歪つ火

歪つ火

858円 (税込)

4pt

辛い日常から逃れようと、私は一人でキャンプにやってきた。テントを張り、のんびりご飯を作る。夜はキャンプファイヤーを囲みながら、今日知り合ったばかりの人たちと語り合う。来て良かった。でも、次の日、私はなぜかキャンプ場から出られなくなっていた。しかも、昨夜語り合った人たちは皆、時間がリセットされたかのように「初めまして」と微笑み、昨日とまったく同じ言動を繰り返している。「あなた、大丈夫?」、困惑する私を訝しがる彼らの視線で私は確信した。「ここにいてはいけない、これはダメなやつだ」
非日常に囚われる未体験の恐怖を描く、戦慄のキャンプホラー。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

歪つ火 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     キャンプを楽しむはずだったのに、何故か昨日知り合った人たちがまるで初対面のように話しかけ、同じ言動を繰り返し、脱出しようにもキャンプ場から出られなくなるというクローズドサークル×キャンプホラーという形で怖さを覚えながらも面白かった。最後のシーンは切ない気持ちになった。

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    キャンプ場というさわやかな場、個性豊かな登場人物たちとの関係が一転して、クローズドサークルな怪異の舞台となる展開。
    するすると読みやすい文章と、森や火、夜の景色が映画のように想像できる描写で、さっと読みきってしまいました。言動だけでキャラがつかめる登場人物たちの描写も素敵でした。これ誰だっけ?となる

    0
    2024年08月13日

    Posted by ブクログ

    楽しいはずのキャンプが一転、、、

    主人公も他のキャンパーみたいに"そういう存在"になってしまうのではという恐怖があったろうに、それに抗って生き抜こうとする逞しさ、ダメな自分の世界を生きると決断する勇気は凄いと思った。

    ホラー小説は初めて読みましたが、楽しく読めたのでよかったで

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    展開が動き出して、面白くなるまでに時間がかかる。第二章からだんだん加速してきて、そこからは一気に読めました。こんなキャンプ場は嫌だ…。
    友美が逞しすぎる。生存本能すごいなw

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    日常から解放されたくて、1人キャンプに来た主人公は、今日出会ったばかりの人達と楽しく過ごす。
    しかし翌日キャンプ場から出られなくなり、昨日出会った人達は初対面のように前日と全く同じ言動を繰り返す。
    屋外なのに逃げられない恐怖が目新しいホラーミステリー。

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    ストーリーがサクサク進むので読みやすかった。中盤の展開は結構ぞっとする。所々設定のつめが甘かったり、主人公のキャラがブレブレなのは残念。
    でも、ラストの余韻は好き。

    0
    2024年10月10日

    Posted by ブクログ

    突然会社を休んで飛び込みでソロキャンプ、態度のおかしい受付の男、必要以上に馴れ馴れしい初対面の人、そしてなぜかみんなでキャンプファイヤーをすることに。主人公の友美を好きになれない上に、途中からキャラが変わったような口調になったことや設定の甘さが気になってしょうがなかった。子供の時はキャンプも行ったけ

    0
    2024年02月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ずっと悪い夢を見てるような読み心地。

    まともだと思ってた人が、言うことも、見た目もおかしくなっていく。その様子が怖い。

    なす術もなく幽霊に取り込まれたり、消されたり、殺されるって言うタイプのホラーではなく、謎とき要素があったり、脱出するために闘ったりする部分かあるので、アクション系ホラーとして楽

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【2024年210冊目】
    ふと思い立って会社を休んで、ソロキャンプにやってきた友美は、日常を忘れてのんびりとしたひと時を過ごすつもりでいた。だが同じソロキャンパーとして来ていた恭子に付き合ううちに、いつの間にか他のキャンパーたちとキャンプファイヤーを囲むことに。偶然居合わせた彼らとの時間。だが翌朝目

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    キャンプホラーという新たな開拓ジャンル。
    タイムループ要素も盛り込み、一癖あるキャンパーたちの言動が少しずつ常軌を逸していく狂おしさがこんなせつない形で昇華すると思わなかったなぁ。
    「この世界は鈍感な人しか生きられないんです」や「自分で死のうと思ったことは一度もない。いつも自分の居場所を探しているけ

    0
    2024年02月04日

歪つ火 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川ホラー文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

三浦晴海 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す