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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 少年たちを乗せた汽車は、ひたすら闇のなかを疾ります…ケンタウリ祭の晩に汽車に乗ったジョヴァンナとカンパネッラ。大切な人を探す旅の途中で二人と同じ席に乗り合わせた賢治。賢治と少年たちの蒼白い銀河交流の行方は。
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Posted by ブクログ
再………読。詩がたっぷり混じって、やっぱりステキで切ない一冊です。 この頃のこういう作品が、また読みたいです。無理だと分かっていても、つい。
この本は新書で読んだのだけれど、ラストの1ページが好きすぎて強く印象に残っています。 長野まゆみ作品の中でも特に好きな一冊。
ジョヴァンニは賢治先生のように、カムパネルラを探していくのだろうか。とし子を探しに行った賢治先生のように、見つからないと、分かっていても。
『銀河鉄道の夜』から、きらきらしたもの、ほんのりせつない上澄みの部分を掬いあげたような作品。 銀河鉄道の夜を読んでいるからこそ、カンパネッラの額にはりついた前髪に苦しい気持ちになるけれど…… ただ純粋にこの作品だけを読んでみたかった。
賢治先生は「銀河鉄道」の夢を見る。 薄っすらと霞がかかったような幻想的な夜に 同じ車両に乗り合わせたカンパネッラとジョバンナ。 あのカンパネルラやジョバンニのイメージとは かなりズレテいるけれど、それでも長野まゆみの手にかかれば、 ちょっとスレた感じの少年達も、不思議な透明感を与えられる。 切なくて...続きを読む美しい、もう1つの銀河鉄道の夜でした。
カムパネッラとジョバンナ、二人と賢治先生の旅という感じでした。銀河電気譜と実は話がごっちゃになってしまっていたり…;;好きだったんだけどなぁ。
著者の中の賢治ブームで書いた短編 ブームだったのか!! ずっと好きな?気になるテーマなんだと思ってた。 「きみをこの汽車へ乗せては不可なかったんだ。それなのに······、」 クローディアの出てくる話が初期感満載で暗い ジョヴァンナがぼくだよね?
賢治先生や少年たちを乗せた汽車は銀河鉄道だったのかな……好きでした。 カンパネッラもジョヴァンナも良いです。ジョヴァンナは途中まで少女かと思ってたけど。 途中途中に挟まれる詩のような短文も良かったです。言葉遣いが旧仮名遣いなのも雰囲気ありました。 長野作品は清涼剤ですほんと。
宮沢賢治自身を銀河鉄道に乗せ様々な宮沢作品の人物たちと乗り合わせて話しは進んでいく。 宮沢賢治を敬愛している長野まゆみらしい一冊。 しかし私自身かれの作品はそれこそ学生時代の教科書レベルの作品と銀河鉄道の夜しか知らないので、この本の魅力をおそらく半分も理解できていないだろうと思う。 長野まゆみファン...続きを読むならば、やはり宮沢賢治と稲垣足穂も読むべきなのだろうな。
ストーリーを楽しむんじゃなく、描写にうっとりする作品という感じ。 広い行間ともともと茶色みがかっている(これは気のせいかな…?)紙が味があっていいです。 あとがきで作者が言っていた通り、自分の中の「銀河鉄道の夜」のジョバンニとカムパネルラのイメージで読むと、なんだか違和感が。登場人物は、彼らとは別...続きを読む人であるジョヴァンナとカムパネッラであると思って読んだほうがいいかも。
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