あらすじ
孤島の学校で連続殺人!? 一気読み必至の衝撃作!
資産家・猫屋敷米蔵は「罪を犯したコドモに平等な高等教育を」という理念の下、
“学校”を設立。全国の刑務所・少年院から生徒8名を選抜し、教師3人が採用された。
そのひとり式神雄馬は、かつて教え子を殺人者にした罪を償うため再び教鞭をとる。
ところが開校直後、電波も通じない孤島にそびえたつ監獄のような校舎で、女性教師の死体が発見され――
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Posted by ブクログ
久しぶりにリアルとは違った設定のミステリーが読みたくて出会いました。
人が死ぬ時のトリックは建物が特殊な分、ストーリーを進めるための設定感が強いのでリアルさを求める方はちょっと分類が違うかもしれません。
私はハマって一気読みしました!
なぜ人間を殺してはいけないのか、倫理観に注目してることも分かりやすくてスッキリ読めました。
「先生」と「生徒」、「大人」と「子ども」、「男」と「女」この対比が分かりやすく出されていて何を持って区別されるのかという議題をずっと提示してきます。
純粋に「生徒」になりたかった、褒めて欲しかった、話が違えば綺麗な話にもなれるのに心が歪むだけでこんなにも人間性の狂った話になってしまうのかという「ヒトコワ」な物語でした。
この方の他の作品読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
学校生活前半はオトナに振り回されたコドモの更生物語かと思いきや、後半の怒涛の救いようのなさと衝撃の結末。彼らは今後どうするんだろう。
イヤミスのこの読後感は堪らないものがありますね。
Posted by ブクログ
とある目的で造られた「刑務所・少年院」の生徒ばかりを集めた学校を舞台としたクローズドサークルもののミステリーで、生徒たちは皆殺人、詐欺、覚醒剤所持及び使用など洒落にならない犯罪ばかり犯した者ばかりかつ先生も曰く付きの人間ばかりで次々と連続殺人が起きてしまうが探偵はいない…といった感じで経過していき、誰も救われないラストに胸が締め付けられつつも何故か魅力的に感じた。
Posted by ブクログ
良い★
完全なクローズドサークルなのに、その言葉が出てこない。
連続殺人なのに探偵がいない・・・。
なんか中途半端。
それでいて、先が気になって読まずにはいられない(>人<;)
細かい事は気にしない(^_^;)
とは言いつつ、たまに文字が伏せられているのは好きじゃなかった。
サクッと読めて面白い!
こーゆーの結構好き^ ^
Posted by ブクログ
孤島に新設された学校に集められた、犯罪を犯した少年少女と訳あり教師たち。そして連続殺人が。ミステリ小説を読み慣れていると、トリック自体は難解ではないと思う。が、読み所はソコじゃない。なんて救いようのない話なんだ!グニョグニョした読後感を抱えつつ夢中で読み終えた。自分的には『1番人間味があるんじゃない?』てことで、式神先生がお気に入り。イヤミスが好きな人にはオススメしてみたい。
Posted by ブクログ
かなり煽ったタイトルなので、少し穿った見方をしながら読みましたが、望外に面白かったです。
ミステリーとしての構造はさほど複雑ではないです。が、ラストに至るまでの過程や物語の構造が緻密で、最後のほうはもう一気読みでした。
匿名
クローズドサークルで次々と殺される。犯罪者を集めているところが珍しいが、あまり意外性もなく共感もできなかった。
犯罪者とはいえ未成年の集まりなのに主人公の教師含め誰の更生も成長もない様に感じて残念だった。
Posted by ブクログ
前科のある生徒のために建てられた孤島の学校。8人の生徒と3人の先生がやってくるが、1人また1人と殺されていく…
一般的なミステリとは少し違ったテイストかも。校舎の謎は明かされるけど、殺人の理由についてはタイトルの通りってことなのか…?結局ハナとヒナも気づいたらいなくなってるし。
とりあえずはしっかりイヤミスでした。