いつか、ふたりは二匹

いつか、ふたりは二匹

660円 (税込)

3pt

猫になって事件を解決!
猫になったぼく。はじめての謎と冒険。
本格ミステリの名手が贈る、可愛いだけじゃないファンタジック・ミステリ!

眠りに就(つ)くと猫の身体に乗り移れるという、不思議な能力を持つ小学六年生のぼく。町で起きた女児襲撃事件の謎に、猫のジェニイの身体を借りて挑むことに。スリル満点、はじめての冒険の結末は――。
子どもが大人になるために大切なことを教えてくれる、あったかくて、少し切ないファンタジック・ミステリ。

●執筆中、これまで出会い、そしてお別れしてきたひとたちや犬、そして猫のことを憶(おも)い出しました。作品の出来、不出来は別として、この『いつか、ふたりは二匹』は、わたしにとって生涯の宝物のような作品になりました。――西澤保彦(あとがき「わたしが子どもだったころ」より)

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いつか、ふたりは二匹 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年05月13日

    小学六年生の「僕」は眠りに就くと黒猫のジェニィになれる。 巷の野良猫に意識を乗り移せるのだ。 この力を使って犯人に近づけないだろうか、クラスメイトの女子が襲われた恐ろしい事件の―――。  事件を通して描かれる少年の初めての大冒険。

     西澤保彦氏のティーンエイジャー向けに書かれたSFミステリ。 あく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月13日

    小学生ぐらいの時に読みたかった…。最後のなんとも言えないもどかしさをじっくり味わえる年齢で読んでもやもやしたかった。ピーターのことも中盤ぐらいでわかってしまったし、純粋に読めるときに読みたかった作品。

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    Posted by ブクログ 2013年05月30日

    タイトルに惹かれて手に取りました。
    少年、少女向けの作品だったとは…。
    充分大人も楽しめる作品です。

    オールハッピーな終わり方ではないけれど、智己くんは久美子さんの事が大好きになるだろうし、命の重さ、物事の軽重のわかる子に成長してくれるだろうと思います。
    悲しいけれど、明日に繋がる思いが残ります...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年11月24日

    読み終えてからミステリーランドだと知ったが、西澤保彦による同レーベルの作品。
    レーベルの方針上、大人でしかもミステリを多読する自分が、展開を先読めるのは仕方ない。
    それでも、没頭させ、ハラハラさせるのだから素晴らしい。特に、「説明できない不思議な力はあるが、事件解明はあくまでロジカルに」というスタン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月26日

    たしかにミステリーとしては物足りない。伏線も明らかで、真相もすぐに読める。やはりジュブナイルとして読むのが正解か。

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    Posted by ブクログ 2014年02月07日

     小学生の僕が、眠ると猫の体に乗り移れるという力を使ったちょっとファンタジーな推理小説。元々子供向けの書下ろしということで、確かに少し物足りなかった。オチも予想通りだったし、話の進み方がその場その場で都合よいるように思ってしまった。それでも子供が読書を好きになるためにはいい本かもしれません。本格ミス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月04日

    いつものように、考えて話し合って想像して妄想するような話ではなく、良くも悪くも西澤保彦さんらしくない感じがした。ミステリーというより、内容は少し重いかもしれないけどファンタジーとして読んだほうが楽しめるかもしれない。

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    Posted by ブクログ 2013年12月07日

    ジュブナイル

    悪くはないが、犬や猫を飼ってる(た)大人としては、最後がなあ・・・

    仁木悦子さんとかが懐かしいって感じ

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    Posted by ブクログ 2013年10月17日

    完全に小学生向けのお話だと思ったので、うちの5年生におすすめして読んでもらっています。
    とりわけ最後の場面からは、それぞれに何かを感じ取ってみてもらいたいです。

    25歳の大人目線、さらに日頃から推理ものを好んで読んでいる立場からすると、お話の伏線だってほとんどが予想通りという感じで、確かにあまり面...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月26日

    親の愛情を求める子どもの切実な願いや動物虐待の心境に胸が痛む。ファンタジックでありながら、時折顔を見せる現実の病んだ一面。
    ラストのページの久美子さんの台詞が、そのまま子どもたちに向けたメッセージなのだと思う。この今を生きるための…。

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