小説 - 河出書房新社作品一覧
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4.3恋に生き、切なさに、嫉妬に、美しさに涙する―― 日本文学最大の傑作が、明瞭な完全新訳で甦る! <原文に沿いながらも現代的な自然な訳文で、もっとも読みやすく美しい角田訳の誕生。 上巻には、第一帖「桐壺」から第二十一帖「少女」まで、たっぷり二十一帖分を収録!> 解題=藤原克己(国文学 東京大学) 解説=池澤夏樹 月報=瀬戸内寂聴 大和和紀
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-ゴビ砂漠を縦断し、ロプ湖からタクラマカン砂漠を経て天山山脈までを踏査。その計画性と科学性、克明な観察と記録によって学術探検の基礎を築いた不朽の名作。
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4.1日本最古の文学作品を作家・池澤夏樹が新訳。原文の力のある文体を生かしたストレートで斬新な訳が特徴。画期的な池澤古事記の誕生! 【新訳にあたって】 なにしろ日本で最初の文学作品だから、書いた人も勝手がわからない。ごちゃごちゃまぜこぜの中に、ものすごくチャーミングな神々やら英雄やら美女が次から次へと登場する。 もとの混乱した感じをどこまで残すか、その上でどうやって読みやすい今の日本語に移すか、翻訳は楽しい苦労だった。(池澤) 解題=三浦佑之 解説=池澤夏樹 月報=内田樹、京極夏彦
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-ポリネシア人のルーツを解明すべく、古代風の筏を操ってペルーからタヒチまでの漂流を敢行、謎多き太平洋民族の研究に貴重な一石を投じた漂流探検の古典的名著。
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-2014年度ピューリッツァー賞受賞、35か国で翻訳、300万部を超える世界的ベストセラー! 美術館爆破テロで母を亡くした少年・テオは、その時美術館から1枚の名画を持ち去った――レンブラントとフェルメールを結ぶ画家、ファブリティウスの「ごしきひわ」。孤児となったテオはそのオランダ黄金時代の小さな名画とともに、波瀾万丈の運命を辿ってゆく。友情と裏切り、恋と失望、ドラッグとギャング、そして名画をめぐる恐れと魅了……。「21世紀のディケンズ」とも称された、長編大作。 ※※本電子書籍は、「ゴールドフィンチ 1~4」の合本版です。
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4.5「砂漠へ行きたいと考えたのはテレビで砂漠の様子を見たからだ」――北国に住むわたしが飛行機に乗って到着した街は、アメリカの古くからのカジノの街。レンタカーを借りて向かった砂漠で、わたしは、子どもの頃のわたしに、既に死んだはずの父と母に、そして砂漠行きを誘えずにいた地元のバーで働く女に出会う……。 小説の自由を解き放つ表題作に加え、単行本未収録を含む短篇3作を併録。 ◎解説=保坂和志 Don't think. Feel! 言葉を、文章を、山下澄人のような使い方をみんながするようになれば、 ただの会話がダンスや格闘技みたいにワクワクする。 ――保坂和志氏(小説家)
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4.1南部の困窮家庭の子を、一時受入れ先の北部の裕福な家庭へと連れていく列車。故郷の母への思いと新しい家族との生活で揺れ動く7歳の少年時代の物語と大人になってからの視点が心を打つ。
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-選考委員 柴崎友香・松田青子が、破格の才能に驚嘆! 【第60回文藝賞 短篇部門受賞作】 受賞作・・・西野冬器「子宮の夢」 女たちが「子宮投げ」に興じるまちで暮らす「私」と「時間」、そして私の母をとりまく幻想的な一夜。一行目から最終行まで、一文一文が破格の才能と表現に貫かれた圧巻の受賞作。 優秀作・・・才谷景「海を吸う」 体中に穴が開き、液体が溜まっていくひより。いっくんは「穴の底を貫く」よう言い、母は「筒になりなさい」と言う。独特の重さと湿り気に満ちた世界に読者を引きずり込む優秀作。 *本電子書籍は、雑誌『文藝』2023冬季号掲載の「第60回文藝賞〈短篇部門〉」受賞作1篇・優秀作1篇とそれぞれの「受賞の言葉」を収録し、電子書籍化したものです。 「第60回文藝賞〈短篇部門〉」は、雑誌『文藝』の創刊90周年を記念し、2023年限定で創設され、4,176作品の応募がありました。 「文藝賞」は文芸誌『文藝』を母体とし、1962年から始まった小説の新人賞です。これまで、第1回の高橋和巳をはじめ、田中康夫、山田詠美、長野まゆみ、綿矢りさ、羽田圭介、若竹千佐子、宇佐見りん、遠野遥など、文学シーンに常に新たな才能を送り込んできました。 2023年、約60年ぶりに〈短篇部門〉を復活し、募集をいたしました。独立した〈短篇部門〉の募集は、いわゆる五大文芸誌の中では現在唯一のものです。