岩波書店作品一覧

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  • 笑い
    3.6
    古来多くの哲学者が人間を「笑うことを心得ている動物」と定義した。フランスの哲学者ベルクソン(一八五九‐一九四一)は、この人間特有の「笑う」という現象とそれを喚起する「おかしみ」の構造とを、古典喜劇に素材を求めて分析し、その社会的意味を解明する。生を純粋持続ととらえる著者の立場が貫かれた一種の古典喜劇論でもある。

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  • 偽りの経済政策 格差と停滞のアベノミクス
    4.3
    いまだ不況が続く原因はどこにあるのか、雇用は本当に回復したのか……実証的にも明らかになった安倍政権と黒田日銀による「失敗」を徹底検証。格差と停滞をもたらした経済政策の実態を鋭く批判する。

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  • パワハラに負けない! 労働安全衛生法指南
    3.3
    職場でのいじめや嫌がらせから、自分を守るにはどうしたらいいの? 数々の労働事件や若者の相談に答えてきた著者が、具体的なケースをもとに、労働安全衛生法の重要性をていねいに解説。誰もがイキイキと働ける社会にするためのヒントも満載。前作『労働法はぼくらの味方!』との併読もおススメ。

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  • はてしない物語 上
    4.5
    バスチアンはあかがね色の本を読んでいた-ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前。その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年-ぼくのことだ! 叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ、この国の滅亡と再生を体験する。

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  • 大学とは何か
    4.0
    いま、大学はかつてない困難な時代にある。その危機は何に起因しているのか。これから大学はどの方向へ踏み出すべきなのか。知のメディアとしての大学を、中世ヨーロッパにおける誕生から、近代国家による再生、明治日本への移植と戦後の再編という歴史のなかで捉え直し、大学の理念を再定義する画期的論考。

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  • 看護の力
    3.9
    人間誰もが持つ自然に治る力を引き出すこと。著者はこれこそが看護の営みの原点という。美味しく食べて、気持ちよく清潔に過ごし、ぐっすりと眠れるように……人間らしく生きる普通の暮らしを整えるケアとは何か。胃瘻や床ずれ対応のヒントに「下の世話」や代用入浴の心得など。現役看護師として60年、その心と技の真髄。

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  • 江戸川乱歩短篇集
    4.1
    大正末期、大震災直後の東京にひとりの異才が登場、卓抜な着想、緻密な構成、巧みな語り口で読者をひきこむ優れた短篇を次々と発表していった。日本文学に推理小説の分野を開拓し普及させた江戸川乱歩(1894-1965)の、デビュー作「二銭銅貨」をはじめ「心理試験」「押絵と旅する男」など代表作12篇を収録。

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  • 社会的共通資本
    4.1
    ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を安定的に維持する―このことを可能にする社会的装置が「社会的共通資本」である。その考え方や役割を、経済学史のなかの位置づけ、農業、都市、医療、教育といった具体的テーマに即して明示。混乱と混迷の現代を切り拓く展望を開いていく、著者の思索の結晶。

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  • 宮沢賢治詩集
    4.1
    野や山を友とする自然体験、法華経に傾倒した宗教体験、貧しい東北農民を眼前にみる社会体験の三位一体の上に発想・表現される宮沢賢治(一八九六‐一九三三)の独特の魅力に満ちた詩群から一四六篇を収録。一瞬一瞬心に映るものの中に万象の永遠の姿をみるという賢治の世界は、今日ますますその不思議な輝きを増し、読者をとらえてはなさない。

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  • 萩原朔太郎詩集
    4.3
    「詩はただ病める魂の所有者と孤独者との寂しい慰めである」として、ひたすら感情の世界を彷徨しつづけた萩原朔太郎は、言葉そのもののいのちを把握した詩人として、日本の近代詩史上、無二の詩人であった。代表作「月に吠える」「青猫」等より創作年次順に編まれた本詩集は、その軌跡と特質をあますところなくつたえる。

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  • サボり上手な動物たち 海の中から新発見!
    4.0
    一生懸命だからこそ、サボるんだ! 動物搭載型の記録装置による「バイオロギング」や「音」を使った最新の記録・分析システムで、予想も常識も覆す、驚きの新発見が続出。南極のペンギンやアザラシから、身近な日本のイルカ、ウミガメまで、謎に包まれた生きものたちの生態と〈本気の姿〉を明らかにする、新しい海洋動物学。[カラー版]

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  • アイン シュタイン 相対性理論
    3.8
    時空概念を一変させたアインシュタインの相対性理論。その考え方の基本はすべて、最初の論文「動いている物体の電気力学」に述べられている。この論文の邦訳に加え、一般読者の理解のために、原論文の論旨展開を忠実・平易に再現した解説をほどこした。アインシュタインが創出した思考過程にそって相対論が理解できる得難い一冊。

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  • 五輪書
    3.3
    一身の切合いに勝ち数人の戦いに勝つのが武士というものだ、それには、といって武蔵(一五八四―一六四五)は、構え方、足の踏み方、目のつけ方等をつぶさに述べ、相手の強弱を知って先にしかけよとも説く。本書が長く読みつがれてきたのも、剣法の奥義が、具体的・合理的に書かれているからに相違ない。読み易さに意を用いた。

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  • 科学の目 科学のこころ
    3.7
    膨大な量の科学的知識よりも、むしろ科学の基本にある考え方や意味についての確かな理解こそ、現代社会の私たちにとっては大切なことだろう。根っからの理科系でも文化系でもないと自称する生物学者が、クローン羊の誕生、ムシの子育て、イギリスでの見聞など、多彩な話題をおりまぜながら、科学と人間と社会について考えるエッセイ集。

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  • 生物から見た世界
    4.3
    甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす〈環世界〉の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作用を探り、生き物の世界像を知る旅にいざなう。行動は刺激への物理反応ではなく、環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。

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  • 姜尚中と読む 夏目漱石
    3.5
    『こころ』『吾輩は猫である』『三四郎』……誰もが題名を知っている夏目漱石の小説ですが、じっくりと読んでみたことはありますか? 高校時代から現在まで何度もその著作を読み直してきた著者が、作品に込められた漱石の思いを読み解きます。一〇〇年以上読み継がれてきた、漱石作品の魅力を再発見してみませんか。

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  • モモ
    4.6
    時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に〈時間〉の真の意味を問う、エンデの名作。

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  • モラルの起源 実験社会科学からの問い
    4.0
    群れで生きるための心の働きを、進化的に獲得してきたヒト。しかし、異なるモラルをもつ人々を含む大集団で生きる現代、仲間という境界線を越えて、人類が平和で安定した社会をつくるにはどうすればよいのか。心理学などの様々な実験をもとに、文系・理系の枠を飛び越え、人の社会を支える心のしくみを探る意欲作。

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  • ミクロ経済学入門の入門
    4.1
    ミクロ経済学はつまずきの石だ。無差別曲線、限界効用、ナッシュ均衡、……。ミクロの迷宮に落ち込んだら最後、入門書すら歯が立たなくなる。やる気をなくす前に、ともかく読んでほしい「入門の入門」。数式は一切なし。シンプルな図だけで基本を説明する。サクッと読めてきちんとわかる、学び始め、学び直しに最適のテキスト。

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  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集
    4.0
    「望みの国」の魔法の学校は、ちょっぴり風変わり。ここでは、魔法のつえや呪文は使いません。先生は子どもたちに、一番大切なのは自分のほんとうの望みを知って、きちんと想像することだと教えます。表題作のほか「レンヒェンのひみつ」「はだかのサイ」など、エンデならではのユーモアと風刺に満ちた、心にひびく10の物語。

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  • ジム・ボタンと13人の海賊
    3.8
    ジム・ボタンは、見かけ巨人のトゥー・トゥーさんをフクラム国に迎えるため、ふたたび機関士ルーカスとともに、冒険の旅に出ます。船が難破する〈オソロシノ海〉の秘密をとき、砂漠や山脈を機関車で乗りこえ、ついに宿敵、海賊〈荒くれ13〉と対決する二人。そこでジムは自分の出生の秘密を知るのでした……。

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  • ジム・ボタンの機関車大旅行
    4.3
    小さな島国フクラム国に、ある日とどいたなぞの小包。中にはなんと黒人の赤んぼうが入っていました。赤んぼうは成長して、ジム・ボタンと呼ばれるようになります。ジムは親友の機関士ルーカスと、機関車エマにのって冒険の旅に出かけ、さらわれたリーシー姫を助けるために、竜の町クルシム国へと向かうのでした。エンデの傑作。

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  • 日本の近代とは何であったか 問題史的考察
    3.8
    政党政治を生み出し、資本主義を構築し、植民地帝国を出現させ、天皇制を精神的枠組みとした日本の近代。バジョットが提示したヨーロッパの「近代」概念に照らしながら、これら四つの成り立ちについて論理的に解き明かしていく。学界をリードしてきた政治史家が、日本近代とはいかなる経験であったのかを総括する堂々たる一冊。

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  • 巨匠とマルガリータ (上)
    4.3
    1~2巻1,221~1,276円 (税込)
    「それでは、どうしても悪魔は存在しないと言うのですか?」首は転がり、黒猫はしゃべり、ルーブル札が雨と降る。黄色い花を抱えた運命の女、ゴルゴタを焼く灼熱の太陽……春のモスクワを舞台にブルガーコフ(1891-1940)が描く、20世紀ロシア最大の奇想小説、物語のるつぼの底に待つのは何か?――「私につづけ、読者よ。」(全2冊)

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  • ヒドラ 怪物?植物?動物!
    3.8
    切り刻んでも、すりつぶしても元通り。小さいようで大きい。弱いようで最強。伸縮自在、変幻自在。水にゆらめく花のような体に驚くほどのポテンシャルを秘め、多くの研究者を魅了してきた謎の動物、「ヒドラ」。ついにゲノムが解読され、ヒトとの意外な共通性も明らかに!ヒドラ研究に身も心も捧げる著者が、その魅力のすべてを語り尽くす。

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  • 今昔ものがたり
    3.8
    大どろぼうの話、いもがゆの話、大きな鼻の和尚さんの話、きつねや化け物との知恵くらべ。「今は昔」と語り継がれ、平安時代の人びとの生活と心をいきいきと伝える、ふしぎで楽しい39話。

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  • イスラーム文化 その根柢にあるもの
    4.3
    イスラーム文化を真にイスラーム的ならしめているものは何か。――著者はイスラームの宗教について説くことからはじめ、その実現としての法と倫理におよび、さらにそれらを支える基盤の中にいわば顕教的なものと密教的なものとの激しいせめぎ合いを認め、イスラーム文化の根元に迫ろうとする。世界的な権威による第一級の啓蒙書。

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  • 韓国の若者を知りたい
    4.0
    焼肉やキムチ、映画や歌手は知っていても、ふつうの若者がどんな暮らしをし、どんなマインドをもっているか、知っていますか。過酷な受験競争、厳しい校則、2年以上の兵役、濃密な友だちづきあい。さらに、歴史認識と日本人をどう見ているか。隣人としてつきあっていくために、これだけは知っておきたい。

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  • 宇治拾遺ものがたり
    3.8
    こぶとりや腰折れ雀をはじめ、鬼や狐の活躍する話、美しい話、こわい話が集められた鎌倉時代の説話集から、昔も今も変わらない人の心のふしぎさを描いた小さな物語47編。

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  • カルヴィーノ アメリカ講義 新たな千年紀のための六つのメモ
    3.8
    これからの文学に必要なもの――それは「軽さ」「速さ」「正確さ」「視覚性」「多様性」……である。神話や古今の名著名作、さらには科学者や宗教家の文献までをも考察の対象に収めながら、自らが作家として目指してきたところを示し、紀元3000年にいたるまでの長大な未来を視野に入れて疲弊した現代文学を甦らせる処方を語るカルヴィーノの遺著。

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  • ロミオとジューリエット
    3.8
    舞台は中世イタリアのヴェローナ市。宿敵どうしの名家に生れた若者が知り合い、恋し合い、結ばれ、そして数日後には無惨な死をむかえる。――この悲劇が今もひとの心をうつのは、愛と死と運命という主題を扱って或る普遍的な、人間的な経験に達しているからであろう。『ウエスト・サイド物語』は構想をこの作品から得ている。

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  • グローバル・ジャーナリズム 国際スクープの舞台裏
    4.4
    世界一斉に報じられた「パナマ文書」の裏には各国記者たちの「史上最大の作戦」があった。イタリアマフィアの極秘アフリカ進出は、前代未聞の欧州・アフリカ記者連合が暴いた。ビジネスも犯罪も国境を越える時代、記者たちは一匹狼から国際協力に舵を切り、デジタル技術で武装する。新しい国際調査報道の可能性を報告する。

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  • パウロ 十字架の使徒
    4.0
    キリスト教の礎を築き、世界宗教への端緒をひらいたパウロ(紀元前後─六〇年頃)。この人物なくして、今日のキリスト教はないと言っても過言ではない。アウグスティヌス、ルターに多大な影響を与えたといわれる、パウロの「十字架の逆説」とは何か。波乱と苦難の生涯をたどり、「最初の神学者」の思想の核心をさぐる。

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  • 大学・中庸
    4.0
    天下国家の政治もその根本は一身の修養にあることを説く『大学』。人間の本性とは何かを論じ、「誠」の哲学を説く『中庸』。朱子によって『論語』『孟子』とともに四書の1つとされた儒教の代表的な経典。本書では、朱子以前の古い読み方を探求して、両書の本来の意味を明らかにすることを主眼とした。朱子の『大学章句』等を併収。

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  • コルトレーン ジャズの殉教者
    4.0
    ジョン・コルトレーン(1926-67)。そのサックスから迸る音は、ジャズという音楽を根本から変えた。本書は、世界的に知られる研究家が著す、決定版評伝である。発掘資料、貴重写真、関係者へのインタビュー記録などを駆使し、ジャズの可能性を極限まで追求しつづけ、ついにはジャズに殉じて逝った男の全人生を描く。

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  • 読んじゃいなよ! 明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ
    4.0
    四の五のいう前に、ともかく新書に挑んでみた! 「お説ごもっとも」じゃつまらない。いっそ著者にも疑問をぶつけちゃえ──鷲田清一、長谷部恭男、伊藤比呂美の各氏も交え、稀代の読み手がファシリテーターとなって学生とトコトン読み込んだ二年間の記録。「こんなに手のかかった本もないけど、すこぶる面白い!」(編者談)

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  • 中原中也詩集
    4.2
    中原を理解することは私を理解することだ、と編者はいう。こうして飽くなき詩人への追求が三十余年にわたって続く。ここにその成果を総決算すべく、中也自選の『山羊の歌』『在りし日の歌』の全篇と、未刊詩篇から六十余篇を選んで一書を編集した。読者はさまざまな詩に出会い、その底にある生の悲しみに心うたれるに違いない。

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  • シロアリ 女王様、その手がありましたか!
    4.5
    ここにはもうひとつの世界がある――シロアリの地下帝国に魅入られた少年は、長じてその繁栄の謎に挑む。同性カップルで子づくり?水中で一週間!?次々と明らかになる仰天の生態。そして体力と知力を尽くしてつきとめた、したたかな女王の「奥の手」とは……。〈かわいすぎる〉イラストとともに送る、ため息の出るような自然の驚異。[カラー版]

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  • カフカ短篇集
    4.2
    1巻935円 (税込)
    実存主義、ユダヤ教、精神分析、――。カフカは様々な視点から論じられてきた。だが、意味を求めて解釈を急ぐ前に作品そのものに目を戻してみよう。難解とされるカフカの文学は何よりもまず、たぐい稀な想像力が生んだ読んで楽しい「現代のお伽噺」なのだ。語りの面白さを十二分に引きだした訳文でおくる短篇集。二十篇を収録。

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  • オー・ヘンリー傑作選
    4.2
    絶妙のプロット、独特のユーモアとペーソス。この短篇の名手(一八六二―一九一〇)は、時代と国境をこえて今も読者の心を把えつづけている。それはしかし、単に秀抜な小説作法の故ではないであろう。彼の作品には、この世の辛酸を十分になめた生活者の、ずしりと重い体験がどこかで反響しているからである。傑作二○篇をえらんだ。

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  • バガヴァッド・ギーター
    4.3
    インド古典中もっとも有名な本書はヒンドゥー教が世界に誇る珠玉の聖典であり、古来宗派を超えて愛誦されてきた。表題は「神の歌」の意。ひとは社会人たることを放棄することなく現世の義務を果たしつつも窮極の境地に達することが可能である、と説く。サンスクリット原典による読みやすい新訳に懇切な注と解説をくわえた。

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  • パブリック・スクール イギリス的紳士・淑女のつくられかた
    4.0
    歴代首相を輩出し、王子や王女も在籍したイートンやハロウなどの名門寄宿学校。階級が根強く残るイギリス社会のなかで、一握りの上流階級の子女のための教育機関でありながら、文化や伝統の重要な一部として広く共有されてきたのはなぜか。ラテン語・スポーツ・同性愛など、独特な文化とイメージの変遷をたどる。

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  • 文庫解説ワンダーランド
    3.9
    基本はオマケ、だが、人はしばしばオマケのためにモノを買う。マルクス、漱石、松本清張。『武士道』『なんクリ』『永遠の0』──古典名作にベストセラーがずらりと揃う文庫本、その巻末の「解説」は、読み出すとどうにも止められないワンダーランドだった! 痛快きわまりない「解説の解説」が、幾多の文庫に新たな命を吹き込む。

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  • 独占禁止法 新版 国際標準の競争法へ
    -
    自由主義経済における事業活動の基本ルールを決める独禁法は大改正を経て様変わりした。大型企業合併の審査、談合摘発などを行う公正取引委員会の権限強化を可能にした違反制裁金の大幅アップ、司法取引的な減免制度などを最新の重要判例を紹介しながら解説する。市場のグローバル化に対応した国際標準の法制のトレンドがわかる。

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  • 進化を飛躍させる新しい主役 モンシロチョウの世界から
    4.5
    モンシロチョウの雄がしばしば別種の雌に交尾をしかける――この現実をどう考えるか? 40年以上モンシロチョウの配偶行動を研究してきた著者に、新しい課題がつきつけられた。雄が雌を翅の紫外色で見分けることをつきとめて以来、つぎつぎと課題をクリアーしてきた。そしていま、新種形成を一気に進める主役にたどりついた? [カラー8頁]

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  • ドイツ史10講
    4.0
    ゲルマン世界、神聖ローマ帝国、宗教改革、絶対主義、2回の世界大戦…二千数百年の激動の歩みを、1講ずつ、要点を明確にして、通史的に叙述。地中海世界、大学や官僚と近代化の役割など重要なテーマに着目しつつ、つねに「ヨーロッパの中のドイツ」という視点から描き、冷戦後の統一ドイツの位置にも新たな光を当てるだろう。

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  • ラ・ロシュフコー箴言集
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    「われわれの美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない」――よく知られたこの一句が示すように、ラ・ロシュフコー(一六一三―八〇)の箴言は、愛・友情・勇気など美名の下にひそむ打算・自己愛という業を重い律動感のある一、二行の断言であばき、読者を挑発する。人間の真実を追求するフランス・モラリスト文学の最高峰。

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  • 意識と本質 精神的東洋を索めて
    4.5
    東洋哲学の諸伝統の分析から得た根元的思想パターンを己れの身にひきうけて主体化し、その基盤の上に新しい哲学を生み出さなければならない。本書はこうした問題意識を独自の「共時的構造化」の方法によって展開した壮大な哲学的営為であって、その出発点には自分の実存の「根」が東洋にあるという著者の痛切な自覚があった。

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  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う
    3.4
    数キロ離れた所から漂うフェロモンの匂いを頼りにメスを見つけ出すオスのカイコガ。米粒ほどの小さな脳でありながら、優れたセンサと巧みな行動戦略で、工学者に解けなかった難題をこなす。そんな昆虫脳のはたらきが、ひとつひとつのニューロンをコンピュータ上にモデル化し、シミュレーションすることで明らかになってきた。

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  • 日本の弓術
    4.0
    的にあてることを考えるな、ただ弓を引き矢が離れるのを待って射あてるのだ、という阿波師範の言葉に当惑しながら著者は六年の歳月を過ごし、その体験をふまえて講演を行なった。ここには西欧の徹底した合理的・論理的な精神がいかに日本の非合理的・直観的な思考に接近し遂に弓術を会得するに至ったかが冷静に分析されている。

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  • 岡潔 数学の詩人
    3.8
    岡潔(1901-78)は日本が生んだ世界的な数学者であり、心洗われるエッセイ集『春宵十話』の著者としても広く知られる。独創的な構想を生み、相次ぐ大発見に結実した人生と学問を、遺された研究ノートに追う。20世紀の数学に屹立する雄大なスケールの数学者の、秋霜烈日、孤高の思索の生涯を描く。

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  • ハイジ 上
    4.4
    美しいアルプスの自然を舞台にくりひろげられる、少女ハイジの物語。おじいさんと2人きりで山小屋に住んでいたハイジは、クララという足のわるい少女の遊び相手になるために、フランクフルトへゆくことに。ところが、ハイジは町の生活になじめず、山へもどってきてしまいます。不朽の名作をいきいきとした新訳でお届けします。

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  • ビジネス・インサイト 創造の知とは何か
    3.9
    新しいビジネスモデルが生まれるときに働く知を、ビジネス・インサイトと著者は呼ぶ。この創造的な知は何なのだろうか。M。ポランニーの「知の暗黙の次元」に関連づけ、ビジネス・インサイトが作用した多くの実例を考察して、ケース・スタディで習得できる可能性を探る。マーケティング研究の第一人者による経営学の新展開。

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  • 密着 最高裁のしごと 野暮で真摯な事件簿
    4.2
    司法の顔は見えにくい。でも最高裁は面白い。DNA鑑定が突き付けた育ての父と実父と母娘の関係は? 夫婦別姓はなぜダメなのか? 犯罪に向き合った裁判員の審議は無意味なのか? いずれも下級審で判断が分かれ注目を集めた判決ばかり。情理を尽くした判断をたどり現代の難題を考える。家族の、司法のあり方をデザインするその姿を追う。

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  • 論理哲学論考
    4.2
    「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」という衝撃的な言葉で終わる本書は、ウィトゲンシュタイン(1889-1951)が生前に刊行した唯一の哲学書である。体系的に番号づけられた短い命題の集積から成る、極限にまで凝縮された独自な構成、そして天才的な内容。まさに底知れぬ魅力と危険をはらんだ著作と言えよう。

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  • 新編 悪魔の辞典
    4.1
    恋愛-一時的の精神異常だが、結婚するか、あるいは、この病気の原因になった影響力から患者を遠ざけるかすれば、簡単に直る。…このような風刺と機知に富む社会批評で、19世紀末アメリカのジャーナリズムで辛辣な筆を揮ったビアス(1842-1914?)の箴言警句集。芥川龍之介の『侏儒の言葉』にも大きな影響を与えた。(解説=長田弘)

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  • キャスターという仕事
    4.3
    今という時代を映す鏡でありたい──。従来のニュース番組とは一線を画し、日本のジャーナリズムに新しい風を吹き込んだ〈クローズアップ現代〉。番組スタッフたちの熱き思いとともに、真摯に、そして果敢に、自分の言葉で世に問いかけ続けてきたキャスターが、23年にわたる挑戦の日々を語る。

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  • 忘れられた日本人
    4.2
    柳田国男・渋沢敬三の指導下に、生涯旅する人として、日本各地の民間伝承を克明に調査した著者(一九〇七―八一)が、文字を持つ人々の作る歴史から忘れ去られた日本人の暮しを掘り起し、「民話」を生み出し伝承する共同体の有様を愛情深く描きだす。「土佐源氏」「女の世間」等十三篇からなる宮本民俗学の代表作。 (解説 網野善彦)

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  • 密林の語り部
    4.1
    都会を捨て、アマゾンの密林の中で未開部族の「語り部」として転生する一人のユダヤ人青年……。インディオの生活や信条、文明が侵すことのできない未開の人々の心の砦を描きながら、「物語る」という行為のもっとも始原的な形である語り部の姿を通して、われわれにとって「物語」とはどのような意味を持つのかを問う傑作。

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  • 大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル
    3.9
    他人から理不尽な仕打ちを受け相手に憎しみを抱いてしまっている若者や、スクールカーストがはびこる教室や空気を読み合う狭い人間関係に息苦しさを感じている若者たちへのメッセージ。高校時代に級友に傷つけられその精神的ダメージに長く苦しめられてきた著者が、自らの体験を振り返りながら憎しみとの向き合い方を語る。

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  • 被曝評価と科学的方法
    -
    原発事故後、行政や研究機関からデータそのものは発表されたとしても、その解釈が被害を過小に見せる方向にゆがんできた。公式発表を鵜呑みにするのではなく、自ら計算し確認する科学的方法を読者に示し、被曝被害評価をめぐる公式発表のゆがみを暴きだす。好評を得た『原発事故と科学的方法』の著者による第2弾。

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  • イワン・イリッチの死
    4.3
    一官吏が不治の病にかかって肉体的にも精神的にも恐ろしい苦痛をなめ、死の恐怖と孤独にさいなまれながら諦観に達するまでを描く。題材には何の変哲もないが、トルストイの透徹した観察と生きて鼓動するような感覚描写は、非凡な英雄偉人の生涯にもまして、この一凡人の小さな生活にずしりとした存在感をあたえている。

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  • にごりえ たけくらべ
    4.1
    酌婦の身を嘆きつつ日を送る菊の井のお力のはかない生涯を描いた「にごりえ」。東京の下町を舞台に、大黒屋の美登利、龍華寺の信如、正太郎、長吉たち思春期の少年少女を描いた「たけくらべ」。吉原遊廓という闇の空間とその周辺に生きる人びとに目を向けた一葉の名篇を収める。詳細な注を加えての改版。(注・解説=菅聡子)

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  • 水滸伝 上
    3.8
    武芸の達人や妖術使いたちなど、宋江をはじめ108人の豪傑が、梁山泊を根城に弱きを助け強きをくじいて大活躍する。『三国志演義』『西遊記』などとともに、長年にわたって中国と日本で愛され親しまれてきた、中国四大奇書の1つ。

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  • ヨーロッパがわかる 起源から統合への道のり
    4.5
    古代ギリシャからローマ帝国、十字軍、大航海時代、ルネサンス、フランス革命、二つの世界大戦、ベルリンの壁崩壊を経てEUへと至るヨーロッパの歩みをたどります。文化の違いや格差を乗り越えて統合へ向かう欧州の歴史と今をわかりやすく解説します。

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  • 悪について
    4.3
    残虐な事件が起こるたび、その〈悪〉をめぐる評論が喧しい。しかし、〈悪〉を指弾する人々自身は、〈悪〉とはまったく無縁なのだろうか。そもそも人間にとって〈悪〉とは何であるのか。人間の欲望をとことん見据え、この問題に取り組んだのがカントだった。本書では、さまざまな文学作品、宗教書などの事例を引きつつ、カントの倫理学を〈悪〉の側面から読み解く。

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  • ルポ 難民追跡 バルカンルートを行く
    4.3
    ヨーロッパ各国に連日大勢押し寄せる「難民」。一人ひとりの素顔、その苦悩や希望とは? 受け入れ側の論理や戸惑いは? ドイツを目指すアフガン人一家の逃避行に、一人の記者が寄り添い、世界的課題の実態と、背後に横たわる重い歴史に迫る。複雑で「遠い」問題が、すっとストレートに伝わってくる、第一級の同時進行レポート。

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  • 読書と日本人
    4.2
    「本はだまってひとりで読む、自発的に、たいていは自分の部屋で」。私たちがごく当たり前に「読書」と名づけてきたこの行為は、いつ頃生まれ、どのように変化してきたのだろうか? 菅原道真の時代から、まだ見ぬ未来へ。書き手・読み手・編集者として〈読書の黄金時代〉の真っ只中を駆け抜けてきた著者による、渾身の読書論!

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  • 新しい学力
    3.7
    2020年に予定されている文科省学習指導要領の大改訂。〈新しい学力観〉に沿った教育現場の改革はすでに始まっている。教科の再編、アクティブ・ラーニングの導入、評価基準の変化など──。大きな変化の中で、本当に求められる〈真の学力〉とは何だろうか? 教師も親も学生も必読、〈人〉を育てる教育への、熱意あふれる提言の書!

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  • パンセ (上)
    4.0
    「人間は一本の葦にすぎない。自然のうちで最もか弱いもの、しかしそれは考える葦だ」綺羅星のようなフレーズがちりばめられたパスカル(1623―1662)の『パンセ』。早世した天才が書き残した草稿から成る遺稿集、モラリスト文学、キリスト教護教論……。謎に満ちた〈テクスト〉のありうべき姿を提示することを期した日本語版。(全3冊)

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  • 見捨てられた初期被曝
    -
    事故前に描かれていた原発事故後の緊急被曝防護は、もろくも崩れ去っていた。そればかりか、科学的検討の不在のまま、初期被曝は見捨てられていた。公開された政府事故調文書から明らかになった驚くべき経緯を整理。さらに、限られたデータから被曝量の推定を統計的に行う。再稼働を前に、安全神話のままの被曝防護を問う。

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  • 悩みいろいろ 人生に効く物語50
    3.8
    大人気の連載がいよいよ一冊に。いつもは歯に衣着せぬ「闘う経済学者」が、皆様からの人生相談に、やさしく、あたたかくお答えします。本書は実は、ブックガイドにもなっています。古今東西の小説や童話や古典落語を通して、どんな悩みも、実は「みんなの悩み」だったことが見えてくる。読めば必ず元気になる、心のビタミンです。

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  • 魚と日本人 食と職の経済学
    4.3
    多くの「職人」によって支えられている日本独自の魚食文化。漁師、産地の市場と消費地の市場の卸、仲買人、そして鮮魚店。長年培われてきたこのシステムが、いま大きく変貌している。日本各地の漁港を歩いてきた著者が、食と職の関係を再考し、「食べる人」への影響をも活写する。

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  • ルポ 貧困女子
    3.9
    若年層が抱える困難、未だにILOの勧告をたびたび受ける日本の男女格差。その両方を抱えながら、働くことも、結婚して子どもを産み育てることも期待されているのが、いまのアラフォー/非正規/シングルの女性たち。「一億総活躍社会」の掛け声の陰で、ひっそりと困難を抱えて生き抜こうともがく女性たちの等身大の姿に迫る。

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  • 三国志 上
    3.3
    漢帝国が滅びると、中国には戦乱がつづいた。魏・蜀・呉の3国対立時代をへて司馬炎が天下を統一するまでの100年、いくたの英雄豪傑がいりみだれ、力のかぎりをつくして戦う。

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  • タンパク質の一生 生命活動の舞台裏
    4.3
    ヒトの体には約60兆個の細胞があり、それぞれなんと80億個のタンパク質を持っているという。日頃意識はしなくとも、生命維持も、遺伝や病気も、私たちの日々の営みはほとんどがこのタンパク質に支えられている! 最先端の科学の現場から、細胞という極小宇宙で休みなく働きつづけている生命活動の主役たちの姿を伝える。

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  • ファンタジーが生まれるとき 『魔女の宅急便』とわたし
    3.9
    「想像力」、それは人であればだれでも持っている魔法だ。ご存じ『魔女の宅急便』の作者が、幼いころからの体験と重ねながら、みずからの童話作家としての歩みと創作のひみつを語ります。水平線という一本の線の魔法、主人公の名前のちから、物語のとびらが開く瞬間のこと……。あなたのすぐ隣にある不思議に気づかせてくれます。

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  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記
    4.6
    酷薄な状況の中で、最後まで鋭敏な魂と明晰な知性を失うまいと努め、祖国と愛する者の未来を憂いながら死んでいった学徒兵たち。一九四九年の刊行以来、無数の読者の心をとらえ続けてきた戦没学生たちの手記を、戦後五○年を機にあらためて原点に立ちかえって見直し、新しい世代に読みつがれていく決定版として刊行する。

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  • サバからマグロが産まれる!?
    4.0
    クロマグロの生息数が激減するなか、サバを代理の親にして増やそうという研究が進められている。この技術は応用の幅が広く、すでにクニマスをはじめとする国内外の魚類の保全にも実用化されている。魚をこよなく愛する研究者たちの試練と発見に満ちた挑戦を紹介する。

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  • 新版 第二集 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記
    4.7
    戦局が破滅的様相を呈し始めた1943年12月、学業を中断されて戦地に向かった学生たちが、死と直面しつつ思索を重ねて遺した手記。本書は63年に『戦没学生の遺書に見る 15年戦争』の表題で刊行されたもの(のち『第二集 きけ わだつみのこえ』と改題)。長く読み継がれることを願い、学徒出陣60年を期して新たに校訂し直した新版。

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  • 新編 中国名詩選 (上)
    3.8
    1~3巻1,430円 (税込)
    三千年の歴史を有する中国の詩──そこには、道への志、政治批判、友情、望郷、恋愛、山水、仙界への希求など、自然と人間の万象が鮮やかにうたわれてきた。理と情の限りを尽くした膨大な詩から選りすぐった上古から清末までの五百首。精確で核心を鋭く射貫いた解釈が、漢詩本来の芳醇繊細で躍動する息吹を甦らせる。(全3冊)

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  • 五重塔
    4.1
    技量はありながらも小才の利かぬ性格ゆえに、「のっそり」とあだ名で呼ばれる大工十兵衛。その十兵衛が、義理も人情も捨てて、谷中感応寺の五重塔建立に一身を捧げる。エゴイズムや作為を超えた魔性のものに憑かれ、翻弄される職人の姿を、求心的な文体で浮き彫りにする文豪露伴(一八六七―一九四七)の傑作。 (解説 桶谷秀昭)

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  • 職業としての学問
    3.7
    第一次大戦後の混迷のドイツ。青年たちは事実のかわりに世界観を、認識のかわりに体験を、教師のかわりに指導者を欲した。学問と政策の峻別を説くこの名高い講演で、ウェーバーはこうした風潮を鍛えらるべき弱さだと批判し、「日々の仕事(ザッヘ)に帰れ」と彼らを叱咤する。それは聴衆に「脅かすような」印象を与えたという。

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  • 夢十夜 他二篇
    4.0
    長篇の合い間をぬうようにして書かれた小品とよばれる一群の短篇がある。小品とはいうが、しかしその存在は大きく、戦後の新しい漱石論は『夢十夜』の読み直しからはじまったと言っても過言ではあるまい。ここには荒涼たる孤独に生きた作家漱石の最暗部が濃密に形象化されている。『文鳥』『永日小品』を併収。 (解説 阿部 昭)

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  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇
    4.3
    1巻715円 (税込)
    「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」――世の中の営みの不可解さに絶えず戸惑いと恐怖を抱き、生きる能力を喪失した主人公の告白する生涯。太宰が最後の力をふりしぼった長篇『人間失格』に、絶筆『グッド・バイ』、晩年の評論『如是我聞』を併せ収める。 (解説 三好行雄)

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  • 語感トレーニング 日本語のセンスをみがく55題
    3.6
    〈正確〉なだけでは物足りない!「快調」「好調」「順調」、もっとも調子がいいのはどれ? 「過日」「先日」「この間」、どう使い分ける? 誰もが思いあたる、「些細」だけれど「瑣末」ではない日本語の感触の違いを、語感研究の第一人者が解説する。Q&A形式で楽しく読める、〈伝えたい思い〉を〈適切なことば〉で届けるための55のヒント。

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  • アンデルセン童話集 1
    4.7
    1~3巻814~869円 (税込)
    グリム童話とならんで世界中の子どもたちに親しまれている、真情あふれる童話集。「おやゆび姫」「皇帝の新しい着物」「小クラウスと大クラウス」「みにくいアヒルの子」など11編。

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  • 経済学のすすめ 人文知と批判精神の復権
    4.0
    経済学の古典の英知にふれて思考力・判断力・表現力をみがくこと。新古典派とケインズ派双方の理論を支える思想構造の差異を見究め、批判精神を培うこと。これから経済学を学ぶ人、学びなおす人に大切なのはこの二つだ。数学の僕と化した現在の経済学に警鐘をならす。ロングセラー『経済学とは何だろうか』の続篇的一冊。

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  • 歌謡曲 時代を彩った歌たち
    4.0
    1巻880円 (税込)
    日本に生まれた独自のポピュラー音楽「歌謡曲」。それは誰が、どのように作り、どう歌われたものだったのか。時代を象徴するヒット曲を手がかりに、作詞家、作曲家、編曲家、歌手の各側面から、その魅力の源泉に迫る。制作の背景、楽曲・歌唱の音楽的分析、作品の与えた影響など、初めて書かれる本格的ディスコグラフィである。

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  • 鳥獣害 動物たちと、どう向きあうか
    4.0
    クマ、シカ、サルなどによる鳥獣害が急増している。田畑を荒らして経済的な損失を与え、時には人を襲うことも。近年は都市部にも現れる。なぜ増えたのか。各地の対策は。農業経済の研究者が、自ら田畑を耕すなかで考察する。

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  • 砂糖の世界史
    4.3
    茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代以降の世界史の流れをダイナミックに描く。大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう。世界史Aを学ぶ人は必読!

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  • ブッダの 真理のことば 感興のことば
    4.2
    『法句経』の名で知られる「真理のことば」(ダンマパダ)も、併収の「感興のことば」(ウダーナヴァルガ)も、ブッダの教えを集めたもので、人間そのものへの深い反省や生活の指針が、風格ある簡潔な句に表わされている。「ウダーナヴァルガ」とは、ブッダが感興をおぼえた時、ふと口にした言葉集の意味で、初めての完訳。

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  • ブッダのことば スッタニパータ
    4.1
    数多い仏教書のうちで最も古い聖典。後世の仏典に見られる煩瑣な教理は少しもなく、人間としての生きる道が、ブッダとの対話のなかで具体的に語られる。初訳より二六年、訳文はいっそう読み易くなり、積年の研究成果が訳注に盛られ、読解の助けとなると共に、他仏典との関連、さらには比較文化論にも及び、興味はつきない。

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  • ジュゴンの上手なつかまえ方 海の歌姫を追いかけて
    -
    南の海で「ピヨピヨピーヨ」と聞こえたら、それはジュゴンの鳴き声かもしれない。巨体からは想像できない美しい「歌声」に魅せられた若き研究者は、野生のジュゴンを追いかけて世界の海へ。仲間たちと一緒に、録音する、分析する、観察する、飛び乗って……つかまえる? 科学と冒険が、誰も知らなかったジュゴンの姿を明らかにする!

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  • 漱石紀行文集
    4.3
    漱石の満洲、ロンドン、京都を巡る紀行文「満韓ところどころ」「倫敦消息」「自転車日記」「京に着ける夕」をまとめる。漱石の人間、人事、自然を見詰める眼は的確であり、ユーモア溢れる溌剌とした文章で綴られている。近代日本の秀逸な紀行文となっている。小品5篇を併せて収載する。短文ながら文豪の素顔をよく伝えている佳品である。

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  • 夏目漱石 上
    3.0
    漱石を敬愛することだれよりも厚かった愛弟子が師の「動的な生活を動的に把握」しようとこころざして書きあげた初の本格評伝。作品はもとより各種の資料を駆使して漱石の出自から死までを細緻にあとづけ、のちの漱石研究にはかり知れぬ影響をあたえた。「系図」から「死」まで全部で七十三章から成る。 (解説 平岡敏夫)

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  • 三銃士 上
    4.5
    国王に忠誠を誓うフランスの若き騎士ダルタニャンは、策略をめぐらし、剣をふるって、枢機卿の陰謀にたちむかう。3人の騎士との厚い友情が生き生きと描かれたデュマの傑作。[解説 木坂涼]

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  • 自由民権運動 〈デモクラシー〉の夢と挫折
    4.4
    維新後、各地で生まれた民権結社。それは〈デモクラシー〉に夢を託した人びとの砦であった。新しい社会を自らの手で築く。その理想はなぜ挫折に終わったのか。旧来の秩序が解体してゆくなかで、生き残る道を模索する明治の民衆たち。苦闘の足跡が、いまの日本社会と重なって見えてくる。

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  • 古代出雲を歩く
    3.5
    「神話と祭祀のくに」出雲には、古代の息吹を伝えるリアルもあふれる。各地に残る初期の信仰形態をとどめる石神(磐座)、スダジイの木に巻きつく巨大な藁蛇、海藻で悪穢をはらう藻汐祓。熊野大社、出雲大社をはじめとする神社の数々。宍道湖をとりまく四つのルートを歩き、古代世界にどっぷりと浸ってみたい。(カラー8頁)

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  • 子どもの貧困 日本の不公平を考える
    4.1
    1~2巻1,056~1,100円 (税込)
    学力、健康、親との交流。大人になっても続く、人生のスタートラインの「不利」。OECD諸国の中で第2位という日本の貧困の現実を前に、子どもの貧困の定義、測定方法、そして、さまざまな「不利」と貧困の関係を、豊富なデータをもとに検証する。貧困の世代間連鎖を断つために本当に必要な「子ども対策」とは何か。

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