作品一覧 2023/11/22更新 イスラエル 試し読み フォロー 原理主義 試し読み フォロー 世界史の中のパレスチナ問題 試し読み フォロー 日本人が知らない 中東&イスラム教 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 臼杵陽の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 世界史の中のパレスチナ問題 臼杵陽 安易に古代の物語と現代を接続せず、複雑で解決の難しい現状が如何にして生まれてしまったかを丁寧に説明した良書。 アラブの人々はなぜ諸悪の根源みたいなイギリスではなくアメリカを敵視するのか不思議だったが、イギリスは全方位に対して酷いのでユダヤ人からも恨まれている、と書かれていて、なるほど…?となった。 Posted by ブクログ 世界史の中のパレスチナ問題 臼杵陽 パレスチナ問題というのは永遠に解けないパズルで、もし解決するとしたら、外からの強大な力によって一旦粉々にならないと無理なのでは、というほどの絶望感だ。 400ページを超える力作で、多くの発見をもたらしてくれる好著だと思う。 Posted by ブクログ 世界史の中のパレスチナ問題 臼杵陽 「鋼の錬金術士」のイメージやパレスチナに行った外傷外科の先生のコメントで、イスラエルというのは陰湿でとんでもない人たちだという先入観があったが、そこに至るまでのやむにやまれぬ事情が少しは理解出来た。特に、現在、中東に深く介入しているのはアメリカだが、そもそも大英帝国の政策に問題の根源があるということ...続きを読むを改めて確認できた。 ボリュームのある本だが、半期の講義のような感じで非常に読みやすい。力作である。 Posted by ブクログ イスラエル 臼杵陽 イスラエルの存在は、ヘブライ語、ユダヤ教、ユダヤ人が鍵とのこと。 ユダヤ人といっても、 アシュケナジーム:ドイツ系ユダヤ人:イディッシュ語 スファラディーム:スペイン系ユダヤ人:ラディーノ語 ミズラヒーム:中東系ユダヤ人 など、いろいろだとのこと。 世界中にいる中国人とユダヤ人。中国人は、すぐに見...続きを読む分けがつくが、 ユダヤ人は各国での分岐が大きいような気もする。 中国人とユダヤ人に共通の特質である世界経済との関係の記述がないのはなぜだろう。 また、食料、音楽、習慣などの生活が見えないのはなぜだろう。 Posted by ブクログ イスラエル 臼杵陽 日々のニュースでイスラエルをめぐる報道は多いが、イスラエルの歴史と社会を理解するには、「今」を切り取っただけのニュースでは足りず、かといって専門書を読む時間も機会もない普通のオトナにとって、これはまさにうってつけの好著。 「イスラエル=シオニスト」という単純なイメージは過去のもので、波状にやってく...続きを読むる移民、それによる多文化・他民族化、選挙のたびに壊される和平への試み・・・と、本著がひも解く「イスラエルの今」は、ページをめくるガブに、しみじみと無力感や閉塞感を覚えさせ、オスロ合意(あの日、朝刊に載ったあの写真に、新しい希望を感じた人がどれだけいたことか!)がどれほど「無」となっているかを実感させた。 まず「選挙ありき」の民主主義の下、相次ぐ政権交代や連立政権、経済低迷と「不公平感」、「和平」より「治安」重視の内向きの世論・・・と、イスラエルとはまったく異なった国であるはずの日本にも、他人事とは思えないキーワードが並んでいることもまた、読者をなんとなく居心地悪くさせる点で、読後のもやもや感こそが、この本が日本人向きに書かれた好著であることを示しているような気がする。 著者は以前ガブが読んだ『異文化理解の倫理にむけて』(名古屋大学出版会)に「宙づりにされた人々 イスラエルのアラブ」という文を書いていたことを思い出した(「臼杵」とは珍しい苗字!)。今後も注目していきたい現代の書き手の一人である。 Posted by ブクログ 臼杵陽のレビューをもっと見る