競歩王

競歩王

770円 (税込)

3pt

かつて「天才高校生作家」の触れ込みで華々しくデビューした榛名忍は今、燻っていた。そんな折、東京五輪の開催が決まり、担当編集者からスポーツ小説を勧められる。なりゆきで競歩の小説を書くことになり、大学の陸上部の練習を見に行くと、ただ一人の競歩選手・八千代篤彦が黙々と歩き続けていた――。競歩の面白さを余すところなく描いた、青春小説の傑作!

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競歩王 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    天才高校生作家のスランプ。夢見ていた舞台に立てず足掻く競歩選手。
    好きなものが怖くなる、楽しめなくなる気持ちはなんとなくわかる気がして、ちょっと苦しくなる。

    誰よりも速くゴールへ向かわなければならないのに走ってはいけない。たしかに矛盾した競技だ。ルールに縛られ、その中でもがいてゴールを目指す。

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    「競歩」
    決して走ってはいけない人間らしい"歩く"という行為を人間らしいルールで凝り固めた競技
    長くつらい道のりをゴールを目指して1人で歩く
    その中で本当に辛い瞬間があって、応援してくれる人がいて、少しの乱れが自分を苦しめて、やりきってもやりきれない時もあって、それでもゴールテー

    0
    2024年09月12日

    Posted by ブクログ

    2024/03/17
    競歩という競技を題材にした小説なんですが、ただの競歩小説じゃなかったのがこの小説の面白いところだと思います。
    高校生天才作家と持て囃されて、ライバル作家の存在によって創作活動に行き詰まっていた大学生作家の榛名忍、また、彼と同じ大学に所属している八千代篤彦は箱根駅伝を諦めて孤独に

    0
    2024年03月17日

    Posted by ブクログ

    あなたは、『競歩』のルールを知っているでしょうか?

    キョ、キョ、競歩?と思わず呟きもするのが『競歩』というスポーツの立ち位置だと思います。『よくわかんないよねえ、早歩きの競争なんてさ』。競技に携わられている方には恐縮ですが、多くの方にとってそれは事実だと思います。『快晴の青空の下を歩く選手のフォー

    0
    2023年12月27日

    Posted by ブクログ

    競歩というマイナーで転向が多いスポーツで、諦めたこと諦めきれなかったことをまっすぐ受け止めて成長していく青春小説

    0
    2022年07月24日

    Posted by ブクログ

    感想
    タイトルから完全に競歩選手に焦点を当てた作品だと思ったが、売れない作家と伸び悩む競歩選手を重ね合わせて物語が進行していくところは新しかった。

    少し恋愛要素のようなものも入ってたような入っていないような。そこはハッキリさせて結末もビシッと書いて欲しかった。


    あらすじ
    元天才高校生作家である

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    こちらもまたフォローしている方のレビューを読んでのチョイス。
    天才高校生作家という触れ込みでデビューしながら既に行き詰まった大学生小説家が、担当編集者から勧められるままなりゆきで競歩の小説を書くことになり、同じ大学の陸上部の練習を見に行くと、そこには箱根駅伝を走るという夢破れ転向した競技で東京五輪を

    0
    2024年02月04日

    Posted by ブクログ

    元天才高校生作家で現在絶賛スランプ中の忍と、箱根駅伝を諦めて競歩に転向した八千代。
    全く別の道ながら、同じような苦悩を抱える2人の出会い。
    落ち込んでいるときや、絶望しているときって、どうしても自分が世の中で一番のどん底にいると思えて、他人が輝いて見えてしまう。
    小説家のことは全く分からないわたしだ

    0
    2023年09月20日

    Posted by ブクログ

    天才高校生作家とかつて呼ばれた榛名
    箱根駅伝を諦めて競歩の道に進んだ八千代
    今に苦悩する2人が「歩む」先は栄光か挫折の続きなのか


    単にスポーツ小説とは言えない感じが、この物語の深さでした
    だって、主人公は小説家だから
    今は書けない小説家だから
    立場は違えど、壁にぶち当たっている2人だからこそ語れ

    0
    2023年06月20日

    Posted by ブクログ

    今作も文句なく面白かった。額賀さんのスポーツものって、単にその競技の話だけじゃないところが本当に素晴らしいと毎回思う。今回も鳴り物入りでデビューした若き学生作家と、やむなく駅伝から競歩に転向したあるアスリートの2人の人生が絡み合う形で、非常に面白かったです。知られざる競歩の世界も興味深い!ただ一つ、

    0
    2023年02月16日

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