作品一覧

  • 巨悪は眠らせない 検事総長の回想
    4.0
    「巨悪を眠らせるな、被害者と共に泣け、国民に嘘をつくな」の名言で“ミスター検察”と呼ばれた検事がいた。第32代検事総長・伊藤栄樹である。伊藤は造船疑獄事件、売春汚職事件、ダグラス・グラマン事件、そしてロッキード事件など戦後日本を代表する重大事件を担当した。文字通り“巨悪との戦い”に人生をかけた著者が、知られざる捜査秘話を明らかにした回想録を緊急復刻する。
  • 人は死ねばゴミになる(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 盲腸の手術でがんであることを知った検事総長伊藤栄樹。戦後検察の第一期生として、造船疑獄以来、文字通り巨悪と闘い続けてきた彼が最後に対決したのはがんであった。家族や友人への深い思いに溢れた強い意志の記録。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

ユーザーレビュー

  • 人は死ねばゴミになる(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    斎藤孝さんの著書の中でおススメとして出ていた事から気になっていた一冊。著者は何の因果か、本日亡くなられた第二次中曽根内閣の時の検事総長。
    本書は手術から癌が発覚し、1988年に亡くなるまでの手記。法曹として、法律を片手に『悪い奴を退治する』検事として活躍。故に非科学的なものとは距離を保ち、現実主義的。死後の世界、の存在等は性に合わず。
    「僕は、人は、死んだ瞬間、ただの物質、つまりホコリと同じようなものになってしまうのだと思うよ。死の向こうに死者の世界とか霊界といったようなものは無いと思う。死んでしまったら、当人は、まったくのゴミみたいなものと化して、意識のようなものは残らないだろうよ」再発より

    0
    2019年11月29日
  • 巨悪は眠らせない 検事総長の回想

    Posted by ブクログ

    かつてミスター検察と呼ばれ、数々の政財界にはびこった汚職事件を担当し、摘発してきた著者の回想録。前総理大臣に好き勝手されていたかのような姿を見ると、検察には、国民に信頼されるよう、先達のように巨悪が政治家であっても毅然と切り込む姿勢と精神を受け継いでいてほしいと思います。

    0
    2023年10月22日
  • 人は死ねばゴミになる(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    元検事総長の末期ガンとの闘病記。告知を受けたあとの、この人の仕事や私的なことの始末、そして自分自身の治療の選択、この環境の中で記録を続けるという気力、この人の意思の強さすべてに頭が下がります。ちょっと珍しい資料としては、中野正剛事件のときの東條英機内閣での総理、内相、検事総長、警視総監等のやりとりの記録が転載されていて、元々は近代史の関心から買った本でした。さて、自分が同じ状況におかれたときに、これほど強くあれるかどうか。

    0
    2009年10月04日

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