属国の銃弾

永瀬隼介

戦後の闇に消えた“皇居前の狙撃計画”とは――
占領軍に骨抜きにされた焦土で戦地帰りの男たちが立ち上がる。
終戦直後と高度成長期の「2つの東京」を描くエンタテインメント作品。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 文藝春秋
• 掲載誌・レーベル: 文春e-book
• ページ数: 480ページ
• 電子版発売日: 2022年05月10日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★★]

141前半は若干時代が前後して混乱するけど骨太のこの作者らしい作品。個人名を当てはめながら読みました。ワンイシューがまかり通る現在の世相。複雑な課題を解きほぐそうと言う政治家はおらんのか！

[ブクログ · ★★★☆☆]

面白かった。
戦後日本の、主に政治の世界を史実とシンクロして描いていく。
真の独立を目指し、託した者と託された者の物語が終戦直後と高度成長期を交互に描かれる。
彼らの目指した独立は未だ実現出来ていない中、晋作の人生の終わりのなんと穏やかなことよ。