魔偶の如き齎すもの

魔偶の如き齎すもの

小説・文芸
935円 (税込)

4pt

奇妙な文様が刻まれている魔偶――土偶の骨董――は、所有する者に福と禍をもたらすという……。
大学を卒業して三年目の春を迎えた刀城言耶は、その話を聞いて旧家の屋敷を訪れた。
そこには魔偶に興味を持った者たちがすでに集っていた。
表題作の他、『妖服の如き切るもの』『巫死の如き甦るもの』『獣家の如き吸うもの』、さらに、これまで文庫化されていなかった『椅人の如き座るもの』を収録した中短篇集。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    魔偶の如き齎すもの
  • タイトルID
    :
    1153526
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年06月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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魔偶の如き齎すもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者の代表シリーズである刀城言耶シリーズの短編集。ミステリとホラーのバランスがとても良く、シリーズ未読で長編に躊躇する方にもおすすめしたいところなのですが、とある理由により、先に発刊された作品を一つでも多く読んでおいた方が楽しめるようになっています。
    またシリーズの特徴である、探偵役自らが周りや読者を巻き込むように2転3転させる推理や、余韻に残る怖さもしっかり楽しめます。

    0
    2026年03月16日

    Posted by ブクログ

    刀城言耶シリーズ 十冊目。
    『密室の如き籠るもの』『生霊の如き重るもの』に続く短編集三冊目です。

    短編と言えど、侮れない怖さ…(´ºωº`)
    今回はどちらかと言うと「奇妙さ」の方がしっくりくるかも…。
    刀城言耶シリーズ、裏切りません。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【妖服の如き切るもの】
    坂の上下に分かれている砂村家で殺人事件が起こる。志津子が見た、軍の外套が突如電信柱に現れる「妖服」の奇妙な話と、犯人の行方は。

    驚くべきトリックをやってのけてます。
    「日本軍の外套が襲ってくる」怪談話という所がまた恐怖を仰ぎます。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【巫死の如き甦るもの】
    敗戦後帰郷した不二生はすっかり以前と変わってしまう。
    社会主義的思想に取りつかれた不二生は、村の中に自分の村を作り、自給自足を始める。
    後に宗教のように信者が集まり、家が蜘蛛の巣のように増えてゆき、壁を作り始める。

    この話が1番好きです。
    すごく面白かった。
    人間消失の謎を解くのですが、彼が信者に命じる「儀式」も、とても興味深かったです。
    蜘蛛の巣のように増築…も、米実話ホラー「ウィンチェスターハウス」思い出しました。((((;゜Д゜)))

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【獣家の如き吸うもの】
    戦前、歩荷の仕事で山道を抜けようとしていた男は霧で迷子になってしまう。
    何とか道を抜けようと歩き続けると、獣が飾られた不気味な家に行き着く。

    この不気味な家の謎に纏わる話で、怖い中に「なるほど」と腑に落ちる納得感。
    いや、読後はちょっとモヤッとしますよ。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【魔偶の如き齎すもの】
    禍いを齎すと言われる「魔偶」を見るため、宝亀家に集まった刀城言耶と客人たち。
    宝亀家には数々の収集品を展示する「卍堂」があり、そこで事件が起こる。

    館モノの話で、卍の形に展示部屋があり、興味をそそられます。
    見取り図好きにはたまりません。(*´﹃`*)
    すごく面白い!

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【椅人の如き座るもの】
    「人間家具」と呼ばれる家具を作る鋼三郎。
    雑誌編集者の祖父江偲が取材に訪れるのだが、その日親族がそこで行方不明になっていると告げられる。

    人間消失の話。
    この話はもうめっちゃ好みです。
    まず「人間家具」!
    名前だけでよだれが出ます。笑

    人間が肘掛け椅子に両手と両足を広げて座った格好そのままを、独り用の肘掛け椅子として作った「椅人」(いじん)。

    欲しいです。( º﹃º )
    乱歩の人間椅子を即座に思い出しますが、作中にもそうと出てきます。
    他の家具も色々あるのですが、個人的には本棚仕様の「本人」(ほんじん)も欲しいかな♡

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    なんて奇妙な話をこんなに沢山思いつくのか。
    三津田信三先生は天才です.☆.。.:*・°

    不気味でゾワッとするあの読後感。
    くせになります。

    新しく文庫化された最新刊という事で、我慢できずに順番無視して先に読んじゃいました^ ^
    短編集シリーズでは三冊目に当たるのですが、一冊も読んでいない私でも問題なく楽しめます。
    「他のも読みたい!」と思わせてくれます。


    ホラーと言えば夏!
    ホラーミステリ、いかがでしょうか…。

    0
    2022年06月17日

    Posted by ブクログ

     家屋の怪異『獣家』や所有者に福と禍を齎す『魔偶』、人間を象った奇怪な椅子『椅人』などに纏わる五つの不気味な事件を解決する刀城言耶シリーズの短編集で、本作は怪異の怖さよりも謎解きの面白さに重きをおく話が多いのが印象的で特に表題作が一番良かった。

    0
    2026年02月07日

    Posted by ブクログ

    昔と比べると恐さも推理のトリックも少し鈍って来てると思うのは僕だけか?
    それでも、十二分に面白いとは思う。安心して読めるよ。

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    シリーズの第3短編集。劈頭を飾る「妖服の如き切るもの」の凶器のトリックが面白かった。
    作中の早い段階から真相は読者の前にぶら下がっているが、それがあまりにも日常的な光景なのでことさら注意を引くことなくさらりと読み飛ばしてしまう。トリックそのものもユニークだし、その隠し方もうまい。
    その他の作品もどれも凝ったもので、コストパフォーマンスは高め。
    ただし、文庫版の表紙はまじまじと見てしまうと、ある作品の真相に気づいてしまう可能性があるので注意が必要か。

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    なんと、”椅人”はここに収められる訳ですね。単行本には入ってなかったから、『これはもう読めないのかも…』と思い、新書版”ついてくるもの”を入手したんだけど、早とちりでした。それはさておき、本作のメインはやはり、それ以外の4編。連作とまではいかないけど、薄く繋がっているのもあり、通読の楽しみも味わえる結構。これが一番!ってのはなかったけど、どれもが高品質。好き。

    0
    2022年06月28日

    Posted by ブクログ

    刀城言哉シリーズの最新短編。
    いつもながら、ミステリーとホラーの融合は見事。きちんとロジカルにストーリーを組み立てるより、本シリーズのようにロジックの一部を破綻させて、それをホラー要素に持っていく方が創作という点では難しいのでは無いか、と思う。あまり、破綻させすぎるとミステリーでは無くなるため、そのギリギリを攻めるのは、この作者のすごいところ。
    本巻は、いずれもミステリーとしての要素が強く、個人的にはもう少しホラーの部分を多くして欲しかったかもしれない。
    表題作は、第一作と似た部分もあり、ミステリー小説ならではの作り。第一作同様の騙された感はあり、それは心地よいが、残された謎が無くスカッとするが、第一作にあったなんとも言えない読後のいい意味での後味の悪さをもう少し感じたかったところ。
    シリーズは新作も出ているようなので、引き続き、読んでいきたい。

    0
    2022年07月10日

    Posted by ブクログ

    作家デビューまもない頃の刀城言耶が巻き込まれる怪事件五編の短編集。
    人に憑く「妖服」や家屋の怪異「獣屋」、手にした人間に幸運と禍をもたらす「魔偶」…今回も現実の事件に謎めいた怪奇が加わり、不気味さと人知を超えた現象を強く印象づけられる。
    卍堂という風変わりな建物の中で起きた表題作も犯人が分かるまでいつも通り二転三転の読み応えがありおもしろかったが、背中に冷水を浴びせられたかのようなゾッとした終わり方と登場人物の設定が凝っていた『巫死の如き甦るもの』が個人的にイチオシ。

    0
    2022年07月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    刀城言耶シリーズ10冊目。短編だと3冊目なのかな。
    いつも通り三津田先生は面白い、安定している。

    刀城言耶…というより三津田先生は『合理性を突き詰めた上で、それでも残る不可思議こそが怪異』というスタンスなんだろうな。物理波失多シリーズとかもそんな感じだし。
    「妖服」とか「魔偶」とかってのは、一応創作……で良いのだよね?三津田先生の民俗学的説得力がありすぎて、フツーに信じちゃいそうになるんだけども。

    個人的には「巫死」がトリックも含めてお気に入り。刀城言耶シリーズは割りとこの手のトリック多いんだけど、やっぱり騙されてしまうあたり僕も学習しねぇなぁ、とかなんとか。
    「巫死」で家の5人+不二夫で6人、つまり六道を象徴してるのかな?とも思ったり。まぁここらへんはもうこじつけレベルですが。色々妄想するのは楽しいなぁ。

    0
    2023年07月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    刀城言耶シリーズ 短編。

    どれも推理小説デミステリーしてて満足するし、このシリーズでずっと登場する編者の祖父江しのとの出会いが描かれていて物語としても面白かった。

    星5にしなかったのは、短編集なので全体の印象が薄くなってというか、読み切ったという満足感に欠るので4つにした。

    0
    2023年05月12日

魔偶の如き齎すもの の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    魔偶の如き齎すもの
  • タイトルID
    :
    1153526
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年06月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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