ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
近代日本文学がテーマとした幻の漂泊民サンカをテーマとする小説のアンソロジー。田山花袋「帰国」、小栗風葉「世間師」、岡本綺堂「山の秘密」など珍しい珠玉の傑作十篇。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「山窩」と呼ばれているが単なる名称に過ぎない。 山窩じゃない人々がつけただけの名前。 昭和30年頃に姿を消した実際に日本の山に住んでいた漂流の民。 そんな山窩の話をまとめた短編集。 ある時は非民賎民と呼ばれ蔑まれながら そしてまたある時は日本古来の自由の民だ、原日本の末裔だと呼ばれているが 実際どう...続きを読むだったのか等全ては闇の中。 独自の言語を使い、自ら採ったものや作ったものを 里や村の人と物々交換で暮らし、各山々を転々と暮らす。 家系図なんてない、山窩の人口が何人くらいだったのかも分からない。 もちろん皆が全て良い人かと言われれば そうではないというのも当たり前だと思う そしてこの本、描写がとてもリアル。 この世の中、数ある信仰や宗教・考え方価値観があるのなら 山窩は普通に日本の山々にいたのだろう、そして普通に山窩は山窩の暮らしがあり 里には里、都会には都会の暮らし方があると思った方が自然なのではないか。 今では一切タブーになっている差別用語も沢山掲載されているのも良かった 山窩の存在自体、嘘だ出鱈目だという意見もあるようだけど わたしはそうは思わないし、そうであって欲しくはないと思う。
様々な角度から描かれる漂流の民、山窩。古いものから新しいものへ変わる時代の中で、何か大切なものを置いてきたような感覚にさせられる。
山窩小説傑作選。田山花袋、堺利彦、小栗風葉、岡本綺堂、国枝史郎、中村吉蔵、椋鳩十、葉山嘉樹、井伏鱒二、細島喜美の10名の作家の作品を収録。 果たして、山窩は実在したのか…10名の作家の作品を読むと山窩の存在を身近に感じる。 田山花袋の『帰国』、小栗風葉の『世間師』、岡本綺堂の『山の秘密』の3編が...続きを読む特に面白かった。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
サンカの民を追って
新刊情報をお知らせします。
岡本綺堂
フォロー機能について
「河出文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
幻想綺帖(二) 玉藻の前
中国怪奇小説集 凡例
試し読み
秋の修善寺
麻畑の一夜
穴
池袋の怪
磯部の若葉
一日一筆
「岡本綺堂」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲サンカの民を追って ページトップヘ