なぜ「あしか汁」のことを話してはいけないのか

なぜ「あしか汁」のことを話してはいけないのか

1,479円 (税込)

7pt

本作は、私・三浦晴海が、急死した大叔父の日記に記された奇妙な単語を調べた際に、実体験したことをまとめた記録です。
作中の資料もすべて、現地に足を運び、時には人の力を借りながら集めました。

しかし残念ながら共に調べてくれた、
大学時代の友人も、快活な大叔父の同級生も、高名な学者の先生も、
全員もうこの世にはいません。

それでも、皆様にはぜひ知ってほしいのです。
私がたどり着いた真相を。「あしか汁」とは何なのかを。
そしてなぜ、こうして「あしか汁」の正体を語ろうと思ったのかを。

私の一生が台無しになった理由を、
どうか無関係と思いながら楽しんでお読みいただければ幸いです。

巻末には、「あしか汁」を調べた元編集者が遺した
最期の日記を掲載しています。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    宝島社
  • ページ数
    240ページ
  • 電子版発売日
    2025年08月07日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    9MB

閲覧環境

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なぜ「あしか汁」のことを話してはいけないのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「あしか汁」という謎めいた言葉を探ると関わった人が次々と亡くなっていくホラーストーリー。その意味は何なのか。念の連鎖からは終わりが見えない恐怖を感じます。プロットは『リング』や『近畿地方』を思わせますが新しい面白さがあります。

    0
    2025年11月05日

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白かった。
    妙なリアル感で、今生きている日常に疑念を抱いてしまう。お化けの怖さでも、ザ・人怖って感じでもない。でも、なんか怖い。言葉に表せないが怖い。そして、最初の ※本作品へのお断り がよりゾワっと感を増していると読み終わった後に感じた。
    モキュメンタリーの中でも、群を抜いて面白かった。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    筆舌にし難いとは、この本のことを言うと思う。感想を書くにしても、予測しやすいことを書いてしまうかもしれない。

    あえて言うなら、中盤から終盤にかけての駆け抜け。

    モキュメンタリーとも、因習系ともちょっと違う。ただ確かに怪異がある。異変がある。
    まるで、お化けはいるよ、見たことないけど、みたいな。た

    0
    2025年08月26日

    Posted by ブクログ

    あしか汁の正体を知ったとき、思わず息を呑んだ。言葉が出なかった。

    静かに、淡々と、物語は進んでいく。
    だがその背後には、確実に何かが潜んでいる。
    さまざまな資料や証言が積み重なっていくたびに、「あしか汁」という言葉の意味が、少しずつ明らかになっていく。
    その記録の一つひとつが妙にリアルで、生々しい

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    面白かったんだけど導入部はなんだかもったいつけ過ぎじゃないって思っていたら、もともとはWEB上の創作小説サイト、カクヨムで発表された作品だとの事。
    試しにカクヨムで読み返してみると、なるほど、スマホで縦スクで読んだ方が没入できます。
    ただし、途中で挿入される手書きメモなどは単行本で見た

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    雑なモキュメンタリー風作品では無く、しっかりと作りこまれたホラー作品であった。
    細かな伏線がいくつも組み込まれていて、気付いていくとゾッとした。

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい文章で一気読み。
    「あしか汁」の正体については、なんか既視感…て感じだったのだけど、その後の展開が「えー⁈なるほど!」でした。
    でもなんで「あしか」なの⁇「悪し」を連想して、確かにちょっと禍々しくはある…気のせいか。

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    急逝した大叔父が残した謎のメモ、「あしか汁」を調べる著者を襲う不穏な出来事の連続!
    あしか汁が何なのか?が判明したあたりは、ほーんなるほど…という感想でしたが、その後の畳みかけがめちゃくちゃ恐ろしいそして上手い。逃げ場も対処法も無くなる恐怖のカラクリが秀逸です。

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    大きなスケールで展開するモキュメンタリーで、タイトル通り、「あしか汁」の謎を追いかける。次々と明らかになる真実。謎が謎を呼ぶ展開。そして、最後に主人公が見たものは……? 「あしか汁」のことを口にするのはやめましょう。それは日本人にかけられた呪いのようなものなのです……。

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かったし、すごく怖かった。本の体裁も凝っていて、それも相まって、モキュメンタリーのホラー小説としてはなかなかの迫力を感じた。これはホラーが好きじゃない人は絶対読まない方がいいと思う。すごくグロいとかではないんだけど、ギミックの用い方が明らかにホラー好き向けって感じ。これも映像化を狙っ

    0
    2025年09月09日

なぜ「あしか汁」のことを話してはいけないのか の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    宝島社
  • ページ数
    240ページ
  • 電子版発売日
    2025年08月07日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    9MB

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