作品一覧

  • ああ、もうダメだ!
    3.5
    1巻1,188円 (税込)
    子どもだけでなく多くの大人もつぶやく言葉、「ああ、もうダメだ!」。 6人の作家が、このフレーズをキーワードにつむいだ短編集。
  • ある晴れた夏の朝
    4.4
    1巻1,386円 (税込)
    アメリカの8人の高校生が、広島・長崎に落とされた原子爆弾の是非をディベートする。肯定派、否定派、それぞれのメンバーは、日系アメリカ人のメイ(主人公)をはじめ、アイルランド系、中国系、ユダヤ系、アフリカ系と、そのルーツはさまざまだ。日系アメリカ人のメイは、原子爆弾否定派として、演壇に立つことになる。はたして、どのような議論がくりひろげられるのか。そして、勝敗の行方は? 原子爆弾や戦争を体験していない現代に生きるあらゆる出自の十代が、それぞれに抱く考え方の違い。今後の世界を生きていく若者たちに考えてほしい、議論してほしいテーマを扱った、日本人作家による、YAジャンルのあたらしい試みともいえる作品。

ユーザーレビュー

  • ある晴れた夏の朝

    Posted by ブクログ

    アメリカの高校生による、原爆投下の是非についてのディベート小説
    
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    アメリカの8人の高校生が、広島・長崎に落とされた原子爆弾の是非をディベートする。肯定派、否定派、それぞれのメンバーは、日系アメリカ人のメイ(主人公)をはじめ、アイルランド系、中国系、ユダヤ系、アフリカ系と、そのルーツはさまざまだ。はたして、どのような議論がくりひろげられるのか。そして、勝敗の行方は?
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    日本から出版された児童書という時点で、結論はどうなるか予断を持って読み進める事になる
    著者はアメリカ ニューヨーク州在住
    恐らく、現地の方々と接した上での意見など

    0
    2025年11月16日
  • ある晴れた夏の朝

    Posted by ブクログ

    ディベート形式で書かれていて、読んでいて次の展開が気になり、どんどん読み進められた。戦争について知らなかったことも多く、この本を通して多くの学びを得た。最後の勝敗の決定打ともいえる日本語の解釈に心が震えた。幅広い年代層に読んで欲しい。

    0
    2025年10月21日
  • ある晴れた夏の朝

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アメリカの高校生8人による、原爆に関する討論。
    とても臨場感のある文章で、目の前で実際に討論が行われているかのような気持ちになる。
    そして、原爆がどうして起きてしまったのか、どうするべきだったのか、という中心的な問いに加え、人種のあるべき形や日本語の豊かさもよく考えさせられる一冊だった。また、自身の考えの偏りも強く感じた。

    初読は小学生。なんの知識も持たず、ただ表紙に惹かれて取ったが、否定派に強く共感し肯定派に腹を立てた記憶がある。原爆に至ったその経緯も知らないのに、「原爆を肯定する」という言葉に酷く嫌悪感を覚えた。今思い返すと、日本を教育を受けていることで考えが偏っていると改めて考えさせら

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    2025年09月28日
  • ある晴れた夏の朝

    Posted by ブクログ

    私は広島出身、広島在住。小さい時から8月6日は特別な日で、地場企業も当日は休業としていた記憶がある。事実街のある所ではモニュメントも数多くあり、リアルタイムで感じている。
    でも、この作品程原爆を知らない、なんかリアル世界では、もういいじゃないかみたいな感じ。終戦こんだけ経ったんだよ、みたいな特集番組がこの時期目立つ。せめてこの作品が指し示す想いを皆んなが共有できたらと思う。本当に素晴らしい作品に出会えた。

    0
    2025年08月22日
  • ある晴れた夏の朝

    Posted by ブクログ

    戦後80年の節目の年、何か戦争や平和に関する本を読みたいと思い、手に取りました。
    フィクションとして書かれていますが、知識を得るために読むこともオススメします。日本人として、被爆国の国民として、私自身あまりにも知らなかったことが多すぎて、恥ずかしさも感じるほど、情報量もとても多いと思います。
    そして、日本人や被爆者からの目線ではなく、原爆を落としたアメリカの国民の目線から描かれる作品もとても珍しく新鮮でした。高校生が行うディベートで作品が進んでいくため、リズムよく読めました。
    この夏、1番の作品です。

    0
    2025年08月02日

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