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-悲惨な状況を笑いに変える木山捷平の真骨頂。 満州で現地招集されたものの、数日で終戦となり、日本に帰国する術がないまま現地で過ごしていた〈私〉。ある日、シベリア送りにする日本人を徴発していた巡査につかまってしまい、目を盗んでなんとか逃げだしたものの、その先ではロシヤ兵が待ち構えていた。付け焼き刃で覚えていたロシヤ語を駆使して事態を打開しようとするが――。 危機的かつ悲惨な状況をユーモラスな筆致で描いた直木賞候補作「耳学問」のほか、太宰治らとの交流を綴った「玉川上水」、小説デビュー作にして芥川賞候補となった「抑制の日」など13篇を収録した、“短篇の名手”木山捷平の面目躍如の一冊。
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3.5南アルプス山岳救助隊の星野夏実と神崎静奈は、かつて北岳で事件に遭遇したアイドル安西友梨香のライブ帰り、若者にからまれていた初老の男性を助ける。男は作家の鷹森と名乗り、次回作は山を舞台にした作品を構想中だという。半年後、友梨香と鷹森が偶然同じ日に北岳を訪れた。二人は一緒に頂上を目指すことに……(「リタイア」)。息子が山で亡くなったのは山岳救助隊の責任と、両親が訴訟を起こした。困惑する隊員たち。なかでも現場に最初に駆けつけた隊員の関は責任を感じ、事件を再検証する。だが、なぜか突然相手は訴訟を取り下げ、一同は安堵する。それからしばらくして、母親が北岳御池の警備派出所を訪ねてきた。関に現場を案内してほしいという……(「孤高の果て」)。南アルプス・北岳を舞台に、山岳救助隊員と相棒の救助犬の活躍を描く2篇を収録。【文庫書き下ろし】
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3.7「もう逃げられない!」 自宅に巻き起こった怪異だけを蒐集した究極の超怖い話集。 最も逃げ場のない「自宅での怪談」だけを蒐集。 玄関、廊下、台所、リビング、トイレ、風呂場、洗面所、書斎、子ども部屋、寝室、ベランダ、物置、押し入れ、天井裏、隣室の壁……日常、安息の場、そのすべてが怪異に染まる…… 【目次】 玄関 深夜二時四十五分の来訪者/手招き/出られない リビング 友の挨拶/格安の除霊/例の番組 キッチン 理想の家族/冷蔵庫のにおい 洗面所 代償の鏡/洗濯機の怪─奇談三景─ トイレ 父の名残り/ぺたぺた/トイレの青子さん 風呂場 うなじ/カーテンの向こう側/ひとりかくれんぼ 子ども部屋 あなたは何もわかっていない/七つまでは神のうち 仏間 仏壇荒らし/寝ずの番 庭 嫌いな犬/タスケテ ベランダ/ロフト 飛び降り事故/可哀想な子ども 押入れ/階段 隙間引き/トントンさん 寝室 こっちをみて/枕返し
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3.0皇帝・白焔の力になるべく、ついに宮廷巫女になる決心をした、まじない師・珠華。王宮の神秘を司る部署である祠部に採用試験を受けに行くが、なぜか幼馴染の子軌も占師見習いとして共に来ることに!? そして、珠華と白焔、身分ちがいの恋の行方は――? 伝説と怪異の謎を解く、中華ファンタジー浪漫、超人気・第3弾!
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4.3最期を見据えた生き様から光を得る人生賛歌。 舞台は、美しくもありときに恐ろしい顔を見せる海と島。3人のおじいさん=ジイの生き抜く姿と,そのジイから思いを受け取る人々の心模様をときに温かく、ときにいきいきと、ときに静かな筆致で描ききります。全3編の物語。 ●海神~わだつみ いじめが原因で不登校になった小学四年生の優生。ある日、瀬戸内の島に暮らす曾祖父を訪ねることになる。死期が近いはずの曾祖父・清次は、病人とは思えないほど元気に優生らを案内し、饒舌に振る舞う。その後入院となった曾祖父と優生が交わした二人だけの約束とは……。 ●夕凪~ゆうなぎ 70代後半の老医師とそのクリニックに20年以上勤め、支え続けてきた48歳看護師の女性。ある日、クリニックを閉院すると宣言した後老医師が失踪する。必死で探す看護師の女性が行き着いたのは瀬戸内の島。もう戻らない、と告げる老医師の覚悟とは。静謐でほのかに温もる大人の慕情。 ●波光~はこう すべてを陸上競技に捧げてきたが、怪我により人生どん底になってしまった澪二。試験を前に逃げるように子供の頃訪れていた島にある祖父の家へ。石の博物館のリニューアルオープンの準備を手伝ううちに、今まで知り得なかった祖父の青春時代、親友、そして唯一の後悔を聞き……。 ※この作品は単行本版『海とジイ』として配信されていた作品の文庫本版です。
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3.4大切な人との絆を取り戻す絶妙のコメディ! 香取慎吾・主演の同タイトル映画の小説化。 監督により、香取に当て書きされ、「大切な人との関係性を見つめ直すもの」、そして、「情けない、だらしないダメな香取慎吾」が描かれている。 結婚4年目を迎える田村裕次郎と日和(ひより)。表向きは仲良し夫婦だったが、日和がこっそり投稿していたSNS「旦那デスノート」をきっかけに、少しずつ小さなすれ違いがつまびらかになっていく。二人にとって大切な関係を取り戻そうとする裕次郎と日和。 コミカルな悪口が並ぶ「旦那デスノート」とは対照的に、シリアスなシチュエーションにもがく夫婦。 崩れかけたメロドラマは「ホラーです、いい意味で」。 ユーモアと狂気は紙一重だと気付かされる。誰にでも起こりうることだからこそ誰もが痛感し、共感できる絶妙のコメディだ。
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4.6この異常が、私たちの日常。 未知の細菌がもたらした毒素が猛威をふるい続け数百年。世界の人口は激減し、人類の平均寿命は25歳にまで低下した。人口減を食い止め都市機能を維持するため、就労と結婚の自由は政府により大きく制限されるようになった。そうして国民は政府が決めた相手と結婚し、一人でも多く子供を作ることを求められるようになり――。 結婚が強制される社会で離婚した夫婦のその後を描く「別れても嫌な人」。子供を産むことが全ての世の中で“子供を作らない”選択をした夫婦の葛藤を描く「カナンの初恋」など、異常が日常となった世界に生きる6人の女性たちの物語。
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3.7『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。洪水・津波・疫病など過去の災害についての伝承を調べ将来の教訓とする「災害伝承」を研究し、マスコミ露出も多い新進気鋭の民俗学者・桜咲竜司准教授。神や妖怪の名を借りた災害伝承について研究する「妖怪防災学」を確立した彼いわく、「妖怪退治とは、人為を超えた不可解な出来事を克服してきた歴史、すなわち防災の伝承でもある」。「新地名に隠された危険な旧地名」や「伝承や神話に登場する怪物の正体」などの講義や書籍が人気で、災害に関するコメンテーターも務める異色の民俗学者である。が、彼には論文盗用の疑いもあった。よく知られた「桃太郎と鬼退治」「河童と人柱」「両面宿儺(りょうめんすくな=頭部の前後両面に顔があり、手足が合わせて八本もある鬼神)の正体」の謎を解く彼の研究は、やがて、思いもよらぬ結論を導き出すこととなり……。そして論文盗用疑惑に隠された悲しい真実とは。知的興奮に満ちた歴史民俗学ミステリー。由来を解き明かされる実在の地名も多数登場します。
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3.3「がん」による暗殺は実現可能か――!? 静かに進行する連続殺人事件と、がん団信を利用した保険金詐欺疑惑。 夏目医師は、代替医療の闇も目の当たりにし―― シリーズ累計47万部突破! 『このミステリーがすごい』大賞受賞作『がん消滅の罠 完全寛解の謎』に続く、先端科学×医療ミステリー! 「技術的には充分に可能になっており、人知れず実行されているかもしれない。 そんな危惧から、本作を執筆しました」――著者 ※本書は、2021年刊行の単行本を加筆・改題のうえ、文庫化したものです。 (あらすじ) 日本がんセンターの夏目医師は、大手保険会社に勤める森川からまたも奇妙な事例を聞く。それは、住宅ローンのがん団信を利用した保険金詐欺を疑うものだった。一方、埼玉県内では医師殺人事件が連続しており、夏目のもとにも刑事が訪ねてくる。さらには脅迫を受けているという政治家から人間を人工的にがんにさせることができるのか」と相談され……。果たして、前代未聞の犯罪計画の全貌とは!? (著者プロフィール) 岩木一麻 1976年、埼玉県生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科修了。国立がん研究センター、放射線医学総合研究所で研究に従事。現在、医療系出版社に勤務。第15回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2017年に『がん消滅の罠 完全寛解の謎』でデビュー。他の著書に『時限感染』(以上、宝島社)、『テウトの創薬』(KADOKAWA)がある。
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4.0横浜の大学生・安藤サトシは「腹ペコの人の心が読める」という特技を持ち、空腹な人を放っておけずついお節介を焼いてしまう。その日も余計な一言でフラれ、向かった中華街で、緑の肌をした老人が白い着物を来た美人・月楽に襲い掛かっているのに遭遇。助けようとするも老人に噛まれ、月楽に「ついて来なければキョンシーになって死ぬ」と桃源郷飯店へ連れていかれて――? 読めば中華が食べたくなる、グルメあやかしミステリー!
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4.2どうしたら普通に見えるんだろう。どうしたら普通に話せるんだろう――。いつもまわりから「変」と言われ続けてきた高校生の田井中は、自分を異星人のように感じていた。友だちが欲しいなんて贅沢なことは言わない。クラスのなかで普通に息さえできたなら。そのためならば、とむかしから好きでもない流行りの歌を覚え、「子供らしくない」と言われれば見よう見まねで「子供らしく」振舞ってもみた。でも、ダメだった。何をやっても浮き上がり、笑われてしまう。そんな田井中にとって唯一の希望は、担任の美術教師・二木の存在だった。生徒から好かれる人気教師の二木だったが、田井中はこの教師の重大な秘密を知っていたのだ。生きづらさに苦しむ田井中は二木に近づき、崖っぷちの「取引」を持ち掛ける――。社会から白眼視される「性質」をもった人間は、どう生きればよいのか。その倫理とは何か。現代の抜き差しならぬテーマと向き合いつつ予想外の結末へと突き抜けていく、驚愕のエンタテインメント。2019年ポプラ社小説新人賞受賞作。
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5.0成績優秀だが内気な少年・内田輝。勉学には一度たりとも困ったことのない秀才だが、夢中になれるものを特に持ったことがなかった輝は、ある日、文字通りきらきらと輝くバドミントン部の仲間たちと出会う。見つけたのは、バドミントンに挑むチームを支えるということ。 人気の青春バドミントン小説、もうひとつの物語!
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4.0オレは永遠に青春だ! うそつきで泣き虫でだらしがないけど愛嬌あるオヤジを看取るまで。 女優・水島かおりの抱腹絶倒な半自伝的小説 幼稚園にあがる前に、突然あらわれたお父ちゃん。それから母、セっちゃん、兄との三人暮らしが始まるが、お父ちゃんが借金をこしらえては蒸発するたびに「差し押さえ」がくるようなハチャメチャ生活に。 明るくたくましい私は16歳のときに、ひょんなことからアイドルの道を歩むが、セっちゃんの闘病に向き合えず暴走するお父ちゃんに耐えかね絶縁状態となった。32歳のとき、咽頭がんで余命2年と診断されたお父ちゃんを看取る決心をするが……。 家族のややこしさ温かさを突き付けられる、爆笑&落涙必至の半自伝小説。 「かおりはうちの仕事場でベタ塗りやプロ並みの美味しいご飯を作ってくれました。 よく通る声で仕事場に元気をくれました。 この本に書かれているようなことは一切口にすることなく。」 くらもちふさこさん(漫画家)
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-"月刊「潮」2022年10月号 主な内容 【特別企画】日本外交は波高し 多極世界観をもって、「親米自立」を目指すべき。 渡邊啓貴 インテリジェンスの視点から緊迫の台湾情勢を読む。 手嶋龍一 「中国敵対論」をゼロから見直す発想の転換を。 富坂 聰 国交正常化五〇年――日中友好こそ私たちの歩む道。 佐藤明久 【特別寄稿】 今こそコロナ後遺症対策を急ぐべき。 平畑光一 【特集】現代社会の光と影 ≪ルポ≫自殺者を一人でも減らしたい――「秋田モデル」二〇年の軌跡。(上) 石井光太 ≪ルポ≫「がんここ」コミュニティが育む「がん患者力」。(上) 荒川 龍 ≪対談≫「国家百年の計」の危機――教職を持続可能にするには。 内田 良 VS 田原総一朗 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 希望をつなぐ人篇 【スペシャル・インタビュー】 香取慎吾 不思議なんですが、お客さんのマスクの下の笑顔が見えるんです。 【対談】初の学生三大駅伝をいかに戦うか――その戦略とビジョン。 榎木和貴 VS 川嶋伸次 【対談】『対決!日本史3』 日清・日露から学ぶウクライナ戦争で日本が採るべき道。 安部龍太郎 VS 佐藤 優 【シリーズ】シニアのための「生き生き」講座 ≪連載≫74歳でもピンピン! カマタ流健康法。(上) 鎌田 實 【人間探訪】 荻上直子 「ハズれた人たち」を描くのは、私が「置いてけぼりの人」だからかも。 メンタル不調の家族に言ってはいけない「NGワード」 井上智介 【好評連載】 高島礼子の歴史と美を訪ねて 赤神 諒 VS 高島礼子/真説!始皇帝 塚本青史/宿帳拝見――「あの人」が愛した湯 山崎まゆみ/池田思想の源流――『若き日の読書』を読む 佐藤 優/トクサンの「人間野球」日誌 トクサン/世界への扉 三浦瑠麗 他 その他 "
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4.1全世代注目の火葬場YouTuber 死と向き合い続けてきた一級火葬技士の 壮絶な体験談とあなたへのメッセージ! 火葬場――あなたも死後必ず連れていかれる場所。しかし、その実態は謎に包まれている。 そこで、元火葬場・葬儀屋職員の下駄華緒を水先案内人に、火葬場の隠された真実を明かし、普段見ることのできない火葬場の裏側やダークサイドを白日のもとにさらしていく… * * * * * * * * 蓋が幾重にも目張りされている棺 轢き逃げしたのち無届で火葬…最悪の隠蔽事件 転売されている遺体についた指輪 職員が失明する可能性も。危険すぎる遺体 死んだらモノになる…その言葉に隠された真実 * * * * * * * * ――など40話収録
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3.5収録作『手』が映画化。2022年9月16日公開。監督・松居大悟、出演・福永朱梨/金子大地ほか。 『人のセックスを笑うな』『論理と感性は相反しない』など、ビビットな文体とセンスで時代の空気感をすくい取る、山崎ナオコーラの中短編集。 年配の男性の顔や指の写真を集め、ブログに載せることは罪であろうか? おじさんを研究する25歳の女性の視点から、異性を個人ではなく集合体として捉える切なさを描いた「手」。 NHKラジオ文芸館で紹介され異例の話題となった、血のつながらない娘と暮らす44歳のサラリーマンが主人公の、『お父さん大好き』など4作を収録。おじさんたちが可愛く思えてくる、ウィットと切なさに満ちたナオコーラ・ワールドが堪能できます。(※2009年刊の単行本『手』を改題)
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3.9かなわない――。天才肌の彼女に惹かれた美大生の葛藤。 書いた原稿がそのまま自分の夢で再現される不思議な現象にのめりこんでいく小説家の後悔。 幼なじみの秘密を知り、彼との接し方がわからなくなってしまった男子中学生の苦悩。 自分の心に正直でいたいだけなのに。 誰もが胸に抱える生きづらさを鮮烈に切り取った、著者初の短編集。 単行本未収録作品であるタイムリープSF「おれさまのいうとおり」を加えた全7編。 ※本書は二〇一五年六月に小社より刊行された単行本に、「小説野性時代」(二〇一六年八月号)に掲載された「おれさまのいうとおり」を加え、文庫化したものです。
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3.8大切な人と過ごす時間は有限なんだ―― 死に際に被害者が残した犯人を示す言葉。それは、怜も知っている人物の名前だった…。 掃除・洗濯・謎解きなんでもこなす優秀な家政夫の光弥が同居人の刑事の怜とともに難事件を綺麗に解決! 待望の家政夫ミステリー第四弾! 怜の勤務先が恩海警察署から県警本部に変わって一か月経ったある日、彼のもとに大きな事件が舞いこむ。 音野市内の中学校で教員が亡くなり、事情聴取をするなかで被害者が死に際に犯人を示す言葉を残していたことがわかった。 しかしそれは、怜も知っている人物の名前だった…。 掃除・洗濯・謎解きなんでもこなす優秀な家政夫の光弥が同居人の刑事の怜とともに難事件を綺麗に解決! 待望の家政夫ミステリー第四弾! ■著者 楠谷佑(くすたに・たすく) 富山県富山市生まれ。埼玉県在住。高校在学中に、『無気力探偵 ~面倒な事件、お断り~』(マイナビ出版刊)で商業出版デビュー。2018年、『家政夫くんは名探偵!』を刊行し、シリーズ化。 著書に『ルームメイトと謎解きを』(ポプラ社)がある。 ■イラストレーター スオウ
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-約40年にわたり読み継がれてきた不朽の名作が令和新装版として登場! 今、あらためて戦争を考える。 長野県で極秘に進められた大本営工事。そこには朝鮮から強制連行されてきた兄弟がいた。過酷な強制労働のなかでたがいの消息を知らぬまま過ごした。終戦により解放され、兄は弟も連行されていたことを知るが…。 児童文学者・和田登が丹念な取材や残された記録をもとに、物語へと昇華させた最高傑作。 【目次】 1 物語のはじまり 2 セファンのひろいもの 3 ジェハのビンタ 4 風のうなる夜 5 大雪の日に 6 中野少年の死 7 解放だ!! 8 セファンの文字か? 9 空中にまいあがった紙 10 はるかな鐘の音 【著者】 和田登 1936年、長野県生まれ。信州大学教育学部卒業。「虫」で第1回日本児童文学者協会短編賞。「悲しみの砦」(岩崎書店)で第1回塚原健二郎文学賞。「武器では地球を救えない」(文渓堂)で第52回産経児童出版文化賞。「想い出のアン」(岩崎書店)、「キムの十字架」(明石書店)、「星空のバイオリン」(PHP研究所)、「十二歳の旅立ち」(講談社)、「松代大本営」(岩波書店)、「キムの十字架の発見」(かもがわ出版)、『信州むかし語りシリーズ』(しなのき書房)、『望郷の鐘』(同)ほか多数。 和田春奈 1967年、長野県生まれ。デザイン事務所を経て、挿絵、装丁の仕事に入る。「怪奇ミステリー」シリーズ全6巻(PHP研究所)、「キムの十字架」(明石書店)、「エンジェルがとんだ日」(学習研究社)、「しあわせ配達犬ミルク」(PHP研究所)、「さまちゃれ~泣かないでマンドリン」(文溪堂)、『信州むかし語りシリーズ』(しなのき書房)、『望郷の鐘』(同)ほか多数。 光彩会所属、きらめくプロジェクト実行委員長代理。
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4.0クラトに憑依した歴史上の人物たちとともに、生徒から寄せられる謎を解き明かしていく歴史×謎解きショートストーリー12話! ●マジック部から持ち込まれた写真の謎……憑依した豊臣秀吉が一夜城の伝説を鍵に謎を解く「消えた部員たち」。 ●バレー部のカオリから持ち込まれた音信不通の友だちの謎……憑依した武田信玄が自身の死の逸話を鍵に謎を解く「途絶えたメッセージ」。 など、歴史が鍵となる謎解き12話を収録。 【本書の特徴】●1話5分で読めるから、朝読にぴったりです! ●歴史人物の紹介付き! ●謎編・解決編に分かれているので一緒に謎を解ける! 【目次】第0話 廃部の危機/第1話 消えた部員たち/第2話 おやつ騒動/第3話 口論の真実/第4話 途絶えたメッセージ/第5話 ダンス部の公演/第6話 のこされた絵/第7話 料理コンテスト/第8話 名前の謎/第9話 祖父の贈り物/第10話 告白と暗号/最終話 スボスと憑依の真相
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4.0朝読にぴったり! 5分で読める「LOVE×ホラー」が12話! SNSに潜む危険と向き合うきっかけにもなる1冊。「ダーク」ってサイト、知ってる? 恋の願いをかなえてくれるらしいよ。でもさ、送信しちゃうと、後戻りできないんだって……。 ●キュン バトルゲーム――親友と同じ人を好きになっちゃった。わたしは親友に勝ちたくて「ダーク」に書きこんじゃったの。そしたら……。 ●天草くんは二度死んだ――亡くなった天草くんのことをずっと想い続けてきた。想いがとめられなくて、つい「天草くんが蘇りますように」って書きこんじゃった。そしたら……嘘でしょ。 【もくじ】二人でパーティー/キュン バトルゲーム/ずるい受験/静かにしなさい/先生、行かないで!/おれを嫌いになってくれ/塔の上の初恋/モテモテになりたい!/君がいないとダメなんだ/天草くんは二度死んだ/いじわるなシンデレラ/好きと伝えたい
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-なんで中学生の時に、ちゃんと学ばなかったんだろう…。 中学レベルをさらりと「おさらい」しませんか? 国語や倫理の時間に少しだけ『論語』の言葉について習った人は少なくないでしょう。 「子曰く、学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや」 このフレーズは有名ですが、なんだか難しくて何を言いたいのか分からない、学習が楽しいなんてありえない! と思った人も多いかも知れません。 でもこうした言葉の背景には、どうすれば人は、つねに人のことを考えて、寄り添って生きていくことができるのか、という孔子の深い深い思索があったのです。 おとなになって、社会で生きていくことの難しさが身に染みたうえで改めて『論語』を学んでみたら、きっと今でも私たちを教え導いてくれる大切な教えがそこにあることに気付くはずです。 楽しく、明るく、元気に『論語』のおさらいを始めましょう!
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3.5つぶやきシローさんが、いろんな本を読んでの感想文を1冊にまとめました。読書案内の形式をとっていますが、取り上げた本やその解説には、身近によくいる“困った人”“苦手な人”“いい人を演じる人”“理不尽な目にあっている人”“マイペースな人”“被害妄想にとりつかれている人”……などが多種多様に登場します。その中から、読者のみなさんも「ああ……こんな人いるよねぇ」「自分もそういうことあるある!」と思うであろう人物やシチュエーションに焦点をあてて、ご紹介しています。もし実際に直面したら、ムッとすることもあるのかもしれないけれど、読書というディスタンスをとっているおかげで、しみじみしたり、なぜか素直に共感できます。先が見えない時代と言われる中、いつも誰かのことを考えて、悩んだり、傷ついたり、嫉妬したり……嫌な気持ちはグルグルしてしまって、なかなか昇華できませんが、本書がみなさんの中にある日々のモヤモヤをラクにするお手伝いをいたします。たまには少し肩の力を抜き、グルッと視点を変えて、つぶやいてみませんか。空気が変わって、違う景色が見えてくるかもしれません。
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3.0戦いは何も生まず、悲しさだけが残り、国はただ荒れ果てていく――。誰もが穏やかで豊かに暮らせるように、戦国時代を文字通り終わらせた者たちがいた。かつて美濃の国と尾張の国の境目、木曽川の支流である二似見川のほとりにあった<いよの国>。その豊かで閉ざされた地には、争いがなく穏やかで豊かな<素晴らしき国>を造るための礎となる人材が育てられていた。そこで育った智慧と力と様々な能力に長けた者たちは、<素晴らしき国>を実現できそうな、国を治める強い力を持った者の元に送り込まれ、その手助けをする。たとえば、織田信長に嫁いだ女や明智光秀のように――。
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4.2【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 類まれな想像力と繊細な洞察力。 朝日新聞内の短歌投稿欄「朝日歌壇」にて、2012年ごろより常連として掲載され「とても沁みる」と話題の母子3人による初短歌集。 聡介さんが小学一年生の時に詠んだ短歌は、2022年「折々のことば」にても選出され、注目が集まりました。 圧倒的な鮮やかさで世界を表現し、朝日歌壇に累計250回以上選ばれている親子の短歌から、約430首を厳選して掲載。 【母・聖子の歌】 新しい教祖のように迎えられ麩をちぎる子に鯉のざわめく 【姉・葵の歌】 弟の「ん」はいったんもめんだよ夜になったらとんでいきそう 【弟・聡介の歌】 ふうせんが九つとんでいきましたひきざんはいつもちょっとかなしい 学校生活での驚き、発見、家庭内で感じた喜び、寂しさ――「短歌」の形になることで、詠み手の一瞬の感情が、時間を越えて読者の手元で解凍されます。 3人の歌は2012年から2022年までの年ごとに並んでおり、 姉弟が短歌とともに成長している様子にも心を揺さぶられます。 巻末には、自宅で創作に励む子供たちの日常を取材したインタビュー記事も収録。 (底本 2022年9月発売作品)
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-夜明けが、雨が、そして音楽が——言葉になる瞬間を見に行こう。(黒瀬珂瀾) 夜明けが、雨が、そして音楽が——言葉になる瞬間を見に行こう。 〈あなた〉と深く、指をからめて。(黒瀬珂瀾) 【5首】 あなただれ、黄昏。おまへだれ、雪崩。浮世草子をうしろから読む 言葉なるもののからだに棲むかぎり祈りの部屋は保たれてゐる 改札までつないでゐてねオクトーバー・フールと唱へてはだめですよ つけまつげ冷たく濡れて街灯りはまばたきのたび更新される 鍵盤は押せば鳴るもの鍵盤は発語するのに適訳がない 【目次】 はるしおん かみなりのやうに明るい あきつ、火の島、さびしさの森 降り得ない雪 せかいにきすを 石ころのやうに かみさまの葡萄 鍵盤のことば それきり愛の話をしない 櫛をなくした オクトーバー・フール 演奏会 一本の葱 紅茶が雨を降らせた 穢土 春の服、月の虹 あめのくに 地図を抱く 少年イッポリート 山百合の野を アンダンテ・カルマンド はだれ踏み オルゴール 解説 音楽と連帯 黒瀬珂瀾 あとがき 【著者】 伊豆みつ 石川県生まれ。上智大学文学部国文学科卒業。2014 年、未来短歌会に入会。黒瀬珂瀾に師事。 黒瀬珂瀾
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4.0ヘレンが隣家で見つけたガラスパイプは、麻薬密売に関する重要な証拠品だった。もし警察が隣家へ捜査に来てしまったら、バレてしまうかもしれない――かつての罪から逃れるためにヘレンという偽名を名乗っていることが。窮地を脱すべく彼女は策を練るのだが……
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3.0何カ月も、何年も過ぎていったが、明日という日はやってこなかった――。スペイン語圏文学の名作『黄色い雨』の著者による集大成となる自選短篇集。 都市で、田舎で、辺境で、刻一刻と奪われ、それでも生きて、滅びてゆく人々の詩情―― 世界の片隅への愛と共感が魂を震わせる珠玉の21篇。
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5.0吉川英治の名作・代表作を一挙収録した吉川英治全集の決定版。※本書は全31巻中の1巻目です。 ●目次 三国志(上)
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4.4壊れかけた家族は、もう一度、一つになれるのか? 第8回高校生直木賞(2021)受賞作! 羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげた「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の「心の糸」の物語。 いじめが原因で学校に行けなくなった高校2年生・美緒の唯一の心のよりどころは、祖父母がくれた赤いホームスパンのショール。 ところが、このショールをめぐって母と口論になり、美緒は岩手県盛岡市の祖父の元へ行ってしまう。 美緒は、祖父とともに働くことで、職人たちの思いの尊さを知る。 一方、美緒が不在となった東京では、父と母の間にも離婚話が持ち上がり……。 「時代の流れに古びていくのではなく、熟成し、育っていくホームスパン。 その様子が人の生き方や、家族が織りなす関係に重なり、『雲を紡ぐ』を書きました」と著者が語るように、読む人の心を優しく包んでくれる1冊。 文庫版特典として、スピンオフ短編「風切羽の色」(「いわてダ・ヴィンチ」掲載)を巻末に収録。 文庫解説・北上次郎 ※この電子書籍は2020年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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3.8Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、 過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。 無人になって6年が過ぎた山間の集落・簑石を 再生させるプロジェクトが、市長の肝いりで始動した。 市役所の「甦り課」で移住者たちの支援を担当することになった万願寺だが、 課長の西野も新人の観山もやる気なし。 しかも、公募で集まってきた定住希望者たちは、 次々とトラブルに見舞われ、 一人また一人と簑石を去って行き……。 直木賞作家・米澤穂信がおくる極上のミステリ悲喜劇。 解説・篠田節子 ※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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4.0〈大ショックの若殿vs.逃げ切りを目指す先代〉 天下泰平260年の間に、積もり積もった藩の借金はなんと25万両! この世のものとは思えぬ巨額の負債を知った嫡男はショックで急死してしまった。 丹生山松平家12代当主は、次男三男を飛び越えて 庶子の四男・小四郎に家督を継がせて隠居すると、 ひそかに「大名倒産」の準備を進め、逃げ切りを狙う。 何も知らずに大名家の家督を継いでしまった 21歳の小四郎は、クソがつくほどの真面目さ誠実さを武器に 最大の難関・参勤交代の費用をひねり出そうと必死に奮闘するが……。 万策尽きた時、人の世を眺めていた七福神たちが動き出す!? 笑いと涙がてんこ盛りの超豪華エンターテインメント。 2023年、映画化決定! ※この電子書籍は2019年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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3.5会社というワンダーランドに迷い込んだアイドルに襲い掛かる不条理の数々! ……あなたにバカと戦う覚悟はありますか? 握手会で起こった事件のせいで、アイドル活動ができなくなっていた河野ささら。 そこに降って湧いたのが、ある大企業からの社外取締役のオファー。 たまたまテレビを見ていた社長が、ちょっと気の利いた発言をしたささらを気に入って、思いついた起用だった。 その企業、レトロフューチュリア株式会社は、アンプ用の真空管や、テープレコーダーやカセットテープやビデオテープ用の磁気ヘッド、計算尺や手回し計算機の交換部品といった古い規格の製品の隙間産業で儲けていたが、ある大学で、学生が面白半分にレトロフューチュリア社製の真空管を極低温に冷やしたところ、それが量子ゲートとして作用することが発見され、原理はわからないが、とにかくレトロフューチュリア社製の真空管を使えば、今までより桁違いに安く、量子コンピュータが実現できると、この一点において、いっきに世界規模の大企業となった会社。 「目指せ、世界一」や「売上1兆円」というあり得ない目標も、イエスマンだらけの役員会では、社長の一声で決まってしまい、研究所では、データ改ざんは当たり前、逆らった社員には陰湿ないじめが待っている……。 そんな会社で、お飾りにでなく、自分の頭で考えようとするささら。 敏腕美人秘書・菜々美とともに、ダメ会社の危機をささらは救えるのか!? 笑っている場合ではない、本当は怖い企業小説! 解説・澤島優子 ※この電子書籍は2020年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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5.0【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 秋・冬・新年の季語、例句がぎっしり。初心者から経験者まで一生使えるハンディ歳時記。吟行や句会にも携帯しやすいコンパクト版 秋・冬・新年の季語と例句が豊富に収録され、俳句を考える際のヒントがぎっしり詰まった歳時記。軽いコンパクトサイズなので、吟行や句会にも携帯しやすい! ●それぞれの季語には江戸時代から最新の例句つき。必要な内容を簡潔にまとめた解説は、俳句初心者にも経験者にもわかりやすい。拾い読みするだけでも面白く、俳句作りの参考になること間違いナシ! ●索引は主題季語以外の傍題季語もすべて収録。読み方のわからない漢字があって索引から探しづらい場合は、漢字の部首別に探せる「むずかしい漢字季語早見表」が大活躍! ●ひと目で季節の区分がわかる「二十四節気」と「新七十二候」の早見表つき。 ●旧暦/新暦や旧かな/新かなについてなど、俳句を始める際にわかりづらい点がスルスル理解できる解説も必読。 ●著者は日本伝統俳句協会理事。NHK「俳句王国」、「俳句甲子園」などでもおなじみ。 辻 桃子(ツジモモコ):1945年、横浜に生まれ、東京で育つ。1987年に月刊俳句誌「童子」を創刊、主宰。第1回資生堂花椿賞、 第5回加藤郁乎賞、手島右卿特別賞受賞。『イチからの俳句入門』『まいにちの季語』(ともに安部元気と共著・主婦の友社)など著書および連載多数。日本伝統俳句協会理事、NHK「俳句王国」主宰、「俳句甲子園」 審査員長なども務める。 安部 元気(アベゲンキ):1943年、旧満州に生まれ、島根県で育つ。元朝日新聞記者。「童子」大賞受賞。「童子」副主宰。NHK文化センター(弘前市)俳句講師のほか、首都国13カ所で「一からはじめる俳句講座」「やさしい句会」を主宰。第13回加藤郁乎賞、文學の森賞大賞受賞。著書多数。
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-【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 春・夏の季語、例句がぎっしり。初心者から経験者まで一生使えるハンディ歳時記。吟行や句会にも携帯しやすいコンパクトサイズ。 春・夏の季語と例句が豊富に収録され、俳句を考える際のヒントがぎっしり詰まった歳時記。軽いコンパクトサイズなので、吟行や句会にも携帯しやすい! ●それぞれの季語には江戸時代から最新の例句つき。必要な内容を簡潔にまとめた解説は、俳句初心者にも経験者にもわかりやすい。拾い読みするだけでも面白く、俳句作りの参考になること間違いナシ! ●索引は主題季語以外の傍題季語もすべて収録。読み方のわからない漢字があって索引から探しづらい場合は、漢字の部首別に探せる「むずかしい漢字季語早見表」が大活躍! ●ひと目で季節の区分がわかる「二十四節気」と「七十二候」の早見表つき。 ●旧暦/新暦や旧かな/新かなについてなど、俳句を始める際にわかりづらい点がスルスル理解できる解説も必読。 ●著者は日本伝統俳句協会理事。NHK「俳句王国」、「俳句甲子園」などでもおなじみ。 辻 桃子(ツジモモコ):1945年、横浜に生まれ、東京で育つ。1987年に月刊俳句誌「童子」を創刊、主宰。第1回資生堂花椿賞、 第5回加藤郁乎賞、手島右卿特別賞受賞。『イチからの俳句入門』『まいにちの季語』(ともに安部元気と共著・主婦の友社)など著書および連載多数。日本伝統俳句協会理事、NHK「俳句王国」主宰、「俳句甲子園」 審査員長なども務める。 安部 元気(アベゲンキ):1943年、旧満州に生まれ、島根県で育つ。元朝日新聞記者。「童子」大賞受賞。「童子」副主宰。NHK文化センター(弘前市)俳句講師のほか、首都国13カ所で「一からはじめる俳句講座」「やさしい句会」を主宰。第13回加藤郁乎賞、文學の森賞大賞受賞。著書多数。
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4.5――彼女のはなしは信じるな。 2019年度コニャック・ミステリ大賞受賞、 幾重もの罠を張り巡らせた真のサイコ・ミステリー。 祖母の訃報を受け、彼女は孤島に渡った。終戦直後に祖母とここで働き始めた者たちだけが住む島。本土への船が来る日までを島で過ごす彼女は、やがてこの島に漂う不吉な影に気づきはじめる。ここには何か忌まわしい過去がある。そして若き日の祖母の手記にも謎の「魔王」の影が……。 島で行われていたというナチスの実験。 この島に逗留し、やがて海で死んだ子供たち。 何かを封じた開かずの扉。 すべての核心となる「サンドリーヌの避難所」事件。 積み重なる謎。高まりゆく不安と恐怖。 誰かが誰かを欺こうとしている。 誰が誰を欺こうとしているのか? いったい何が真実なのか? 読めば読むほど深まる謎また謎。曲折しながら突進する行先不明のストーリー。反則スレスレの大驚愕。――この種の不敵なミステリーの名産地といえばフランス。そこから新たな鬼才が登場しました。不吉なイメージの乱舞と恐ろしい出来事の連打の中に編み込まれた幾重もの罠! 『その女アレックス』のルメートル、『黒い睡蓮』のビュッシ、『パリのアパルトマン』のミュッソに続くフランスの刺客、ジェローム・ルブリ。その大胆不敵な怪技をご体験ください。
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4.7このクィア/ヒストリカル小説を読めば、あなたの人生に何が欠けていたかに気づくだろう――〈ティーン・ヴォーグ〉誌 NY公共図書館ベストブック選出! 米公共ラジオ局ベストブック選出! NYタイムズ・ベストセラー! 伯爵の長男で紳士の振る舞いをすべき身でありながら、酒や煙草、美男美女との戯れに明け暮れる放蕩息子モンティ。実は親友のパーシーを密かに想っているが、爵位を継ぐ前に一年間、その親友と共に欧州を巡る周遊旅行に出ることになった。父親の監視の目を逃れ、ますます派手に遊ぶ彼は、ベルサイユ宮殿で開かれたパーティでちょっとした諍いから小物入れを盗む。この出来事が思わぬ大事件に発展し、追われるはめになるが……LGBTQ+、ロマンス、冒険、様々な要素の入った楽しい作品! 原題:The Gentleman’s Guide to Vice and Virtue
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-ある夜を境に運命が一変 誘拐されかけた女性のまえに予期せず屈強なボディガードが… NYタイムズ紙・USトゥデイ紙、ベストセラー作家、日本初紹介ロマンス! 22歳の女子学生ベイリーの平穏な日常は、ある夜を境に一変した。まず何者かに誘拐されかけた。次に、死んだと聞かされていた父親がじつは生きていた。しかも世界屈指のサイバー・セキュリティ企業のCEOで億万長者。誘拐未遂は彼の隠し子であることが原因だった。身の安全のため、ベイリーは厳重な警備が敷かれた父の屋敷に移ることに。ボディガードとして彼女の前にあらわれたのは、カシュトン・コレロ。ベイリーはひと目で彼に惹かれるが、カシュトンには暗い秘密があった……。 原題:The Insiders
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4.3ハヤブサ地区に移住してきたミステリ作家を待ち受けていたのは、連続放火事件だった。 果たしてその真相とは? 東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知る――。 最新刊刊行を記念して物語の舞台や消防団を徹底解説、さらに体験マンガを収録した『ハヤブサ消防団』ガイドブックを電子版にて配信いたします。電子版のみ、本作の試し読みを併録。ぜひダウンロードしてお読みください!
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-女手一つでヒカリを育ててきたまひる。 二人はある日、新居のソファーの後ろに見覚えのないドアを見つける。 ドアを開け階段を上ると、そこには謎の男・凛が暮らしていた。 徐々にヒカリと仲良くなる凛に文句を言い放つ一方で、まひるは凛に対し妙な懐かしさを覚え始める――。 時を経て再会した二人の純愛を描いた、少し不思議な恋の物語。 <目次> 第一章 2+1は…… 第二章 その答え 番外編 永遠の愛 <著者紹介> 青空(あおぞら) この本を描いた時、韓国のある俳優さんと日本の女優さんをイメージして書きました。運命というものがあるか曖昧ですが、人やペットは出会いから始まります。それが、運命なのではと思いました。 話は変わりますが、青空(momogurimaru)のままでTikTokもしています。本の感想が有りましたら是非書き込んで下さい。
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-村山由佳氏、おすすめ! 「作家・中江有里の真摯な声が聞こえてくる。人生からは逃げられない、けれど人は変われる、と」 30歳の大倉玉青は、人材派遣会社に登録し大手通信系企業の受付として働いている。大学時代は、演劇サークルに所属していた。愛読書の『走れメロス』をバッグに放り込み、苦行のような満員電車に乗り職場へ通うのは、ただ生活のためだけだ。その生活が空虚で、何のために生きているのかわからない。彼女は、5年前の自らの選択が生んだ「秘密」を抱え、それに関わる者の存在を「希望」と感じながら、ただ日々を過ごしていた。 そんなある日、劇的な邂逅から生活が急転。玉青は思う。この出会いを、わたしは信じていいのだろうか――。 女優・作家・歌手として多彩な才能を見せる著者が、二人の女性の交錯を軸に現代的テーマに迫った、温かでミステリアスな物語。 『トランスファー』改題。 【目次】 同じ夢 極夜 世界は広い 振り向かない男 話してくれて嬉しかった おやすみ 洋海 再びの夢 まだ、生きている まだ死ねない 痕跡 〈巻末対談〉松井五郎(作詞家)×中江有里 歌手活動の再開は、この小説がきっかけだった
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-淀んだ溜め池を臨む作業場(アトリエ)の窓辺にたたずみ、修作は過ぎ去った日々にとりとめなく思いを馳せる。幼き日の不安定な境遇、高校・美大受験での挫折、実らずに終わった恋愛の数々、職業生活の蹉跌——家庭にも社会にも居場所を見出せず、自己との折り合いもつけられぬまま、ひたすら孤独の裡に生きてきた人生。父の期待を裏切り続けたことへの贖罪の思い、ひととき思いを交わし合った女性たちへの追憶。常に生きづらさを抱え、愛を求め続けてきた半生を振り返り、狂おしく紡ぎ出されるモノローグの中、修作は改めて思い至る。文学、美術の創造行為のみが変わることなく自身の救いであったことに。
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-小学生からの夢を叶え、教師となって15年。子どもたちを愛し、日々教育に情熱を注いできた息子が、ある日突然、児童への強制わいせつ容疑で逮捕された! 母はわが子の無罪を信じ、保護者や友人知人、有識者らに支援を呼びかけ、SNS、マスコミを通じてひたすら無罪を訴え続けるが…冤罪を晴らすべく闘う母ら家族と息子の前に、司法の冷酷な壁が立ちふさがる。2年にわたる裁判の末、待ち受ける結末とは? 多くの苦難と絶望の果てに息子と家族が未来に光を見出し、新たな人生に踏み出すまでを描く、感動の一篇。 〈目次〉 プロローグ 第一章 応援 第二章 起訴 第三章 裁判 第四章 判決 エピローグ 未来 <著者紹介> あじさい 子供が大好きで、子育て支援の仕事をしています。
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-死に向き合い、もがきながらも、生きる意味を探す少年の姿を描いた青春小説。 主人公の純太は、幼馴染でクラスの人気者の聡とともに小学生時代を過ごし、同じ中学校に進学した。しかし、聡はある同級生の怒りを買ったことがきっかけで殺されてしまう。気持ちを整理できないまま高校生になった純太は、理不尽な理由から悪質ないじめを受け、自ら命を絶つことを決意。その時、夢の中に死んだ聡が現れて――。 <目次> そら美が死んだ日 泣けないのは何故 成長という木 純太の夢 エール <著者紹介> EIKO(えいこ) 1948年生まれ。大阪生まれ、八王子在住。1971年玉川大学文学部教育学科卒。 幼稚園、保育園、学習塾、自主学習サークルなどで、幼児から中学生たちと触れ合う。
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-政権を、ジャックしろ。日本を変えるために。 私は失われた三〇年が日本の若者をどれだけ不幸にしているかをよく知っております。政党を立ち上げ、これまでの政治と行政の不作為を正してゆく所存です。 国のシンクタンクの理事長を務める武藤亜希子は、数々の政策提言を政府に行ってきた。しかし、ほとんどは黙殺同然の扱い。国の行く末を思うがゆえ、政府のこれ以上の怠慢は許すわけにはいかない。武藤は新党を立ち上げ、自らの手で政策を実現させることを決意する――。 政権獲得に必要なのは閣僚候補、選挙資金、そして国を想う信念。ゼロから闘う彼女達は勝利を掴み取り、この国の未来を変えることができるのか。 著者渾身の政治小説第3弾。 <目次> 第一章 トップ会談と候補者擁立 第二章 日本民主保守党と先立つもの 第三章 選挙戦 第四章 連立政権誕生! 第五章 選挙制度改革 〈著者紹介〉 利根川尊徳(とねがわ・たかのり) 1955年新潟県生まれ。 大学卒業後衆議院議員秘書を経験した後、生命保険会社へ入社勤続25年目、早期退職して地元新潟へ帰り、20代の頃から書いていた執筆活動に専念し、政治小説を始めとして、恋愛小説、推理小説、業界物、近未来幻想小説、コミックポルノ等ジャンルを問わず執筆中で作品数は50作を超える。
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-ある日届いた一通のメール。それはかつて淡い思いを抱いていた純一の離婚を告げるものだった――。 一陣の風に吹かれたように心揺さぶられ、私は二十年前の大学時代を追想する。新歓コンパの後、高校まではいつも教室の隅でひっそり過ごすばかりだった内気な私に、思いがけず声をかけてくれた純一。周囲の世界への壁を取り払い、人と交わる喜びや切なさを知る勇気を与えたそのときのひとことを、私は今、感謝とともにかみしめ、純一への手紙をしたためる。人生の様々な季節に吹く、様々な色の風に思いを馳せながら。 <著者紹介> はるのふみ 愛知県出身。教育関係の仕事に携わる一方、小説・詩・エッセイなどを手掛ける。「一陣の風」は大学時代のせつない恋心を手紙形式で振り返るところから始まる。変化する心情と状況が風・色のイメージで表現されているのも新しい。
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-転生する猫・ネロに見守られながら成長していく龍二と茜の物語 子どもの頃、家庭内暴力にさらされ、両親が亡くなって施設で育った龍二。一方、両親、兄ともに空手家で、自らも空手家として育った茜。この二人が、空手を通じて知り合い、結婚する。二人はネロというネコを子ども代わりに可愛がる。 そんな時、茜が原因不明の昏睡状態に陥り、入院してしまう。心配しながらもネロと二人で生活することになった龍二だが、ある日パソコンで執筆中にネロに噛みつかれる。「いい加減にしろニャ! バカリュウジ!」という声が頭の中に聞こえて……。 七六六五日とは、龍二・茜・ネロがともに過ごした21年間の物語なのだ。
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-エンターテインメント性の高いホラー小説集。 一郎は生まれつきの霊媒体質であった。 自らの除霊力を生かして霊障に苦しめられる人々の力になりたい。 そう考えた一郎は、「除霊堂」と名乗って、地元函館で除霊・運命鑑定の事務所を始めた。 夜歩く人形、武士の怨霊、殺戮の九尾の狐……。 除霊堂は日々寄せられる相談に応え、不可思議な問題の解決に挑んでいく。 <目次> 序章 三人寄れば地獄行き 夜歩く人形 武士の怨霊 踏まれた神 愛の行方(ゆくえ) 顔が三つある死霊 悲しい女神 巫女(みこ)の末裔(まつえい) エンゼルさんをした少女たち 呪いの家と霊能者 決戦! 陰陽師 孔雀明王使い・龍我 バリ島の呪術師 殺戮(さつりく)の九尾の狐 <著者紹介> 吉田 開(よしだ かい) 昭和三十一年北海道函館市生まれ。昭和五十四年東北学院大学経済学部経済学科卒 業。三十代のときに弘法大師より霊能力・除霊力を授かり、以来八十件ほどの除霊を 行っている。また、占い(運命鑑定)もおこなっており、その数は四、五百件ほど。 除霊師・運命鑑定師・調理師。趣味は囲碁と懐メロ。酒好き。除霊堂奇譚は処女作。
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-まだあり得るかもしれない、地域とこの星の未来 舞台は北海道・根釧原野。 かつてよりアイヌ民族から「コタンコロカムイ(村々の守り神)」と慕われてきたシマフクロウは目を疑った。 突然、見たこともない人間たちが押し寄せて、自分たちの住処である森林を伐採し、 木々の刈り取られた大地には次々に牛が放たれていったからだ。 時代の流れとともに酪農が拡大し、人間たちのみかけの暮らしがよくなった一方で、シマフクロウとサケの母なる川・ニシベツ川は汚染されてしまった。 この現実を目の当たりにしたニシベツ実業高校・酪農科と水産科の生徒たちは、互いに意見をぶつけ合いながら、問題解決に向けて奮闘する。 実際の調査をもとに描かれた、地域社会の未来を切り開こうとする若者たちの成長物語。 <目次> 序章 一. 朝 二. ふ化場実習 三. 乱闘 四. 電気伝導度 五. シバムギ 六. 計画発表 七. 中渡牧場 八. 硝酸態窒素 九. 炭酸カルシウム 十. 陽イオン 十一. トルイジンブルー 十二. 河畔林 十三. 塩化ランタン 十四. アルミノン 十五. 中間発表 十六. 仮説 十七. 腐植酸 十八. カリウム 十九. 校内実績発表 二十. 実験 二十一.ニシベツ環境フォーラム 二十二.コタンコロカムイ 二十三.農場のひだまりで <著者紹介> 草野 謙次郎(くさの けんじろう) 一九七一年北海道別海町生まれ。帯広畜産大学修了。在学中は集約放牧の研究に従事。卒業後農業高校に勤務し、生徒たちとのプロジェクト研究において、酪農経営や草地の実態調査、鳥類標識調査、河川環境や水産業の実態調査など、幅広く根釧地方を総合的に捉える研究を行う。 現在、北海道大学農学研究院客員研究員。主要な研究テーマは、流域土地利用を軸に、持続的な産業活動と自然環境保全のための、課題の本質と実践的な解決法の探究である。
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3.5二階堂黎人デビュー30周年 オーソリティと気鋭が本格ミステリーの深淵を追い求めた意欲の合作!! 栃木県の片田舎に小さな村があった。その村には〈アヤの祟り〉という言い伝えがあり、アヤという名の女性が村に入ると災いが起こるというものだった。現在村は〈梅屋敷〉と〈藤屋敷〉の二つの家を中心に動いていた。東京から家に戻ってきた〈梅屋敷〉の跡取り和壱が、密室内で拳銃自殺をした……。 村にアヤという器量良しの女がいた。夫と仲睦まじく暮らしていたが村長に目をつけられ夫は大雨の夜に川に流され亡くなった。その後村では子供が神隠しにあって殺害される事件が続いた。村人はアヤを疑い石を投げて殺し、簀巻きにして池に投げ込んだ。池はアヤの血で真っ赤に染まった。池は〈アヤの池〉と呼ばれるようになった。村に災いが起こる時、池は赤く染まるようになったという。
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3.7青春時代にテレビのリアリティ番組に夢中になったメラニー。彼女は今や、サミーとキミーという兄妹の母となり、YouTubeで彼らの動画を公開し、何百万人もの視聴者を獲得している。サミーとキミーはキッズインフルエンサーとして有名になり、たくさんのスポンサーがついていた。しかしある日、かくれんぼの最中に六歳のキミーの姿が消えた。誘拐が疑われ脅迫状も届く。金目当てか? 成功者への嫉妬か? 怨恨か? 小児性愛者か? パリ司法警察局が捜査を開始し、メラニーと同世代の警察官で捜査記録官のクララも事件を精査しはじめる。クララもかつては、親に隠れてリアリティ番組を見ていた少女だった。ネット社会で翻弄される人たち……。そしてSNSネイティヴの子供たちの未来を知る人はまだいない……。SNS全盛の現代、子供たちを、そして人々を待ち受ける闇をミステリ的筆致で描いた恐ろしくも予言的な問題作。母親は言う。「我が家では、子供が王様なんです」と。
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4.0謎の脅迫状に巨大カルテル、恋敵(?)も現れて……この業界も私もヤバい。 ドラマも絶好調! 霞が関でも話題沸騰の「公取委」ミステリー。 著者より)全国の働き者に捧げます。仕事帰りの豚骨ラーメンのような一冊です。―新川帆立 公正取引委員会の審査官、白熊楓は、九州事務所への転勤を命じられる。ところが配属先は、前任者が次々と離職しているいわくつきの部署だった。上司のパワハラ、人員不足、慣れない土地での生活に苦しみながらも、内偵業務のエース、常盤とともに、呉服業界の内偵に乗り出す。内偵を進めるなかで、巨大なカルテルの可能性が浮上。本局第六審査長(通称ダイロク)のメンバーたちも博多にやってきて、調査を開始するが……。呉服業界を覆うぶ厚い雲を、白熊たちは取り払うことはできるのか? 『競争の番人』シリーズ第2弾、新天地で開幕! 「法律の描写がファクトに忠実だ」と、公取委職員もうなる物語。担当記者のバイブルにしたい。―毎日新聞社会部 柿崎誠 お仕事小説の真髄は、当該職業従事者ならではの矜持を描くことにある。その矜持──公正取引委員会が「競争の番人」たるゆえんが明かされた瞬間、小説自体がひと回り大きな変貌を遂げた。この小説は、古き良き、今どき新鮮な「正義のヒーロー」を出現させる試みだったのだ。主人公は中央(霞ヶ関)から地方へと転勤したものの、中央の仕事の下請けであらざるを得ないことから、仕事に対し苦悩と葛藤を抱く。そして二転三転する厚みあるストーリーをくぐり抜けた先で、主人公が正義のヒーローへと変身する瞬間が現れる。この変身こそが、『競争の番人』シリーズの最大の快感であるとともに、読者へのメッセージでもある。なぜなら自分なんて「正義のヒーロー」からはほど遠いと思っているあなたもまた、変身できる、と断言してくれるからだ。―書評家 吉田大助
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