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Posted by ブクログ
読み始めは軽い感じなのに、途中からずっと“人の見え方”が揺らいでいく感じが不気味だった。
事件そのものよりも、「この人って本当はどういう人なんだろう」が少しずつズレていく感覚が面白い。
特に良かったのは、人間関係の意外性の出し方。
劇的な裏切りというより、「そんなふうに繋がってたのか」とか、「その言葉ってそういう意味だったのか」みたいな、小さい発見の積み重ねで読ませるタイプだった。
だから派手じゃないのにずっと続きが気になり、読む手が止まらなかった。
登場人物がみんな少しずつ“自分の見せたい顔”で生きてる感じがリアルだった。
誰も完全に嘘をついてるわけじゃないのに、受け取る側次第で印象が変わる。その微妙なズレがずっと居心地悪くて良い。
ミステリーとしてというより、人と人の認識の食い違いや、何気ない違和感を楽しむ作品としてかなり好きだった。
読後に「あの人は、本当はどういう人だったんだろう」と、もっと知りたくなった。
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