作品一覧

  • 荒野へ

    荒野へ

    小説・文芸

    3.9
    1巻924円 (税込)
    1992年、厳寒のアラスカの荒野で餓死している青年が発見された。彼の名前はクリストファー・ジョンソン・マッカンドレス。ワシントンDC郊外の高級住宅地に住む裕福な家庭で育ち、学業は優秀、スポーツマンとしてもエリートだった。だが、大学卒業後、彼は預金を全額慈善団体に寄付し、自分の車と持ちもののほとんどを放棄、社会の末端に身を置き、新鮮なすばらしい経験をもとめて北アメリカを放浪する。アラスカで遺体が発見されるまで、家族は彼がどこにいるのかも知らなかった。地方新聞が伝えたその死は全米に波紋を呼ぶ。彼はなぜひとり死んだのか? 全米でベストセラーとなった衝撃のノンフィクション!
  • 死者と踊るリプリー

    死者と踊るリプリー

    小説・文芸

    4.7
    1巻1,078円 (税込)
    天才的犯罪者トム・リプリーが若き日に殺した男ディッキーの名を名乗る者から電話が来た。これはあの妙なアメリカ人夫妻の仕業か?いま過去が暴かれようとしていた……リプリーの物語、最終編。
  • アメリカの友人

    アメリカの友人

    小説・文芸

    3.0
    1巻968円 (税込)
    簡単な殺しを引き受けてくれる人物を紹介してほしい。こう頼まれたトム・リプリーは、ある男の存在を思いつく。この男に死期が近いと信じこませたら……いまリプリーのゲームが始まる。名作の改訳新版。
  • 太陽がいっぱい

    太陽がいっぱい

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,210円 (税込)
    息子ディッキーを米国に呼び戻してほしいという富豪の頼みを受け、トム・リプリーはイタリアに旅立つ。ディッキーに羨望と友情を抱くトムの心に、やがて殺意が生まれる……ハイスミスの代表作。

ユーザーレビュー

  • 太陽がいっぱい

    Posted by ブクログ

    他の方の感想にもあるように、終始ハラハラさせられ、読みながら自宅ソファで立ったり座ったりウロウロしてしまった。

    トムのキャラクターも一癖あった。大胆なことをしたかと思えば、ビクビクしてみたり、ふとしたことで涙をこぼしたり、人に親切にしてみたり…。
    捉えどころもつかみどころもないその性格が、私にはかえって怖く感じた。

    この後の続編も数冊待っている。楽しみだ。

    0
    2026年08月29日
  • 太陽がいっぱい

    Posted by ブクログ



    『太陽がいっぱい』



    初めまして (*・∀・*)ノ ハーィ
    パトリシア・ハイスミス さん♪



    こちらの本は…

    イタリアに行ったまま帰らない 息子 ディッキーを連れ戻してほしいと富豪に頼まれ、トム・リプリーは旅立つ。その地でディッキーは、絵を描きながら女友達マージとともに自由な生活をおくっていた。ディッキーに心惹かれたトムは、そのすべてを手に入れることを求め、殺人を犯す………… って内容です(≖ᴗ≖ )ニヤリ




    1960年には…
    アラン・ドロン主演で映画化になっている名作♪
    そして1999年には マット・デイモン主演
    「リプリー」で映画化されています♥
    映像も素晴らしいのですが…
    本も素晴らしかった・:*+.(( °ω° ))/.:+



    トム・リプリーの頭の回転の速さ
    トム・リプリーの運の強さ
    トム・リプリーの"ずるがしこさ"



    もう…ゾクゾクする心理描写なんです


    物語の中でも……

    彼には物への執着心があった。たくさんの物が欲しいわけではなく、数は少なくても、極上のものを持っているのが好きだった。それらはけっして手放さなかった。物を持つと、自尊心が生まれる。所有とは、虚飾ではなく、質であり、質を大事にする愛情なのだ。



    こういう一文があるのですが……
    痺れちゃうでしょ(*´艸`)フフフッ♡
    読んでいても…共感しちゃうところもあるのね


    1955年の作品とは思えない作品
    そして…この作品はシリーズ化されています!


    〇 太陽がいっぱい
    〇 贋作
    〇 アメリカの友人
    〇 リプリーをまねた少年
    〇 死者と踊るリプリー



    ゆっくりね!
    ゆっくり読んでいこうと思います!



    ただ、しょうがないんだけど…
    ひとつだけ言いたい!
    登場人物ひとりに対して 呼び名?
    3つも4つもあるのね!
    あれには困っちゃうの(  ・᷄-・᷅ )


    誰っ?てなっちゃう(-^艸^-)ヘヘヘ

    ふかわりょうさん の
    【世の中と足並みがそろわない】でも言ってたもん
    今回だって…リチャード がディッキーに
    なっちゃうんだから(*´艸`)フフフッ♡
    なんで?なんで? どうして? でしょ?



    文句言っちゃったけど
    それでも 素敵な名作でした✨️

    0
    2026年02月16日
  • 死者と踊るリプリー

    Posted by ブクログ

    大好きなシリーズが終わってしまったときの喪失感。
    そして作者が亡くなってしまっている場合には、もう叶わない続編の可能性。

    また近いうちに全部読み直したい!

    0
    2026年02月11日
  • 太陽がいっぱい

    Posted by ブクログ

    美しい地中海を臨むイタリア沿岸部を舞台に、主人公が繰り広げる犯罪に、サスペンスフルな緊張と興奮を強いられて最後まで一気読みしました。美しい地中海の風景や食事の描写も良かった。シリーズ2作目の「贋作」も読みたくなりました。

    0
    2025年12月19日
  • 死者と踊るリプリー

    Posted by ブクログ

    リプリーシリーズの5作目であり、最終作。
    2作目『贋作』の続編にあたるため、3、4作目をすっ飛ばして、つい読んでしまった。

    「ディッキー・グリーンリーフだ。おぼえてる?」リプリーが若き日に殺したディッキーを名乗る者から電話がかかってきた。一体誰が?なぜ…?

    今まで殺人を犯しても罪悪感ゼロで過ごしてきたリプリーが、最終作では嫌がらせを受ける立場になる。
    じわじわと追い詰められるリプリーを見ていると、最初は嫌いだった彼が可哀想に思えてきた。
    シリーズを追うごとに、リプリーへの感情が「嫌悪」から「共感」へ、最終作では「応援」へと変化していったのは、自分でも驚きだった。

    家政婦マダム・アネットの作る料理がとても美味しそう。今日のメニューは何だろう?と毎食ごとに楽しみになっていた。
    朝食には庭で摘んだパセリと高級バターを入れたコドルドエッグ(半熟卵)、マダムが毎朝買いに行く焼きたてのクロワッサン。
    庭に咲くダリアを一輪挿しにして食卓に飾ったり、庭の新鮮な花を友人宅へ贈ったり。
    その日のメニューに合わせてワインを選んだり、フランスでの友人に囲まれた丁寧な暮らしが描かれている。
    はじめはディッキーの真似から入ったけれど、いつしかリプリーらしい自分なりの優雅さを楽しんでいるように見えた。

    リプリーは自分の邪魔をする相手には容赦ないけど、大切に思う人にはとても優しい。
    はじめは損得感情で動いているように見えたけど、最終作では心から仲間を大事にしているように感じられた。その気持ちは家族や友人たちにも伝わり、リプリーが周りからも好かれている姿が印象的だった。

    かつては誰も信じられなかった孤独なリプリーが、いまは妻のそばで安心して気を休め、家政婦マダム・アネットの献身的な働きぶりに癒され、友人たちに助けられながら、心から仲間を信じられるようになった。
    その変化こそ、このシリーズの最大の魅力なんじゃないかと自分は感じた。(とはいえ、利己的な犯罪者であることに変わりはないけれど…)

    これだけ悪事を積み重ねてきたリプリーを最後にハイスミスはどうするのか…それがずっと気になっていた。

    この作品を書いた4年後にハイスミスは亡くなっている。
    もし、もっと長生きしていれば続編が生まれたのかはわからないけど、自分としては、ハイスミスがこれを最終話として意識して書いたような気もする。

    36年間もリプリーの人生を描き続けた、リプリーの“生みの母親”でもあるハイスミスにとって、(ネタバレになるので詳細は控えるけど)この結末は愛情あるかたちに思えた。
    だからこそ、私はこの終わり方で良かったと思う。
    ハイスミスにとってリプリーは、寄り添い続けてきた愛する息子のような存在だったんだろうな。

    ちなみに、もう1つのハイスミスの代表作『キャロル』は、異性・同性にかかわらず、私は恋愛小説がどうも苦手で、途中で断念しました。

    0
    2025年09月12日

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