イスラエル

イスラエル

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イスラエル国家の暴力性には,いかなる歴史的背景や国内要因が横たわっているのか.統合と分裂のはざまに揺れ動く多文化社会は,これからどこへ向かうのか.シオニズムの論理,建国へと至る力学,アラブ諸国との戦争,新しい移民の波,宗教勢力の伸張など,現代史の諸局面を考察.「ユダヤ国家」の光と影を見つめる.

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イスラエル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年11月04日

    日々のニュースでイスラエルをめぐる報道は多いが、イスラエルの歴史と社会を理解するには、「今」を切り取っただけのニュースでは足りず、かといって専門書を読む時間も機会もない普通のオトナにとって、これはまさにうってつけの好著。

    「イスラエル=シオニスト」という単純なイメージは過去のもので、波状にやってく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月23日

    難しすぎる国だよね。
    民族国家でもないし、これで民主国家と言えるのかどうにも理解できない。それにも増して「反ユダヤ主義」が分からない。世界(特にヨーロッパでは)の嫌われ者なのはなぜ? まだまだ勉強不足だ。

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    Posted by ブクログ 2019年08月03日

    2.3章を読んで。
    ナチス・ドイツとの闘いの中でいかに自分たちの安全地帯を確保するかが急務だった建国期、それを阻むアラブやイギリス、ひいては国家存在について国連という名の元他国からの多数決で決められる状況は不安定極まりないものだっただろうな、とシオニストを同情してしまう。そんな状況を乗り越え軍事力の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月30日

    イスラエルの政治的歴史、現在の事情などを簡潔に理解できる。ホロコーストの否定がディアスポラの否定、つまり自由主義の否定につながっていて、それが社会主義的勢力であるシオニズムによって利用されているという指摘が興味深かった。ユダヤ人はホロコーストを受けたかわいそうな民族であるという思いは民族主義を強める...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月19日

    広河さんの「パレスチナ」に対応する形で読む。

    イスラエルがエスニック国家なんて
    知ってましたか。
    なかなか日本人には、中東の状況や歴史は理解しがたいが、自分が、日本人で、日本に住んでいることを感謝する。最近だいぶ危ういが・・・

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    Posted by ブクログ 2010年06月14日

    やはり、テレビだけじゃ知らないことが多いと実感した。
    イスラエルのユダヤ教徒が一枚岩ではないこと、そして建国当初、ホロコーストは教育現場では伝えられてすらいなかった事実。
    私たち日本人からすると、ホロコーストの犠牲を前にユダヤ人は団結しているのだとばかり思っていました。
    そして、アイヒマン裁判。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    『イスラエル』(臼杵陽、2009年、岩波新書)
    1948年のイスラエル建国後の政治の動きがかなり詳細に記述されています。イスラエル史の勉強になりますが、少し難しいかもしれません。

    (2009年6月3日)

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    Posted by ブクログ 2012年08月22日

    イスラエルの存在は、ヘブライ語、ユダヤ教、ユダヤ人が鍵とのこと。
    ユダヤ人といっても、
    アシュケナジーム:ドイツ系ユダヤ人:イディッシュ語
    スファラディーム:スペイン系ユダヤ人:ラディーノ語
    ミズラヒーム:中東系ユダヤ人
    など、いろいろだとのこと。

    世界中にいる中国人とユダヤ人。中国人は、すぐに見...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月13日

    支配が続いたこと。その後も2大政党制にはならず、小党乱立・連立政で微妙なバランスを取っていること(これは日本では最近崩れたが)。そして、アシュケナジーム、ミズラヒーム、パレスチナ人という厳然たる階層と、超正統派ユダヤ教など様々な宗派が分立することで国民相互の分断が図られていることは、今日のわが国民の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月14日

    もし大学時代にこの本を読んでいて、「イスラエルとパレスチナの対立の経緯と現状について書きなさい」なんて課題が出されたら、多分この本をまる写ししてたと思う(笑)それぐらい、イスラエル誕生からこの本が上梓された2009年までのイスラエル情勢を、きれいに纏めていると思います。

    もう少し、ユダヤ教がイスラ...続きを読む

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