あらすじ
タイプの違う美人三姉妹を突如襲った火事騒動。辛うじて逃げ出したものの自宅は丸焼け、しかも焼けあとから若い女の全裸死体が出てきて、姉妹は呆然となる。頼るべき父親は出張中なのだ。若い女はいつ屋内に入っていたのか? 魅力的な三姉妹が各自の特徴を生かして活躍するユーモアミステリの決定版!
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Posted by ブクログ
久しぶりに、赤川次郎先生の作品が読みたいな、と思って、近場の本屋に行ったら、この表紙の『三姉妹探偵団』があったので購入。
古参のファンからすると、どうなんだろ、こういう感じの、可愛いイラストの表紙にリメイクされるのは。私としてはアリだな、と思ってる。極端な話、表紙で手に取った人間に、読んだら中身も面白い、と思わせりゃ、書き手としちゃ勝ちではないだろうか。
その本屋には、この(1)しかなかったので、他の本屋で続きを探そうと思っている。これは、かなり、ハマってしまった。
この一文を引用に選んだのは、確かに、そうだな、と思ったので。
推理系、ミステリ系にしろ、面白いのは、犯人の正体が明らかになった時、こいつかぁ、と驚かされるものだ。
テストやギャンブルで読みが外れればショックだが、このジャンルで予想が外れると、悔しさよりも、犯人の正体に辿り着かせなかった書き手のテクニックに尊敬を覚える。
もっとも、現実では、まさかの人物が起こす犯罪ほど、ロクでもないって言う、嫌なお決まりになってしまう訳だが。
(まさか、安東先生が。——ー夕里子とて、そう思う。しかし、殺人というのは、ほとんどが、「まさか、あの人が」という人物が犯すものである。)
Posted by ブクログ
三姉妹探偵団の一冊目、なんていうかエピローグっていう感じの一冊でした。 それでも起承転結がしっかりまとまっていて読みやすかったです。 厚さと内容的に通勤中に見るにはちょうど良かったです。 しかし推理の難航する展開にはドキドキしました。 そして忘れた頃にやってきた父には笑顔になりますね、次回の展開が気になります。
Posted by ブクログ
すごく良かった!ミステリの基本中の基本で読みやすかったしこれがお手本的な感じでしたね。ぶっちゃけ表紙につられて買った感も否めないですが・・・。
Posted by ブクログ
小学生の頃、ドラマが大好きではじめて児童書以外の小説を購入!
大大大好きなシリーズで、当時は刑事さんとお付き合いする憧れが
猛烈に高まりました(笑)そろそろ新作が読みたいよー。
Posted by ブクログ
(1)この本を読もうとしたきっかけを書く。
本書著者の赤川次郎さんの作品「三毛猫ホームズシリーズ」が好きで、赤川作品に嵌る。
三姉妹探偵団もシリーズで人気がありそうだったので、試しに読んでみた。
(2)この本の内容を簡単にまとめる。
主人公:長女・綾子――大学生、おっとりしていて気が弱い、どこか抜けている
次女・夕里子―高校生、長女よりも長女らしい次女、しっかり者、好奇心旺盛
三女・珠美――中学生、金にうるさい
佐々本家の三姉妹が事件に巻き込まれ(首を突っ込み?)、事件解決へ向かうというオーソドックスな形式の推理小説。
シリーズの作品、どこから読んでも楽しめるので、特別どの作品を読まないといけない!というわけではない。
赤川作品の真骨頂である各キャラクターの親しみやすさや全体のバランスがなんともいえず魅力的である。
「難しいトリックを当てる!といった名探偵もの」や、「現場や被害者の証言を頼りに捜査を!といった刑事もの」といったものではなく、
あくまでも「三姉妹が日常生活を送る上で出合った事件・首を突っ込んだ事件」についてストーリーが進むので、
「難しい単語が多いし、頭を使って読むから推理小説は苦手だ…」なんて思ってる人にはもっともオススメできる推理小説。
(3)今後
三姉妹探偵団シリーズはまだ読破していないので、これから読んでいくつもりだ。
やはり赤川作品に嵌ったら抜け出せなくなってしまう…これは常々思う。
あまりの読みやすさに、他の著者作品を読むのが難しく思えてしょうがないのである。
まだ赤川作品を読んだことない人にも、三姉妹シリーズを読んだことない人にも、オススメ。
Posted by ブクログ
三姉妹探偵団は安心感がある。
ゆりこが初期はこんなに大人びていたか?と思った。国友って早い段階で出てたんだな。なんか、中年との恋愛がキツい。。1巻目から結構おじさんが描きそうな感じで進んでいたんだと思った。佐々本父もこれ以降出てる印象全然ないけど、小学生からこの本読んで一緒に成長していたからか、ゆりこと同じく佐々本父に安心というか信用置きすぎていて、女性とホテルに行ったことがあるんだとなんか一緒にショックを受けた。
Posted by ブクログ
突然家が何者かに放火され、焼けた家から女性の死体が出てきて、その犯人が父親であるという濡れ衣を晴らすために三姉妹が奮闘する話で、犯人の予想はついたけど読みやすい文体や生き生きとした登場人物が魅力的で、ミステリー初心者へのお勧めにピッタリだと思った。
Posted by ブクログ
父親が出張中に佐々本家三姉妹の自宅が火事に…。しかも焼け跡からは何者かに殺害された女性の死体が…。更に出張しているはずの父は休暇で行方をくらませていた。父にかかった容疑を晴らすために三姉妹は調査を開始する。
手元に三毛猫ホームズが無くなったので『三姉妹探偵団』。
「三毛猫ホームズ」も「吸血鬼」も最初の作品は面白い。ちょうど綾子のキャラと行動が微妙だけど、シリーズを読んでいけばなれるかな。
Posted by ブクログ
仕方がないことですが、表紙のイラストと時代背景のギャップに、なんかなぁ~って感じてしまって、、、表紙って大事!古いままでいいのに
やはり犯人はあの人なのね。。。
何よりも家族を放ったらかしにする能天気な父親が一番の問題に思います。
Posted by ブクログ
祖母の家にありオススメされたので読みました。
推理小説では気難しい文章が多いのですがこの小説は読みやすく登場人物象などもハッキリしててわかりやすかったです。
その分最初から怪しいなと思った人が犯人でした。
この本ではシンプルで直接的に表現するため、著者の考えも伝わりやすかったです。
解説で述べられてるように
「見かけや社会的地位だけで人の善悪を判断してはいけない」
この思いが伝わりました。
Posted by ブクログ
ちょっと古い作品だが、ライトノベルのような気軽に読める小説。表紙から子供向けの印象を受けたが、二十代の自分でも思ったよりは楽しめた。
ミステリとして意外性は無い。ただ文体は読み易く且つテンポも良い。緩急のある構成は読者を飽きさせず、それでいて誰もがスッと没入できるような滑らかな文章。平易ではあるが、必要以上平易になり過ぎず、万人が楽しめる事と思う。
また、今から四十年近く前の作品であるにも拘らず、些とも古臭さを感じさせないのにも少し驚いた。今後、刊行から半世紀近く経とうとも凡ゆる世代の読者の鑑賞に耐える作品であろう。
Posted by ブクログ
三姉妹みんなが魅力的。
娯楽小説とライトノベルとの間の作品なだけある。
どうしても時代を感じてしまう。
携帯電話が普及したことで、
どれだけのミステリーが消えたのだろう…
そして表紙、以前のものも選べるといいのに。。
Posted by ブクログ
全体的に作品の書かれた時代を感じさせ、中原淳一の絵を思い出しながら読んだ。少年少女向けに書かれたものかと勝手に思っていたが、割とねっとりとした色恋などが含まれ、ちょっとビックリ。ストーリーは流石に赤川さん。ドンドン読めて面白いが、読めば読むほどねっとりしたものが出てくる。
Posted by ブクログ
読書録「三姉妹探偵団」3
著者 赤川次郎
出版 講談社
P81より引用
“高校生というのは便利である。場合に応じて子供になったり、
大人になったりできるからだ。”
目次から抜粋引用
“灰の中から
探偵業事始め
休暇届は遅かった
伸びる影の手
闇の中の愛”
おっとりした長女、しっかりした次女、ケチな三女と個性豊か
な三人姉妹を主人公とした、長編ミステリー小説。
父の出張中、自宅を火事で無くしてしまった主人公・長女・綾
子、次女・夕里子、三女・珠美の佐々本三姉妹。焼けて無くなっ
た家の中から見つかったのは、見知らぬ女性の死体だった…。
上記の引用は、次女・夕里子についての一文。
確かにどっちつかずの微妙な年頃ですが、立場を利用することば
かりかんがえていたら、あまり良い結果は招かないように思いま
す。
するすると読み進めることが出来る、気持ちのよい作品です。
ーーーーー
Posted by ブクログ
なんかすごく文芸が読みたい気分だったので購入。
何の気なしに読み終わったけど、いま見てみると1985年7月8日発売って!!!まだ1歳にもなっていない。。。
こんな昔の小説が普通に楽しめるなんて、赤川次郎恐るべし(今更か)。解説の『中高男子校のやつは女性に対して甘い幻想を抱き続ける』という言葉に激しく同意。
Posted by ブクログ
過去に読んだものを、内容を忘れたのでもう一度読む。
うん、読みやすい。いや、読み易すぎるか? ライトノベルといっても通じる傾向。
それでも、過去の作品とあって、現在の作品よりも文章が多少固い傾向あり。
ミステリなんだけども、途中でネタがばれる。テスト的な見方をするなら、途中で自分の推理を展開させて終わりを読む、的な楽しみ方の方が、氏の本は面白いかもしれない。
Posted by ブクログ
三姉妹それぞれの個性がいい感じで混ざりあって、赤川さんらしいテンポのよさも手伝いあっという間に読めました。
特に長女である綾子の行動にはハラハラさせられっぱなしでした(笑)
Posted by ブクログ
最後の方は意外な展開で面白かったですね。
人物の入れ替わり・・どうやってたんだろう。
真ん中の子が結構動いてるのかな・・
次を読むかはわかりません・・
Posted by ブクログ
表紙の力ってすごいですね。
こうやってカワユイキャラになるだけで、読む気になる。
なにはともあれ、有名人気推理小説を読むきっかけになりました。
Posted by ブクログ
推理小説としては易しいですが、
コミカルで非常に読み易い作品でした。
ドラマの四姉妹探偵団は観たことがあったのですが、
やはりこっちの方が断然良い。
Posted by ブクログ
ドラマ「四姉妹探偵団」を見て、何となく購入。読みやすかったです。けれどやっぱり会話のやりとりがちょっと多いな。事件どうこうより、国友さんと夕里子がどうなるのか気になったり。
Posted by ブクログ
何年間ぶりに赤川次郎を読んだ。昔はむさぼるように読んだが、さすがに昔読みすぎたせいか新鮮さがなかった。
でも、疲れた時に軽く読むには良いかも。
Posted by ブクログ
このシリーズも沢山でていますが、この1冊目が一番面白かった。
刑事さんと次女の恋の行方が大変気になる〜。
しかし、なぜ映像化されると4人になっちゃうんでしょうね?
Posted by ブクログ
しばらく本を読む時間を上手にとれず、たとえ読む時間があっても、内容が重たい本は読めなかったときに、初めて読んでみて「実はおもしろいじゃない!」と少々はまってしまった赤川次郎。おそらく、本が小さな頃から好きな人は、中学生時代あたりにはまるという噂。私は高校卒業まで、全く本は読まず、本を読むのは読書感想文のため、という人だったので、大学生になってから赤川次郎を読むのもどうしたものか、という失礼な先入観もあり、手を出せずにいました。が!読んでみて、「まさしくエンターテイナーだな」と、売れる理由がわかった。