「田中康夫」おすすめ作品一覧

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作品一覧

2018/08/24更新

ユーザーレビュー

  • なんとなく、クリスタル
    人生で一番読み返している本。
    ある時は脚注を丁寧に参照しながら。ある時は脚注は無視して物語だけに集中して。

    平成5年生まれの私にとってバブル期の大学生の輝きは「なんとなく」なんかではないと思っていた。しかし、この作品を通してどんな時代でもキラキラだけでなくもやもやしたものがどこかに絶対に存在してい...続きを読む
  • なんとなく、クリスタル
    「軽薄な作家が、軽薄な学生のことを書いた小説。何でこんな小説が『芥川賞』の候補になったのか、訳がわからない」それがこの本を読み終えた第一印象だった。一流大学に通う、セレブな階層に所属する女子大生が、誰もがうらやむような生活を送る様子を描く小説。格差社会の現代で、こんな小説を発表する作家がいたら、周囲...続きを読む
  • なんとなく、クリスタル
    35年前の小説ですが、いくつかの固有名詞を置き換えれば今のことを書かれているかのようで、びっくりしながら読みました。と同時に、なんだか私たちの時代のその先が恐くなりました。「なんとなく」というのは適当に生きてるわけではないのだけれども、確たる感じもないので…。それをこんなふうに、ある意味見事に開陳さ...続きを読む
  • なんとなく、クリスタル
    お正月の読書その2。 その存在は知っていても読んだことのない本、を今読もう。
    この小説の世界は、1980年のリアル?読後の予想外の爽やかさ! 右ページで進行する物語の主人公の視点と、左ページで進行する物語の注釈=筆者の視点、パラレル進行が面白い。 こういう社会批判のやりかたもあるんだな。
  • なんとなく、クリスタル
    光源からの光を受けて輝く「クリスタル」のように派手な生活を送る学生たちのストーリーと、著者のユーモアと皮肉が盛り込まれた注というストーリーが並行して進み、最後に日本の将来を(まだ甘いながら)悲観的に予測する政府の統計が示される。
    注には今では聞かないブランドやショップの名が並ぶ。1980年の大学生は...続きを読む