小説作品一覧
-
5.01巻396円 (税込)新たな一歩を踏み出す場所 神社にまつわる14編のアンソロジー 初詣や七五三などの節目に、そして願い事をしたり大きな決断をしたりするときに、人々は神社を訪れます。 街の喧騒を離れ、穏やかなひとときを過ごすために神社に足を運ぶ人もいるでしょう。 本書はそうした「神社」を舞台にした、14編の泣ける物語を収録しています。 ライト文芸の世界で活躍する14人の著者が紡ぐ14編の物語を読み、 心休まるひとときを過ごしませんか。 そして、これまでご好評いただいている「泣ける話」シリーズですが、本書より収録12編を14編にし、1編あたりの分量も増え、大きくボリュームアップしています。 なお、以下の1編はマイナビ出版主催の短編小説コンテストの受賞作です。 【優秀賞】 『巫女のバイトをする理由』伊瀬ハヤテ 【収録作品】 『やさしくて、少しかなしいまぼろし』/桔梗楓 無気力に生きる黒田は仕事で回っていた神社である日、いないはずの妻の姿を見て…… 『巫女のバイトをする理由』/伊瀬ハヤテ 進路のことで友人との間がギクシャクしている実来。バイト先の神社に友人が来て…… 『バス停』/杉背よい 一年ぶりに帰郷した麻由利の前を通り過ぎた自転車。乗っていたのはアキだった。 『鎮守の森のあふちの実』/一色美雨季 妊娠中に浮気未遂をした夫と関係を続けるべきか迷う千佳。久しぶりに訪れた神社で…… 『神出ボーイミーツ鬼没ガール』/鳩見すた 八歳の夏に出会ったときから「あの日まで」、風子はずっと神出鬼没だった。 ほか9作品収録 『神頼みではなく、亀頼みを。』矢凪/『ひとつ足して』霜月りつ/『舞い散る、舞い継ぐ』溝口智子/『いつか見た日の』猫屋ちゃき/『お稲荷さん、引き取りにまいりました』日野裕太郎/『御神木は語らない』編乃肌/『幼き願い』朝来みゆか/『越えてぞ行かまし八重垣を』那識あきら/『ナギの葉っぱ』ひらび久美
-
3.8
-
-母の形見の印籠1つを抱いて江戸へでてきたお柳には、正体のわからない、不吉な影がつきまとっていた。大事な印籠は僅かな隙に盗まれ、折角きまった奉公口も次々とこわされ、千住の宿場女郎に身をおとす破目となった。――見えない、呪(のろ)いの糸が、お柳を縛っている。もし、町同心・水木半九郎に夜釣りの道楽がなかったら、お柳はとうに死んでいたろう。半九郎の鋭いカンは、暗闇に嘲笑う覆面の武士の正体を見破った。彼の名は、阪田権太夫。町奉行・大岡越前守に不敵な挑戦を宣し、江戸を恐怖の巷(ちまた)に落とす男。越前守の弱点――恋の過ちを衝くだけに、名判官の苦渋は深かった。<上下巻>
-
-ここを永住の地と決めている人が、はたしてどれだけいるだろうか。新しい都会生活の様式=団地。10数万人がそれぞれに群がり生きている。鉄筋の壁を隔てて恋人同志が暮していることもあれば、挨拶を交さない隣同志もあろう。職業も生活も千差万別。そして、やがてはまた離ればなれになっていく……。 この巨大なマンモス・ビルの中に住む人々の哀歓を、1話1話にまとめて大きな反響を呼んだ、沢野久雄氏の評判小説。
-
-祖母に縁談をおしつけられ、18の時、九州から東京へ飛び出してきたおてんばの千栄子さん。それから4年、おっとりとした友人の友子さんと同居しながら、速記者として働きつつ、女優のタマゴとして頑張っている。そして、そろそろ恋愛や結婚のことを真剣に考えるようになり……。映画化もドラマ化もされた傑作。
-
-安アパート「人間荘」は、1階に7部屋、2階に9部屋があって、それぞれに人間離れした住人が住んでいる。12号室の住人は変わるたびに、人間荘で起きた殺人事件を、黒い表紙のノートに書き遺して……。そのノートが暴く5つの連続殺人と、その円環を閉じる最後の殺人の物語で、「新本格」の先駆けとなるような奇想に満ちた大傑作。
-
-大学教授兼評論家で釣りの好きな小山行夫さんも、そろそろ息子の結婚を考えねばならなくなった。照夫君には、ガールフレンドのヒロ子さんがいる。彼女の父・牧ドクトルも、釣り天狗である。照夫君の学友・進藤進一君の父・嘉六氏は、小山さんの先輩で、政治ずきな実業家だ。手に負えない息子と杉本ユリエさんの運命的なトラブルで、嘉六氏は小山さんに相談する。アプレ息子を持つ親父には、共通の不安と悩みがあるが、それを解決するために、小山さんの活躍がはじまる。戦後のホームドラマに新生面を開拓した作者が、奔放な青春にやどる思索と行動を描いた明朗な長篇小説。
-
-銀座の老舗ブティックの主人は婿養子で、頑迷なるカミさんには頭が上がらない。その一人息子に、財界巨頭のトンデモ三女、整形美女の外科医、新橋の売れっ妓芸者、横浜商社の社長秘書など、自薦他薦の縁談・艶談が舞い込む騒動のうちに、元戦友の清純な縫い子の妹との結婚に到るまでの、明るく軽快な物語。
-
-片田舎の高校で、ミステリー小説研究会「殺人クラブ」の同人6人の、軽快な会話とドタバタな調子で語られる推理劇5篇の連作集。
-
2.0猟色のベテラン・小見山が、デパートに勤める紀子にウツツを抜かし、しかも、目的が果たせないという、珍しいことが起こった。彼が、紀子のことで、あの手この手の策を弄していると、かならず、見知らぬ女の声で、電話がかかってきた。しかも、それは、彼に欺された過去の女の亡霊のように、彼をおびやかしつづけた。やむなく、小見山は、かつてガール・ハントの手ほどきをしてやった宇津に、助けを求めたのだが……。 2人の男のあくなき女体探求を通じて、性の世界の百態を展開する長編小説。前作「色名帖」の続編として書かれた異色作。
-
-蜀山人が「全盛の君あればこそこの廓は 花も吉原月も吉原」と頌歌をささげた松葉屋の花魁・薫。抜群の美貌と聡明さ、そして見事な侠気で、この女人国の苦海を泳いでゆく。欲と金、色恋の深淵、侍の意地……。快楽の国・吉原で起こる奇っ怪な出来事に、鼠小僧次郎吉、葛飾北斎、遠山の金さんなどが絡んでゆく、山田風太郎ワールド。
-
-晴海埠頭で1台の自動車が引き揚げられたが、運転者の死体は出てこなかった……。Mデパートの店員・野上美樹子は、妊娠処置のことを、銀座のクラブに勤める友人に相談した。そのとき、英会話と車の運転ができる美樹子に、ある会社の秘書にならないかとの話がでた。そして美樹子は、大竹通産の専務秘書になった。高価なドレスや和服を着せられ、高級レストランや料亭につれ歩かれた。数か月後のある夜、大竹通産の社運をかけた取引がおこなわれた。相手は、東南アジアのQ国使節団。座には芸者もきて賑やかだったが、代表格の男は、美樹子にしか関心を示さなかった。その数日後……。
-
-心ならずも神宮球場のスーパースターの妻となった冴子は、新婚旅行の途次、新郎・信三とともに事故に遭ってしまう。そして、新婚初夜にも関わらず、冴子は建築家の城田と結ばれ、子を孕んでしまうのだった。それでも、意識の定まらない状態になった信三を愛せるようになった冴子だが、奇跡的に元に戻った信三の暴君振りに、今度は家を出てしまう。そこには、独身となった城田に想いをかける3人の女たち。だが、ついに冴子は城田と……。
-
-宇宙による無言の詩 1990年に北國新聞社から出版された詩集の電子復刻版。著者は、レーガンが執務室にいた時、秘密の地下道からホワイトハウスの地下室に入った。その前に、他の地下の密室に連れ込まれ、マドンナの「パパ・ドント・プリーチ」を鑑賞して書いた詩を含む。その後、マドンナは著者がいたI社を訪れた。さらにサッチャーが訪れ、著者の目の前で、「世界が向かうべき方向」について美しいライオンのように話した。 【目次】 【著者】 杉本正徹 1974年、横浜国立大学経営学部を卒業、伊藤忠商事に入社。瀬島龍三氏の韓国、台湾との活動をサポート。著書に、『資本主義から人間主義社会へ』(PHP研究所)、『絶対者を超えて』(三友社出版)、『0と∞の円環』(北國新聞社)、『永遠の沈黙への憧れ』(リサーチ出版)。講演CDに、『日本が世界に示す創造的人間主義社会』(暦日会)。北國新聞社の北國文華に、「「日本復活」を考える」を寄稿。2014年、Webサイト「ARTの庭」を立ち上げ、世界約160か国に配信中。
-
-若き呪い師と争乱の張本人は、真正面対決へ! 神宝聖堂の王国に乱を成すフマイヨ王の真のねらいとは? 力をためる若い呪い師と幼い姫たちは試練を受け止められるのか? 超古代ファンタジ-巨編、愈々佳境に! ーー若い大神官・リバスが神宝聖堂を護(まも)るギセア王国の幼姫・ファネラには、未開花の神賜力が備わっていた。敵王・フマイヨは、ファネラを妻に奪い取ろうと企み、霊の力を用いて戦士・カナーンの命を脅(おびや)かし、ファネラを敵国へと連れ出す。リバスらはファネラを連れ戻そうと、敵国に忍び込むが……。「神宝聖堂」シリーズ続編、傑作ファンタジー・ノベル。幼姫を妻に奪い取る敵王の陰謀を打ち破れ!
-
-
-
3.8
-
4.1アイドルの夢破れ、メイド喫茶でバイトの日々。裏切り、妬み、失望の果てに、友美が見つけた答えとは? 大人気グループBiSHのモモコグミカンパニーが贈る、感動の小説デビュー作! ※電子書籍版には紙書籍版の初回限定購入者特典は付いておりません。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この一冊で語彙力、表現力がアップ。季語にふれて、知性や感性をみがこう!! 多くのベストセラー作品をもつ齋藤孝氏による子ども向け読み物。 「東から吹いてくる『東風(春)』は、何を知らせる風?」「昔、『お年玉(新年)』としてわたされたものは?」「かじけ猫(冬)ってどんな猫?」。さあ、答えはわかるかな? 季語が生まれた背景やその意味をうんちくたっぷりに解説する。古来、日本人が大切にしてきた季節感や自然をうやまう気持ちにも触れてみよう。 語彙力、表現力はもちろんのこと、理科や社会、美術や哲学まで幅広いジャンルにまつわる知識がクイズをとおして習得できる。俳句を学び始める小学生は、ぜひ「朝読」用にゲットしてほしい。ブームにのって俳句の世界に興味を抱いた大人の読者にもおすすめの一冊。 〈目次〉 はじめに 知っておきたい基礎知識 (1)/知っておきたい基礎知識 (2)/この本の使い方/定番季語マップ 春・夏・秋・冬・新年 第1章 時候──気候のあれこれ(春 弥生、八十八夜/夏 土用、灼くる/秋 夜長、そぞろ寒/冬 小春、春隣/新年 正月、人日/コラム:「麦の秋」は秋の季語じゃない!?) 第2章 天文──空のあれこれ(春 東風、佐保姫/夏 雲の峰、薬降る/秋 月、霧/冬 鎌鼬、雪女/新年 初日、御降り /コラム :月に名前をつけた昔の人たち) 第3章 地理──地上のあれこれ(春 山笑う/夏 滝/秋 水澄む/冬 狐火/新年 初富士/コラム:水の季語いろいろ) 第4章 生活と行事──イベントあれこれ(春 麦踏み、茶摘、ぶらんこ/夏 甘酒、 髪洗う、プール/秋 七夕、花火、月見/冬 柚子湯、日記買う、マスク/新年 年玉、雑煮、笑初/コラム:こんなカタカナの季語もある) 第5章 動物──生きものあれこれ(春 鶯、亀鳴く/夏 金魚、空蝉/秋 小鳥、虫/冬 かじけ猫、 熊穴に入る/新年 嫁が君/コラム :季語から食材の旬を知ろう) 第6 植物──草花あれこれ(春 梅、萌/夏 若葉、夕顔/秋 紅葉、紫式部/冬 帰り花、落ち葉/新年 薺/コラム:季節を彩る花たち) 二十四節気と七十二候 おわりに
-
5.0アルファポリス第6回歴史・時代小説大賞特別賞受賞作! 礫投げが得意な若者・弥七は陰(ほと)と呼ばれる貧しい集落で、夢も希望もなく、地を這うように生きてきた。あるとき、図らずも自らの礫で他人の命を奪ってしまったことで、元盗賊のねずみという男とともに外の世界へ飛び出す。やがて二人は、作事集団の黒鍬衆(くろくわしゅう)の一員として、尾張国の砦造りに関わるようになる。それは弥七にとって、人生で初めての充実した時間だった。だが、尾張を狙う今川義元が領主・織田信長に戦を仕掛けたことで、そんな日々は終わりを告げる。弥七のいた織田領の丸根砦に、大軍が攻めてきたのだ。弥七は織田の兵とともに、戦うことを決意する。しかし、その大軍を率いるのは松平元康、のちの天下人・徳川家康で――。桶狭間の合戦前夜、名もなき青年が戦国の世を駆け抜ける!
-
3.72006年7月~2007年3月、WEBメディア「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載された人気連載・細野晴臣の「夢、それはドリーム 細野夢日記」がついに書籍化決定。 まるで「細野晴臣の脳内」を旅しているような気分にさせられる当時掲載された「ジャイロスコープ」「スノーボール」「バスタブの怪」「ピラミッド」「ユーモレスク」「聖者の行進」「超次元セグウェイ」「半島の兄弟」「無理解」……などの37篇の夢。 この中から10篇の夢を元に、芥川賞作家・朝吹真理子、作家・俳優等でマルチな才能を持つリリー・フランキー、そしてYMOマニアであるナイツの塙宣之の3著者が短編小説化。 細野晴臣×3つの才能がコラボした異色の短編小説集。 また、当時「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載されていた「細野晴臣 夢日記」全37話も収録。「細野晴臣の夢」を元に各才能がどんな「新しい夢」を紡いでいくのか楽しみにしてほしい。
-
5.0長篇小説を執筆中の作家ポール・オレロンは古い貸家に引越すが、忽ち創作は行き詰まり、作家は周囲に何者かの気配を感じ始める。邪悪なものの憑依と精神崩壊の過程を鬼気迫る筆致で描き、ブラックウッド、平井呈一らが絶賛した心理的幽霊譚の名作「手招く美女」。沈没寸前のガレオン船の前に霧の中から現れた謎の船の正体とは……超時間的な幻想譚「幻の船」。シチリアの富豪の娘が旅先のチュニスで英国青年と恋に落ち、同時に神秘的な人格の変容を経験する。エキゾティックな舞台に古代幻想が交錯する中篇「彩られた顔」など全8篇と、作者がその怪奇小説観を披露したエッセーを収録。英国怪奇小説の黄金時代に、精緻な心理主義と怪異描写、斬新なアイデアで新しい地平を拓いたオリヴァー・オニオンズの怪奇小説傑作選。 - ◇ 最新の研究に基づき全面改訳した決定版 ◇ 本邦初訳の〈序文〉全13頁を増補 ◇ 『法の書』誕生の鍵となった〈啓示の銘板〉のカラー写真および全訳詩文を増補 ◇ 自筆原稿全65点の写真をより鮮明に収録 ◇ クロウリーの言葉に基づき「法の書」本文の一部に特色赤インクを使用
-
-北海道、旭川。町一番のお屋敷に住む櫻子さんは、一見楚々とした美人だ。だけど彼女は普通じゃない。三度の飯より骨が好きで、骨と死体の状態から、真実を導くことが出来るのだ。平凡な高校生の僕、正太郎は彼女と知り合いなばっかりに、いつも事件に巻き込まれる。骨や遺体や、一番恐ろしい人間の悪意や、普段の生活では目にすることもないことに直面し、時には落ち込むこともあるけれど。でもそれ以上に、彼女と謎の真相を追う時間は、僕にとってかけがえのないものだった……。 旭川、札幌、函館……北海道の美しい街と美味しいグルメ、そして自然をバックに繰り広げられる、法医学×青春成長ライトミステリ決定版! ※本電子書籍は『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』シリーズ全17冊を収録しています。
-
4.0
-
-「オセロ」「マクベス」「ハムレット」「リア王」 愛と裏切りの果て、逆転劇を演じたのはあの脇役だった! これぞまったく新しい解釈と展望による21世紀のシェイクスピアだ。 ――縄田一男氏(文芸評論家)絶賛! 世界の古典文学に人気時代小説家が新たな風を吹き込む四つの物語 「オセロ」―将軍を破滅に追い込んだ男の妻を意外な訪問者が…!?(「イヤーゴの女房」) 「マクベス」―魔女の予言に心を囚われた武将の眼には短剣が…。(「魔女中の魔女」) 「ハムレット」―抜擢した新人女優の拙い演技を見て演出家は…(「幕間 オフィーリア狂乱」) 「リア王」-最愛の娘の一言が父王とと王国の運命を一変させた―(「リアを継ぐ者」)
-
5.0事故で顔を失ったわたしは、裏切った婚約者に復讐するため旅に出る。交錯する過去と現在、境界をなくす男と女、聞こえない叫びと悲鳴、見えない殺戮と破壊…。超過激ノヴェル。
-
3.5乳児突然死を取材する新聞記者ストリーターは、奇妙な事実を探り当てた。死んだ子供たちのベッドの側にはある詩集の同じ頁が開かれていたのだ--アフリカ起源の呪いの歌をめぐる不可思議ホラー
-
4.0セックス中毒の僕は、毎晩カウンセリング集会に通い、中毒から抜け出そうと悪戦苦闘してる。だけど、知り合った売春婦や教師やナースたちの誘惑をやっぱり僕は断りきれないんだ。だって、セックスより気持ちいいことなんてこの世にあるかい? しかも、ママがいかれてしまって月に3000ドルの入院費を払わなきゃならないんだ。世の中うまくいかないね。しかたなく、僕は毎晩レストランに出没し、「ある演技」をして金を稼ごうと思いついたんだけど……『ファイト・クラブ』で一躍スターダムにのし上った著者が描く型破りで切ない、愛と友情とセックスと親子の物語。全米ベストセラー。
-
3.9
-
4.0
-
-
-
-
-
4.1
-
-
-
3.0
-
3.0中学を卒業したばかりの白石那由多は、尊敬する従兄の京に頼まれて、北野の異人館街近くにあるサボテン専門店・仙寿園を訪れた。京の後輩で店長の坂上緋沙子を手伝うためだ。緋沙子の美しさに驚く那由多だが、サボテン以外のことに無頓着な彼女の天然ぶりに気づく――。こんな二人は店に持ち込まれるサボテンがらみの様々なトラブルを解決出来るのか!?
-
3.3時は大正時代、東京府――。大蔵大臣・檜垣一郎太(ひがきいちろうた)の妾の子・永人(ながと)は、嫡男の“謎の失踪”を受け、急きょ跡継ぎとして名門私立千手學園(せんじゅがくえん)に放り込まれることに。学園内では妖しげな呪いの噂が流行しており、永人は思いがけず友人たちとその解決に挑んでいく。学園に蔓延る謎を、そして義兄失踪の真相を暴くことができるか!? 大正浪漫の香り漂う本格学園ミステリ、ここに開幕!
-
3.5★★★★戦慄の声、続々!★★★★ ・苦しくて苦しくて、でも続きを読みたい ・読みはじめから心がザワつきヒリつき、随所で涙が出そうになる。 ・胸が張り裂けそうな絶望の中に、子を思う母の気持ちが痛いほど心に突き刺さる。 ・どうしてこんな目に 愛する娘と二人、ささやかだけど幸せな日々を送っていただけなのに――。 目を覚ますと手足を縛られ、見知らぬ部屋に監禁されていた! シングルマザーを襲う絶望的な恐怖。 デビュー作『スイート・マイホーム』がスマッシュヒット! 令和ホラー界の異才が放つ、監禁パニックホラー! 後藤成美はパートで生計を立てるシングルマザー。貧しいけれど、娘のひかりがいれば何もいらない。ささやかでも幸せな日々を送っていた。なのに――突然、首を絞められ意識を失い、目を覚ませば見知らぬ密室で手足を拘束されていた。一体どうして? 目の前の男はだれ? 娘は? 戦慄のパニックホラー!
-
3.6
-
-
-
3.7笑顔をなくした姫さまへ 謎物語を献上します。 「後宮って本当に面倒くさいわ」 毒舌の新人女房が止まらない! 「後宮の人間関係って本当に面倒くさい」と宮仕えに馴染めぬ清少納言。 だが衆人環視の中で突如現れた仏像事件など、宮中はいとをかしな謎があふれる場所だった。 清少納言はそりの合わない紫式部を助手にして持ち前の機知で次々と解決。 その謎解きばなしを孤独に耐える后・中宮定子へお聞かせすることに。 身分の上下をこえてはじまった心と心の交流。 ところが、なぜか権力者・藤原道長が邪魔をしてきて……!? 『平安後宮の薄紅姫』『平安あかしあやかし陰陽師』の 大人気作家が描く爽快で痛快な平安ミステリー新シリーズ登場!
-
3.6この優等生、危険――! 「謎を解けば、金になる」 「悪党が這いつくばるのは気分がいい」 そんな彼の相棒候補は――平凡な僕!? クールでPOPな高校生バディ、令和の青春ミステリはここから始まる! ☆☆☆ 「森巣、君は良い奴なのか? 悪い奴なのか?」 平凡な高校生の僕と頭脳明晰、眉目秀麗な優等生・森巣。 タイプの違う二人で動物の不審死事件を追いかけるうちに、僕は彼の裏の顔を目撃する。 その後も、ネット配信された強盗と隠された暗号、 弾き語りする僕に投げ銭された百万円と不審なゾンビ、と不穏な事件が連続。 この街に一体何が起こってるんだ!? 令和の青春ミステリの傑作!
-
3.8
-
-
-
3.6『アーモンド』を生んだ「チャンビ青少年文学賞」受賞作品! ――私を苦しめたのは、善意。 マンション火災事故の「奇跡の生存者」ユ・ウォン。 ユ・ウォンの姉は、幼い妹を布団で巻いて11階から投げ落とした後、帰らぬ人となった。 地上で彼女を受け止めたおじさんは、足に重い障害を負った。ユ・ウォンは奇跡の象徴として、おじさんは英雄として、一躍、時の人となった。 あれから12年。いまだに世間は「あの事件の子」という眼差しで彼女を見る。姉は神格化され、「英雄」のおじさんは家をたびたび訪ねてきてはお金を無心していく。 そんななか、ユ・ウォンは同じ高校に通うスヒョンと知り合う。自分とは正反対のスヒョンに影響され、初めて他人に心を開いていくが……。 誰にも言えない、生き残ったことの罪悪感、自己嫌悪、葛藤、矛盾―― 数々の痛みを乗り越え、自らの力で人生を取り戻そうとする少女の成長を、瑞々しく描いた感動作!
-
4.0世界1500万部超! 血の呪縛に絡まる死んだ男の冷凍庫にあった頭蓋骨。 これはヨーナへのメッセージか? オスロの集合住宅の住民から悪臭の苦情が寄せられ、警官が向かった先には、腐敗が進行し、腹部を膨張させ両足の開いた男の死体があった。 一地方警察官として勤務し、数週間後に警察庁の警部に復職することになっているヨーナのもとに、色を失った監察医ノーレンが訪れる。 死んだ男の冷凍庫には多数の切断された人体のパーツがあり、その中に亡くなったヨーナの妻スンマの頭蓋骨があったというのだ。 スンマの墓が荒らされたことにショックを受けるヨーナは、かつて対峙した怪物の狂気に満ちた記憶を蘇らせる……。
-
4.0当法廷へようこそ!読者のあなたは、これから陪審員として裁判に立ちむかいます。 まず、それぞれの訴訟の内容をよく読んでください。裁判の原告と被告は、まったく異なる説明をしてくるでしょう。 そのうえであなたは、提示された証拠物件をじっくり検討し、評決をくださなければなりません。あなたが判断を誤れば、無実の人が刑務所に送られたり、関係のない人が事件の責任を負わされたりすることにもなります。 さあ、法廷に正義をもたらすため、あなたの眼と脳細胞をフル活動させてください。
-
4.3シリーズ累計18万部! 土地、因縁、血脈…身近にある「魔」を、あなどる勿れ!【著者より】本書のテーマである「呪い」の正体とは何か。ごく簡単に言えば、その源の多くは「嫉妬」から生じる。だから、学校、職場、ネット空間などは、呪いの密度が非常に濃い。もちろん「家系」や「土地」に染み付いた凄まじいまでの祟りもある。本書では、筆者がこれまで出合ってきた様々な事例を紹介しつつ、「邪」をはね返し、「運気」を盛んにする方法をお伝えしていこう。◆◆本当に、今の世にこんなことが…!?◆◆◇「魔」を呼び寄せる空間がある◇生霊とは「怨嗟のかたまり」◇危うく命を落としかけた「人柱の怨念」との対決◇山伏がかけた「狗神憑き」の呪い◇役小角と元三大師――その超人的呪力とは◇古来、日本の「暗部」には呪術師がいた
-
-私の店に、卵を売りに来る女がいる。業者ではなく、実に不思議な売り方をする。せいぜい週に一度、一個の卵を持ってきて、それを買ってくれと言うのである。うちのような小さな店にも、肉や卵の業者が売り込みに来ることがないわけではない。しかし、まったく取り合わず、無愛想に追い返してしまうのが常だった。そのため最近は、売り込みなどほとんど来ることがなかったのだが、いざ来たと思ったら、何とも風変わりな売り込みだったわけである。(「卵を売る女」より) 名手が紡ぎ出す怪奇・幻想ホラーの短篇9本を収録。すべて未発表作品で構成された電子オリジナルの短篇集。 *卵を売る女 *場末のダッチワイフ *美しい女(ひと) *明日吹く風 *滅びっ子 *余興 *三毛猫の行方 *肉めし *編んだ狐 ●飯野文彦(いいの・ふみひこ) 1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズにてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アーク・ザ・ラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『ゾンビ・アパート』(河出書房新社)、『怪奇無尽講』(双葉社)、『ハンマーヘッド』(TO文庫)など個性的なホラー作品でマニアックな評価が高い。その他に『バッド・チューニング』『アルコォルノヰズ』『惑わしの森』『黒い本1・2』『影姫』などがある。
-
-光は大阪の南のショットバーを水商売の経験もあまりないままに、そこのママが入院をしてしまったので、そのママから店を安く譲りうけ経営をしていた。そして、その店の近くのボクシングジムのトレーナーをしていたキューバ人のバギロと知りあった。最初は犯されるように体を奪われたが、バギロの子供を産んだ。その3年後、先に帰国した夫バギロの住むキューバに光は娘の手を引き、二人目の子供がお腹に入っている状態で空港に降り立った。強烈な太陽とラテン音楽、そしてサルサ。ここから光の壮絶な人生がスタートをした。読み続けるほどに読者もこの主人公の波乱万丈の人生に引き込まれる作品です。
-
-代々の豪商の家に嫁ぎ、 日出夫を22で生んだ母。若旦那育ちの父は事業がうまくいかず、飲んでは母に暴力をふるい、やがて女と出奔してしまう。日出夫は小学5年、そのときから母子の貧乏が始まった。村に移り住み、製糸工場で働く母。日出夫を中学にやりたいが、その金がない。日出夫は進学をあきらめようとしたが……。母の大きな愛、それに応えようと成長する息子。学び舎、友、恋、青春の日々。
-
-男児か? 女児か? どんな赤ちゃんか? 第1子誕生を目前に、不安と期待に胸おどらす若夫婦を中心に展開するホームドラマーー「まるで貴重な壺みたいなものだ。よほど丁寧に扱わないと、こわれてしまう」……愛妻・美和子さんのふくらんだ下腹を見ながら、光男は禁酒・禁欲の決心を新たにする。初めての子供が生れるのだ。あとしばらくの辛棒である。ところが、5年前に別れた初恋の女性・歌代が、いまはスターとなって出現、彼の禁欲をゆさぶったり、ネズミのフンと杉苔を妊婦にのませると、頭脳明敏な男の子が生れると信じてやまぬ故郷の父が乗りこんできたり、三田家は臨月をひかえてもユーモラスな騒動がたえない……。軽やかに淡々と、家庭の笑いをふりまく林文学の異色作。
-
-戦後日本の空に民間航空路が広がるなか、真木三枝子は時代の華となった客室乗務員として、家族を支えながら懸命に働いていた。機内で美しく立ち振る舞う三枝子を、息子の結婚相手として見初めたのは、建設会社社長の藤川。しかし、息子の重雄の意中の人も、かつて機中で見かけた三枝子その人だった。磁石の両極のように惹かれ合う二人だったが、その恋路と両家の前には、国際的な詐欺集団による事件の数々が立ちふさがる。新しい風景となった空の旅と猥雑な地上の世相が交錯し、戦後のエネルギッシュな息吹を伝える長編青春小説。
-
-沼田藩・真田家の奥深く、「お黒の森」に幽閉されて育った、雪姫に秘められた謎。雪姫に懸想した当主・信明が捨てた春姫が、身中に育てる邪悪な心の結末は? 雪姫派と春姫派に二分された真田家を巡る、家臣軍団と凄腕忍者たちの抗争。「雪姫の幸あれかしと黒姫の」の下の句に隠された謎を明かす鍵とは……。<上下巻>
-
-越智さんは齢50を越えた、鎌倉の人里離れた地で執筆に追われる、人気の小説家である。結婚25年の千代子さんと2人の男の子、お婆ちゃんとお手伝いのお啓と暮らしている。一見穏やかな世間にある日々だが、酸いも甘いもかみ分ける越智さんにとっては、人生模様のドラマを垣間見る毎日でもあった。老いも若きも男も女も、町の親分も謹厳な弁護士も、動物たちも、悲喜こもごもに思いを語りだす、10篇の連作ユーモア小説。
-
-極悪非道の金山奉行・大久保石見守長安の配下の忍者・いの字や浪人・兵馬と戦う、正義の剣士・桜井進太郎。信玄の隠し金山をめぐる欲と欲のぶつかり合いと、武田勝頼の妻・月姫の謎とその孫に迫る毒牙。
-
-毛利家の城奥ふかく「客人」として扱われている姫君・也々さまの救出こそ、速水茂平次の悲願だった。秘策をこらして一度は成功したのに、姫の姿は瀬戸内の島影に消えた。誰の仕業か? 茂平次がシャムに使した時から影のようにまつわりついている奇怪な党派の首領・甚吾の妨害なのか。知香と名のる野性の美女の正体も判らぬ。が、茂平次は決然と島に乗りこんだ……。実は、一触即発の豊臣・徳川の対立をまえに、鉄砲・火薬あつめに暗躍する一派にとって、也々さまの生いたちには、貴重な財宝をさがすカギが秘匿されているようだ。姫は何者の手中に……。<上下巻>
-
-卒業まであと1週間というところで、大学を放校になった邦彦。代わりに首席となった謙之介。孤高の天才と、野心に溢れた策士。ともに建築家を目指して上京し、邦彦は落ち目の建築事務所で、謙之介は一流建設会社で働き始める。才能対野望、因縁のライバル。ネオン瞬く東京の空、黄金の星座に続く黄金の梯子を上り詰めるのは、果たしてどちらなのか?
-
-天保13年9月、江戸を襲った台風の日、怪盗・影丸が脱獄した。江戸城内、大奥にまで侵入した剽盗だけに、奉行所の召喚状をすりかえて脱獄する、前代未聞の牢破りだった。同じ日、名与力・松並白亭の養女・小夜も何者かに誘拐された。そして、白亭と配下の同心・志賀三平は、この2つの怪事件を結ぶ謎に立ち向かう。不敵にも影丸は、「目指す相手は八丁堀!」と、かれらに挑戦してきたのだ。だが、目明し伝六、紋十郎ら悪党の名は浮かんでも、当の影丸は神出鬼没。しかも事件の背後には、将軍家継嗣をめぐる暗闘までも絡んでいる……。著者が秘材を傾けた本格派時代物推理の妙。<上下巻>
-
2.0宮崎県沖の孤島・吐雷島で殺人事件が発生、容疑者・菱沼は台風襲来で脱出不可能なはずの島から姿を消した……。十年後、映像制作者・守谷達司の周囲で、突如不可解な出来事が続発。「吐雷島事件の犯人を見た」と電話してきた男が殺害され、さらに奇妙な電話が相次いだ。守谷は、偶然知り合った美少女・絵梨菜と共に調査を開始するが、直後、またも事件に関わる二人の男が謎の死を迎える。はたして事件の真相は? 消えた菱沼の行方は……。 1884年に起きた日本近代史上最大の農民蜂起「秩父事件」を下敷きに、名手が会心のトリックで贈る正統派本格推理。 ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。
-
-音響機器メーカーに勤める早瀬喬は、人生の恩人である宗田克人の突然の訃報を聞き、愕然とした。しかも、宗田が亡くなる直前に書き上げた原稿がなくなっているという。早瀬は通夜の席で知り合った女性と、宗田が列車に轢かれたという山梨県上野原町の現場を訪れ、宗田の死に不審の念を強くする。原稿は下山事件……昭和二十四年に起こった下山定則初代国鉄総裁の轢死事件の驚くべき真相について書かれていたというが、その内容を知るものはいない。早瀬が女性編集著の協力を得て、消えた原稿の行方を追ううちに、二つの轢死事件の接点が見え始めた……。 戦後史最大の謎とされた怪死事件に肉迫する著書渾身の現代史推理。 ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。
-
-黒木 華主演のドラマをノベライズ 空気が読めず、共感性もないヒロインが ひたすら真実を求める姿は、人の心を動かしていく―― 大手出版社「クスノキ出版」経理部の瀬古凛々子は、 場の空気を読むことは苦手だが、 この世界や他者を知りたいという欲求が強く、 ちょっとした矛盾や誤りを抜く能力に長けた女性。 そんな凛々子の能力を認めている執行役員の仁和正樹は、 ある仕事を彼女に命じる。 それは、同社が運営するニュースサイト「カンフルNEWS」の立て直し。 他社のニュースやブログ記事のコメントをコピペしただけの“コタツ記事”ばかりを発信しており、 PVは月間50万程度、広告もろくにつかないお荷物部署である。 仕事にプライドを持てない部員たちのモチベーションも下がりきっていた。 その改革のため、凛々子は月間5000万PVという目標を掲げ、 「ゴシップで攻める」という戦略を立てるが――。
-
-短詩型文学の一つとして、日本で広く親しまれている川柳。 作者と読者が奇跡的に結びつくことによって秀句・名句はこの世に生まれ、命ある一句として永遠に生き続けている。 学問の神様、音楽の神様、スポーツの神様、お笑いの神様・・・などと、いろいろなところに神様が存在するように、実は川柳の世界にも、作者と読者を結びつけてくれる神様が存在する。 本書は、幸運な作者のもとに「川柳の神様」が舞い降りてきた特別な120句を、著者が魅力あふれる筆致で奥深く、幅広く紹介した秀句鑑賞である。 昭和・平成の秀句の魅力が余すところなく解き明かされ、時代を超越してなお読み継がれる川柳作品の再評価がなされている必携のシリーズ第二弾!
-
-大好評ベストセラー 眠れないほどおもしろい“古典エンタメシリーズ”! 2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で話題! 『吾妻鏡』『平家物語』が【合本版】になって新登場! ☆『眠れないほどおもしろいおもしろい吾妻鏡』 ―――北条氏が脚色した鎌倉幕府の「公式レポート」 源頼朝、北条義時、後鳥羽院、北条政子…オールスターのすべて。 2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の世界を堪能できる本! 「鎌倉殿」と呼ばれ、武士の世をつくりあげた源頼朝。 その鎌倉幕府の「公式レポート」、『吾妻鏡』の世界へようこそ! ■著者より なぜ、源氏将軍はたった三代で断絶したのか? 政治の実権を握った北条氏とは何者なのか? 鎌倉幕府の歴史を記録した『吾妻鏡』をひもといていきましょう。 ……板野博行 「武家の世」は、こうしてつくられ、もみくちゃに ◇源頼朝は「後顧の憂い」を徹底的に絶ったはずだったのに… ◇北条氏の「家柄ロンダリング」とは ◇尼将軍・北条政子は「女スパイ」だったのか ◇北条義時は将軍家を滅ぼした「逆臣」なのか ◇「御恩は山より高く、海より深い」──世紀の大演説 ◇最強上皇・後鳥羽院はなぜ「承久の乱」に負けたか ◇鎌倉殿の十三人──「最後に笑った」のは? ☆『眠れないほどおもしろい平家物語』 ──なぜ、こんなにもドラマティックなのか 古典ロマンシリーズ30万部突破! 平家の栄華、そして没落までを鮮やかに描く超ド級・栄枯盛衰エンタメ物語! ラフカディオ・ハーンの『怪談』に登場する、あの盲目の琵琶法師「耳なし芳一」が案内役! 面白く、わかりやすく紹介していきます! ■著者より 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」 この超有名な一文から始まる「平家物語」。 そこには、熾烈な権力闘争あり、渦巻く権謀術数あり。 哀しい恋の物語も、イケメン貴公子のBLネタも……。 運命のままに滅びゆく人々の壮絶な「生きざま」「死にざま」がここに詰まっているのです。 ……板野博行 知ればもっと楽しめる! ◇『平家物語』の作者って誰? ◇「平氏のご先祖」は平安京を開いた桓武天皇 ◇壇ノ浦に散ったのは平氏の中の「平家一門」 ◇「平家にあらずんば人にあらず」って誰のセリフ? ◇なぜ感動的?「敦盛最期」「那須与一」
-
4.3◆推薦コメント◆ 読書を愛する人は、本について語り合うのも大好きだ。三砂さんと一緒に喫茶店に行き、いろんな話をしたくなった。 ――佐渡島庸平(株式会社コルク代表取締役) 本と実人生は、こんなにも近い。ひりひりするような切実と熱に驚かされた。 ――平松洋子(エッセイスト) 三砂さんの読書遍歴と思考を辿りながら、みるみると自分の生きるこの瞬間が愛おしくなりました。 輝く命の連なりのなかで、僕も本を読み、言葉をつづりたい。そういう思いでいっぱいです。 ――後藤正文(ミュージシャン) ◆内容紹介◆ 「シェイクスピアはマーロウがいなかったら、マーロウはチョーサーがいなかったら、チョーサーは無名の詩人たちが道を拓き、生のままの粗野な言葉づかいを直していなかったら書けなかった」―ヴァージニア・ウルフ 私たちが何気なく本屋で手に取る一冊は、実は人類の悠久の歴史と地下水脈のようにつながっています。 そして私たちが千年前に書かれた『源氏物語』に共感したり感動したりできるのは、「本」というメディアが存在するからです。 本には人の人生を変えるほどの力があります。俳優を目指していた著者の友人は、サン・テグジュペリの『夜間飛行』を読み、パイロットになることを決意しました。 本書は、人気イベント兼冊子「読書の学校」発起人であり、梅田 蔦屋書店で人文コンシェルジュを務める書店員・三砂慶明氏による、とてもパーソナルで、それゆえに普遍的な、本をめぐる考察。 なぜ、本には人生を変えるほどの大きな力があるのか。 そしてどうしたらそんな本に出会うことができるのか――。 雑誌「サンガジャパン」に2016年から5年間連載した内容を凝縮し、さらに大幅に加筆しました。 「生きづらさ」「働き方」「お金」「食」「幸福」「死」といったテーマで各章を構成。 250冊を超える古今東西のおもしろい本を縦横無尽に紹介する読書エッセイ。 本を通した世界の見方、そして「人生を変える一冊」に巡り合うためのヒントを紹介します。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。