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今度は私があなたたちの“言葉”をおぼえる 荒井尚人は生活のため手話通訳士に。あるろう者の法廷通訳を引き受け、過去の事件に対峙することに。感動の社会派ミステリー。
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「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」
2023年12月16日~ NHK総合・BS4K 出演:草彅剛、橋本愛、松本若菜
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Posted by ブクログ
今現在まさに手話学習真っ最中なので色々と刺さる。 『旧優生保護法』は精神病院勤務時代にちらっと聞いていた。 『日本手話』が本当の手話で『日本語対応手話』は本当の手話じゃないとか、生まれつきの聴覚障害者が『ろう者』で難聴者や中途失聴者は『ろう者』じゃないとか…『コーダ』は『ろう者』だとか…。 以前に読...続きを読むんだ『何者/朝井リョウ著』に通じるところもあるな、と感じた。 『何者』か決めなければいけないだろうか? 手話をまだ勉強していない頃、以前勤めていた介護施設にろう者の方がいらっしゃったが、その人の使っているのは『手話』じゃないと言われ、特に手話勉強しようとは思わなかった。 今現在勤めている観光施設で、外国人やろう者の方に接客する際に、英語や手話が必要だと感じて勉強するようになった。 『伝えること、伝わること』が大事だと思っていたが、そうではないのだろうか? 現在の職場から強制的に身につけろと言われたわけではない。 手段は何でも良いのだ。筆談でもスマホ翻訳でも。ただ自分が必要だと感じたから学んでいる。 それが『入り口』ではいけないだろうか? 以前手話歌のことで多方面で炎上していたようだが、それが『入り口』ではいけないだろうか? 学ぼうと思っている者はその世界を『知ろう』と思ってその『入り口』に立つ。 それを否定されては誰もその世界に踏み込むことは出来ない。 ろう者の方も全てのろう者が『手話』を身につけているわけではないと言うなら、学ぼうとする『入り口』に立つ人達を否定しないでもらえないだろうか?
面白かったです。ろう者のことや手話のこと勉強になりました。瑠美の婚約者がいい人で良かった。幸せになってほしいと思いました。
聴覚障碍者を両親と兄を持つ40代男性が主人公の話。主人公だけが家族の中で耳が聞こえるが、そのために幼いころから自分を犠牲にし、手話を通じて家族をケアしてきたことが負担と感じてきた背景がある。 まずこの小説で初めて知ったことは手話には「日本語対応手話」と「日本手話」があることです。日本語対応手話は元々...続きを読む日本語を理解していた人や少しは聞こえている方が使用するもの、一方、日本手話は元々生まれながら聴覚がなく、日本語の文法を知らない(習得することができなかった)方が使用するものです。恥ずかしながらそのような違いがあったなんて知りませんでした。 そのような背景があるなかで、聴覚障碍者が起こした可能性がある殺人事件に、いつの間にか巻き込まれ、静観することができず、自分のことを顧みず助力してしまう姿が辛いと感じてしまう場面もありました。 話の展開や結果をどうこう言うよりも、このような世間があるということを知るうえで、読むべき一冊だと感じました。
とても良かった。 話が複雑で、しかも、ろう者や手話といった知らない世界の話が出てきて噛み砕くのが大変だった。 でも、主人公が事件によって前に進んでいく姿が良かったし、ミステリーとしても話の展開が読めずいったい真相はどうなっているんだろうとドキドキしながら読んだ。 ミステリーとしても、ドラマとし...続きを読むても、ろう者の世界を知るという面でも楽しめる1冊だった。 ☆4.5
手話の物語なのかなと思いながら続けると、サスペンス色が満載ですね、もう読むこともないだろうとある時期から一切触れずにいたサスペンス、思えば赤川次郎に始まり西村京太郎消えたジャイアンツなんかな、1話完結して読み終えるのがたまらんかったんかな、あれっていらんですよ、もっと早く原田マハ宮下奈津出会えてたか...続きを読むら。丸山さんはもちろん初めてだけど、面白いし荒井のコーダの辛さ子供の頃に転んでも泣かない事を学んだ。瑠美のコーダだった、何森が実は味方でマルフ、みゆきとやり直せる、ラストに披露宴とか物語もいいね
手話にも違いがあり、複雑な問題があることを、初めて知りました。手話は先天的な聾唖の方にとって会話をするツールというより、第一言語でもある。だから、後天的な場合と相違がある事に納得ができた。 勉強になりながら、ミステリーの要素もあり、良い作品に出会えました。
まだまだ知らない世界があった。 以前は聾唖者(ろうあしゃ)と、聴こえる人を健常者または健聴者と呼んでいた。 自らを「ろう者」と好んで呼ぶのは、聾唖者は話せないことの意で、聴こえないが話せないわけではないという意思の表れだそうだ。 日本手話と日本語対応手話という種類があるのも、この本を通じて初めて知っ...続きを読むた。 手話で会話する場面が多くあるが、声を発せずとも感情や温度が高く、とても情熱的だなと読んでいて感じた。
ドラマ化されたのを機に再読。 やっぱりおもしろい! 目の前に広がるのは手話通訳士の法廷ミステリー。 本作が他多くのミステリー作品と違うのは、 ろう者を両親にもつ聞こえる子「コーダ」の存在やその子どもが抱える役割や苦悩。 「聴覚障害者」と言っても、「ろう者」「中途失聴者」など色々な方がいること。 手...続きを読む話にも種類があるということ。 普段の日常のなかで、なかなか知る機会のない新たな世界を知ることができるという点。 事件の謎が解けていく様子に驚かされるだけではなく、コーダである主人公を通して見る世界にハッとなり、考えさせられる。 新しい世界を知るきっかけにもなる奥深くて、読み答えのあるシリーズ! 自身が昔手話を習っていたことがあり、また身近に中途失聴者がいるため共感する部分もありました。
ろう者や手話言語について知る機会となったのはもちろん、それ以外にも様々考えさせられた社会派ミステリーだった。
まだまだ自分には知らないことが沢山ある。 自分に出来ることは何だろう…と考える。 ドラマ化の草彅剛さんもとても良かった!
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デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
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丸山正樹
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