あらすじ
中央オリヴィア王国の前女王暗殺の大罪人・ヴァイスは、処刑執行の直前にエリザベス二世に命を拾われ「女王の番犬」として、ブラッドフォードという名を与えられた。
それから五年後、戦乱が続いていた中央・東端・西部の三国はついに停戦条約を結ぶことになった。
しかし会談の日が迫ったある日、オリヴィア王国の君主の証である『エリザベスの鏡』が何者かに盗まれる。
ブラッドフォードは停戦条約締結の日までにエリザベスの鏡を取り戻すことができるのか――?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
隣接する三国にからむ陰謀と盗まれた各国の君主の証。中世の西洋を思わせる背景でのファンタジーでもあり、ミステリーでもある。平和を願うわずか15歳の女王と、番犬と呼ばれる従者が活躍する。ファンタジーの王道である忠誠と友情も盛り込まれ、とても楽しめた。このスケールの話が300ページ弱に上手く纏められてるのは凄い!!でも、倍のページ数で、じっくり楽しみたいとも思った。番犬たちの活躍、リオの成長、アルフォンスのその後…もっと読みたい!!