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Posted by ブクログ 2010年11月04日
日々のニュースでイスラエルをめぐる報道は多いが、イスラエルの歴史と社会を理解するには、「今」を切り取っただけのニュースでは足りず、かといって専門書を読む時間も機会もない普通のオトナにとって、これはまさにうってつけの好著。
「イスラエル=シオニスト」という単純なイメージは過去のもので、波状にやってく...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月03日
2.3章を読んで。
ナチス・ドイツとの闘いの中でいかに自分たちの安全地帯を確保するかが急務だった建国期、それを阻むアラブやイギリス、ひいては国家存在について国連という名の元他国からの多数決で決められる状況は不安定極まりないものだっただろうな、とシオニストを同情してしまう。そんな状況を乗り越え軍事力の...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月30日
イスラエルの政治的歴史、現在の事情などを簡潔に理解できる。ホロコーストの否定がディアスポラの否定、つまり自由主義の否定につながっていて、それが社会主義的勢力であるシオニズムによって利用されているという指摘が興味深かった。ユダヤ人はホロコーストを受けたかわいそうな民族であるという思いは民族主義を強める...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月14日
やはり、テレビだけじゃ知らないことが多いと実感した。
イスラエルのユダヤ教徒が一枚岩ではないこと、そして建国当初、ホロコーストは教育現場では伝えられてすらいなかった事実。
私たち日本人からすると、ホロコーストの犠牲を前にユダヤ人は団結しているのだとばかり思っていました。
そして、アイヒマン裁判。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月22日
イスラエルの存在は、ヘブライ語、ユダヤ教、ユダヤ人が鍵とのこと。
ユダヤ人といっても、
アシュケナジーム:ドイツ系ユダヤ人:イディッシュ語
スファラディーム:スペイン系ユダヤ人:ラディーノ語
ミズラヒーム:中東系ユダヤ人
など、いろいろだとのこと。
世界中にいる中国人とユダヤ人。中国人は、すぐに見...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月13日
支配が続いたこと。その後も2大政党制にはならず、小党乱立・連立政で微妙なバランスを取っていること(これは日本では最近崩れたが)。そして、アシュケナジーム、ミズラヒーム、パレスチナ人という厳然たる階層と、超正統派ユダヤ教など様々な宗派が分立することで国民相互の分断が図られていることは、今日のわが国民の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月14日
もし大学時代にこの本を読んでいて、「イスラエルとパレスチナの対立の経緯と現状について書きなさい」なんて課題が出されたら、多分この本をまる写ししてたと思う(笑)それぐらい、イスラエル誕生からこの本が上梓された2009年までのイスラエル情勢を、きれいに纏めていると思います。
もう少し、ユダヤ教がイスラ...続きを読む
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