魔偶の如き齎すもの

魔偶の如き齎すもの

935円 (税込)

4pt

奇妙な文様が刻まれている魔偶――土偶の骨董――は、所有する者に福と禍をもたらすという……。
大学を卒業して三年目の春を迎えた刀城言耶は、その話を聞いて旧家の屋敷を訪れた。
そこには魔偶に興味を持った者たちがすでに集っていた。
表題作の他、『妖服の如き切るもの』『巫死の如き甦るもの』『獣家の如き吸うもの』、さらに、これまで文庫化されていなかった『椅人の如き座るもの』を収録した中短篇集。

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魔偶の如き齎すもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    刀城言耶シリーズ第三短編集。表題作『魔偶の如き齎すもの』が一番面白かった。これまで刀城言耶シリーズを読んできた読者は、この展開に驚くだろう。巧妙なトリックと伏線回収に驚嘆。

    0
    2023年06月28日

    Posted by ブクログ

    刀城言耶シリーズ 十冊目。
    『密室の如き籠るもの』『生霊の如き重るもの』に続く短編集三冊目です。

    短編と言えど、侮れない怖さ…(´ºωº`)
    今回はどちらかと言うと「奇妙さ」の方がしっくりくるかも…。
    刀城言耶シリーズ、裏切りません。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【妖服の如き切るもの

    0
    2022年06月17日

    Posted by ブクログ

    昔と比べると恐さも推理のトリックも少し鈍って来てると思うのは僕だけか?
    それでも、十二分に面白いとは思う。安心して読めるよ。

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    シリーズの第3短編集。劈頭を飾る「妖服の如き切るもの」の凶器のトリックが面白かった。
    作中の早い段階から真相は読者の前にぶら下がっているが、それがあまりにも日常的な光景なのでことさら注意を引くことなくさらりと読み飛ばしてしまう。トリックそのものもユニークだし、その隠し方もうまい。
    その他の作品もどれ

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    なんと、”椅人”はここに収められる訳ですね。単行本には入ってなかったから、『これはもう読めないのかも…』と思い、新書版”ついてくるもの”を入手したんだけど、早とちりでした。それはさておき、本作のメインはやはり、それ以外の4編。連作とまではいかないけど、薄く繋がっているのもあり、通読の楽しみも味わえる

    0
    2022年06月28日

    Posted by ブクログ

    刀城言哉シリーズの最新短編。
    いつもながら、ミステリーとホラーの融合は見事。きちんとロジカルにストーリーを組み立てるより、本シリーズのようにロジックの一部を破綻させて、それをホラー要素に持っていく方が創作という点では難しいのでは無いか、と思う。あまり、破綻させすぎるとミステリーでは無くなるため、その

    0
    2022年07月10日

    Posted by ブクログ

    作家デビューまもない頃の刀城言耶が巻き込まれる怪事件五編の短編集。
    人に憑く「妖服」や家屋の怪異「獣屋」、手にした人間に幸運と禍をもたらす「魔偶」…今回も現実の事件に謎めいた怪奇が加わり、不気味さと人知を超えた現象を強く印象づけられる。
    卍堂という風変わりな建物の中で起きた表題作も犯人が分かるまでい

    0
    2022年07月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    刀城言耶シリーズ10冊目。短編だと3冊目なのかな。
    いつも通り三津田先生は面白い、安定している。

    刀城言耶…というより三津田先生は『合理性を突き詰めた上で、それでも残る不可思議こそが怪異』というスタンスなんだろうな。物理波失多シリーズとかもそんな感じだし。
    「妖服」とか「魔偶」とかってのは、一応創

    0
    2023年07月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    刀城言耶シリーズ 短編。

    どれも推理小説デミステリーしてて満足するし、このシリーズでずっと登場する編者の祖父江しのとの出会いが描かれていて物語としても面白かった。

    星5にしなかったのは、短編集なので全体の印象が薄くなってというか、読み切ったという満足感に欠るので4つにした。

    0
    2023年05月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    それほど怖くなく、今回はミステリ要素のほうが強めだった。怪異の体験者の話の一部を、本人の見間違いや勘違いということでおさめている部分もあり、完全に解明しきらないのがこのシリーズの魅力。
    【魔偶の如き齎すもの】では、祖父江成り変わりトリックを読者が楽しめるように、祖父江のキャラを十分読者に知ってもらっ

    0
    2023年05月10日

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