青木杏樹のレビュー一覧

  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

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    久しぶりにリアルとは違った設定のミステリーが読みたくて出会いました。
    人が死ぬ時のトリックは建物が特殊な分、ストーリーを進めるための設定感が強いのでリアルさを求める方はちょっと分類が違うかもしれません。
    私はハマって一気読みしました!
    なぜ人間を殺してはいけないのか、倫理観に注目してることも分かりやすくてスッキリ読めました。
    「先生」と「生徒」、「大人」と「子ども」、「男」と「女」この対比が分かりやすく出されていて何を持って区別されるのかという議題をずっと提示してきます。
    純粋に「生徒」になりたかった、褒めて欲しかった、話が違えば綺麗な話にもなれるのに心が歪むだけでこんなにも人間性の狂った話に

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    2025年03月06日
  • 女王の番犬

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    隣接する三国にからむ陰謀と盗まれた各国の君主の証。中世の西洋を思わせる背景でのファンタジーでもあり、ミステリーでもある。平和を願うわずか15歳の女王と、番犬と呼ばれる従者が活躍する。ファンタジーの王道である忠誠と友情も盛り込まれ、とても楽しめた。このスケールの話が300ページ弱に上手く纏められてるのは凄い!!でも、倍のページ数で、じっくり楽しみたいとも思った。番犬たちの活躍、リオの成長、アルフォンスのその後…もっと読みたい!!

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    2023年07月28日
  • 純黒の執行者 正しい悪魔の殺しかた

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    『純黒の執行者』から続きの完結巻。

    家族をテーマとした事件が3つ起きる。1巻から一ノ瀬朱里を形作っているのは、家族とベルと刑事という職業。だからこそ、家族というテーマで纏め上げた今巻は色々考えながら読んだし、一ノ瀬朱里にとっても事件ごとに散々悩んだのではないか。だからこそ、最終的な結末までの一ノ瀬朱里という人物ができて、最後の決断に至ったのかなと考える。

    3つの事件とも現実に起きてしまえば悲惨な出来事となり、ニュースで取り上げられ様々な議論が飛び交うと思う。作品では、直接的に事件の全貌が明かされているのではなく、直接的な表現を濁しているように感じた。一ノ瀬朱里が少しづつ元気になっているのは

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    2023年05月10日
  • 純黒の執行者

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    青木杏樹さんの作品を初めて読みました。悪魔と契約した刑事という独特な関係性から、少しファンタジー要素もあるのかなと思っていましたが、凶悪犯罪について深く考えることの出来る作品でした。

    続編がすごく気になります。また、青木杏樹さんの別の作品も読んでみたいです。

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    2022年08月25日
  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

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    ネタバレ

    学校生活前半はオトナに振り回されたコドモの更生物語かと思いきや、後半の怒涛の救いようのなさと衝撃の結末。彼らは今後どうするんだろう。
    イヤミスのこの読後感は堪らないものがありますね。

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    2025年02月05日
  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

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     とある目的で造られた「刑務所・少年院」の生徒ばかりを集めた学校を舞台としたクローズドサークルもののミステリーで、生徒たちは皆殺人、詐欺、覚醒剤所持及び使用など洒落にならない犯罪ばかり犯した者ばかりかつ先生も曰く付きの人間ばかりで次々と連続殺人が起きてしまうが探偵はいない…といった感じで経過していき、誰も救われないラストに胸が締め付けられつつも何故か魅力的に感じた。

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    2024年08月28日
  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

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    良い★

    完全なクローズドサークルなのに、その言葉が出てこない。
    連続殺人なのに探偵がいない・・・。

    なんか中途半端。
    それでいて、先が気になって読まずにはいられない(>人<;)

    細かい事は気にしない(^_^;)

    とは言いつつ、たまに文字が伏せられているのは好きじゃなかった。

    サクッと読めて面白い!

    こーゆーの結構好き^ ^

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    2024年08月19日
  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

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    孤島に新設された学校に集められた、犯罪を犯した少年少女と訳あり教師たち。そして連続殺人が。ミステリ小説を読み慣れていると、トリック自体は難解ではないと思う。が、読み所はソコじゃない。なんて救いようのない話なんだ!グニョグニョした読後感を抱えつつ夢中で読み終えた。自分的には『1番人間味があるんじゃない?』てことで、式神先生がお気に入り。イヤミスが好きな人にはオススメしてみたい。

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    2024年08月09日
  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

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    かなり煽ったタイトルなので、少し穿った見方をしながら読みましたが、望外に面白かったです。
    ミステリーとしての構造はさほど複雑ではないです。が、ラストに至るまでの過程や物語の構造が緻密で、最後のほうはもう一気読みでした。

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    2024年08月09日
  • 始末屋 池袋てるてる坊主殺人事件

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    池袋で起こっている謎の連続猟奇殺人事件の真相に迫っていくホラーサスペンス。好みは分かれるかも。
    私的には二部構成で登場人物の視点もよく変わるので、分かりにくかったかも。

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    2025年07月12日
  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    クローズドサークルで次々と殺される。犯罪者を集めているところが珍しいが、あまり意外性もなく共感もできなかった。
    犯罪者とはいえ未成年の集まりなのに主人公の教師含め誰の更生も成長もない様に感じて残念だった。

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    2025年04月14日
  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

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    ネタバレ

    前科のある生徒のために建てられた孤島の学校。8人の生徒と3人の先生がやってくるが、1人また1人と殺されていく…

    一般的なミステリとは少し違ったテイストかも。校舎の謎は明かされるけど、殺人の理由についてはタイトルの通りってことなのか…?結局ハナとヒナも気づいたらいなくなってるし。
    とりあえずはしっかりイヤミスでした。

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    2025年02月07日
  • なぜヒトを殺してはいけないのですか。

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    テレビドラマ感覚。面白く読めた。タイトルの意味を回収できなかった事は、自分のせいなのかな?そんなことを思いました。

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    2024年10月19日
  • 純黒の執行者

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    ネタバレ

    警視庁の刑事一ノ瀬朱理は愛する妻と娘を惨殺され、自身も殺されてしまったはずだった。命が尽きる寸前、家族を殺した犯人に復讐するため悪魔と契約した。
    "奇特捜”に復帰した朱理には噂があった。彼が担当したした事件は必ず被疑者死亡で終わる、と ――。


    悪魔に魂を喰わせるためとはいえ、いくら何でも朱理が殺したと疑われてしまうんじゃないかなーと思いましたが、接触や銃の使用等証拠がなければ大丈夫なのかな。ものすごく凶悪な犯人というのは朱理の家族を殺した〇〇ですが、他は意外と普通の犯人、むしろ被害者ともいえる人もいたりして複雑な気持ちです。
    『優しい裏切り』に登場したミケに心が痛みます(猫好き故

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    2024年09月08日
  • 純黒の執行者

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    帰宅して妻娘が殺されているのを認識したら
    本人も殺された。

    犯人を見つけるため、頑張る主人公…ですが
    どうして生存できたのか、が分かる一話目。
    そしてそこからの生命維持と確証集め。

    犯人は…な、王道(?)驚きでした。
    主人公の気持ちは理解できますが
    そこは確実性を狙った方がよろしいかと。
    契約、したわけですし。

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    2023年04月24日
  • 女王の番犬

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    ネタバレ

    エリザベス陛下の圧倒的強さ。
    威厳もさることながら、ラストの立ち回りには大変驚かされた。
    番犬すら吹っ飛ばされちゃうレベル。
    その強さでもって、ラスボス的キャラまでやり込めてしまうあたりがもう。
    様々な策略に振り回された番犬さんたち、お疲れ様でした。

    冷静に振り返ると、番犬さんは結局女王様のお使いをしただけになった気が……最後は寧ろ小さな騎士の方が活躍していた気もするし。
    そもそも上記のとおり、女王様が強すぎたので。
    恐るべき15歳……

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    2022年05月07日
  • 始末屋 池袋てるてる坊主殺人事件

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    始末しにくいものを始末してくれる。
    そんな噂を持った喫茶店の店員は、盲目の少女と
    へらへらした店主。

    ジャーナリストとして頑張っている主人公。
    空回りしすぎているような…という感じでしたが
    後半になるにつれ、え…ええ?! な展開に。
    いや、確かにその可能性というか疑いはありましたけど
    あそこであれが出て来た時点で、あれ? には
    なってましたけれど…。
    これは結局、夢を取った、という事でしょうか??

    しかし店主、借金が半端ない…。

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    2022年04月13日
  • 純黒の執行者

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    最愛の妻と娘を惨殺され唯一の生き残り刑事が犯人に復讐するため悪魔と契約し、犯罪者の命を捧げるという、ダークサスペンス。

    毎回家族の回想シーンが出るたびに切なくさせるし、各事件は悲惨なものが多いし、常に一之瀬は精神的に追い詰められているしで、救いようのない状態なのにスラスラ読めました。最終話はかなり痛かったです。

    悪魔・ベルのブレなさはいいですね。変に人間に肩入れしないのが。

    表紙はカッコ良いですね。

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    2022年04月11日
  • 純黒の執行者

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    刑事の一ノ瀬が帰宅してみると、妻と子供が殺されていた。あまりの衝撃と同時に後ろから犯人に襲われた。薄れゆく意識の中で、突如悪魔と名乗るベルが現れる。そこで、自分の死の回避と引き換えに犯罪者の命を奪って、ベルに捧げることを契約した。その後、一ノ瀬は、猟奇殺人事件特別捜査課(奇特捜)に配属した。周りからは、一ノ瀬が関わると、犯人は必ず死ぬと噂されるようになった。妻と子供を殺した犯人に復讐するため、ベルと共に凶悪な犯罪者を追っていく。


    悪魔と契約した刑事がベルとコンビを組んで、猟奇殺人を捜査していくのですが、所々曖昧な部分があったので、モヤモヤ状態でした。
    そもそも、ベルはなぜ一ノ瀬と契約したの

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    2021年12月08日
  • 始末屋 池袋てるてる坊主殺人事件

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    言いたいことはネタバレになるから言えない(-᷅_-᷄๑)
    登場人物達がみんな素直じゃない。簡単に言えないのも解るんだけど。
    事件の後味は凄く悪い。犯人の動機も仕掛けた場所も浅はか過ぎでは?ってなるから。
    でも始末屋の2人は好きです(*^^*)

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    2021年02月15日