Posted by ブクログ
2009年10月04日
(1)この本を読もうとしたきっかけを書く。
本書著者の赤川次郎さんの作品「三毛猫ホームズシリーズ」が好きで、赤川作品に嵌る。
三姉妹探偵団もシリーズで人気がありそうだったので、試しに読んでみた。
(2)この本の内容を簡単にまとめる。
主人公:長女・綾子――大学生、おっとりしていて気が弱...続きを読むい、どこか抜けている
次女・夕里子―高校生、長女よりも長女らしい次女、しっかり者、好奇心旺盛
三女・珠美――中学生、金にうるさい
佐々本家の三姉妹が事件に巻き込まれ(首を突っ込み?)、事件解決へ向かうというオーソドックスな形式の推理小説。
シリーズの作品、どこから読んでも楽しめるので、特別どの作品を読まないといけない!というわけではない。
赤川作品の真骨頂である各キャラクターの親しみやすさや全体のバランスがなんともいえず魅力的である。
「難しいトリックを当てる!といった名探偵もの」や、「現場や被害者の証言を頼りに捜査を!といった刑事もの」といったものではなく、
あくまでも「三姉妹が日常生活を送る上で出合った事件・首を突っ込んだ事件」についてストーリーが進むので、
「難しい単語が多いし、頭を使って読むから推理小説は苦手だ…」なんて思ってる人にはもっともオススメできる推理小説。
(3)今後
三姉妹探偵団シリーズはまだ読破していないので、これから読んでいくつもりだ。
やはり赤川作品に嵌ったら抜け出せなくなってしまう…これは常々思う。
あまりの読みやすさに、他の著者作品を読むのが難しく思えてしょうがないのである。
まだ赤川作品を読んだことない人にも、三姉妹シリーズを読んだことない人にも、オススメ。