しき

しき

792円 (税込)

3pt

3.8

“テトロドトキサイザ2号踊ってみた”春夏秋冬――これは未来への焦りと、いまを動かす欲望のすべて。高2男子3人女子3人、「恋」と「努力」と「友情」の、超進化系青春小説。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    4.5/5.0

    すごい!
    学校にはあまり馴染めない男子、女子のささやかな日常が刻々とリアルに緻密に記されている。
    大人になって振り返っても不思議な青春時代のあれこれがこの小説の中には確かに息づいている。

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    他人と自分は絶対的に違い、思考は共有できないということ。
    さらには、自分の思考さえ人は言語化できないということ。
    それでも、ひとは「バラバラのまま重なり合える」ということ。その美しさ。涙が出るほどの、美しさ。

    この小説のやっていることは、星野源が「うちで踊ろう」で提示した世界の美しさと同じだと思う

    0
    2022年02月21日

    Posted by ブクログ

    文章は文学的な美しさを備えているわけではない。けれどそれがかえってこの作品のリアリティに貢献している。登場人物たちの心情の描写は丁寧に切り抜かれており、真摯で率直な文章が学生時代特有の青さと爽やかさを実感させる。

    描かれるのは華やかな高校時代ではない。だが、相応に悩みはあって、風にさざ波だつ湖のよ

    0
    2024年11月11日

    Posted by ブクログ

    高校生の日常。
    うまく言葉にできない想いをたくさん抱えてさらにもやもやする様子がはがゆい。
    周りの家族や友達もそれぞれのゆずれない何かがあって上手くふるまえない。若いからそうなるのかもしれないが自分の周りの人達を大切にしてる感じは伝わってくる。

    0
    2024年07月29日

    Posted by ブクログ

    反抗期の弟をこどもだとして接しているかれ自身がまた、こどもで、自分の気持ちの成長に悩みながらに向き合っていくさまが良かった。わからない、としたところさすがに良かった。かれらや彼女らの友人としての関係が、深くなく、でも他人でもない淡白とは言えない関係で、リアルでとても良かった。思春期の心情がリアルで(

    0
    2023年08月22日

    Posted by ブクログ

    コミュニケーションが今一つ不十分で、不器用な高校生たち(男女6名)の四季を描いた小説。登場人物の主語や、平仮名が多い描写はクセがあって、読んでいて何となく馴染めなかった。不器用ながらも1つのこと(ダンス)に熱中する様子や、同級生たちと「つかず離れず」な不思議な距離感や、コミュニケーションが微妙にズレ

    0
    2023年03月15日

    Posted by ブクログ

    大人向けの青春小説を読んでいるかのような独特な世界観・独特な文章でした。

    1年間にわたる高校生たちの友情や恋愛模様が描かれています。大きな盛り上がりというものはありませんが、話がディープな部分もあり、それに翻弄される高校生の心理描写を垣間見れます。爽やかな風が流れるというよりは、どこか無機質でドラ

    0
    2020年11月01日

    Posted by ブクログ

    青春小説。かなの使い方がおもしろく、非常に読みやすいけれど、淡々とした仄暗さと切なさがある。青春時代のジタバタやモヤモヤや家族や友達を俯瞰で描いたような感じ。

    0
    2020年10月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読後感というモノをこれまでそれほど感じてこなかったが、この本は終わり方のせいか、感じることが出来た。
    最後、言語化できない悩みをダンスに投じ、それを見た他人が「なんか泣いてしまう」とうまく言語化できずに評価している。この終わり方はなんか良かった。

    0
    2025年02月27日

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