三浦英之の作品一覧
「三浦英之」の「帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年」「牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三浦英之」の「帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年」「牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
読書記録49.
#涙にも国籍はあるのでしょうか
#三浦英之 著
東北在住、震災のルポルタージュを書かれている朝日新聞記者三浦英之氏
初めて氏のルポルタージュを読んだのは『太陽の子』
経済成長期に資源を求めアフリカ コンゴでの鉱山開発の後に残された子供に纏わるルポに関心を持った
最新作は東日本大地震で亡くなられた外国籍の方々の生きた証と共に彼らの死が残された人々に何を残したかを辿る一冊
本が好き、日本文化が好きで石巻の外国語指導助手として赴任した女性とその家族の序章に始まり、最終章「本棚のピエタ」に繋がる展開
本を閉じるまでに何度涙が流れただろうか
人は何のために生きるのか?著者の思う
Posted by ブクログ
コンゴに派遣された日本人男性が現地の女性との間に子供をもうけた末に置き去りにした、それだけではない一冊。コンゴという国の歴史についても簡易にまとめられていて勉強になる。
読み始める前は、日本人男性なんて「俺は家庭のために働いてる」を盾に育児も家事もしないんだから、赤子に愛情も湧かぬまま帰国して得意の事なかれ主義で忘れたふりして過ごしてるんだろう、などと思っていたけれど。実際は赤子の誕生を大変喜び、数年にわたって送金をしていたり、中には約10年後に再びコンゴを訪れて息子と再会し、『日本には別の妻や子どもがいるが、俺はお前を愛している。』と伝えて泣いた父親もいた…。なのになんで会いに行かない!?名
Posted by ブクログ
東北在住で数々の震災のルポを書いている三浦英之さんの最新刊。
ページの冒頭には、事実ーこの国はまだ東日本大震災における外国人の犠牲者数を知らない。
この言葉が何を意味するのか…
つまり厚生労働省が公表している41人と警察庁が把握している33人という異なる数字に復興庁の回答は「どちらも正しい」。
これは、外国人の大切な命が失われているのにもかかわらず、それを正確に把握しようともせず、結果、弔ってもいないことに彼らが残した「生」の物語をたどったルポである。
「日米の架け橋に」と夢を語った女性の思い。
テイラー文庫のことを、本棚を制作した遠藤さんのこともこの本を読み知ることになった。
大好き