あらすじ
戦後の闇に消えた“皇居前の狙撃計画”とは――
占領軍に骨抜きにされた焦土で戦地帰りの男たちが立ち上がる。
終戦直後と高度成長期の「2つの東京」を描くエンタテインメント作品。
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Posted by ブクログ
141前半は若干時代が前後して混乱するけど骨太のこの作者らしい作品。個人名を当てはめながら読みました。ワンイシューがまかり通る現在の世相。複雑な課題を解きほぐそうと言う政治家はおらんのか!
Posted by ブクログ
確かに登場人物を、現実の人物に置き換えていく読み方になりますね!多分、千石は田中角栄をモデルにしていますね。当時、えらく強気の秘書がいましたが?神野のモデルでは無いような?
構成的にも、角栄待望論的な所は、真山仁先生のロッキードと共通しています。でも、前半部分は創作かな?楽しめました!
Posted by ブクログ
2025.3 永瀬さんの小説はいつも熱いね。高倉健さんのやくざ映画を観た人は肩をいからせて映画館から出てくると言われたけれど、この小説を読んでる途中はその圧と勢いに圧倒され続けます。最後の方はペーソスがあふれちゃうけれど。