ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
7pt
夕方五時までは家に帰らせてもらえないこども。 娘に手を上げてしまう母親。 求めていた、たったひとつのもの――。 怖かったのも、触れたかったのも、おかあさんの手だった。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
最初の一編から引き込まれた。 学級崩壊を起こしてしまう新米教師。 親から虐待され、我が子にも虐待を加えてしまう母親。 どのシーンにも、覚えのある気持ちが重なった。 なんだ、大丈夫じゃないか。 そう思った僕が甘かった。(サンタさんの来ない家) ママは、子どもの時間に自分の時間を重ねて過ごすしかない...続きを読むんだから。(べっぴんさん) そして、私自身も「きみはいい子」と言われたかった時期があったかもしれない。 それについてはっきりとは覚えていないけど、このタイトルがなぜか刺さる。
うぅ…胸が苦しい… 児童虐待をテーマとした五つのお話。 どのお話にも心温まる部分はあるものの、リアルな虐待の様子が描かれていて呼吸困難になりそう。でもきっと、身の回りで起きていることで、しかももっとひどいこともあったりするんでしょうね…。 虐待や貧困の連鎖はとても難しい問題だと思う。 幸せと温かさが...続きを読む相続されていくような社会になっていくには、どうすればいいんだろう…。
親からの虐待やネグレクト被害にあっている子どもがいて、その状況やそれが起きる背景について描かれている。苦しい内容。赤の他人が出来ることって何だろうか。児童相談所に通報してあとはお任せするとか短絡的なことでもなくて、ここに登場する大人たちのそっと見守る目が絶望の中のひとすじの希望に感じる。それがいいと...続きを読むか悪いとかって事でもなくて。 名も無きどこかの誰かによって見守られている。ひとりぼっちにしない。今苦しんでいる子の周りにもそんな優しい世界があるといいなと祈らずにはいられない。一方で、現実はもっと残酷なはずとも思う。これは祈りの物語なのかもしれない。 静かに深い良い文章だった。
ただ「泣ける」、それだけの本なら山ほどある。だが魂の内側に入り込んでそこの奥深くにある傷にそっと寄り添うような作品がいくつあるだろうか。 「子供」と「大人」に焦点を当てたこの連作短編集は大人だって子供だし、子供だって実は大人の目線を持っている、という事を我々に突きつけてくる。 虐待に教師の悩み、幼少...続きを読む期とは死ぬまで永遠に続く檻のようなものだ。本書を読んでもしかしたら自分自身もそうだという事に気付かされる方もいるかもしれない。 この本はそれほどよく出来ている。 収められた短編は粒揃いだが、その一つ一つがわずかな繋がりを見せてくる時、読者は初めて「全ては繋がっている」という世界に辿り着く。いい本だ。何度でも言いたい。
面白かったよ、自分の親がいかにまともだったかを思い知らされたし単にそれってラッキーなだけだったのかも。愛されて育った子はいい子に育つんだよなあ多分、愛されずに育った子供は絶望だろうなあ、かわいそうだよなあ。本当にクソな親に当たると性格や人生変わっちゃうよなあ。あるただ愛されたいだけなんよなあ。
うん、 子どもは家族にだけに育てられる訳じゃない。 身近な大人の関わりが大切。 そして、そんな大人に出会えるか、なんだよね。
子育て中の今、心に深く浸透してきた もしこの先子どもに手をあげたくなることがあるとしても、今子どもを心の底から可愛いと思っている事実を忘れないようにしようと思わされた
短編集なんだけどどれも心にズシッとくる。 それは私も継母に虐待に近いことをされていたからか。 とくに今でいう虐待の連鎖とワンオペ育児の 「べっぴんさん」 かつて虐待された母親が認知症になり 過去の記憶と向き合う「うばすてやま」 作者もそんな経験があるのか?と思うぐらい 描写がうまくて、そして自分の経...続きを読む験とシンクロして 心が苦しくなった。 でも昔を乗り越えた今、つかんだ幸せがある。 小さかった自分を抱きしめてあげたいと思った。
読み進めるのが辛くなるような、虐待を題材にした短編集。 どの話にも、最後には救いと希望があるのがフィクションのいいところである。 虐待する母親の心理などなかなかないので辛くなった。 なぜそんなことで殴るのか?なぜその子のことを尊重できないのか? でも、自分の中にも同じような気持ちは蠢く。放出するきっ...続きを読むかけがあるかないか、本当は些細な差なのだ。 きみはいい子だ。みんなに言ってあげたい。きみはいい子。大人になったとき、認められた記憶が残るように。 幸せな気持ちが残るように。
私は心の専門家として虐待を受けたお母さんを癒し子育てを楽しんでもらえるように、自分を肯定できるように支えていきたい。虐待連鎖防ぐのが今の私に出来ること。 虐待連鎖の話辛すぎます。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
きみはいい子
新刊情報をお知らせします。
中脇初枝
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
神の島のうた
神の島のこどもたち
こんこんさま
魚のように
小説現代 緊急特集 この災厄に思うこと
世界の果てのこどもたち
ちゃあちゃんのむかしばなし
試し読み
天までのぼれ
「中脇初枝」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲きみはいい子 ページトップヘ