作品一覧

  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。
    3.8
    1巻847円 (税込)
    孤島の学校で連続殺人!? 一気読み必至の衝撃作! 資産家・猫屋敷米蔵は「罪を犯したコドモに平等な高等教育を」という理念の下、 “学校”を設立。全国の刑務所・少年院から生徒8名を選抜し、教師3人が採用された。 そのひとり式神雄馬は、かつて教え子を殺人者にした罪を償うため再び教鞭をとる。 ところが開校直後、電波も通じない孤島にそびえたつ監獄のような校舎で、女性教師の死体が発見され――
  • 純黒の執行者
    3.4
    1~2巻759~847円 (税込)
     怪死体や猟奇殺人事件を捜査する“奇特捜”に所属の刑事・一之瀬朱理には、一つの噂がある――彼の担当した事件は必ず【被疑者死亡】で終わると。  3年前に起きた一家惨殺事件の唯一の生き残りである朱理。瀕死の重傷の中、突如現れた悪魔を名乗る青年・ベルと契約した朱理は、己の死を回避する代償として、犯罪者の命を捧げていた。  全ては家族を殺した犯人に復讐をするため――謎めいた狡猾な悪魔・ベルと共に、朱理は凶悪犯罪者逹を葬る。  冷静無慈悲な刑事×謎めく狡猾な悪魔が紡ぐ、宿命のバディサスペンス! 【登場人物】 ◆一之瀬朱理 担当する事件の被疑者は必ず死ぬ、と噂される孤高の刑事。妻子を殺された過去を持つ。 ◆ベル 悪魔を自称する、見目麗しい謎の青年。欲望に忠実で奔放な性格。なぜか時代劇が好き。
  • 女王の番犬
    値引きあり
    4.0
    1巻374円 (税込)
    中央オリヴィア王国の前女王暗殺の大罪人・ヴァイスは、処刑執行の直前にエリザベス二世に命を拾われ「女王の番犬」として、ブラッドフォードという名を与えられた。 それから五年後、戦乱が続いていた中央・東端・西部の三国はついに停戦条約を結ぶことになった。 しかし会談の日が迫ったある日、オリヴィア王国の君主の証である『エリザベスの鏡』が何者かに盗まれる。 ブラッドフォードは停戦条約締結の日までにエリザベスの鏡を取り戻すことができるのか――?
  • 始末屋 池袋てるてる坊主殺人事件
    3.0
    1巻715円 (税込)
    池袋を震撼させる大学生連続リンチ殺人、通称・てるてる坊主殺人事件。被害者は皆、頭にビニール袋が被された姿で発見される。ジャーナリスト・小柳は被害者たちと怪しげな二人組の繋がりを掴む。――依頼を受けた“もの”を秘密裏に始末するという都市伝説めいた存在、始末屋・バルトアンデルス。異能を持つ盲目の少女・律と、彼女を保護する一見軽薄な男・陽司。謎に包まれた彼らの思惑に、やがて事件は絡め取られていく……。  「てるてる坊主」姿の遺体、大量の薬物、真犯人の目的とは――。猟奇殺人を巡る戦慄のホラーサスペンス!

ユーザーレビュー

  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

    Posted by ブクログ

    久しぶりにリアルとは違った設定のミステリーが読みたくて出会いました。
    人が死ぬ時のトリックは建物が特殊な分、ストーリーを進めるための設定感が強いのでリアルさを求める方はちょっと分類が違うかもしれません。
    私はハマって一気読みしました!
    なぜ人間を殺してはいけないのか、倫理観に注目してることも分かりやすくてスッキリ読めました。
    「先生」と「生徒」、「大人」と「子ども」、「男」と「女」この対比が分かりやすく出されていて何を持って区別されるのかという議題をずっと提示してきます。
    純粋に「生徒」になりたかった、褒めて欲しかった、話が違えば綺麗な話にもなれるのに心が歪むだけでこんなにも人間性の狂った話に

    0
    2025年03月06日
  • 女王の番犬

    Posted by ブクログ

    隣接する三国にからむ陰謀と盗まれた各国の君主の証。中世の西洋を思わせる背景でのファンタジーでもあり、ミステリーでもある。平和を願うわずか15歳の女王と、番犬と呼ばれる従者が活躍する。ファンタジーの王道である忠誠と友情も盛り込まれ、とても楽しめた。このスケールの話が300ページ弱に上手く纏められてるのは凄い!!でも、倍のページ数で、じっくり楽しみたいとも思った。番犬たちの活躍、リオの成長、アルフォンスのその後…もっと読みたい!!

    0
    2023年07月28日
  • 純黒の執行者 正しい悪魔の殺しかた

    Posted by ブクログ

    『純黒の執行者』から続きの完結巻。

    家族をテーマとした事件が3つ起きる。1巻から一ノ瀬朱里を形作っているのは、家族とベルと刑事という職業。だからこそ、家族というテーマで纏め上げた今巻は色々考えながら読んだし、一ノ瀬朱里にとっても事件ごとに散々悩んだのではないか。だからこそ、最終的な結末までの一ノ瀬朱里という人物ができて、最後の決断に至ったのかなと考える。

    3つの事件とも現実に起きてしまえば悲惨な出来事となり、ニュースで取り上げられ様々な議論が飛び交うと思う。作品では、直接的に事件の全貌が明かされているのではなく、直接的な表現を濁しているように感じた。一ノ瀬朱里が少しづつ元気になっているのは

    0
    2023年05月10日
  • 純黒の執行者

    Posted by ブクログ

    青木杏樹さんの作品を初めて読みました。悪魔と契約した刑事という独特な関係性から、少しファンタジー要素もあるのかなと思っていましたが、凶悪犯罪について深く考えることの出来る作品でした。

    続編がすごく気になります。また、青木杏樹さんの別の作品も読んでみたいです。

    0
    2022年08月25日
  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学校生活前半はオトナに振り回されたコドモの更生物語かと思いきや、後半の怒涛の救いようのなさと衝撃の結末。彼らは今後どうするんだろう。
    イヤミスのこの読後感は堪らないものがありますね。

    0
    2025年02月05日

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