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「どうしても後世に伝えて欲しいことがあります」原発事故の最前線で陣頭指揮を執った福島県浪江町の「闘う町長」は、死の直前、ある「秘密」を新聞記者に託した――。娘を探し続ける父親、馬に青春をかける高校生、名門野球部を未来につなぐために立ち上がったOB、避難指示解除後たった一人で新聞配達を続ける青年、そして帰還困難区域で厳しい判断を迫られる町長たち……。原発被災地の最前線で生き抜く人々と、住民が帰れない「白い土地」に通い続けたルポライターの物語。
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白い土地 ルポ 福島「帰還困難区域」とその周辺
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三浦英之
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Posted by ブクログ 2021年10月08日
三浦記者と言えば、安倍元首相が双葉でのぶら下がりでの最後にねじ込んで質問した記者だという印象が強い。 やはりあの時の印象の通り、ガッツのある記者だということがこの本の取材のルポからわかる。しっかりと地域に根づこうとする意識を持ち、取材する。地域の様子を良く見ていると感心する。この震災による原発事故は...続きを読むなかったことにしたい人たちにより忘れ去られようとしている。それをさせないようにしなくてはならないと、読んでいて思い出す。
Posted by ブクログ 2021年07月11日
従来とは違う目線で書かれた、一線を画した書籍である。 今までの原発関連書籍は国や政治家、東京電力の立場で書かれたものが多かった。が、著者は実際に福島浜通りに入り生活を営みながら、地元住民の目線から福島原発やその国策、東京電力を見上げたルポとなっている。 序盤は美化しすぎなきらいも見えたが、中盤か...続きを読むらは地元首長のロングインタビューや地元民の生い立ち、ねじ曲げられた報道など、かなり深く原発国策の問題点に切り込んでいる。 そしてそのベースには、復興五輪というベールに覆い隠された日本ならではの同調圧力と、物理的にも心理的にもズタズタにされた被災地のコミュニティが横たわっている。 「東京発」の報道と「福島発」の現実の落差に愕然とする。決して福島原発は、「アンダーコントロール」ではない。
Posted by ブクログ 2021年06月20日
ものすごくすごい。 読みながら途中、怒りが心の中で煮えたぎった。 こんなに感情を揺さぶられると思わなかった。 東京が憎い。 こんなものが書ける記者にいつかなる。
Posted by ブクログ 2021年05月12日
きちんと本質に向きあった 優れたルポルタージュを読ませてもらった 被取材者の肉声が伝わってくる 被取材者の苦悩が伝わってくる 血肉をちゃんと持った人間の声が 届いてくる ジャーナリスト三浦英之さんの真摯な姿勢が お話をされる当事者にもきちんと 伝わっているからこその 心に響いてくる文章になるの...続きを読むだろう それにしても 日本を背負っている と勘違いしている この国の体制側の人たちの目に 三浦さんの言葉は どう映っているのだろう 私たちが できることの一つは そんな三浦英之さんの「発言」「著書」を 次の人に確実に手渡していくことである
Posted by ブクログ 2021年03月02日
まだまだ原発の脅威は全く衰えていないのに、国民の多くはその危険性が1000年単位で続くことを認識できていない。そのことに触れるのはまるで御法度の様にメディアも伝えない。知人の福島県民が、原発地域のことを悪様に批判していたのもよく分かる一冊。
Posted by ブクログ 2021年01月13日
三浦さんのお書きになったものは間違いない感じがして安心して読み始められる。 もっと丁寧に読むべきなのだろうが、ページをめくる手が止まらなかった。 Twitterなどで読んでいたものが、より詳しく書かれていた。 コロナ禍で、震災から10年の節目も、薄く短く弱い印象で流されそうで辛い。今もなお苦しみ続け...続きを読むる人たちのことを忘れるわけにはいかない。 これからのルポもよろしくお願いしたい。
Posted by ブクログ 2020年11月08日
三浦英之さんの著書を読んだのはこれで四冊目。 どうして、氏の言葉はこれほど心に届くのか。 第1章「夕凪の海」第4章「鈴木新聞舗の冬」第5章「ある町長の死Ⅰ」どのページを読んでも、現地で人々の声に耳を傾け続けた氏にしか、書けない言葉ばかりであるからだろうか。 『「帰還困難区域」とその周辺』で生きる人...続きを読む々の声を記録し、未来へと繋げる。 そんな記憶の記録。 僕たち日本人にとって、大きなテーマである原発という問題を考える上で欠かせない「生きた声の一冊」であることは間違いないだろう。
Posted by ブクログ 2021年04月30日
本書半ばに掲載される写真。福島県双葉町の町営住宅。二階まで入り込む雑草。忘れ去られる場所。白い土地。娘の遺体を探し続ける父、”馬の町”の高校馬術部、アトム打線と呼ばれた野球部OB、一人新聞を配達する販売店店主。周辺の町で暮らす人々がいる。「安全神話」を信じて誘致した原発。入ってくるはずの事故の情報が...続きを読む来なかった。悔恨する町長。「アンダーコントロール」で誘致したオリンピック。いつしか復興五輪はコロナ克服とスローガンに変わる。現職官僚の言葉「TEPCOは撤退モード」。忘れさせてはいけない。知らなければいけない。
Posted by ブクログ 2021年04月19日
*原発事故が起こる前は、「安全神話」を信じてたし、「原発バブル」もあったし、「アトム」という名前のお菓子もあったぐらい原発はネガティブなものじゃなかったらしい。 *分断について考えさせられた。賠償金貰えた人貰えなかった人、原発に従事してる人してない人とか。 *ルポ系は面白いなと思わされた。
Posted by ブクログ 2021年02月20日
終章にあった「復興五輪」の主語が「被災地・東北」ではなく、「東京」であることが深く心に響いた。やはり東京というのは地方のことは関係ないようである。現状、帰宅困難区域やその周辺の復興など、まだまだ遠く先の話。原発名に「福島」とついているため、風評被害が県内全体に広がってしまっているということも。話が飛...続きを読むんでしまうが、政府はコロナ禍においてコロナに打ち勝つ五輪を開催したいのだろうと思ってしまった。
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