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水神を祀る四つの村。奇怪な雨乞いの儀式。湖上の密室殺人。神男たちは次々と……奈良の山奥、波美地方の"水魑様"を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。儀式の日、この地を訪れていた刀城言耶の眼前で起こる不可能犯罪。今、神男連続殺人の幕が切って落とされた。ホラーとミステリの見事な融合。シリーズ集大成と言える第10回本格ミステリ大賞に輝く第五長編。
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Posted by ブクログ
ホラーミステリである刀城言耶シリーズの中ではミステリ色の強い作品。それがそのまま評価に繋がっているようで、ミステリ好きには好評、ホラー好きには物足りないというレビューが多いです。 確かに分かりやすい、直接的な怪異描写は、シリーズ他作品に比べて少ないです。相変わらず舞台となる土地や建物のおどろおどろ...続きを読むしい雰囲気は抜群な分、肩透かしを喰らう印象を受けるののもあるのかも知れません。今作でも人知を超えたものは存在しますし、この辺りは読み手の想像力の差も評価に影響してくると思います。 ミステリに関しては評価通りシンプルに素晴らしいです。詳細はどう書いても少なからずネタバレになるので避けますが、とにかく大胆です(トリック犯人の行動ではなく、伏線とかミスリードなどな部分で)。 興味深いのは、今作は女性読者からかなり厳しいレビューが散見されます。元々女性的には作者の人物描写に薄さを感じてい人が多いらしいのですが、今作ではそれが強く感じられてしまうようです。また今作では警察が全くと言っていいほど機能していないのですが、その理由が非現実的過ぎるという指摘も多いです。男性読者は人物描写よりも舞台や時代背景などの描写に重きを置くことが多いのでツッコミは少ない印象です。女性で刀城言耶シリーズを初めて読もうと思っている方は、別作品を選んだ方が良いかも知れません("山魔の如き嗤うもの"辺りが高評価なようです)。 個人的には警察不介入の理由は十分納得してます(雪山密室とかいくらでも自然な理由付けはあるのにというレビューもありますが、人知を超えたものの力を否定できないものを描いている本シリーズにおいては今作の理由の方がしっくり感じます)。 また人物描写の薄さは、本シリーズの特徴であり、魅力にも繋がっていると思います。確かに人物の魅力だけでご飯何杯も食べられるミステリにも沢山出会ってきましたのでミステリだから人物描写を疎かにしていいとは全く思いません。しかし本シリーズにおいては、絶妙に抑えた人物描写が他の多くの要素の魅力を際立たせているように思えてなりません。例えば主人公である刀城言耶は探偵役でありますが、他の有名ミステリの探偵に比べると普通です。そんな彼にも聞いた事のない怪異の話を耳にすると、普段は温厚なのに我を忘れ、詳細を聞くまで相手を攻め続けてしまうという唯一の癖があります。人物描写に不満な方の意見では魅力に繋がらない特徴と書かれますが、初めは驚いた登場人物が、慣れてくると他の登場人物の前でわざと刀城言耶に怪異の話を聞かせて面白がるなど、他人を介して魅力が示されます。確かに呪いや祟り、辛い風習などが蔓延る土地の重苦しい空気をを自分自身の魅力で吹き飛ばすような探偵役ではありませんが、少しだけ暖かい風を吹き込むことができます。ホラーな世界観を壊すことなく適度な安心感を感じさせてくれるのが心地良いです。
怪奇幻想作家である刀城言耶の怪異憚蒐集に編集者の祖父江偲が同行するいつもとは違うパターンで始まり、湖上での儀式の最中に密室殺人が起こり、連続殺人事件に繋がっていくストーリーで、民俗学要素のホラーと多重解決ミステリーが融合していて唯一無二の面白さだった。
刀城言耶シリーズ第五長編。水神水魑様の儀式の最中に起こった密室殺人を皮切りに、次々と神男が殺されていく。練り上げられた舞台の設定と、それを活かした事件の真相、トリック・動機に驚愕。解決編の伏線回収も圧巻。
なんだこのぶっ飛んだ儀式はww…………(T^T) 〜あらすじ〜 水神を祀る四つの村。奇怪な雨乞いの儀式。湖上の密室殺人。神男たちは次々と……奈良の山奥、波美地方の"水魑様"を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。儀式の日、この地を訪れていた刀城言耶の眼前で...続きを読む起こる不可能犯罪。今、神男連続殺人の幕が切って落とされた。ホラーとミステリの見事な融合。シリーズ集大成と言える第10回本格ミステリ大賞に輝く第五長編。 刀城言耶シリーズ第6弾!! 今回のシリーズ!いつもと様子がちゃう…… いつもなら禍々しさを突っ走ってく言耶ワールド しかし今回は……めちゃ笑えるーーww その一因はなんと!今回は!まさかの!あの! そう!祖父江偲ちゃんが言耶に同行している! わぁーい!! この子がめちゃいい味出してる〜ww 今までなかった和やかさ!そんな!祖父江偲ちゃんに 拍手!!大活躍でしたww 物語の始まりは言耶、偲ちゃん、阿武隈川烏の 3人のやり取りから始まるのですが……めちゃ 笑えますww偲ちゃんめちゃ阿武隈川さんを手のひらで転がしとる〜ww なんやいつもの感じと違うやんと終始和やかムード…………が!! 皆さん! これは刀城言耶シリーズですよ! 三津田信三作品ですよ! 和やかで終わらすはずがない!! 怖い描写ではガッツリ!背筋を凍らせて ゾッとさせてきます。 油断は禁物ですぞ!! そしていよいよ村に、到着し、噂の水魑様の儀に 参加するのですが…………やばい! とにかく!この儀式がめちゃやばい!! 恐らく、皆さん儀式の本当の真実を知った瞬間 口を揃えて言うでしょう……………… 『オーマイガーッッッ!!』とww それぐらい衝撃でした(T^T) そしてそれだけでは終わらせない!刀城言耶 この儀式のどさくさに紛れての連続殺人…… も〜〜〜う〜お腹いっぱいだよーww でもね!ちゃんと推理したましたよ! 晴れの日も〜晴れの日も〜めげずに! そして!いざ!犯人を絞込み! 多重解決の嵐にいざ行かん!! …………(´・_・`)……ハズレたぁぁぁぁぉぁww いやそれでも!!ラストの衝撃!! 泣けるーーー!! 色々思い出してきたーーー!! なんかめちゃかっこいい人でてくるわぁーー!! と言う様に余韻が凄かった……(T^T) かなり僕的にはめちゃ面白かった そして楽しめた作品でした〜! 皆さんも是非宜しければ読んでくだされ〜 最後に一言……「あの人の未来に幸あれ」以上! ww
刀城言耶シリーズ第5弾! 今回もしてやられたぁ〜!! しかし!全く悔しくない、衝撃のラストです!! (≧∇≦) え〜、こちら、フレンドと推理バトルの課題本としました。 めっちゃじっくり読みました! 何度も何度も読み返しました! 満を持しての犯人当ての結果は…(-∀-`; ) …まぁ...続きを読む、当たらんよね笑笑 刀城言耶に全く歯が立たず!でしたぁ。 今回は奈良の山奥の湖で起こった殺人事件なのですが、この沈深湖には『水魑様』という神がいるそうです。 晴天が続くと水不足となり、田んぼが枯れてしまうので、増儀と言われる雨乞いの儀式を行います。 (逆に降りすぎたら、減儀の儀式を行う。) 過去に2度、不審死と行方不明の事故があったという事。 儀式を控えたある日、刀城言耶と祖父江偲が村に到着する。 前半の、言耶と偲と阿武隈川烏とのやり取りにほんわかしました。(*´꒳`*)~❀ この巻まで想像していた言耶のイメージと少し印象が変わりました。(かなり良い意味で。) ホラー味は、少なめだったように感じます。 物足りないという訳ではなく、程よく軽いトリハダレベル。 ミステリー要素が強めだったような感じ。 (当たり前か(^▽^;)) 毎度言耶の多重推理にしてやられる訳ですが、やられるのがタマラナイデス…(ღ*ˇ ˇ*)。o♡ 三津田作品、やっぱりどれを読んでも面白い!! 超超おすすめです!!!
雰囲気が大好き
このシリーズは、閉ざされた村の独特な雰囲気が大好きです。怪奇の描写もすごくゾッとして、展開も早いので夢中で読みました!
刀城言耶シリーズ、第五作。本格ミステリ大賞受賞作。いや〜(シリーズイチ)面白かった!!700p以上あったのに、あっという間でした^^ 他シリーズ関連の名がでてくるとやはりワクワクしますね。もうなんて書いていいのやら——。個人的にパーフェクトでした!星五つ。
シリーズ最長編の名に恥じない、重厚さと濃厚さ。偲のキャラクターもいいアクセントになっている。事件の真相は勿論、それに伴って明かされる儀式の真実のインパクトが物凄い。
『その土地に密着した宗教者という存在は、しばしば家とか家族とか個人とかという単位を超えて、完全に地域の一部と化す場合がある。 言わば自然のようなものだ。』 このシリーズも面白いな。一作目から読みたくなった(@ ̄ρ ̄@)ミステリのガジェットが詰め込まれていて最高!
面白シリーズですね、やっぱり。分量が更にアップしていることもあり、読み応え抜群でした。冗長なだけでダレるということもなく、スーパーナチュラルな存在を仄めかせ続けることによって、一定以上の緊張感を維持することに見事に成功してます。地方ならではの因習に絡んだ事件が起こる展開はいつも通りなんだけど、それが...続きを読むある意味安心感に繋がっていて、信頼のブランドって感じです。かといってマンネリ化って訳でもなく、今回は、謎が結構なところまで解決されている(ように思える)点はいつもとちょっと違うかも。
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三津田信三
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