あらすじ
長女綾子が大学のゼミ担当教授からたのまれた家庭教師の先は、雪の中の山荘で待遇も抜群。レジャー気分で三姉妹と次女夕里子の恋人国友刑事は山荘に出かける。そのうち、夕里子の友人たちまで押しかけ、山荘は大にぎやか。ところが一方では、奇怪な出来事が続発していた。さて山荘の人々の運命は?
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Posted by ブクログ
中学生の頃にはまったこの初期の三姉妹探偵団シリーズの中で一番好きな作品なので、実家にあった旧書を再読。
本作は何度かドラマ化されているようですが、なぜか子供の頃に観ていた1998年のドラマ版キャストを思い浮かべてしまった。
内容はわかりやすい王道ミステリーって感じで、読みやすいので中学時代に人気だったのも頷ける。
昔は苦手だった旧バージョンの幾何学的な謎の表紙の方が今となってはしっくり来るような〜
Posted by ブクログ
本作品では、結果として多くの殺人事件があったことになります、
三姉妹探偵団の第4巻を読んで、疑問に思ったことがあります。
なくなった人の一人一人の描写が、生い立ちや背景などが駄々草になっていないだろうか。
一人一人、親があり、赤ん坊の頃がある。
もう少し、丁寧にひとりづつの人生を描写してはどうだろう。
死が偶然やってくることはあるかもしれない。
しかし、一人一人の人生には、意味があったことを記録すると、本質に近づけるのではないだろうか。
三姉妹探偵団を読んでいて、少しづつ、違和感が積み重なって来たが、
本作品を読み終えて、それが、人生の描写の不完全さではないかという思いに至りました。
憎悪とか、嫌悪ではありません。
人生の描写を読者にまかせるという姿勢はあるのかもしれないという感じもするので。
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内容(「BOOK」データベースより)
長女綾子が大学のゼミ担当教授からたのまれた家庭教師の先は、雪の中の山荘で待遇も抜群。レジャー気分で3姉妹と次女夕里子の恋人国友刑事は山荘に出かける。そのうち、夕里子の友人たちまで押しかけ、山荘は大にぎやか。ところが一方では、奇怪な出来事が続発していた。さて山荘の人々の運命は?ますます快調の人気シリーズ第4作。
令和2年6月27日~28日
Posted by ブクログ
4巻はこわかった……。
途中で頭の中がぐちゃぐちゃになっちゃいました。でも、ゆりこちゃんと国友さんのイチャイチャした感じがかわいいお話でした!!
Posted by ブクログ
読書録「三姉妹探偵団4」3
著者 赤川次郎
出版 講談社
P165より引用
“都会に暮らしていればーーーそして、まあ普通の時間のパター
ンで生活していれば、まず、完全に静かな時間というものはほと
んどないのだ。”
目次から抜粋引用
“家庭教師
白銀の朝
沈黙
狂気の朝
死相”
おっとり長女、しっかり次女、ケチな三女の三人姉妹を主人公
とした、長編ミステリー小説。
クリスマスが終わり、年越しに向けて賑わう繁華街の地下。ぼ
んやりとしていて浮浪者と間違われた長女・綾子の前に、もう一
人少年がやってきた。
上記の引用は、山荘へ来ている場面での一文。
田舎が静かなものだ、などというのは多分幻想です。たとえ冬の
雪深い時であっても、積もった雪が崩れる音や溶けて水滴となっ
て落ちる音などで、それなりに賑やかなものではないでしょうか。
大体、周囲の音を遮る程の雪があるならば、雪かきで大忙しでは
ないかと思います。
都会の音は人工的な物が多いでしょう、けれど自分ですること
を誰かにしてもらって便利に生きるなら、仕方ない所かもしれま
せん。
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