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Posted by ブクログ
本書で大切なことは、陰謀論者でもその他でも、
「最初はだれもが同じ人間だった」という点。
そんな人間が、「おや?」という
違和感を持つ存在になるに至る道筋がりそう。
机上で考えるだけになってしまい、
現実の中で行動しながら思考しないことへの自省。
確証バイアスや人の情報処理の特性など。
誰もがもつこれらの認知面の自覚が大切ではないかと思う。
行動しない、
つまり差し迫った現実と向き合わずにいると、
答えのない問題に捉われすぎる。
人は答えを見つけたがる生き物だから、
この答えをネット空間の中に見出そうとする。
そうしたら、
スピリチュアルや陰謀論などの
「物語」と出会ってしまう。
点と点がつながった「物語」を発見すると、
人は高揚感を覚える。
そうすると、現実社会の人との壁が生じ、
より同質な仲間が集う場所への依存を高める。
これが、スマホによって加速されるのが現代。
ゆえにスマホ教。
自分は映画の解釈などが好きだが、
もしかしたらこれも、
陰謀論的な思考パターンと同じなのかもしれない。
聞いていれば納得する論理展開がなされる
様々な映画評論だが、
その前提となるもの(公理)は、
はたして正しいものだろうか。
なんとなく違和感を覚える解釈も多数あるのだが、
この違和感を冷静に読み解き、
ゆがんだ物語性に捉われないようにしていきたい。
面白い解釈を絶対視せずに、
「そういうこともありうる」
と自覚しておくことが大切なのかもしれない。
だからこそ、まだバランスがとれているうちに、
自分の解釈などを言語化し、
様々な立場の人に見ていただくことが必要だと思う。
時にぶつかることもあるかもしれないけど。
恥ずかしい思いをすることもあるかもしれないけど。
Posted by ブクログ
スマホとスピリチュアルの本。
スマホが普及し、SNS が一般化して誰でもつながることができるようになった。 ただし、その弊害としてフェイク情報やデマ、個人批判などが蔓延し、人生に悪影響を及ぼすような事例も発生している。 米大統領選挙でのQアノンの存在、安倍元首相暗殺、オウム真理教などの例を考察しながら、著者が命名した「スマホ教」について考察する。
スマホが社会に与える影響は大きくて、それがないと生活できない人もいる。人との繋がりもSNS頼みで、その中には思想的なサイトがあり、自分の思想を裏付ける情報にだけ依存して、反論を受け付けないスマホ教信者が増えてきた。これは社会にとって厄介な存在で、そうならないためにはどうすべきかを説く。
デマ・陰謀論・カルトは、今に始まったことではないが、SNSの普及で拡散するスピードが速くなっている。自分の思考の傾向を認識し、溢れる情報に対して真偽を判断する知識や感覚が必要だと思う。
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