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たった一つのことにすべてを賭けた、あの輝かしい日々。 経営難で閉校が噂される武蔵映像大学で、卒業制作のドラマ映画を撮れるのは、たった一人。感覚の安原と理性の北川。お互いの才能を認め合いながらも性格がまったく合わない二人は、同じ題材を使ってコンペで勝負をすることに。撮影は、前途多難の幕開けとなったが――。
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映画作りに熱を注ぐ青春物語。主人公は2人いて、切実に映画に力を入れられる安原と器用で優秀な北川が手を組んで相乗効果を生んでいて良かった。安原の切ない想いや北原の覚悟が見れる終盤は熱い。
Posted by ブクログ
北川と安原はお互い自分にないものを持つ相手を羨みながらも相手を妬むことはない。 それぞれの悩みを抱えながらも苦しんで苦しんで、でも二人だからも二人ならたどり着けると一つの目標に突き進む。 若者らしい深刻さと、のびやかにまっすぐ未来を見据える姿に青春だなっと思う。
人はどうしても嫉妬する生き物だから、 芸術の道に進む人は、 一般以上に苦しむだろうなあ。 でも、そこを乗り越えてこそ辿り着く場所がある。 築かれる関係がある。
額賀さんの作品は、スピード感があってエネルギッシュで、さわやかでいいですね。ぐいぐい引き寄せられるようにページをめくってしまいました。チームで燃え上がって、命を削るような思いをしながら作り上げるって、部活だけではないんですね。いいな、青春!
私のなかで、額賀さんといえば「青春小説」のイメージ♪ 著者の作品は読後の爽快感がたまらない。 これまで見たことのある映画やドラマのメイキング映像が次々と思い出され、いろいろ想像しながら楽しく読みました。 短いワンカットにつぎこむ情熱と技術、時間、お金、制作に関わる人員も手間もすごい。 人付き合い...続きを読むが苦手で気持ちを言葉にするのに時間がかかる安原と要領のいい北川。対照的な二人が一緒に映画を撮ることになります。 お互いが自分にないものを相手に見つけ羨ましく思う。 家庭環境は全く違うけど好きなことに真っ直ぐに打ち込む姿は一緒で、悩みながら成長する二人の姿がとても良かった。 映画を撮る側、撮られる側の役者と両者の視点を感じられたのもいい。 清々しい読後感でおもしろかった。
映像大学に通い映画監督を目指している安原と北川。卒業制作の映画を撮れるのは一人だけ。そこから始まる。お互いにないものを持っているもの同士。制作が始まり監督とプロデューサーという関係で撮り始める。撮影のひとつひとつへのこだわりとその先を見つめる二人の想いがとても良くて青春小説の面白さが存分に出ている。...続きを読む二人の友人として日々と、監督とプロデューサーとしての日々の葛藤。同じ目標を見つけた時の喜び。ラストまで構成が良くて一気読み。額賀さんの作品は初めて読んだけれど他の作品も読みたくなった。
作品完成という ひとつの目標に向かう青春物語 という明るいイメージは 、登場人物それぞれの過去と心の奥底が語られるうちに ほの暗さの方が強くなってくる。 育ちも性格も作風も異なる安原と北川が、映画の制作過程で語らずともお互いの「描く画」を徐々に共有していくあたりから 彼らの完パケが見たくなってきた...続きを読む。そんな楽しみな場面の裏で、安原のもうひとつのタイムリミットが明らかになる。 彼と似たような状況(と喪失)を経験しているせいか、フライを揚げる音で泣けてしまった。
武蔵映像大学で映画や映像について学んでいる安原と北川。年齢は違えども、同級生でともに映画監督を目指している。大学の集大成となるものが、卒業制作。監督を希望する学生達が脚本を書き、教授や他の学生が審査をしながら、作品を決定し、制作する。しかし、選ばれるのは一つの部門につき、一つの作品のみ。選ばれたのは...続きを読む・・・。 その後も悪戦苦闘しながら、果たして無事に一つの作品ができ上がるのか? 額賀さんの作品ということで、主に学生たちの頑張る姿が多く手がけていますが、今回もその空気感がありました。頑張っている様子が爽やかに描かれていたり、苦労しながらも前向きに捉えていたりと青春を感じさせる雰囲気が終始漂っていました。 学生だけれども、やっているのはプロの仕事であり、読んでいて映画というものが多くの人によって支えられているということを改めて感じさせてくれました。 物語の構成は、安原と北川の二人の視点が交互に進行します。二人だけでなく、それぞれの登場人物達が抱える悩みや夢と現実による苦悩が描かれていて、夢を目指そうとしている人にとっては、共感するところもあるのではと思いました。 その一方で、その夢に賛同しない人もいます。この作品では少数でしたが、それにもめげずに頑張る姿が良く映っています。それに反する姿がちょっと悪く映っていましたが、その気持ちも理解できます。個人的には、お互いの意見を交えつつ、和解する部分も描いて欲しかったなと思いました。 後半では、これで終わったと思いきや、歯に何かが挟まったような歯痒い感覚が続くので、ちょっと糸を引きすぎでは?と思いました。でも、それもまた人生のような感じもあり、映画作りも大変だなと感じました。 二人がこの先、どんな道を歩んでいくのか。お互いに頑張って欲しいなと思いました。
俺らの意地見せてやろうぜ!みたいなノリ、好きです。 映画を作るって独りではできないですね、当たり前ですけど…。 モノづくりの裏側が垣間見れたような気がしてすごくよかったです。 これを読んでから「世界の美しさを思い知れ」を読むと、すごく胸が熱くなるのでオススメです。
映画を創るのは、とても大変なことなんだと改めて感じた。 安原と北川は対極な2人だけど、すごく良い友人で、まさに二人三脚で映画を創り上げていく姿がとても素敵だった。 文章を読みながら、映画の映像が頭に浮かんできて、とてもわくわくした。
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