完パケ!

完パケ!

770円 (税込)

3pt

たった一つのことにすべてを賭けた、あの輝かしい日々。

経営難で閉校が噂される武蔵映像大学で、卒業制作のドラマ映画を撮れるのは、たった一人。感覚の安原と理性の北川。お互いの才能を認め合いながらも性格がまったく合わない二人は、同じ題材を使ってコンペで勝負をすることに。撮影は、前途多難の幕開けとなったが――。

...続きを読む

完パケ! のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月24日

    北川と安原はお互い自分にないものを持つ相手を羨みながらも相手を妬むことはない。
    それぞれの悩みを抱えながらも苦しんで苦しんで、でも二人だからも二人ならたどり着けると一つの目標に突き進む。
    若者らしい深刻さと、のびやかにまっすぐ未来を見据える姿に青春だなっと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月13日

    人はどうしても嫉妬する生き物だから、
    芸術の道に進む人は、
    一般以上に苦しむだろうなあ。
    でも、そこを乗り越えてこそ辿り着く場所がある。
    築かれる関係がある。

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月27日

    額賀さんの作品は、スピード感があってエネルギッシュで、さわやかでいいですね。ぐいぐい引き寄せられるようにページをめくってしまいました。チームで燃え上がって、命を削るような思いをしながら作り上げるって、部活だけではないんですね。いいな、青春!

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月02日

    私のなかで、額賀さんといえば「青春小説」のイメージ♪
    著者の作品は読後の爽快感がたまらない。

    これまで見たことのある映画やドラマのメイキング映像が次々と思い出され、いろいろ想像しながら楽しく読みました。
    短いワンカットにつぎこむ情熱と技術、時間、お金、制作に関わる人員も手間もすごい。

    人付き合い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月06日

    映像大学に通い映画監督を目指している安原と北川。卒業制作の映画を撮れるのは一人だけ。そこから始まる。お互いにないものを持っているもの同士。制作が始まり監督とプロデューサーという関係で撮り始める。撮影のひとつひとつへのこだわりとその先を見つめる二人の想いがとても良くて青春小説の面白さが存分に出ている。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月05日

    作品完成という ひとつの目標に向かう青春物語 という明るいイメージは 、登場人物それぞれの過去と心の奥底が語られるうちに ほの暗さの方が強くなってくる。

    育ちも性格も作風も異なる安原と北川が、映画の制作過程で語らずともお互いの「描く画」を徐々に共有していくあたりから 彼らの完パケが見たくなってきた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月21日

    武蔵映像大学で映画や映像について学んでいる安原と北川。年齢は違えども、同級生でともに映画監督を目指している。大学の集大成となるものが、卒業制作。監督を希望する学生達が脚本を書き、教授や他の学生が審査をしながら、作品を決定し、制作する。しかし、選ばれるのは一つの部門につき、一つの作品のみ。選ばれたのは...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月10日

    俺らの意地見せてやろうぜ!みたいなノリ、好きです。

    映画を作るって独りではできないですね、当たり前ですけど…。
    モノづくりの裏側が垣間見れたような気がしてすごくよかったです。

    これを読んでから「世界の美しさを思い知れ」を読むと、すごく胸が熱くなるのでオススメです。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年03月08日

    映画を創るのは、とても大変なことなんだと改めて感じた。
    安原と北川は対極な2人だけど、すごく良い友人で、まさに二人三脚で映画を創り上げていく姿がとても素敵だった。
    文章を読みながら、映画の映像が頭に浮かんできて、とてもわくわくした。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年12月12日

    安原槙人
    武蔵映像大学、通称・ムサエイに通う。映画が大好きで天才肌、でも口下手で天然、しかも要領の悪い貧乏学生。北川より二歳年上。

    北川賢治
    武蔵映像大学、通称・ムサエイに通う。映画プロデューサーの息子で何でも器用にこなし、人を動かすのが上手い策士。

    高島先生
    講評会の度にきついことばかり言って...続きを読む

    0

完パケ! の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

額賀澪 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す