作品一覧

  • 編集者の仕事―本の魂は細部に宿る―
    3.5
    本の良し悪しは、読まなくても分かる。なぜなら「いい本」には、オビから奥付まで随所に工夫が凝らされているから――。「1頁が存在しないのはなぜか」「目次と索引こそ技量が問われる」「余白の意味」「明朝体の美しさ」「本文紙は白ではない」など、数々の名著を手がけた編集歴四十余年のベテランが、本づくりについて縦横に語る。“電子書籍元年”と言われる今こそ伝えたい、昔ながらの「紙の本」の知られざる魅力!

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  • ワインをめぐる小さな冒険
    3.5
    1巻660円 (税込)
    納得のいくボトルを仲間や料理とともに――。会社帰りの居酒屋でも、ちょっと気張った会食でも、これが楽しむ大前提。ワイン好きなら、そこからさらに一工夫、いや数工夫。「トンカツとの果てしなき闘い」「ロゼに栄光の日をふたたび」「イタリアの白もここまできたか」「強肩ボルドーからいかにして盗塁を奪うか」「廉価ピノ・ノワール世界選手権大会」……三十余年、ひたすら飲み続けてきた著者が繰り出す好手に妙手。

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ユーザーレビュー

  • 編集者の仕事―本の魂は細部に宿る―

    Posted by ブクログ

    編集の仕事の面白さ、不思議さがよくわかる一冊。本に対する見方が変わります。

    本を読むとき、その内容ばかりを気にしているような気がするけれど、実はそうではない。内容の良し悪しはもちろん重要だけど、内容を気持ち良く読者に伝えるためにはいろんなことが工夫されている。

    本のサイズ、紙の種類、フォント、文字の大きさ…。とにかくいろんなことが、工夫されている。本を読むとき物理的にいちばんよく見える部分になされている工夫なのに、いちばん見逃されている工夫。

    でもきっとそれは、見逃されてしまうくらいのものがいちばん読者にとって自然で心地よいものだからなのだろう。逆にいろいろ気になってしまうようでは、編集

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    2014年05月13日
  • 編集者の仕事―本の魂は細部に宿る―

    Posted by ブクログ

    テキストだけべたっとあってもそれは材料だけがそこにある。これを一つの料理のように、飾り付け、中身の味を調え、満足する「もの」として売る。それが本だ。
    確かにCDの売り上げは減った。でも編集者ががんばれば本はそのまま残るかもしれない。
    あの手にしたときの重量・におい・見やすさなど著差のような編集者がいて生まれてくるものだと思う。
    電子所駅には負けない。

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    2010年06月21日
  • ワインをめぐる小さな冒険

    Posted by ブクログ

     ワインフリーク、しかも高額なビンテージものでないものに関するこだわりを書きます。「世界ピノノワール選手権」などどんな味…?という想像を掻き立てられます。

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    2009年10月04日
  • 編集者の仕事―本の魂は細部に宿る―

    Posted by ブクログ

    精神論は基本的にない。徹底的に細部にこだわった技術論。素晴らしい。
    例えば縦組中に現れる英文字はポイントを0.5程度落とすといい。これは知らなかった。今度試してみよう。
    写真は小口側上部に。こんな原則は知らなかったが、大筋そのようにしている。やはりそうなのかと言う感じ。
    奥付けは左ページに。これは守れない。そういう余裕はない。
    キリがない。。
    一番驚いたのが校正は編集者の仕事ではないということ。これは大手固有の話ではないか。

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    2024年12月04日
  • 編集者の仕事―本の魂は細部に宿る―

    Posted by ブクログ

    編集者なら読んでおいて損はない。単に自慢話ではなく、印刷や紙、レイアウトなど、汎用的な話が多く、役立つ。

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    2017年09月05日

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