同人活動や二次創作の場面において、著作権は昨今のトレンドです。
しかし、実際の創作当事者が知っている知識としては、一個人の見解により法解釈をまとめたネット上のページによるものに過ぎないケースがほとんどです。
そういったページは、大体が「こういうことをすると著作権違反になるかもしれないから、気をつけ
...続きを読むましょう」という、いわば自動車免許試験の問題文と答えを丸暗記させるような内容のものだったりします。
創作にあたっている人はやはり、自分たちが取り締まられるのが怖いですから、必死に「熟読」します。
しかし、そもそも著作権法が前提とした社会構造がすでに崩壊しきっていて、時代に合わない法律なのではないか、ということを深く考える人はそういません。
中には、時代に合わない法律は変えようと言うと、こちらがまるで法を犯したくて仕方がないように決めつける人がいます。
そういう人にこそ読んでもらいたい一冊です。
法が成立した社会情勢や目的のところから立ち返らないと、自分で自分の首を絞めることになるよ、ということが端的に描かれてるように思いました。
ネット上でそのページを「熟読」することさえ、もしかしたら著作権法違反になる可能性もあったのかもしれないのですから…