愛子さん

愛子さん

小説・文芸
2,365円 (税込)

11pt

4.3

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戦争は、いつか終わる。
でも、はてしなく何かを奪い続ける。
あなたの隣で生きていたかもしれない彼女たちの
声なき声が聞こえますか?

都会に暮らす「わたし」の日常を大きく変えた、横浜空襲・大阪空襲を描く二篇
『世界の果てのこどもたち』『伝言』の著者による新たな挑戦!


「穴の中の戦争」
森さんちの裏に掘られた防空壕
恋もやっかみも悲しみも愚かさも、小さな社会がそこにあった

「愛子さん」
失われてしまった人生、きらきらしとったはずの人生――
真夏のある日、七十九歳の愛子さんは渋谷に向かう

いまと地続きの「戦争」を描く感動の二篇

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • タイトル
    愛子さん
  • タイトルID
    2284836
  • ページ数
    208ページ
  • 電子版発売日
    2026年05月27日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    5MB

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦争。戦後。補償。
    戦争状態しか知らないこと。
    その時を必死に生きて、そこで補償はしないと突き返されること。そのことへの世間の目。
    それでも自分も加害者だったことに気づくこと。
    とにかく読んでいて苦しくなるけど、目を逸らしてはいけない。
    戦争はいけない。

    0
    2026年09月09日

    Posted by ブクログ

    横浜空襲と大阪空襲が描かれる。
    著者の筆力に圧倒された二篇目。
    愛子さんの壮絶な人生に息を詰めるしかなかった。

    「穴の中の戦争」
    白楽二丁目に掘られた防空壕に集まる隣組の5家族。隣組魂を説く組長。防空演習に出てこない白井さん。その息子の優介さんにお姉ちゃんは恋している…。「わたし」美智子の視点で、

    0
    2026年07月28日

    Posted by ブクログ

    わたしかてきれいやったのに。
    あんなにきらきらしとったのに。
    もう、取り返しがつかへん。

    戦争があったことは知っているのに、そこに生きていた人がどんな思いをしていたのかは知らなかったのだと思った。
    戦時中は、我慢することが当たり前でおかしいと思うことすら許されなくて、戦争が終わっても奪われたものは

    0
    2026年06月14日

    Posted by ブクログ

    せっかく戦争を生き延びても、全然幸せになれないまま80才になった愛子さんの話。こういう方も、沢山居られたのだと思う。

    戦後補償のこと、あまり知らなかったので調べたところ、日本では民間人に対する補償が全くなかったのに対し、同じ敗戦国のドイツやイタリアでは、軍人だけでなく民間人にも、国が医療や年金など

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    戦争もの。

    <穴の中の戦争>
    戦争が集団を狂気に至らしめる。犬の拠出。金物の拠出。国債の買い入れ。無謀な勇気。主に防空壕をめぐる話。最後、セミの姿にいのちの強靭さを象徴させている。

    <愛子さん>
    こちらは前作に比べると段違いにすごい作品。恨みや絶望がこれでもかと胸に迫る。結末も納得がいく。戦争も

    0
    2026年06月28日

    Posted by ブクログ

    空襲で破壊された家々や鉄路も、怯えながら篭った防空壕も戦争が終わればやがて修復と埋め戻しによって以前の姿へと戻されてゆく。それは人々がそこで生活を続けていく以上必要なことではあります。けれど同時に、ほんの少し前まで生傷であったものが、ある日を境にただの痕跡として淡々と処理されるものに変わってしまう戦

    0
    2026年06月11日

    Posted by ブクログ

    「穴の中の戦争」は、隣組で作られた防空壕の中でのやり取りが描かれています。
    弱い者、持たざる者への圧力、お国のためにと差し出される命、新たに生まれる命、何度も繰り返される空襲に翻弄される隣組という小さな社会。
    焼け野原となった大空襲でも、この隣組は犠牲者なく戦争が終わる。

    「愛子さん」は、犠牲にな

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    軍人には(戦犯とされた軍人にも)恩給が出るのに、一般の戦争被害者には何の保障もない。ドイツでは広く一般の人たちまで保障されているのに。
    これは知っていた。日本酷いなと思っていた。でも「愛子さん」を読むまで、その、一般の戦争被害者の方達の、辛さも悲しさも悔しさも想像できていなかった。
    愛子さんがかけら

    0
    2026年09月19日

愛子さん の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • タイトル
    愛子さん
  • タイトルID
    2284836
  • ページ数
    208ページ
  • 電子版発売日
    2026年05月27日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    5MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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