【感想・ネタバレ】賢治先生のレビュー

あらすじ

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少年たちを乗せた汽車は、ひたすら闇のなかを疾ります…ケンタウリ祭の晩に汽車に乗ったジョヴァンナとカンパネッラ。大切な人を探す旅の途中で二人と同じ席に乗り合わせた賢治。賢治と少年たちの蒼白い銀河交流の行方は。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

再………読。詩がたっぷり混じって、やっぱりステキで切ない一冊です。
この頃のこういう作品が、また読みたいです。無理だと分かっていても、つい。

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2014年10月11日

Posted by ブクログ

この本は新書で読んだのだけれど、ラストの1ページが好きすぎて強く印象に残っています。
長野まゆみ作品の中でも特に好きな一冊。

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2009年12月06日

Posted by ブクログ

ジョヴァンニは賢治先生のように、カムパネルラを探していくのだろうか。とし子を探しに行った賢治先生のように、見つからないと、分かっていても。

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2009年11月19日

Posted by ブクログ

『銀河鉄道の夜』から、きらきらしたもの、ほんのりせつない上澄みの部分を掬いあげたような作品。

銀河鉄道の夜を読んでいるからこそ、カンパネッラの額にはりついた前髪に苦しい気持ちになるけれど……

ただ純粋にこの作品だけを読んでみたかった。

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2012年07月14日

Posted by ブクログ

賢治先生は「銀河鉄道」の夢を見る。
薄っすらと霞がかかったような幻想的な夜に
同じ車両に乗り合わせたカンパネッラとジョバンナ。
あのカンパネルラやジョバンニのイメージとは
かなりズレテいるけれど、それでも長野まゆみの手にかかれば、
ちょっとスレた感じの少年達も、不思議な透明感を与えられる。
切なくて美しい、もう1つの銀河鉄道の夜でした。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

カムパネッラとジョバンナ、二人と賢治先生の旅という感じでした。銀河電気譜と実は話がごっちゃになってしまっていたり…;;好きだったんだけどなぁ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

著者の中の賢治ブームで書いた短編

ブームだったのか!!
ずっと好きな?気になるテーマなんだと思ってた。

「きみをこの汽車へ乗せては不可なかったんだ。それなのに······、」

クローディアの出てくる話が初期感満載で暗い
ジョヴァンナがぼくだよね?

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2025年05月16日

Posted by ブクログ

賢治先生や少年たちを乗せた汽車は銀河鉄道だったのかな……好きでした。
カンパネッラもジョヴァンナも良いです。ジョヴァンナは途中まで少女かと思ってたけど。
途中途中に挟まれる詩のような短文も良かったです。言葉遣いが旧仮名遣いなのも雰囲気ありました。
長野作品は清涼剤ですほんと。

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2020年08月01日

Posted by ブクログ

宮沢賢治自身を銀河鉄道に乗せ様々な宮沢作品の人物たちと乗り合わせて話しは進んでいく。
宮沢賢治を敬愛している長野まゆみらしい一冊。
しかし私自身かれの作品はそれこそ学生時代の教科書レベルの作品と銀河鉄道の夜しか知らないので、この本の魅力をおそらく半分も理解できていないだろうと思う。
長野まゆみファンならば、やはり宮沢賢治と稲垣足穂も読むべきなのだろうな。

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2016年12月03日

Posted by ブクログ

ストーリーを楽しむんじゃなく、描写にうっとりする作品という感じ。
広い行間ともともと茶色みがかっている(これは気のせいかな…?)紙が味があっていいです。

あとがきで作者が言っていた通り、自分の中の「銀河鉄道の夜」のジョバンニとカムパネルラのイメージで読むと、なんだか違和感が。登場人物は、彼らとは別人であるジョヴァンナとカムパネッラであると思って読んだほうがいいかも。

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2013年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宮沢賢治が銀河鉄道に乗り込んだまま、その目的をはっきりとせず乗り込んでくる少年や青年、漁師の話を聞くともなしに聞き流していく。
出てくる不思議に甘やかな料理の数々と、カムパネッラの赤い唇から次々零れていく質問。
全体的に幻想に抱かれるような小説。

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2011年09月01日

Posted by ブクログ

宮沢賢治が描いた『銀河鉄道の夜』と照らし合わせて読むと一層素敵な世界感に浸れる。宮沢賢治有りきで読む作品。不思議な世界感と、切なさが絶妙に残る。短いのであっと言う間に読めてしまう。

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2010年05月21日

Posted by ブクログ

少年たちを乗せた汽車は、ひたすら闇のなかを疾ります……ケンタウリ祭の晩に汽車に乗ったジョヴァンナとカンパネッラ。旅の途中で二人と乗り合わせた宮沢賢治。少年たちとの蒼白い銀河交流の行方は?

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

長野まゆみの作品中、これが一番好きというのは多分少数派かと思うのですが。
「銀河鉄道の夜」のお話です。世界観が長野まゆみ特有の世界になってます。個人的にはハードカバーの方を読むことをお勧めします。

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2009年10月04日

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