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せんそう 昭和20年3月10日 東京大空襲のこと
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 わたし(千恵子)は東京・浅草の洋品店で育ちました。 チーコと呼ばれていました。 兄弟たちは疎開し、父親は戦争にいってしまいます。 1945年3月の寒い、風の強い夜、なんの前ぶれもなくやってきたB29爆撃機の大軍のために、焼夷弾で町中が焼かれ、わたしは母親と、母親が縫って作ってくれた人形をもって、無我夢中で逃げました… 10万人以上が一夜で亡くなった、世界最大の空襲・東京大空襲。 本書は、作者みずからの体験をもとに描かれた、初の本格的な東京大空襲の絵本です。 作者の塚本千恵子が少女時代に体験した、この空襲において、母親の犠牲により一命をとりとめた実体験を、息子の画家・塚本やすしが絵本にまとめました。 -
戦争獣戦争
1994年冬、北朝鮮・寧辺の核処理施設の査察に訪れた国連職員が目撃したのは、使用済み核燃料の沈むプールの中で泳ぐ二体の奇妙な生物だった――その正体は、戦争によって生まれるエントロピーを糧に成長する四次元生命体〈戦争獣〉。生態系ならぬ死態系に潜む死命(シノチ)の最優勢種である彼らは、華麗島で独自の文化に基づき生きる超人〈異人(ホカヒビト)〉のみ扱うことができる。敵対し合う二体の戦争獣、そして異人たちの前に現れる謎めいた男女の双子。彼らが人類にもたらすのは破滅か、救済か。奔放な想像力が生み出す傑作長編。 -
戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島
国民を舐めきった政治家に、激怒せよ! もはや日本に道徳はなく、損得しかないのか!? 今、つくりだすべき倫理とは? 日本は戦争する国になった。これは怒(いか)ることを忘れ、日米安保に甘えた国民の責任だ。安保法制化も、沖縄県民だけに押し付けてきた米軍基地の問題も、当事者以外の意見を封じる福島の原発問題も背景にあるのは、怒りや苦しみによる連帯ができず、すべて他人事(ひとごと)として受け流す日本人の感情の劣化だ。しかし、今度こそ怒らねば、そして怒りつづけねばならない。戦争する現実を直視しつつ、舐めた政治家たちに恐怖を与えねばならない。この危機に、かつて罵り合った小林よしのり氏と宮台真司氏、さらには東浩紀氏という日本を代表する論客三人が集(つど)い怒り合った。暴走する権力を阻止し、共闘することを誓った一冊。 感情を抑えるな! 絶望に囚われるな! 〇日本を変えるにはときには政治家へのテロしかない場合もある 〇国民国家間の戦争は本当にありえるのか 〇インターネットが持っていた連帯の可能性もいまは消えた 〇かつては日本が戦争を仕掛けたという事実を水に流していけない 〇「崩れた民主主義」の行きつく先 〇保守でも革新でもない、新しい日本像をつくる -
戦争体験 ――一九七〇年への遺書
戦争体験の伝承ということ、これについては、ほとんど絶望的である――。少年期を日中戦争の戦時下に過ごし、大学在学中に徴兵され、ソ連軍の捕虜となり復員。異常で圧倒的であり、自らの現在を決定づけた戦争体験とその伝承の難しさについて、戦中派である著者が切々と書き綴る。戦後多くの知識人が、体験を思想化・体系化して後世に伝え、反戦・平和を訴える義務と責任を説くなかで、著者はその「語りがたさ」に固執しつづけた。屈辱や憤り、自責、虚しさ、喪失、死への誘惑……。時に感傷的で非生産的と批判されながらも、断片的で矛盾に満ちた自らの戦争体験に留まり、二十年をかけてその「無念」を問うた書。 -
戦争中の暮しの記録 保存版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一冊まるごとを戦争中の暮しの特集にあてた『暮しの手帖』1世紀96号(1968年夏)を保存版にした書籍です。 終戦から22年の歳月が経った1967年、『暮しの手帖』は、戦時下の「庶民の日常の記憶」を集めようと、「戦争中の暮しの記録」の投稿を呼びかけました。総数1736編という驚くべき数の原稿が寄せられ、当時の編集長の花森安治と編集部員たちは、全身全霊を傾けてこの企画に取り組み、一冊に編み上げました。 市井の人々は、なにを考え、なにを食べ、なにを着て、どんなふうに暮らし、死んでいったか、生きのびたのか。半世紀の時を経て、あの「戦争」を今に伝える、不朽のロングセラーです。 -
戦争というもの
戦争中に発せられた、十四の名言から、あの戦争を考える――〈九十歳の爺さんがこれから語ろうとするのは、そんな非人間的な戦争下においてわずかに発せられた人間的ないい言葉ということになります。いや、全部が全部そうではなく、名言とはいえないものもまじりますが、それでもそこから将来のための教訓を読みとることができるでありましょう。〉(本書「まえがき」より) 昭和史研究の第一人者が、どうしても伝え遺したかったこととは ●一に平和を守らんがためである(山本五十六) ●バスに乗り遅れるな(大流行のスローガン) ●理想のために国を滅ぼしてはならない(若槻礼次郎) ●大日本は神国なり(北畠親房) ●アジアは一つ(岡倉天心) ●タコの遺骨はいつ還る(流行歌「湖畔の宿」の替え歌) ●敗因は驕慢の一語に尽きる(草鹿龍之介) ●欲しがりません勝つまでは(国民学校五年生の女子) ●太平洋の防波堤となるのである(栗林忠道) ●武士道というは死ぬ事と見付けたり(山本常朝) ●特攻作戦中止、帰投せよ(伊藤整一) ●沖縄県民斯く戦へり(大田実) ●しかし― 捕虜にはなるな(西平英夫) ●予の判断は外れたり(河辺虎四郎) -
戦争というもの
昭和史研究の第一人者・半藤一利が、最後に日本人に伝え残したかったこととは――。太平洋戦争を理解する上で欠かせない「名言」の意味とその背景を、著者ならではの平易な文体で解説し、「戦争とはどのようなものか」を浮き彫りにした珠玉の一冊。「戦争の残虐さ、空しさに、どんな衝撃を受けたとしても、受けすぎるということはありません。破壊力の無制限の大きさ、非情さについて、いくらでも語りつづけたほうがいい。いまはそう思うのです。九十歳の爺さんがこれから語ろうとするのは、そんな非人間的な戦争下においてわずかに発せられた人間的ないい言葉ということになります。いや、全部が全部そうではなく、名言とはいえないものもまじりますが、それでもそこから将来のための教訓を読みとることができるでありましょう。むしろ許しがたい言葉にこそ日本人にとって教訓がつまっている。そういう意味で〈戦時下の名言〉と裏返していえるのではないかと思うのです」――本書「まえがき」より抜粋 -
戦争特派員は見た 知られざる日本軍の現実
「状況芳しくなく、腹は決まっています」 「これが最後の通信になるかもしれません」 「足の悪い者や病人は濁流の中に呑まれて行く」 最前線、爆弾投下、連絡員の死、検閲…… 何が写され、何が写されなかったのか? 兵士からは見えなかった〈もうひとつの戦場〉 「太平洋戦争勃発の際、ハワイでの奇襲攻撃は知っていても、その数時間前に日本軍の銀輪部隊(自転車部隊)がマレー半島を南下し、戦争勃発の引き金となった事実は、少なくとも日本では風化された記憶になっている。 一方で、戦争の被害を被ったマレーシアやシンガポールでは、こうした戦争の記憶は、学校や博物館だけでなく、家庭内でも継承され続けている。戦争に関する記憶のギャップは著しい。 世界で戦争や紛争が続く中、私たちにとって「戦後」とは何なのだろうか。 果たして、戦争の記憶を継承することはできるのか。 特派員たちは現場で何を見たのか。 ひとりひとりの仕事と人生を追うことで、知られざる「戦争の実態」が見えてくる」――「プロローグ」より 【目次】 第一章 戦争は報道を変えたか 第二章 特派員の叫びは新聞社首脳の耳に届いたか 第三章 戦時下中国で記者が取材したこととは? 第四章 帝国日本の周縁で何が起きていたか 第五章 南方で軍と新聞社は何をしていたのか 第六章 「不許可」写真は何を写していたか/写していなかったか -
戦争と経済 舞台裏から読み解く戦いの歴史
【古代ローマから太平洋戦争、湾岸戦争まで、戦争にはどんなコストが発生し、やりくりしたのか。戦争の準備と結末を数字から読み解く。エピソード満載の戦争経済学】 家康が恐れた豊臣家の財力、戦艦三笠の値段はいずも型護衛艦37隻分相当、戦時課税の起源は古代メソポタミア、軍が銀行になったテンプル騎士団、ドイツが第一次世界大戦の賠償金を支払い終わったのは2010年――。戦争と経済の関係を理解すれば歴史がもっと面白くなる。様々なエピソードをベースに、古代ローマ、戦国時代から太平洋戦争、ウクライナ侵攻までの古今東西の戦争を経済面から読み解く。 -
戦争と国際法を知らない日本人へ
【ご購入の前に】本書は1997年に徳間書店より刊行された『世紀末・戦争の構造』を改題した新装版です。 副島隆彦氏推薦・解説 「いまこそ大天才・小室直樹に学べ!」 日本人の外交・戦争オンチは国際法の無知に理由がある。 戦争、国際政治、国際法は三位一体でないと理解できない。国際経済も加えれば四位一体となる。 国家(ネーション)ができる前に、すでにヨーロッパには国際社会が存在していた。 そのヨーロッパにおけるキリスト教共同体からいかにして、国家、資本主義、近代法、戦争が生まれたか。 本書はその根源にある宗教を徹底分析したものである。 そしてヨーロッパで生まれたこの怪獣は、世界中に広まり、新環境に応じて姿を変じていった。 この怪獣の変貌を追跡し、その意味を真に把握する。 でないと……我々は気がつけば戦場に立っていたという羽目に陥ることだろう。 不世出の大天才・小室直樹だから解明できたヨーロッパ近代の根本原理。 -
戦争と人類
約1万年前のアフリカで起きた「人類最初の戦争」から核兵器の発明と使用、ドローンなどの最新技術が投入されたロシア・ウクライナ戦争まで。文明の進歩に伴い急速な変化を続けてきた戦争の歴史を一冊に凝縮し、その発生と激化の普遍的なメカニズムを解明する -
戦争と哲学
哲学は戦争をどのように語ってきたのか? 戦争関連のニュースを耳にする機会が多い昨今、哲学において、戦争がどのような問題になりうるか、あるいはどのような問題になってきたか、あまり論じられることがありませんでした。「戦争と哲学」というと、真逆の領域のように思えるかもしれませんが、哲学者は常に戦争について語ってきた部分があります。なぜ哲学が戦争と関わるのか、戦争を通して哲学をどの様に見るべきなのか、そういった問題を本書では解説していきます。 序 章 戦争には大義が必要 第1章 ウクライナ戦争を考える 第2章 ポリスのための戦争 第3章 神のための戦争 第4章 王と市民の戦争 第5章 国家・国民・民族のための戦争 第6章 革命のための戦争 第7章 総動員としての戦争 第8章 ポストモダンの戦争 1954年、福岡県生まれ。玉川大学名誉教授。九州大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻修了。博士(文学)。九州大学助手、玉川大学文学部教授を経て、2019年より現職。西洋の近現代哲学を専門とするほか、哲学とテクノロジーの領域横断的な研究も行う。主な著書に、『哲学の名著50冊が1冊でざっと学べる』(KADOKAWA)、『世界を知るための哲学的思考実験』(朝日新聞出版)、『いま世界の哲学者が考えていること』(ダイヤモンド社) 、『教養として学んでおきたい哲学』『教養として学んでおきたいニーチェ』(マイナビ出版)ほか多数。 -
戦争とデータ―死者はいかに数値となったか
戦争全体の把握にはデータが肝要だ。特に死者数のデータは、戦争の規模、相手との優劣比較で最も説得力を持つ。ただ発表されるデータが正しいのかは常に疑念があるだろう。ウクライナ戦争での戦死者数についても、ウクライナ、ロシア双方から発表される数字は異なる。では、そうしたデータはどのように集められてきたのか。 戦場での死者数は、総力戦となった第1次世界大戦以降、国家による将兵だけの把握では難しくなり、赤十字国際委員会、国際連盟といった国際機関が介在していく。しかし第2次世界大戦後、特定地域での内戦・紛争・ゲリラ戦が頻発。政府側・反政府側で異なる数字が発表されていく。大国間対立で国連が機能不全に陥るなか、国際的な人道ネットワークが、先進各国や国連の支持を受け、死者数の調査・精査を行い発表していく。 本書では、特に1960年代以降のベトナム戦争、ビアフラ内戦、エルサルバドル内戦から、第3次中東戦争、イラン・イラク戦争、旧ユーゴ紛争、そして21世紀のシリア内戦、ウクライナ戦争を辿る。その過程で国際的な人道ネットワークが、統計学や法医学の知見を取り入れ、どのように戦争データを算出するようになったか、特に民間人死者数に注目する。また、データをめぐる人々の苦闘にも光を当てる。 -
戦争と読書 水木しげる出征前手記
水木しげるが徴兵される直前、人生の一大事に臨んで綴った「覚悟の表明」たる手記。そこから浮かびあがるのは、これまで見たことがない懊悩する水木しげるの姿。太平洋戦争下の若者の苦悩と絶望、そして救いとは。 【目次】 第1章 水木しげる出征前手記 新発見された水木しげるの出征前手記を、できるだけ原本に忠実なまま完全収録。 第2章 青春と戦争――水木しげる出征前手記の背景 荒俣宏による縦横無尽の解読解題により、知的な芸術家志望の若者だった水木しげるの、思想と実像が浮かび上がる。戦時下の若者の絶望と救いが読み解かれる。 第3章 水木しげるの戦中書簡 全て書籍初収録の貴重な書簡集。特に復員後、母へと宛てた手紙からは、出征前と復員後でぶれない水木しげるの思想哲学が読みとれる。 第4章 年表 水木しげると社会情勢 -
戦争と日本人 テロリズムの子どもたちへ
少年たちが従軍した西南戦争から、政治家・思想家を狙った「子ども」による昭和のテロ、徴兵制、知られざる昭和天皇の姿、尖閣問題まで。気鋭の歴史学者と練達のジャーナリストが乱世の時代を見定めるヒントを伝授! -
戦争と人間
21世紀を迎えた今日、戦争やテロの恐怖はますます増大している。人類発生以来、絶えることのなかった「争い」の歴史。数多の経験則を積み上げながら、人間はなぜ「戦争」を放棄する英知を持ち得ないのか。本書は、古今東西の歴史に“臨床例”を求め、戦争の根源的要因に解明のメスをふるった文明評論。ローマ帝国、スパルタ、カルタゴから始皇帝、モンゴル、インカ帝国まで、20の具体例をもとに戦争発生のメカニズムを読み解いていく。とりわけ本書の特徴は、各項ごとの論旨を明確に掲げたことにある。スパルタの巻では<教育>、十字軍の巻は<文化衝突>、ヒトラーの巻は<宣伝>……のように、戦争という“怪物”の様々な性格や要素が見事に因数分解されて提示されるのである。長年にわたり世界各地を旅し、実際に古戦場や帝国の遺跡にたたずみ、「戦争と人間」の問題を考察し続けてきた著者ならではの力作。著者撮影の貴重な写真も満載した好著である。 -
戦争と農業(インターナショナル新書)
農作業を効率的にしたい。その思いが二十世紀の農業技術を飛躍的に発展させ、同時に、その技術が戦争のあり方をも変えた。トラクターは戦車に、化学肥料は火薬になった。逆に毒ガスは平和利用の名のもと、農薬に転用される。本来人間の食を豊かにするはずのテクノロジーの発展が、現実には人々の争いを加速させ、飽食と飢餓が共存する世界をつくった。この不条理な状況を変えるために、わたしたちにできることを考える。 -
戦争とバスタオル
タイ、沖縄、韓国、寒川(神奈川)、大久野島(広島)―― あの戦争で「加害」と「被害」の交差点となった温泉や銭湯を各地に訪ねた二人旅。 ジャングルのせせらぎ露天風呂にお寺の寸胴風呂、沖縄最後の銭湯にチムジルバンや無人島の大浴場……。 至福の時間が流れる癒しのむこう側には、しかし、かつて日本が遺した戦争の爪痕と多くの人が苦しんだ過酷な歴史が横たわっていた。 ■タイ…………ジャングル風呂と旧泰緬鉄道 ■沖縄…………日本最南端の「ユーフルヤ―」 ■韓国…………沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人 ■寒川…………引揚者たちの銭湯と秘密の工場 ■大久野島……「うさぎの島」の毒ガス兵器 嗚呼、風呂をたずねて四千里――風呂から覗いた近現代史 【もくじ】 ■はじめに 第1章 ジャングル風呂と旧泰緬鉄道…………タイ 第2章 日本最南端の「ユーフルヤー」…………沖縄 第3章 沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人…………韓国 第4章 引揚者たちの銭湯と秘密の工場…………寒川 第5章 「うさぎの島」の毒ガス兵器…………大久野島 ■特別対談・旅の途中で ■おわりに -
戦争と平和
アレクサンドル1世、ナポレオン、クトゥーゾフといった実在の人物や歴史的事実の間に、自己の創造した人物を自在に配して、二度にわたるナポレオン戦争の時代を生きた人々の運命を描いた記念碑的作品。貴族社会の俗悪さを軽蔑しきり、自らロシアのナポレオンになろうという野心に燃えて戦場に赴くが、アウステルリッツで負傷し、悠久の空以外すべてはむなしいと自覚するアンドレイ公爵。美しい妻エレンの不貞の後、フリーメイソンに精神の救いを求め、これにも幻滅、ボロジノー戦で初めてロシア民衆のもつ巨大なエネルギーに心打たれるピエール伯爵。小説はこの二人の青年を中心に、あけっぴろげな魂をもつ天真爛漫な少女ナターシャ、信仰心あつい女性マリヤなど、多くの人々の愛と悩みが描かれる。登場人物の数559人! 全4編およびエピローグからなるこの大長編歴史小説で、トルストイは主要な作中人物に託して、自己の世界観や歴史観、さらには民衆観を展開し、歴史的事件を決定するのはそれに参加した民衆すべての意志の総和であるという独自の哲学を打ち出している。世界文学に高峰のようにそびえる絢爛たる絵巻物。 -
戦争と平和(新潮新書)
日本は絶対に戦争をしてはいけない。日本人ほど、戦争に向かない民族はいないのだから――。「ゼロ戦」と「グラマン」の徹底比較から見えてきた、私たちの致命的な欠点とは何か。ベストセラー『永遠の0』に秘めた、本当の想いとは。作家が「何としても戦争を回避しなければならない」という強い想いから真摯に綴った、圧倒的説得力の反戦論。 -
戦争と平和の船、ナッチャン
みなさんは「病院船」を知っていますか? 大きな事故や災害が起きたとき、海からかけつけて、大きな船が丸ごと病院になってしまうというものです。日本は、まだ病院船を持っていません。しかし、東日本大震災が起きたとき、病院をはじめ多くの建物がめちゃくちゃに壊れてしまった現実を目の当たりにして、けがをした人々の治療をするためにも、こうした船を持つ必要があるのではないかという議論が起こりました。 それから9年の月日が経った2020年から、新型コロナウイルスが日本全国をおそいました。爆発的に感染者が増え、現在ある病院だけで患者に対応できるのか不安になっていくなか、ふたたび「病院船は必要なんだ」という声があがりました。 これは、「ナッチャンワールド」という高速フェリーの波瀾万丈の”船生(せんせい)”の物語です。ナッチャンの夢、それは「病院船になりたい」という夢です。オーストラリアで生まれたナッチャンは、お客さんを乗せて津軽海峡を行ったり来たりする観光フェリーでしたが、燃料の価格が高くなったためにフェリーとして使われなくなり、自衛隊に貸し出されて戦車や装甲車を訓練場に運ぶ仕事につきました。「平和の船」は、またたく間に「戦争の船」に様変わりしたのです。望まないのに「戦争の船」となったナッチャンは、病院船になれるのでしょうか? 長年にわたって防衛省の取材をしてきたジャーナリストが、実在するナッチャンワールドという船を主人公にして、戦争と平和のはざまにある今の時代を伝える、一風変わったノンフィクションです。 -
戦争と法
ナポレオン戦争、朝鮮戦争、フォークランド紛争、テロとの戦い、ドローン攻撃…… 「正しいこと」「望ましいこと」が すべて同時に満たされることのない世界で―― ・カミュ『正義の人々』が問いかける道徳的ディレンマ ・グロティウスの正戦論とパリ不戦条約という転換点 ・憲法典の間隙を突いたビスマルクの政治闘争 ・一触即発の核戦争の危機を回避したキッシンジャーの手腕 ・国際法の歴史から9条問題の本質を考える ……etc. 憲法学の第一人者が放つ、瞠目の戦争論 近現代史における戦争のダイナミックな質的変容を 法の視点から浮き彫りにした知的興奮の書! -
戦争と報道 「八月ジャーナリズム」は終わらない
夏の集中的な戦争報道は「八月ジャーナリズム」と揶揄される.しかし著者はそれを1年中,20年間行ってきた名物記者.なぜ80年前の戦争についての報道が必要なのか,戦争体験者がいなくなる中でどんな意義があるのか.世界が不安定化する中,戦艦大和,シベリア抑留,硫黄島遺骨収容などを例に改めて戦争報道の意義を伝える. -
戦争とミステリー作家 なぜ私は「東条英機の後輩」になったのか
戦後80年。 トラベルミステリーの巨匠が 記していた書籍未発表原稿 奇跡の発掘。 戦前に生まれ多感な時代に迎えた開戦。 大本営が連戦連勝を伝える中 西村氏は陸軍幼年学校に入学した。 だがこの国に蔓延する 戦争歓迎の熱狂は戦況悪化で 一気に冷めていく。 敵国アメリカを嫌いになれない―― この不思議さは何だ? かつての軍国少年は 敗戦を経て作家の道を歩んだ。 往時を振り返り記した自伝的超克の書。 山村美紗氏との日々を仔細に記した 「特別編」も収録。 〈目次〉 第一章 戦争が海の向こうにあったころ ~戦前に生まれて~ 恐慌下に生まれる 長屋暮らし 満州国設立 戦争観…他 第二章 「歓戦」が「厭戦」に変わるとき ~戦時下の生活者たち~ 日米開戦 軍国少年と母 覆る親米感情 生活統制…他 第三章 軍国少年の隣にはいつも死があった ~東京陸軍幼年学校にて~ 幼年学校入学 「国家の物」に 迫る本土決戦 美少年に惑う 降り注ぐ焼夷弾…他 第四章 アメリカがこの国の何を変えたのか ~占領を経て~ 日本占領考 臨時人事委員会 GHQの変容 実力主義と日本…他 第五章 終戦後の職を求めて ~人事院・パン屋・競馬場・ 探偵・作家~ 作家を志す 母に泣かれる 競馬場で働く 探偵になる 初ファンレター…他 第六章 京都で考えたこと ~アメリカには不可解な独特世界~ 京都に移住 ブルトレを書く 町衆の意気 京の病院事情 一見さんお断り 京都式の皮肉 京女 住民の格…他 特別編 山村美紗さんとのこと 西村京太郎年譜 山前 譲・編 -
戦争にチャンスを与えよ
国連・NGO・他国の介入が戦争を長引かせるのだ! ベストセラー『中国4.0』の著者、待望の最新作! 著者は古今東西の歴史に通じる一方で、実際の戦場も経験しており、各国の安全保障アドバイザーとして活躍しています。 そのルトワック氏はこう断言しています。良心や正義感、人道的配慮にもとづく国連、NGO、他国による中途半端な介入が、「戦争」を終わらせるのではなく、「戦争」を長引かせている、と。なにも戦争を奨励しているわけではありません。「本当の平和は、戦争の当事者自身が戦争を倦むほど、徹底的に戦った後でなければ訪れない」のです。 「難民支援が難民を永続化させる」「軍事力ではなく同盟関係がすべてを制す」など、見誤りがちな「戦争」と「平和」の見方を正してくれます。 また、「平和のためにこそ尖閣に武装人員を常駐させろ」「日本の「あいまいさ」が中国の誤解を生む」「北朝鮮の核・ミサイル能力を侮るな」「日本が国連常任理事国になる秘策」といった日本への具体的な提言も満載。 【目次】 日本の読者へ――日本の新たな独立状態と平和 1 自己解題「戦争にチャンスを与えよ」 2 論文「戦争にチャンスを与えよ」 3 尖閣に武装人員を常駐させろ――中国論 4 対中包囲網のつくり方――東アジア論 5 平和が戦争につながる――北朝鮮論 6 パラドキシカル・ロジックとは何か――戦略論 7 「同盟」がすべてを制す――戦国武将論 8 戦争から見たヨーロッパ――「戦士の文化」の喪失と人口減少 9 もしも私が米国大統領顧問だったら――ビザンティン帝国の戦略論 10 日本が国連常任理事国になる方法 <訳者解説> -
戦争の記憶 コロンビア大学特別講義 学生との対話
なぜ人々は戦争の歴史でいがみ合うのか。なぜ各国は戦争の歴史で争うのか――日本近代史の碩学が学生との対話を通じて「歴史」と「記憶」の意味を深く探っていく。ニューズウィーク日本版で大反響を呼んだコロンビア大学特別授業、待望の書籍化。主な内容「戦争の記憶」の語られ方/「歴史」と「記憶」の違いとは/変化する「共通の記憶」/それぞれの国で語られる「第二次世界大戦」/日系アメリカ人の物語が認知されるまで/「記憶の領域」には四つの種類が存在する/クロノポリティクス――現在が過去を変える/慰安婦問題が共通の記憶になるまで/誰が記憶に変化を起こしたか/記憶を動かす「政治的文脈」/戦争の記憶は、自国の都合のいい形につくられていく/アメリカが原爆を正当化する理由/自国の「悪い過去」にどう対処すべきか/過去と未来に対する個人の「責任」ほか -
戦争の技術
『君主論』でカリスマ権力者による政治主導を訴え、『ディスコルシ』で市民に国を守る自覚をうながしたマキァヴェッリは、本書で、強く、かつコントロールしやすい軍隊の作り方を説く。群雄割拠の時代、他国との戦いを勝ち抜かなければならないのはもちろんだが、同時に司令官たちの台頭も警戒しなければならない。軍制改革の特命を帯びた彼は、厳しい訓練によって兵士を鍛えるとともに、クーデターを未然に防ぎ、不満分子を矯正するための管理体制を構築する。マキァヴェッリ政治思想を理解する上で欠くことのできない一冊。ボリンギエーリ版、ナツィオナーレ版に依った改訳決定版。 -
戦争の条件
アラブの春を皮切りに、中東情勢の先行きがますます混迷の度合いを深める一方、尖閣諸島、竹島、北朝鮮の核開発をめぐって、東アジアでもかつてない軍事的緊張が高まっている。戦争はあってはならないという考えに反対する人は少ない。しかし、信頼できない外国政府の行動を押さえ込むために軍隊は必要だと考える人も多い。平和を壊すのも平和を保つのも軍隊であるという国際政治の逆説のなかで、私たちはいかにして判断し、行動すべきなのか? 戦争の条件を考え抜くことで、逆説的に平和の条件に至る道を模索した、もっともリアルで読みやすい国際政治学の入門書。 -
戦争の世紀
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 20世紀とは、戦争の世紀である。その出発点となった第一次世界大戦をこそ問わねばならない。バルビュス、ドリュ=ラ=ロシェル、ブルトンらが見た戦場とは?エリクソン、マンハイム、アーレントらを襲った「不安」とは?大量殺戮の戦争は人間の何を変えたのか?兵士、民間人の近年発掘された記録や研究をも踏まえて、第一次世界大戦がもたらした「精神の危機」を追究する待望の20世紀精神史の試み。 -
戦争の地政学
そもそも「地政学」とは何か? 地理的条件は世界をどう動かしてきたのか? 「そもそも」「なぜ」から根本的に問いなおし、激動世界のしくみを深く読み解く「地政学入門」の決定版! 現代人の必須教養「地政学」の二つの世界観を理解することで、17世紀ヨーロッパの国際情勢から第二次大戦前後の日本、冷戦、ロシア・ウクライナ戦争まで、約500年間に起きた戦争と激動世界の「構造を視る力」をゼロから身につける! 「一般に地政学と呼ばれているものには、二つの全く異なる伝統がある。『英米系地政学』と『大陸系地政学』と呼ばれている伝統だ。両者の相違は、一般には、二つの学派の違いのようなものだと説明される。しかし、両者は、地政学の中の学派的な相違というよりも、実はもっと大きな根源的な世界観の対立を示すものだ。しかもそれは政策面の違いにも行きつく。たとえば海を重視する英米系地政学は、分散的に存在する独立主体のネットワーク型の結びつきを重視する戦略に行きつく。陸を重視する大陸系地政学は、圏域思想をその特徴とし、影響が及ぶ範囲の確保と拡張にこだわる」――「はじめに」より 【本書のおもな内容】 ●地政学は「学問分野」ではないという事実 ●「英米系地政学」と「大陸系地政学」の決定的な違い ●地政学をめぐる争いは「人間の世界観」をめぐる争い ●ハートランド、シー・パワー、ランド・パワーとは? ●生存圏、パン・イデーン、ゲオポリティークとは? ●日英同盟が「マッキンダー理論」を生み出した ●なぜ戦後日本で地政学が“タブー視”されたのか? ●日米“シー・パワー”同盟が英米系地政学の命運を左右する ●冷戦終焉をめぐる視点――「歴史の終わり」と「文明の衝突」 ●地政学はロシア・ウクライナ戦争をどう説明するのか? ●中国とは何か? 「一帯一路」とは何か? ●私たちはどんな時代に生きているのか? -
戦争は,
戦争は,何も知らない人たちの柔らかな夢に入りこむ.戦争は,物語を語れたこともない.--気づかぬうちに進行する病気のように日常をずたずたにし,野心や憎しみを糧に貪欲に育つ戦争.自らも独裁政権に抗した,ポルトガルを代表する文学者の詩とその息子による絵で,戦争の残酷な本質を描く.今こそ読まれるべき,衝撃的な絵本.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. -
戦争はいかに終結したか 二度の大戦からベトナム、イラクまで
第二次世界大戦の悲劇を繰り返さない――戦争の抑止を追求してきた戦後日本。しかし先の戦争での日本の過ちは、終戦交渉をめぐる失敗にもあった。戦争はいかに収拾すべきなのか。二度の世界大戦から朝鮮戦争とベトナム戦争、さらに湾岸戦争やイラク戦争まで、二〇世紀以降の主要な戦争の終結過程を精緻に分析。「根本的解決と妥協的和平のジレンマ」を切り口に、真に平和を回復するための「出口戦略」を考える。 -
戦争はどうすれば終わるか? ウクライナ、ガザと非戦の安全保障論
憎悪か? 理性か? 停戦の困難さから考える日本の国防政策。 21世紀の戦争論! ◆内容説明◆ ロシア・ウクライナ戦争は泥沼化し、戦死者の数はふくれあがっている。 戦闘の終わる気配が見えない中、中東ではイスラエルとパレスチナのハマスの間で新たな紛争が起きてしまった。 いずれも歴史的な経緯と国民感情もあり停戦は困難、かつ終戦は遠い状況だ。 そして欧米のウクライナ支援の延長で、「テロとの戦い」と称しガザで民族浄化を行うイスラエル支持に日本はまわっていいのか? 軍事と紛争調停のリアルを知る専門家がふたつの戦争の背景や戦史をひもときつつ、停戦の困難さと可能性を多角的に分析。 そして導き出された教訓をもとに、「非戦」という理念にもとづいた日本の安全保障のあるべきスタンスを提示する。 ◆主な内容◆ 第1章 ウクライナ戦争の終わらせ方を考える ・戦争はどういう時に終わるのか ・戦争の歴史から見た停戦と専守防衛 ・戦争は情報の相互作用である ・即時停戦の必要性と実現可能性 第2章 討論 戦争を理解できなければ停戦もイメージできない 第3章 ガザの戦争・人道危機を考える ・戦争の結果という視点から考える ・まだ「名称」が付けられない「ガザ紛争」 ・厄介な戦争 ・誰がどんな形で停戦をリードできるか 第4章 戦争を終わらせた後の世界に向けて ・分断と戦い停戦を追い求める ・システム論から見える停戦の難しさ ・「三十年戦争」から見る戦争のやめ方 ・なぜ「非戦」にこだわるのか -
戦争ミュージアム 記憶の回路をつなぐ
日本が当事国であった戦争を知る世代が少なくなるなか,忘れてはならない記録と記憶の継承を志す場があり,人がいる.戦争の時代を生きた人間を描くノンフィクションを多数ものしてきた作家が,各地の平和のための博物館を訪ね,そこで触れた土地の歴史と人びとの語りを伝える.未来への祈りをこめた,今と地続きの過去への旅. -
戦争論
ウクライナ戦争開始の1ヵ月半後、ヒトラーの独ソ戦を描いた小説『同志少女よ、敵を撃て』が本屋大賞を受賞し、ベストセラーとなった。我々は戦争を嫌悪しながら、『宇宙戦艦ヤマト』『風の谷のナウシカ』『進撃の巨人』『鬼滅の刃』などのマンガ・アニメから小説『永遠の0』まで、悲惨な戦争を享受している。ナチスドイツ、原爆、プーチンの戦争、安倍元首相暗殺事件など現実の暴力・戦争を多様な文芸作品を通して分析し、読み解いていく。批評界の俊英が放つ、新時代の「戦争」論! -
戦争論
比類なき戦略家としてナポレオンを撃破したプロイセンの名参謀クラウゼヴィッツ。その思想の精華たる本書は、ミリタリズムの域を超えて、あらゆる組織における決断とリーダーシップの永遠のバイブルである。上巻は第一部「戦争の性質について」から第五部「戦闘力」まで。 (全二巻) 【目次】 第一部 戦争の性質について 第二部 戦争の理論について 第三部 戦略一般について 第四部 戦闘 第五部 戦闘力 訳注 訳者解説 -
戦争をいかに語り継ぐか 「映像」と「証言」から考える戦後史
戦後75年が経ち、戦争の実像について最も説得力を持つはずの直接体験者たちの「証言」が聞けなくなるという時代が、もうそこまで来ている。そんな時代を迎えても私たちは戦争という歴史を継承していくことができるだろうか? できる、というのが著者の立場である。ただしそのためには条件がある。ひとつは、「語り手―聞き手」という一方向的な関係のありかたを、あえて批判的に見直すこと。もうひとつは、活字や語りのほかに、映像や遺品など、感覚に直接訴えかけてくるものを材料とし「メディア」と捉えて、積極的に意義を見出す立場に立つことだ。これらを前提として、「語り部なき時代」にどうすれば「戦争のリアル」をつかむことができるのかを探求するのが本書である。 著者はまず、戦争証言によくある「あの戦争」という言葉が「スルー」されていたことを指摘する。つまり、この言葉で指示される「戦争の実像」について、語り手と聞き手とがイメージを共有していないことが、どこかで感じられながらも不問に付されてきたことが、戦争の継承を不完全にしてきたのではないかと問題提起するのだ。 こうした「不完全な継承」の実例を、2005年以降爆発的に増加した戦争番組、とくにテレビドキュメンタリーの中で語られる「証言」の数々に見出す。そこではメディアで有名な雄弁な語り手も、訥々としか話さない無名の語り手も等しく、戦争が伝わっていないことに「もどかしさ」を覚えていた。戦後を振り返ってみれば、NHKを中心としてテレビドキュメンタリーにはさまざまな証言が現れていたが、共有できないためにそれを受け止められない「戦争を知らない子供たち」がつねに存在していた。 「語り」で伝えられないならどうするのか? 著者は第一人者として発掘してきた全国の「小型映画」、すなわち戦中の9.5ミリビデオに着目する。そこには戦時下のイメージに反する「充実した銃後の生活」が記録され、現代の感覚からは理解しづらい画面構成や人々の表情が見られるのだ。ここには「それを素材として語り合う」ことを誘発する何かがある。さらに、沖縄の平和祈念資料館とリニューアルしたばかりの広島の平和記念資料館とを対比し、特に沖縄の資料館において、遺品と米軍から買い集めた映像について「自ら考える」ように仕向けられた展示方法が効果的であることを見出す。こうして、小型映画の例と合わせ、視覚的メディアを材料として自ら考えることによる、戦争の実像把握の可能性が明らかになる。 そして、神奈川での戦争体験の語りの場、鹿児島での戦中事故の継承の場に継続的に参加することで、語り手に特権的な立場を与えず聞き手から疑義を出させ、証言間の齟齬を許容し、記憶の精確さよりも議論の自由を保証することなどの重要性を明らかにする。 こうして、記憶よりも映像などの記録を材料とし、一方的な語りよりも多方向的な議論の場を確保することが、これからの戦争の継承に有効であることを実証していく。戦争をはじめ事件や災害などさまざまな歴史の継承に重要な貢献をなす、類例のない提言の書となるだろう。 -
戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実
教科書が教えない「二つの世界大戦の真実」! 「歴史修正主義」とは戦前の日独を全面肯定する歴史観のことではありません。米英の外交に過ちはなかったのか、あったとすれば何が問題だったのか。それを真摯に探る歴史観のことです。 「公式の歴史」ではベルサイユ体制と国際連盟体制を破壊した枢軸国(日独伊)の他国への侵略が第二次大戦の原因と説明されますが、実は英米参戦の「必要」や「理由」は後からでっち上げられました。 ヒトラーによるユダヤ人抹殺は絶対に許されませんが、ナチスのユダヤ人差別が戦争の原因ではありません。 ベルサイユ体制の不条理、チェンバレンの愚策(ポーランドの独立保障)、ポーランドの頑なな対独外交こそ、大戦の真の原因でした。 「ヒトラーはどん底のドイツ経済を立て直した」 「オーストリア国民はドイツへの併合を熱烈に歓迎した」 「借金に追われていたチャーチルにとって、ナチス台頭は絶好のチャンスとなった」 などと、本当のことを言ってしまうと、連合国が作り上げた戦後体制の正当性が崩れてしまうのです。 二つの世界大戦は必要のない戦争だった。とくに第二次大戦はチャーチルとルーズベルトがいなければ起らなかった――。 本書は二つの世界大戦の真実に迫ります。 ●目次● 第一章 第一次世界大戦の真実 第二章 第一次世界大戦後の歴史解釈に勝利した歴史修正主義 第三章 ドイツ再建とアメリカ国際法務事務所の台頭 第四章 ルーズベルト政権の誕生と対ソ宥和外交の始まり 第五章 イギリスの思惑とヒトラー 第六章 ヒトラーの攻勢と、ルーズベルト、チェンバレン、そしてチャーチル 第七章 ヒトラーのギャンブル -
先祖探偵
ひとりでも寂しくない。 私はもっと、強くなれる――。 「あなたのご先祖様を調査いたします」 風子は、母と生き別れてから20年以上、 野良猫のように暮らしてきた。 東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所を ひらいている。 「曾祖父を探してください」「先祖の霊のたたりか もしれないので、調べて」など 様々な、先祖の調査依頼が舞い込む。 宮崎、岩手、沖縄…… 調査に赴いた旅先で美味しい料理を楽しみながら、 マイペースで仕事をしている風子。 いつか、自らの母を探したいと思いながら―― 大人気作家による「探偵小説」の傑作が、ここに誕生。待望の文庫化。 -
先祖探偵
ひとりでも寂しくない。 私はもっと、強くなれる――。 「あなたのご先祖様を調査いたします」 風子は、母と生き別れてから20年以上、 野良猫のように暮らしてきた。 東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所を ひらいている。 「曾祖父を探してください」「先祖の霊のたたりか もしれないので、調べて」など 様々な、先祖の調査依頼が舞い込む。 宮崎、岩手、沖縄…… 調査に赴いた旅先で美味しい料理を楽しみながら、 マイペースで仕事をしている風子。 いつか、自らの母を探したいと思いながら―― 大人気作家による「探偵小説」の傑作が、ここに誕生。 -
選択可能な未来
著者は、環境と平和を考えるNPO法人、ネットワーク『地球村』の代表として活躍中の時の人である。「美しい地球を子供たちに」と呼びかけ、地球環境の現状や、どうすればいいかについて、日本全国で日夜講演活動を行っている。その他、環境意識改革を推進するリーダー的存在として、グリーンコンシューマのための情報発信、途上国の飢餓貧困、災害支援、自立支援、植林支援なども行っている。本書では、自らの若き日からの深い思索に基づいた、人生観把握、社会観把握、環境問題の把握により、現代人がいかなる意識を持って未来に向かうべきかを、わかりやすい筆致で説き明かす。 -
選択できる未来をつくる
「シャイすぎる子」がプロテニス選手を志し渡米後、MIT、ハーバードでロボット工学者に。その後はグーグルX、ネスト、アップルで活躍し、現在はパナソニック ホールディングスで新事業「ヨハナ」を立ち上げている。米国では「Yoky(ヨーキー)」の名で有名だ。 しかし、Yokyは単なるスーパーパーソンではない。たくさんの選択をし、たくさん学び、たくさん失敗もしてきた。きっと誰よりも、「なりたい自分になるための道の選び方」を知っている。本書では、そのエッセンスを惜しげもなく公開! ●最初のキャリアですべては決まらない ●ミッション・ドリブンなら迷わない ●完璧じゃなくても恥ずかしくない ●スキルや経験を詰め込んだ「道具箱」をつくろう ●悔いのない選択をするとっておきの方法…… どう生きる? どう働く? 迷うあなたの背中を押す1冊。 【転職先もパートナーも「スコア」で決める!】人生の選択肢「見える化」リスト付き -
選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義
各界カリスマたちが愛読するロングセラー! 選択肢は多ければ多いほどよい、そう考えているあなたは間違っています。実は人間はあまりに選択肢が多いと逆に「選択」ができなくなる。そのことを実験によって証明したのが、この本の著者コロンビア大学ビジネススクール教授のシーナ・アイエンガーです。 24種類のジャムの売り場と、6種類のジャムの売り場では、前者は後者の10分の1の売り上げしかあがりませんでした。 「なぜ自分の選択に失望することが多いのか」「他人に選択を委ねたほうがよい場合は」「その場合は誰に委ねるべきか」「出身や生い立ちは、選択にどう影響を与えるか」等々。20年以上に渡る広範な実験と研究によって、あなたの「選択」に関する疑問に答えます。 目次 オリエンテーション 私が「選択」を研究テーマにした理由 第1講 選択は本能である 第2講 集団のためか、個人のためか 第3講 「強制」された選択 第4講 選択を左右するもの 第5講 選択は創られる 第6講 豊富な選択肢は必ずしも利益にならない 第7講 選択の代償 最終講 選択と偶然と運命の三元連立方程式 単行本 2010年11月 文藝春秋刊 文庫版 2014年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
センター試験 瀬川聡地理B講義の実況中継
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ロングセラー『瀬川センター地理B講義の実況中継(1)(2)』が、満を持しての大改訂です! 現行の教育課程と今後の地理教育を踏まえて、自然地理と人文地理を徹底的に網羅し、センター試験で確実に高得点を獲得するための解説講義を行います。 「地理はとっても楽しい教科であり、とっても楽しい学問です! 地理で学んだことは、きっと人生を生き抜くための力になってくれるハズ。“最後の最後まで”みんなのことを応援しています! (著者より)」 ■本書の特色 (1)地理の本質的な面白さを追求する。 (2)センター試験で満点を獲得することを目標とする。 (3)短い時間で効率的な地理学習を行う。 (4)単なる丸暗記ではなく、地理的な思考力、判断力を養う。 (5)データの分析力をスキルアップする。 第1巻『系統地理編』では、地図と地理情報、地形や気候などの自然環境、農業・工業・商業などの産業、人口問題、都市問題、民族・領土問題など、世界の諸課題についてテーマごとに、知識と理論・背景について理解を深めます。 そして、センター試験の成功に不可欠な「地理的思考力」「地理的観察力」「地理的分析力」を徹底的にスキルアップします。 地図や資料を使う問題が多く、丸暗記では対応できない「センター地理」に、最大の力を発揮する参考書です。 ■本書『系統地理編』の使い方 (1)地図と地理情報、地形、気候、農業など地理における重要な各テーマを通して、系統的に世界を観察していきます。 自然環境の成因を理解し、それぞれの項目がどのように関係しているかを重視しましょう。 (2)講義は、演習問題を考えるヒントにしながら進めていきますが、必ず自力で解いてみてから、解説を読むようにしてください。難しく感じたら、「解法のヒント」を参考にしてください。 (3)講義中には、マーカーと地図帳が必要です。マーカーで線を引きながら、問題文や「整理とまとめ」を十分に分析しましょう。 (4)巻末に、受験生が苦手とする「人種・言語(語族)・宗教・公用語のまとめ」を付録として掲載しています。 本書で学び鍛えた地理的思考力が、本当に身についているかどうかを確認するためには、『瀬川聡のトークで攻略 センター地理B塾(1)系統地理編』、『同(2)地誌編』にぜひともチャレンジして下さい。 自信を持って進める最高の問題集です。知識の「インプット+アウトプット」を反復することで、学力が得点に結びつくようになります。 -
先代旧事本紀 現代語訳
『先代旧事本紀』(十巻)は、『古事記』・『日本書紀』と並ぶ三大通史書のひとつである。自然や祭祀と密接な古代人の精神文化を背景に、物部氏の立場から日本古代を通史的に記す。最も古いとされる卜部兼永の写本(天理図書館蔵・国重要無形文化財)の現代語訳に詳細な註記を付して、謎多き古代史の実相を解き明かす研究者必読文献。 ●目次 先代旧事本紀の序 先代旧事本紀 巻第一 先代旧事本紀 巻第二―神祇本紀(天つ神と国つ神) 先代旧事本紀 巻第三―天神本紀 先代旧事本紀 巻第四―地祇本紀 先代旧事本紀 巻第五―天孫本紀 先代旧事本紀 巻第六―皇孫本紀または天孫と申し上げる 先代旧事本紀 巻第七―天皇本紀上 先代旧事本紀 巻第八―神皇本紀 先代旧事本紀 巻第九―帝皇本紀 先代旧事本紀 巻第十―国造本紀 安本/美典 1934年、中国東北(旧満州)に生まれる。京都大学文学部を卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、雑誌『季刊邪馬台国』(梓書院発行)編集責任者 志村/裕子 1959年、千葉県に生まれる。青山学院大学文学部日本文学科を卒業。日本鋼管(現JFEスチール)(株)を経て、邪馬台国の会・カルチャーセンターを通じ古代史を探究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
センチメンタル・ゲーム
結婚四年目、子宝を諦めかけていた時期に夫が見知らぬ女の娘を養女として連れてきた。明らかに夫の子とわかる顔立ち。あの時何故離婚しなかったのだろう?それから娘の美樹…その「女」は、年を重ねるごとに私を圧倒する。そして私は自覚してしまった。娘に向けられる密やかな憎悪に。「堕ちてしまえばいい…!」 美樹の恋人の拓也、あの男に感じた嫌な気配…私の思い過ごしかもしれない。今ならまだ止められる。止められるけど…私は突き放してしまった…。 -
センチメントの季節
高校教師・山口は、私立の女子高に勤め始めて3年になる。毎日6時間の授業、放課後には会議、休日は教材の準備…彼の日常には、心休まる時間が存在しなかった。そんなある日、内心気に入っている受け持ちのクラスの生徒・佐藤奈美が彼に近づいてくる。遅くなったその日、彼女は家が近いからといって山口の車に便乗していく。しかし住所を調べてみて、彼女の家がまるで反対方向であることがわかる。その後、彼女は家にまで押しかけてくる。山口は、彼女を教師としての良心からはねつけるが、その誘惑との葛藤は続いていた。あくる日、さえない年上の同僚に言い寄られた山口は、女の欲望にいいようのない嫌悪感を抱えたまま帰宅する。雨のなか、玄関の前には佐藤奈美が待っていた… -
センチメントの行方
15年前、あたしは身体を売っていた。繁華街を彷徨い歩き、「女子高生」という自分の価値を確信するために報酬を得ていた──。でも、それは間違いだったと気づいたから、あたしは今こうして再び、夜の繁華街を歩いている。彼女たちを助けるために……。(第一話 「神待ち天使」より) 制服という【鎧】をまとった少女たちは何を想う── 「夜の繁華街で〈ON SALE〉のメッセージを投げかけ」、「SNSを通じて見知らぬ男の家へあがりこむ」。そして「透明な存在でしかなかった男の心へ欲望のまま踏み込み」、「犯され続ける人生が当たり前になる」──《欲望》《性欲》《報酬》《快楽》《愛情》の狭間でギリギリに生きている彼女たちの現実が、ここにある。 -
戦中・戦後の暮しの記録
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『暮しの手帖』創刊70周年記念出版 あの日々をどう生きたか。手記、手紙、絵、写真――157の体験 これが戦争なのだ。 『戦争中の暮しの記録』(1969年刊)から約50年――。 ふたたび『暮しの手帖』は、戦争体験の手記を募りました。 今回は、戦時中の記録に加え、戦後の混乱期のできごと、そして戦後生まれの方には、体験者からの「聞き書き」での投稿も呼びかけました。この募集に応じて届けられた2390通の応募作品から、157点を選び、まとめたのがこの一冊です。本書は、庶民の戦中・戦後の暮らしがわかる貴重な記録であり、あの戦争を生き抜いた方々からの、いのちのメッセージ集です。 -
戦闘国家 ロシア、イスラエルはなぜ戦い続けるのか
【世界を敵に回しても進撃し続けるロシア、イスラエル】ウクライナを侵攻したロシア、ガザ地区への過剰な攻撃を続けるイスラエル。なぜ世界から非難されても、敵を殲滅するまで戦い続けるのか? 背景には、他国への異常なまでの猜疑心や先制攻撃を「自衛」と捉える歴史・行動原理があった。ロシア軍事の専門家とインテリジェンス研究の第一人者が、二つの「戦闘国家」の闇を探り、厳しい国際環境で日本が生き残るためのインテリジェンス・安全保障の術を語り尽くす。 ■本書の要点 ●プーチンに忖度するロシアの諜報機関 ●ロシア人にとって国境は「動くもの」 ●「相手より先に殺せ」というユダヤ教の信念 ●イスラエルにとってイランは「ラスボス」 ●日本は米国に「生殺与奪の権」を握られている? ●スパイ防止法がどうしても必要な理由 ■目次 第1章:国家とインテリジェンス 第2章:諜報国家ロシアの論理 第3章:ロシアの軍事思想とウクライナ戦争 第4章:「滅びる前に滅ぼす」イスラエルの信念 第5章:イスラエル・ガザ・イラン戦争の行方 第6章:日本がめざすべきインテリジェンスの形 -
銭湯の女神
いとしい香港から戻ってみれば、違和感のなかに生きる私がいた。『転がる香港に苔は生えない』で大宅賞、『コンニャク屋漂流記』で読売文学賞を受賞した星野博美。銭湯とファミレスから透視した「東京」をめぐる39の名エッセイが、電子版で登場! 「銭湯に通っている。酔狂ではなく、切実に。三十を過ぎてから銭湯通いをするという将来を十年前には想定していなかった――」(本文より) 2年間にわたり香港に滞在していた著者は、1997年の中国への返還を体験した後、東京に戻り、中央線沿線でひとり暮らしを始める。 切なくも騒々しく、温かい街から戻ってみれば、違和感のなかに生きる私がいた。自分の存在そのものが異物になってしまったようだった――。 銭湯とファミリーレストランを周遊する暮らしから芽生えた思いを、鋭い観察眼と端正な文体で描いた39の名エッセイ。 解説・中野翠 ※電子書籍化にあたり、新章「地中に埋まっている部分」を収録。 -
戦闘力上がりすぎてひとりで頑張っているあなたへ 1日5分、スキマ時間にととのう本
「まだやれる、もうひと踏ん張りしなきゃ!」 「ぜんぶ完璧にこなさないと!」 「わたしが倒れるわけにはいかない…!」 たちあがるな、武闘派女子! 著作累計31万部!3か月先まで予約の取れない人気心理カウンセラーによる、心に効く処方箋。 誰かのために頑張ってしまう。頑固で融通がきかず、曲がったことが嫌い。人に頼ったほうがいいとわかっているけれど、やっぱり苦手だ……。 そんなあなたはきっと、傷だらけで生きてきた自分を守るための鎧をまとい日々闘っている「武闘派女子」かもしれません。 自立的で有能だけれど、自分のことになると不器用すぎる。 そんな愛すべき「武闘派女子」のための、1日5分、お疲れな心をととのえる一冊。 -
CentOS 6で作る ネットワークサーバ構築ガイド
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 CentOS 6でネットワークサーバを構築する手順とサーバ管理の方法を詳細に解説したガイドブックです。2007年にリリースされたCentOS5から4年の歳月を経てリリースされた「CentOS 6」では、ほとんどのサーバソフトウェアがバージョンアップされ、システムのブートプロセスやセキュリティなども大幅に改良され使いやすくなりました。本書ではOSのインストールからDNS、WWW、Postfix、sendmail、DHCP、LDAP、Samba、プロキシサーバなどの各種サーバソフトの設定方法、サーバの運用管理手順まで幅広く解説。また、サーバの仮想化や、ルータやNAT、SSL/TLS証明書の作成なども解説しています。なお、本商品はDVD-ROM付属書籍を元に電子化を行いましたが、電子書籍の性質上DVD-ROMは付属しておりません。 -
線と管をつながない 好文×全作の小屋づくり
人気建築家・中村好文が吉田牧場の主・吉田全作の依頼に応え、力を合わせて作りあげたのは、線にも管にもつながらない、エネルギー自給自足が持続可能な小屋だった。本書では、その全貌と詳細を一挙公開。太陽光発電のシステム、雨水を濾過して飲料水にする仕組み、太陽熱温水器で雨水を温めて風呂に入る方法、ガスを使わずに調理する七厘レンジやキッチンストーヴ、食器を洗った排水を傾斜土槽とバイオ・ジオ・フィルターを通して、微生物によってキレイにしてからビオトープに流す仕組み、匂いもなく快適なコンポストトイレなどなど。現代のテクノロジーを駆使してエネルギーを作り、循環させる小屋づくりを紹介します。これなら、住み続けられます。地震や豪雨などによる災害の多い日本に暮らす多くの人のヒントになる本です。 -
遷都1300年 人物で読む 平城京の歴史[奈良の都を彩った主役・脇役・悪役]
奈良を都とした70余年の間、平城京に生きた人びとの姿を通じて描く歴史読み物。政権交代が繰り返される激動の時代であった一方、官僚システムが構築され、唐などとの国際交流からグローバルな天平文化が花開いた奈良時代。持統天皇、藤原四兄弟、聖武天皇、行基、鑑真、吉備真備、阿倍仲麻呂など歴史上の有名人物を中心にわかりやすい時系列で解説。当時の食べ物、古事記と日本書紀の隠された目的など豆知識コラムも満載 -
煽動者 ~徹底プロモーション 仕掛人の哲学~ 電子書籍加筆版
ブシロード社長にして新日本プロレスリングオーナーである木谷高明の著書が、電子書籍版だけの加筆を加え待望の電子書籍化! 山一證券退社からブロッコリー創業、そしてブシロードの大躍進まで、木谷高明が自らの半生を語る。 そして「ヴァイスシュヴァルツ」の誕生と、「カードファイト!! ヴァンガード」の大ヒット、さらには新日本プロレスリングの子会社化に至るまで、わずか5年でブシロードを急成長させた経営の極意が明かされる。 カードゲームプレイヤーからビジネスマンまで、現代に生きるすべての人に捧げるバイブル! ※本電子書籍は、2013年1月4日発売の「煽動者~徹底プロモーション 仕掛人の哲学~」を基に、電子書籍にあたり加筆を加えたものです。 ---------------- 会社を急成長させる木谷メソッド 【宣伝戦略】 広告宣伝費は計算するな/広告は壁ごとぶち破る勢いで注ぎ込み、やり続ける/無駄が多いパブリシティより広告を打て/リンゴを買うようにCM枠を買う/ユーザーを呼び込むCMは4月に打つ 【経営戦略】 手に負えない人材を集める/仕事に“慣れる”と“成長”は違う/新卒社員は組織力を底上げする/チーム分けは小規模にしろ/社長は部下に対してエンターテイメントせよ/リーダーは会社の顔になれ ---------------- -
煽動政治 包括政党としての自民党を破壊したサイレント・マジョリティの正体
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「高市自民党」は、もう自民党ではない! 「逆説」を使って徹底分析。 煽動政治とは、「政治的孤児」たちの心の深層にある破壊的なエネルギーをハッキングし、特定の方向へと突き「動かす」力だ。 総選挙での高市自民党の地滑り的勝利、参政党現象、中道改革連合の敗退。 歴史的な日本政治の転換点となった2026年、物言わぬ人々「サイレント・マジョリティ(静かな多数派)」が起こした大変革を、著者はタテの歴史的視座とヨコの比較政治の手法で分析した。 欧米ポピュリズムの世界が来るのか、高市首相や参政党、斎藤元彦兵庫県知事、チームみらいなどが自ら、あるいは支持者が用いた「煽動政治」のやり方とは。 分析・思考方法を読者と共有し、これからの日本政治を考えていく。 -
先入観のタガをはずせ! ハンデがあるからうまくいく非常識な成功法則
「なぜ障がい者はお洒落ができないのか」「なぜ男性はスカートを履いてはいけないのか」 そういったこれまでの価値観に対抗し、新しいファッションを生み出し続ける、日本障がい者ファッション協会代表の平林景。 そうした言葉を聞くと一見、華々しい姿を思い浮かべるかもしれないが、かつては美容師という夢に挫折し、発達障害のためできないことだらけという困難に悩んでいた。 しかし、特別な才能もない一人の人間が、「ファッションで福祉を変える」をモットーに活動を始め、そして2022年、念願のパリコレの夢を実現し、車椅子でのファッションショーが初めて開催される。 どんなにできないことがあっても、どんなに「普通の人」でも、何かを成し遂げることはできると、その行動で示した。むしろ、ハンデがあったからこそ、多くの人が集まり、大きな志を成し遂げることができた。 よりITの進化の波を受けるビジネス業界、男性と女性など姓のボーダーがなくなりつつある社会、今、世の中は変化の時代を迎えている。 そうした過渡期では、未だ古い価値観が残り、何かを始めたい人にとっては障壁になっているかもしれない。でも、大丈夫、世界は必ず新しい方向へ舵を切っていくのだから。 やりたいことがあるけど何かの壁にぶち当たっている人、変な価値観や偏見に悩まされている人はぜひ本書を読んでほしい。 「普通の人でもやりたいことを実現できる」を行動で示した平林景が、その成功法則を紹介し、前を向く勇気を与えてくれる。 -
潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病
きつい、汚い、危険。 この「3K」で究極の仕事といえばゴミ屋敷清掃だろう。 山積みのゴミを片付けるだけならまだいい。ときには虫がわいている箇所に手を突っ込み、人の便や尿さえも処理しなければならない。誰もやりたくないが、誰かがやらなければいけない。 著者は、取材記者という身分を捨て、作業員の一人として、なりふり構わず、ゴミ屋敷の片付けにあたった。 本書は、多くの惨状を目の当たりにしたゴミ屋敷の現場レポートと、ゴミ屋敷化してしまう原因と治療法を追い求めたルポルタージュ。 現在は仕事をし、社会生活が送れているとしても、「片付けられない人」の家は何かのきっかけで「ゴミ屋敷化」する可能性がある。本来くつろぐはずの家にゴミがたまり続けると、不思議なことにその後同じシナリオをたどっていく。やがてはその環境に慣れ、ゴミにまみれた中で一人、死を迎える。 本人は物を集めずにはいられない自分に、ご家族をはじめ周囲はそんな本人を傍目に見て、どちらも困っているに違いない。何とかしたいともどかしく思っているはずだ。 本書はそのようなゴミを集める状態に悩む本人、そしてその身近な人に捧げる。また、今はゴミ部屋ではないが片付けが苦手という人にも、未来への防止策を講じる。 【Webで話題沸騰の取材ルポ・待望の書籍化!】 -
潜入取材、全手法 調査、記録、ファクトチェック、執筆に訴訟対策まで
誰でも出来る、誰でも書ける。 企業に最も恐れられる潜入取材のプロが、そのノウハウを全公開! 読書術に文章力を高める方法はもとより、レポート作成からセクハラ・パワハラ対策まで全方位に活かせる決定版。 潜入取材の技術はブラック企業対策にもなり、現代社会における強力な護身術となる。 ユニクロ、アマゾン、ヤマト運輸、佐川急便からトランプ信者の団体まで。数々の組織に潜入することで、世に知られていない実情を掘り起こしてきたプロが、証拠集めの調査方法から裏取りの仕方、執筆、更には訴訟対策に至るまで全技法を伝授する。 潜入取材は欧米では当たり前、実は王道の手法である。日本では少ないが、それはブルーオーシャンということだ。著者の取材経験を基に、実例ですべてを解説。名誉棄損裁判でユニクロに完勝した経緯も詳細に記す。 ■潜入取材は企業や政治家の不正行為や不祥事への抑止力 ■卑怯なのは情報を公開しない企業 ■秘密録音は違法ではない 文章力、取材力は上げられる。 ■天候や匂いBGMも書き留める ■手書きの取材ノートは身を助ける ■朗読CDを入眠時に使う ■ワード読み上げ機能を使い推敲する ■初稿の段階が勝負の分かれ目 【目次】 まえがき 第一章 いかに潜入するか 第二章 いかに記録をとるか 第三章 いかに裏をとるか 第四章 いかに売り込むか 第五章 いかに身を守るか 第六章 いかに文章力をつけるか あとがき 参考文献 -
潜入心理師・月野ゆん
潜入心理師、人の心の「核」に触れる。 横浜みなと大学病院で働く月野ゆんは、精神疾患をかかえた人の心の「核」に潜入し、治療をおこなう潜入心理師だ。日本で初めて人の心に潜入した潜入師で、ゆんの憧れの先輩である本城京と、精神科の看護師経験を持つ、同じく潜入師の先輩・蓮まこととともに、ゆんは今日も患者の記憶のなかへと潜っていく。 ゆんには、患者の心の「核」がどこにあるかがわかる不思議な力があった。幼いころに母親から「あんたなんか、産むんじゃなかった」と言われた記憶、いじめに加担してしまった記憶、夫の不倫発覚など、ゆんたちが対峙する患者の心の「核」は様々だ。まだ新しい資格で成り手が少ないなか、ゆんがこの仕事を志したのには、実は理由があって──。 「ナースの卯月に視えるもの」シリーズで注目を集める元看護師の著者、待望の最新作! (底本 2025年3月発売作品)
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