作品一覧

  • 紛争地の看護師
    4.7
    戦場を照らすルポルタージュ。 2010年「国境なき医師団」に参加以来、20回近い海外派遣を経験した著者による生と死のドキュメント。 イラク、イエメン、南スーダンなど紛争地で看護師として活動した著者は、戦禍の市民に寄り添いながら為政者の愚かさを思う。医療で戦争は止められない――思い立った著者は一時はジャーナリストへの転身を考えるも、シリアで手術後の患者の笑顔に接し、自らの使命を確かめた。 単行本上梓後は現場から退き、採用などに携わる事務局職員となった。しかし、2021年、米軍撤退とともにタリバンが復権したアフガニスタンに渡ることに(文庫版新章)。 自分の命を危険にさらしてまで紛争に巻き込まれた人々の治療に当たってきた白川さんのこの本は、これからの世界を築くことになる子供たちにも読んで欲しいです。世界中で蔓延する暴力の連鎖を断ち切らないことには人類の未来は真っ暗です――ピーターバラカン氏推薦 彼女たちの存在と活動によって確実に救われる人がいる。救われる命がある――青木理氏が解説 ※この作品は単行本版『紛争地の看護師』として配信されていた作品の文庫本版です。 (底本 2023年10月発売作品)
  • 紛争地のポートレート 「国境なき医師団」看護師が出会った人々
    4.4
    「なぜ紛争地に行くのか?」――何度となく尋ねられた問いへの答えがここにある。「国境なき医師団(MSF)」看護師として海外派遣18回を経験した著者が、現場で交流した市民や仲間の姿をいきいきと描く。活動中の暮らしや人道援助のエキスパートたちの素顔など、意外なエピソードも満載。国際貢献したい人が本当に知りたいこと、紛争なんて異世界のことだと思っている人に知ってほしいことが詰まった、紛争地医療のリアルが鮮やかに見えてくる1冊!
  • 【無料版】『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』試し読み いとうせいこう×白川優子特別対談付き
    無料あり
    4.3
    1巻0円 (税込)
    『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』刊行記念として、第一章「ウェルカム・トゥ・ガザ!」を無料で試し読みいただけます。 さらに特典として、いとうせいこう氏と、国境なき医師団の看護師である白川優子氏の対談も収録! ☆『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』内容紹介 いとうせいこうが「国境なき医師団」に同行して世界の現場を訪ねる好評ルポルタージュ最新刊。 世界の矛盾が凝縮された場所・パレスチナで、イスラエルに対する返還デモに参加して銃撃される若者たちや、巨大な分離壁に囲まれたヨルダン川西岸地区、中東全域から紛争被害者が集まるアンマンの再建外科病院を取材。 作家の眼がとらえた「世界のリアル」を、等身大の言葉で深く伝える感動作。 写真:横田徹、MSF

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ユーザーレビュー

  • 紛争地の看護師

    Posted by ブクログ

    文庫になったので即買い、貪るように再読。国境なき医師団の前線で、任務を果たしながら1日ずつ生き抜く主人公と、生き残った患者たちが周囲の愛に支えなられながら回復していく姿に、激しく胸を打たれる。

    0
    2026年02月07日
  • 紛争地の看護師

    Posted by ブクログ

    国境なき医師団の看護師として、世界各地の紛争地へ赴任した著者による自身の体験をまとめたノンフィクション。
    国境なき医師団が活躍しているエリアと言われると、”現状は停戦協議などで戦闘自体は休止している”ようなイメージでした。シリア、南スーダン、アフガニスタン、ガザ地区などが本書に登場しますが、本書を読むとそのイメージは覆ります。

    政府側・反政府側が内戦状態になっている国では、政府が入国を許可して活動をしていても、反政府側からは”敵対勢力(政府側)の手助けをしている”とみなされ、医療活動拠点に向けて銃撃や空爆が行われています。
    本書冒頭で、敵対勢力のメンバーを捜索に来た民兵が侵入してくるシーンは

    0
    2025年10月23日
  • 紛争地の看護師

    Posted by ブクログ

     高校の時、世界史が好きだったからだろう。パレスチナは第二次世界大戦が積み残した悲劇で、不勉強な高校の時でさえ、先進国全体が一致して向き合うべき紛争だと思った。今でもこの思いは変わらない。
     この本では中東やアフリカの紛争地で国境なき医師団として活動した著者の素直でまっすぐな記録が読める。
     ロシア、中国、北朝鮮、有事をあおる政治家たち。せめて我々市民は、このような書物を読み、戦争をしない決定に向けてクリエイティブな思考を働かせる必要がある。私は殺されたくないので、殺さない判断ができる国の一員でありたい。

    0
    2024年09月22日
  • 紛争地の看護師

    Posted by ブクログ

    国境なき医師団に憧れて看護師になり、英語圏で海外経験を積んでから、実際にMSFから紛争地に派遣されるようになった著者。彼女の人生や、彼女が実際に紛争地で見たものや出会った人々について綴られる。

    まっすぐな使命感と情熱、でも人間として当然ある安全を求める気持ち、平和なオフィスでの仕事のやりがい、恋人や家族に心配をかけたくない気持ちなど、相反する要素の中で揺れ動く気持ちについても言及されている。ジャーナリストにキャリアチェンジしようとしたことなども触れられていて、それでも看護師として紛争地に行くことを選び続けることに感銘を受ける。

    イラク、シリア、イエメン、ガザなど様々な現場での活動について記

    0
    2024年06月05日
  • 紛争地の看護師

    Posted by ブクログ

    瀬谷ルミ子さんの本を読んだときも思ったけど、自分も命の危険にさらされるところに行って、他の人の命を救う仕事をしている人には、頭が下がる。
    私を含め、ほとんどの人はできないことだ。
    著者がいくら有能で強い人であっても、凄まじいストレスであり、帰国するたび呼吸困難が一ヶ月ほど続く、とある。現地では気を張りつめているから、ほっとしたとたんに発症するのだろう。
    そして、こうして実情を伝えてくれることで、私たちは世界を知ることができるし、どうしたら命が奪われない世界を作ることができるのか考えることができる。その程度しかできないのが申し訳ないけど。

    安心して勉強できる日常を取り戻すために銃を取ったシリア

    0
    2023年11月30日

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