無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2020年12月05日
十七歳のときに書かれたという短編ふたつ。中脇さんの原点になるのでしょうか。荒々しさはなく、むしろひどくしずかに、陰のなかでもぞもぞ動いているような作品でした。
物足りなさを感じる人もいるかもしれないけど、前述した原点をみたいという感覚で読むと、たいへん興味深いし、年齢のことを言うのはナンセンスだけど...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月15日
著者が高校生のころに書いたというお話。
家出した姉のことを一人語りする弟君のお話。
家庭環境が、ほんの少しだけ複雑な(とは言えどこにでもあるようなものだけど)子女子高生二人のお話。
若い!というのが第一の感想で。
嫌いじゃないけど、もう心には響かないなぁという、自分が年とったことを実感した小説だった...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月19日
現在40代の著者が高校3年生のときに書いたという、80頁足らずの短編2つ。
表題作は、姉が家出をしてバラバラになった家族の弟の語り。どうしてよいのかわからない「僕」も家を出て、歩きながら考える姉のこと。もう1編の『花盗人』は、嫌われ者の祖母を亡くした孫娘の語り。副題に「隔世遺伝」と付けたくなります...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月11日
『きみはいい子』が面白かったので、同著者のデビュー作を。
まだ2冊しか読んでないが、どちらも親の呪いがテーマなので、この人はそういう作風なのだろうか。
『きみはいい子』はまだストーリー性があり、エンタメ作品に昇華されていたが、こっちはもっと純文学っぽく、よく分からない部分も多い。
二篇とも、親に愛さ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。