【感想・ネタバレ】文章作法事典のレビュー

あらすじ

「情報を鼓動とともに」「見知らぬ読者になりすます」「ばれるように嘘をつく」「望遠レンズで迫力を」「ギュッと締めて、フワッと放す」――。
わかって書いたら全然違う! よい文章を書くための基本作法から、効果を高める表現技術、そして読み手への配慮や書き手の心構えまで。日本語文体・表現の泰斗が、習熟度別3段階、59項目でまとめる、実用に役立つ、「名文」作成のための究極マニュアル。

【目次】
文庫版へのまえがき
一 〈書く〉 文章をはっきりと
1 [わかりやすい表現] 読まれなければ始まらない
2 [あいまいな表現] 誤解の芽を摘む
3 [文と文の接続] 関係は書き手がつくる
……
二 〈練る〉 表現をゆたかに
25 [情報待機] サスペンスをつくりだす
26 [漸層・漸降] 上りと下りは勢いが違う
27 [倒置表現] 計画的に取り乱す
……
三 〈磨く〉 文体をしなやかに
46 [書き出し] もう読まずにはいられない
47 [結び] ギュッと締めて、フワッと放す
48 [視点] カメラワークを意のままに
……
あとがき

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

良かった。過去の大作家のさまざまなジャンルの例文を参照しながら、その名文たるゆえの背景を探るような感じ。文章の勉強になりました。時に触れて読み返したいと思います。

0
2025年04月01日

Posted by ブクログ

3部に分けらけている。1部は文章作成の基本だから、どのような文章にも当てはまろう。ハッとするところもあった。大まかにいえば2部は表現法、3部はスタイルで、仕事文などでは余り縁がなさそうに思えた。それでも参考になる項目はあり、実践してみるとクオリティーが上がるのを感じた。
文章作法事典とある。作法は『さくほう』(或いは、『さほう』の用法②)と読むべき。気になる箇所に付箋を付けながら読み、物書きに行き詰まったときに戻ってくればよいだろう。事典なのだから。

0
2025年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ビジネス系よりはどちらかと言えばエッセイや小説を書く時に、かな。
川端康成の小説初読時、個人的にその文の美しさとどこか虚無感を感じたのだけど、なぜそれが起こるのかを文体から説明しており、そう感じたのは自分だけじゃ無かったんだと嬉しく思った。
書くときの心得とかこなれた文を書くときとか、有益な内容は多い。多いが一点だけ不満。
文を短くと述べている著者が長い文章書いていて疲れたのと分かりにくい箇所があったので、まずは著者自身がお手本を見せて欲しかった。なので⭐︎一個減。

0
2025年09月19日

「ノンフィクション」ランキング