三浦晴海の作品一覧
「三浦晴海」の「屍介護」「なぜ「あしか汁」のことを話してはいけないのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三浦晴海」の「屍介護」「なぜ「あしか汁」のことを話してはいけないのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
あしか汁の正体を知ったとき、思わず息を呑んだ。言葉が出なかった。
静かに、淡々と、物語は進んでいく。
だがその背後には、確実に何かが潜んでいる。
さまざまな資料や証言が積み重なっていくたびに、「あしか汁」という言葉の意味が、少しずつ明らかになっていく。
その記録の一つひとつが妙にリアルで、生々しい。
リアルすぎて、これはもう作り話じゃないんじゃないかとさえ思えてくる。
どこか現実と地続きなような、奇妙な現実感がずっとつきまとっていた。
幽霊が出てきて「怖い!」と驚かせるような話ではない。
だが、人間の怖さ、言葉にできない冷たさが、じわじわと心に残る。
ページを閉じたあとも、その違和感がず
Posted by ブクログ
# **モキュメンタリーの最高傑作!**
モキュメンタリーとは、ドキュメンタリー風のフィクション作品のことです。
「近畿地方のある場所について」をきっかけに、モキュメンタリー作品にどハマりし、「どの家にも怖いものはいる」と「ある集落の⚫」を一気読みした後に、本作に行き着きました。
本書の著者・三浦晴美さんが主人公という設定です。
晴海の大叔父が突然事故で亡くなり、その遺品整理をしているときに偶然見つけたノートの中に書かれていた謎のキーワードを晴海が調査していくという流れになっています。本書内の各所に調査を経て得た新聞記事の切り抜きや写真、ネット記事などの資料が散りばめられていて、作品に