作品一覧

  • 文章を彩る表現技法の辞典
    完結
    4.5
    全1巻2,420円 (税込)
    文章を豊かな表現にするために、ことばを工夫する方法として修辞法・レトリック(比喩、擬人法、倒置法など)を活用し、よりよい文章を書くテクニックを紹介する辞典。文学作品を例示しながら、具体的に解説する。手紙や日記、自分史、エッセイなど、自分の思いを書き留めたいとき、少しでも相手の記憶に残る味わいある文章を目指したい。そんな人のために編まれた「読む辞典」。
  • もの・こと・ことばのイメージから引ける比喩の辞典
    完結
    -
    全1巻3,850円 (税込)
    日本語表現の代表的なテクニック「比喩」の上手な使い方が自然と身につく辞典。文章の上達には、優れた文学作品の例にたくさん触れることが一番の近道。日本人はことばの持つ「イメージ」を利用して、「岩」といえば硬くて動かないもの、「綿」といえば軽くて柔らかいものをたとえるときに文章で用いている。夏目漱石、三島由紀夫などの文豪、司馬遼太郎、藤沢周平、また池井戸潤、三浦しをんなど現代作家の用例を、「たとえに用いる語」で分類・配列した、文章作成のヒントが満載。
  • 感情表現新辞典
    完結
    -
    全1巻4,620円 (税込)
    気持ちをできるだけ正確に相手に伝えたい時に、最適の表現にたどりつく手助けとなる辞典。感情を大きく10分類+複合に分け、さらに細かい語句を見出しとし、語釈と鑑賞コメントを付す。優れた作家の名表現の用例を多数列記。
  • 比喩表現事典
    値引きあり
    5.0
    世界の見方が変わる文章術! 「ねっとりとした春」「唇は美しい蛭(ひる)の輪のように滑らか」「現実から立ち登る朦朧(もうろう)たる可能性の煙」……作家たちが発見し、創作した選りすぐりの比喩表現を、「感覚」「自然」「文化・社会」「顔」「体」「心」の項目別に整理。イメージ豊かな日本語を味読しつつ、ワンランク上の文章を書くための必携事典。――すぐれた比喩は、新しいものの見方の開拓である! 【目次】 比喩に関する二、三の覚書ーー序に代えて 第一章 感覚の表現ーー視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚 第二章 自然の表現 第三章 文化・社会の表現 第四章 顔の表現 第五章 体の表現 第六章 心の表現 あとがき 学術文庫版へのあとがき 出典作家索引 主要イメージ索引 【本書の主な内容】 ■感覚 [光と影]夜そのものに蒔絵をしたような綾 [痛痒]自分の頭が三角になる ■自然 [風景]富士山はどてら姿の大親分 [草木]夢のしたたりのように咲き迸(ほとばし)る花 ■文化・社会 [言語]言葉は瞬間の虹 [社会]賑やかな街区は飴の中の砂糖のよう ■顔 [目]プルーンの種のような我が子の眼 [頬]片頬に刃のような冷笑 ■体 [尻]西瓜が破れたような創口(きずぐち) [肌]膚(はだえ)は春の曙の雪 ■心 [恋情]一筋の暗渠のような愛 [厭悪]未練が線香の煙のように糸を曳く [*本書の原本は『比喩表現の世界ーー日本語のイメージを読む』(筑摩選書、2013年)です。]
  • 文章作法事典
    値引きあり
    4.0
    「情報を鼓動とともに」「見知らぬ読者になりすます」「ばれるように嘘をつく」「望遠レンズで迫力を」「ギュッと締めて、フワッと放す」――。 わかって書いたら全然違う! よい文章を書くための基本作法から、効果を高める表現技術、そして読み手への配慮や書き手の心構えまで。日本語文体・表現の泰斗が、習熟度別3段階、59項目でまとめる、実用に役立つ、「名文」作成のための究極マニュアル。 【目次】 文庫版へのまえがき 一 〈書く〉 文章をはっきりと 1 [わかりやすい表現] 読まれなければ始まらない 2 [あいまいな表現] 誤解の芽を摘む 3 [文と文の接続] 関係は書き手がつくる …… 二 〈練る〉 表現をゆたかに 25 [情報待機] サスペンスをつくりだす 26 [漸層・漸降] 上りと下りは勢いが違う 27 [倒置表現] 計画的に取り乱す …… 三 〈磨く〉 文体をしなやかに 46 [書き出し] もう読まずにはいられない 47 [結び] ギュッと締めて、フワッと放す 48 [視点] カメラワークを意のままに …… あとがき
  • 語感トレーニング 日本語のセンスをみがく55題
    3.6
    1巻814円 (税込)
    〈正確〉なだけでは物足りない!「快調」「好調」「順調」、もっとも調子がいいのはどれ? 「過日」「先日」「この間」、どう使い分ける? 誰もが思いあたる、「些細」だけれど「瑣末」ではない日本語の感触の違いを、語感研究の第一人者が解説する。Q&A形式で楽しく読める、〈伝えたい思い〉を〈適切なことば〉で届けるための55のヒント。

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  • 文章工房 ――表現の基本と実践
    3.0
    腕のいい職人が暮らしに役立つ民芸品を作り出すように、日常生活で生き生きとすっきりした文章を生み出すには?文章を書く現場で具体的に役立つよう、句読点・記号や用字用語など、文章の七つ道具の使い方から、語順や視点の違いによるニュアンス、描写やレトリックの切れ味に至るまで、技術面を掘り下げて表現のテクニックを披露する実践的な文章講座。書きたいことが的確に届く表現、気持ちが伝わり読み手の心に響く文章を制作するための、楽しいアトリエに、ようこそ。
  • 日本語の「語感」練習帖
    -
    1巻1,100円 (税込)
    「ごめんなさい」「失礼しました」「申し訳ありません」思いっきり足を踏んでしまったとき、最適な謝罪のことばはどれかわかりますか?言葉には、「意味」と「語感」があります。最適なひと言を選び出し、コミュニケーションを円滑にするには、意味だけでなく、語感を知らなければなりません。しかも、ことば選びには、あなたの人間性のすべてが表れます。そこでの立場や配慮の有無、あるいは性別や年齢、さらには教養や品性までもがにじみ出てしまいます。本書では、日常生活で起こりがちなことば選びのまちがいや、それによって起こる悩みを例文として取り上げながら、語感を意識した正しいコミュニケーションのあり方を探っていきます。本書を読んで、「語感」のセンスを磨くとともに、日本語の奥深さを味わってください。

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  • 日本語のコツ ことばのセンスをみがく
    3.0
    1巻814円 (税込)
    文字、音声、語彙、文法といった基礎知識を習得しても、それだけで日本語がなめらかに操れるわけではない。ことばを扱う場でどうすればよいかという応用技術こそが大切である。本書は、あいまいさや誤解を防ぐために必要な知恵、上下関係が錯綜するなかでの敬語の用法、手紙に込めるちょっとした心遣い、作家たちが紡ぎだしてきた美しい表現など、生活をゆたかにするための、日本語ならではの技を伝える。
  • センスある日本語表現のために 語感とは何か
    3.4
    1巻748円 (税込)
    「語感」ほど、誰もが確信を持ちながら、逆に普遍的な説明の困難な言葉も珍しい。感覚的な言語論を超えた語感の整理・分析は、いかに行なわれ得るのか。本書は、言語行動の三つの要素、つまり、表現主体である人間、表現対象である物事、そして表現手段であることばから語感を分類し、さらに、語彙体系の影響、言語的環境のバランス、語の用法や使用頻度などにも言及しながら、豊かな言語生活を楽しむヒントを提供するものである。

ユーザーレビュー

  • 比喩表現事典

    Posted by ブクログ

    事典というタイトルですが項目の列記ではなく読み物形式の本。
    小説や短歌などの文学(谷崎潤一郎や村上春樹など、様々な作家)から風景、感情、外見などの各テーマに関連する比喩表現を取り上げてそれぞれについて解説している。
    読みやすい文体で、様々な文学作品を「つまみ食い」できる。自分が文章表現をする上でも参考にしたい。
    例えに用いられているイメージの索引(「人間は考える葦」の葦)と、出典作家名の索引あり。
    2013年刊行の『比喩表現の世界 日本語のイメージを読む』(筑摩選書)が原本とのこと。

    0
    2025年06月03日
  • 文章作法事典

    Posted by ブクログ

    良かった。過去の大作家のさまざまなジャンルの例文を参照しながら、その名文たるゆえの背景を探るような感じ。文章の勉強になりました。時に触れて読み返したいと思います。

    0
    2025年04月01日
  • 文章を彩る表現技法の辞典

    Posted by ブクログ

    読んでよかった。目から鱗の連続だった。
    著名な作家の作品の解説をしながら、そこに技法を紐解く感じ。メモをしながら読んだけども、書ききれなかった。
    また読みたいなぁ。

    0
    2022年12月30日
  • 語感トレーニング 日本語のセンスをみがく55題

    Posted by ブクログ

    日本語を正確に使えるための参考書。とても面白かった。

    シーンにぴたりと合う言葉の使い方や表現方法をたくさん紹介してくれる。
    普段使用している言葉の語源や間違った用法なども多く解説されており、面白いと同時に非常に参考になった。
    ふとした時に本書を思い出して、言葉の使い方や選び方を改めたい。

    0
    2012年07月01日
  • 語感トレーニング 日本語のセンスをみがく55題

    Posted by ブクログ

    突然ですが・・・

    洋食屋でお米を食べたくなったとき、店員になんと頼みますか?

    「ライス、お願いします!」

    ですよね。

    では、和の定食屋でさばの味噌煮定食でも食べているときに、お米をおかわりを頼む場合はなんというでしょうか?

    「ライス、お願いします!」

    ・・・・・・。

    はい、違和感ありですね。

    えぇ、

    「ご飯、お願いします!」

    と言った方がしっくりきますね。


    「ライス」も「ご飯」も意味は同じです。
    しかし、なぜ感じ方が違うのでしょうか?


    その答えこそ、本書のテーマである「語感」です。
    「語感」とは、その言葉に帯びる感触や印象、雰囲気のようなものです。


    ライスとご飯

    0
    2012年05月28日

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