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看護師から介護業界に転職した栗谷茜は、山奥の屋敷で、寝たきりの婦人をヘルパーとして住み込みで介護することになった。しかし、妃倭子というその婦人は、なぜか頭に黒い袋を被せられ、肌は不気味に変色し、言葉を発することも動くこともなかった。新人がゆえ、全力で職務に向き合おうとするも、茜の胸にはじわじわ疑念が広がる――これは、もう死んでいるのでは? 先が読めない、ひたすら怖いとネットを戦慄させた、禁断の介護ホラーが登場!
石田衣良氏も推薦!
「介護×ホラーのミスマッチが生み出した異次元の邪悪なデビュー作。母の愛と母の愛が命がけで壊しあう!」 石田衣良
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Posted by ブクログ
看護師から介護職へ転職した栗谷茜は、山奥の屋敷で重病で寝たきりの婦人を住み込みで介護することになった。
しかし、その婦人は頭に黒い袋を被せられ、肌は不気味に変色し、話すことはおろか身動き一つしない。
茜は疑念を持つ。……この人、既に死んでいるのでは?
あまり見たことのない、介護×ホラー小説。小説投稿サイト「カクヨム」で連載されていた小説の文庫版で、作者の三浦晴海さんのデビュー作となります。
介護業界に転職した茜が住み込みで看ることになったのは、動くことも言葉を発することもない、肌が変色し黒い袋を被せられた婦人。異臭のする室内にはハエが飛び交い、どう考えても死んでしまっているとしか思えない。けれど、先輩ヘルパーたちは調子がいい時は歩いたりすることもあると言い、異常でしかない介護の方法にも特に疑問は持っていない様子。
介護対象も不気味なら先輩ヘルパー達もどこか不気味で、訳が分からない中慣れない介護をする傍ら、一人で真実を知ろう・状況を改善しようと奮闘する姿に、真相を知りたいという読者の気持ちもリンクし、どんどんページが進みます。
ラスト、この先どう転ぶか分からない不穏さも良かった。
恐ろしきは母の愛。母性と母性の衝突は狂気にも近く、互いの立場に立つとどちらが絶対に間違っているとは言えない気もします。
ラスト近くは少し説明を詰め込みすぎな印象も受けましたが、とても不気味で良いです。デビュー作だそうですが、他の話も読んでみたい。
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