こんこんさま

こんこんさま

638円 (税込)

3pt

3.1

「あたしの家、幸せにしてくれる?」お稲荷さんがあるために「こんこんさま」と呼ばれる屋敷に、末娘が連れてきた占い師。あやしい闖入者により、ばらばらだった家族が一転して――家族再生のものがたり。

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こんこんさま のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    思っていたのとかなり違いました。表紙とタイトルの印象から、座敷童のような超現実的な何かによって再生される家族の物語だと思ったのです。
    読み進めていると詐欺師の占い師が出てきて家族に取り込みます。この占い師の言動によって家族が変わっていく物語なのかなと思ったらそれもまた違いました。でもこの「思っていた

    0
    2016年06月13日

    Posted by ブクログ

    酒井さんの表紙の絵に惹かれて購入。
    あとから著者がこりゃまてまての人だと知った。
    児童文学の人だと知って納得。優しくて不思議な文体だった。
    酒井さんの絵がとても合う雰囲気。

    近所からこんこんさまと呼ばれる大きくて古いお屋敷に住む歪な家族のお話。

    0
    2023年03月10日

    Posted by ブクログ

    9歳の「さち」という少女。
    家族から疎まれている少女だ。
    さちは、自分が疎まれていることに気付いていて、北鎌倉の古い自宅で、こっそり身を潜めるように暮らしている。

    さちなりに、自分の家族、家をよくしたい、幸せにしてほしいと純粋に思っていたんだろうなぁ。
    旭山の登場からドロン!までのお話は、まるで落

    0
    2022年03月05日

    Posted by ブクログ

    少し昔の北鎌倉のお屋敷が舞台。
    バラバラだった家族の再生?の物語。

    もう少し掘り下げて人物描写してほしかったし
    詐欺師とのあたりがもう少しあっても良かったと思う
    中編という感じで
    せっかくなら長編でしっかり書かれていたら
    もっとよかったけど…
    もつれてた家族の毛糸は
    そんな簡単にほどけないと思うか

    0
    2017年01月03日

    Posted by ブクログ

    さらりと読める短めの物語だった。始まりと終わりが印象的。
    終わりは、このあと結局どうなったんだろう?と、それぞれの登場人物について思いを巡らせるけれど、それがまた良いのだろう。
    食卓のシーンが、物語の進展とともに家族が再統合されていく様子をきちんと描写しているあたりがとてもいいなと思った。甲子が自室

    0
    2013年11月12日

    Posted by ブクログ

    よく行く北鎌倉が舞台ということと、
    表紙が酒井駒子さんだったので、
    興味を引かれて読むことに。

    基本は、家族の繋がりを結びなおす物語。
    鎌倉の景色を求めて読むと、物足りないことになります。

    読後感は悪くないです。

    0
    2013年05月24日

    Posted by ブクログ

    家族の気持ちがバラバラになってしまった三河家。
    まだ9歳のさちは家族の目につかないように身を隠すことを覚え、お母さんに当たられても無表情で姿を消し1人で声を殺して泣いていた。
    自分の部屋のないさちが、どこで寝ているのかを誰も知らないという状況だった。

    そんな三河家を再生させるには何が必要だったのか

    0
    2013年02月22日

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