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幸せってどういう感じなの? 人の心の中にはどれだけの宝が眠っているのだろうか――。時が流れても忘れ得ぬ、かけがえのない一瞬を鮮やかに描いた傑作短篇集
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「デッドエンドの思い出」
2019年2月16日公開 出演:チェ・スヨン、田中俊介
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Posted by ブクログ
はじめてのよしもとばななさん。 なんかよかった。自分のことを考えたり、考えなかったりした。はじめて浴室に紙の本を持ち込んで、湯船に浸かりながら読んだ。身内の死の翌日に、何となく、この本なら読めるかもと思い読み始めた。私とはあまり縁のない、でも悲しくて、誰にも話さないで終わるような人生の一瞬を詰めたよ...続きを読むうな短編を読んでいたら、何故か楽になっていく自分がいた。 よしもとばななさんもっと読みたい。
どこか切なくて儚くて、でもあったかくて、時々涙を堪えながら読んだ。素敵な体験をした。時間を置いたらまた読み返したい作品。
大大大好き ありがとうがとまらない ◼︎自分メモ きゅうと追い詰められたような気持ちは抜けていなかった。それでも「今しかない、今から目を逸らしたら悲しくなってしまうから」とせっぱつまっているこの日々は、どうしてだが、まさにそれゆえに奇妙に幸せだった。私はすでに自分でもそれを感じていた。何を見ても悲...続きを読むしく見えるけれど、ついこの間までの生殺しみたいなはっきりしない日々と比べれば、その鋭い悲しみに貫かれたこの世界はずいぶんと冴え冴えとして見えていた。 ああいう人って、ものの見方がすごくパターン化しているんだよ。あのね、ずっと家の中にいたり、同じ場所にいるからって、同じような生活をしていて、一見落ち着いて見えるからって、心まで狭く閉じ込められていたり静かで単純だと思うのは、すっごく貧しい考え方なんだよ。でも、たいていみんなそういうふうに考えるんだよ。心の中は、どこまででも広がっていけるってことがあるのに。人の心の中にどれだけの宝が眠っているか、想像しようとすらしない人たちって、たくさんいるんだ。 きっとそれは私の心の中の宝箱のようなものにおさめられ、どういう設定で見たのか、どんな気持ちだったのかすっかり忘れ去られても、私が死ぬときに幸福の象徴としてきっときらきらと私を迎えに来る輝かしい光景のひとつになるだろう、と思った。
夜空の星をそっと集めて詰めたような5つのラブストーリー短編集。 川のようにあらぶって恐ろしい時の流れのなかで、主人公たちは自分の居場所を見つけふたたび輝きだす。人の心の中にあるものを抽出して書き出した小説。
すごい本を読んだ。よしもとばななさんの文体ってなんでこんな不思議なのにすんなりと心に滑り込んでくるんだ?(エッセイは読んだことあったけど小説は初めて読んだ。) どう考えても悪い人だろうに、それを決めつけない優しさがそこかしこに散らばっていて優しいお話たちだった。 許さざるをえなくて、そうしないと自分...続きを読むで自分を救えない、とかもあるだろうか。なんかその真っ直ぐじゃない真っ直ぐさがすごく好きだ。脆い自分をなんとか保っているような感じが。 短篇集として全体的にとても良かったけど、特に好きだった3つ。 ・「おかあさーん!」 ・あったかくなんかない ・デッドエンドの思い出 あと、他の小説を読んでないので分からないけど、案外するっと性の話題が出てくるのでびっくりした。えっ!そんなさっくりと!じっくりと!?ってなる。
数日前から体調が悪く、病院にかかったらやはりインフル。高熱がでるわ頭は痛いわ咳が止まらないわで死にかけになって本も読めず。ようやく回復してきて手に取ったのがデッドエンドの思い出。体調は良くてもメンタルが追いついていなかったのか、2話目の「おかあさーん!」は私にクリティカルヒット。自分がいったん決めた...続きを読むことを変えるのが、頑なまでにできない主人公が柔軟さや優しさ、深い愛に触れ自分をあるべき場所に戻していく話。ボロ泣き。自分が弱っている時に、優しい話に触れるとてんでダメ。p.120のゆうちゃんが、せっかくとった休みで結婚したり新婚旅行に行ったりしようかと優しく声をかけてくれた所は、主人公と同じくそんな簡単に予定を曲げてもいいんだとハッとして辛かった心がスっと軽くなったのと、p.127の主人公がおかあさーんと泣きつき胸に抱き寄せてくれる所、もうだめ。もう、だめ。 人間は大きい川の中でいきている。大枠の中で生きている。だからだれかが欠けたりしても流れが滞ることがない。それをポジティブに捉えるのが2話目。それをネガティブというか寂しさと思い捉えたのが3話目。 自分ももう世界がひっくり返るような天変地異のような恋愛をして失恋をして、何もかも変わってしまったと思ったけど次の日は何事もなく流れているのであっけらかんとした思い出がある。それは気が楽でもあれば寂しいことでもある。 ただ、その漠然とした有象無象の中で積み上げた自分の行動や選択は、誰かに干渉されずともそれが報われようともそうでなくとも、綺麗で透明ななにかがしっかりを見ていてくれているしひとりぼっちではないという救いの考え方。 それがいなくても、自分が自分を見ているから、大丈夫だよ。 ともちゃんの生き方はとても素敵だ。父親の不倫相手に「それって誰のための人生なんですか。」と問えるような強い心を持って、大切にしているものをしっかりと自分で守れて、「大切にしているものがきれいな輪になって周りに存在していることが、ともちゃんに とっての人生だった」(p.171)なんて。
個人的に妙に惹かれたのは 幽霊の家、デッドエンドの思い出。 辛いお話もあるはずなのに なんだか、心が温まる不思議な1冊だったな
吉本ばななさんの作品に対して、高嶺の花みたいなイメージがあって読んでいなかったんだけど、なんということでしょう、めちゃくちゃ読みやすい!!けど軽くない!そして、短編集なのに、一つ一つのお話が全然物足りなくない!! グッとくる文章がたくさんで、私の宝物の一冊になった。
素敵な言葉の表現が… ばななさんだなぁ 少女時代のスヨンさん主演だってので 映画の方も見てみました… カリグラフィーをやってみたくなりました〜♡ 本は黄金色の銀杏の季節でしたが、 映画では桜の季節でした。
きらきらした夏が終わって、少し涼しくなってちょっと切ない秋にぴったりな作品だった。 言い回しが素敵なところがたくさんあった。
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