しかった。 以降、シンドラーは音楽史上最悪のペテン師として、研究者や音楽ファンから袋叩きに遭うことになる。 だが、彼をいたずらに非難することは本当に正しいのだろうか。 シンドラーのまなざしに憑依する──つまりは「犯人目線」で事件の全貌を追うことによって、いまいちど、彼が「嘘」をついた真の動機を明らかにすべきなのではないだろうか。 生い立ち、学生時代の行状、ベートーヴェンとの関係。 ベートーヴェンの死後、会話帳改竄に至るまでの経緯。 罪を犯したあと、どうやってそれを隠しとおしたのか。 そして、100年以上にわたってどのように人びとをだまし続けたか。 それらを知らずして、音楽史上最大のスキャンダル「会話帳改竄事件」の真相に迫ることはできない。 音楽史上最悪のペテン師を召喚し、彼が見た19世紀の音楽業界を描き起こす前代未聞の歴史ノンフィクション ――ここに開幕。 新聞 ・「中日/東京新聞」 2018年10月28日付朝刊 /三品信氏(中日新聞文化部記者) ・「共同通信」2018年11月24日以降地方紙配信/江川紹子氏(ジャーナリスト) ・「読売新聞」2018年11月25日付朝刊/宮部みゆき氏(作家) 雑誌 ・「週刊現代」2018年11月17日号   ・「週刊文春」2018年11月22日号 ・「小説すばる」2018年12月号/栗原裕一郎氏(評論家) ・「音楽の友」2018年12月号/小沼純一氏(音楽・文芸批評家、早稲田大学文学学術院教授) ・「モーストリー・クラシック」2019年1月号/澤谷夏樹氏(音楽評論家) ・「週刊ポスト」2018年12月3日号/井上章一氏(国際日本文化研究センター教授) ・「ぴあクラシック」Vol.49 2018/19冬/橘ララら氏(ライター)

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