作品一覧

  • 野生の教養
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    1~2巻3,080~3,520円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 野生の教養とは、農耕以前の歴史にさかのぼる、狩猟採集時代の知に基づく教養である。資本主義的・植民地主義的・官僚主義的価値観に侵された「栽培=家畜化された思考」に否を突きつけ、ブリコラージュ的発想による「野生の思考」を現代社会に復権し、飼いならされない自由な学びをつくりなおす。明治大学大学院教養デザイン研究科の多士済々の教員が問いかける、野心的な教養入門の書。
  • 冷戦文化論 増補改訂版
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    1巻2,420円 (税込)
    かつて冷たい戦争があった――。その戦争に巻き込まれつつ、主宰者であり共犯者でもあった日本。冷戦とは日本にとって何だったのか。小説の行間から、映画のワンシーンから、忘却の彼方にある冷戦が、いまも継続していることを指し示す。
  • 竹内好
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    1巻1,144円 (税込)
    いま、われわれは竹内好の遺産をいかに読み、いかに継承すべきか。魯迅、周作人、武田泰淳、京都学派、毛沢東、岸信介……6つの思想的出会いをとおしてアクチュアルに問い直す。
  • リージョナリズム
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    1巻1,430円 (税込)
    私たちは何者を身近な人間とし、何者を縁遠い者と想定するのか。自他を区別するこの文化地政学的境界設定の問題を、私たちの無意識化されている「言説編制」の問題として捉え直し、その変容する過程を跡付けつつ、他者認識や地政文化が流動化するなかで、リージョナルなものの再編のための新たな空間認識の可能性を探る。

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  • 台湾ナショナリズム 東アジア近代のアポリア
    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    親日か反日か。統一か独立か。しばしば二項対立で語られがちな台湾ナショナリズムは、日本と大陸中国、冷戦期とポスト冷戦期、米国のプレゼンスの低下と中国の台頭など、長期的かつ複数の視座で整理すると今なお続く東アジア近代のアポリア(難題)として見えてくる。日本人にとって重要な歴史経験でもある「台湾問題」を、詳細に読み直す。(講談社選書メチエ)
  • 日中一〇〇年史~二つの近代を問い直す~
    -
    1巻836円 (税込)
    日本と中国、この隣り合う国の複雑な関係について、毛沢東、北一輝、魯迅、竹内好など、両国の知識人たちは真剣に悩み、考え抜いてきた。両国の近代史を、彼らの思想でたどる。

ユーザーレビュー

  • 台湾ナショナリズム 東アジア近代のアポリア

    Posted by ブクログ

    デリケートで複雑な台湾、東アジアの歴史について、出来る限り多方面から解き起こそうという内容だと受け止めました。
    自分の知識足らずで十分に理解できていないところがあるので、それ以上の評価はできないのですが、全体像を俯瞰するという目的では良い本かと思います。

    台湾のことを知ろうとすれば、おのずと日本、中国、東アジア全体を見渡さなくてはなりませんし、冷戦構造、アメリカの存在も抜きにはできません。
    冷戦後の東アジア、アメリカに頼らない東アジアのグランドデザインを考えねばならないのだなと思いました。
    さらに広く、西洋と東洋の関係性など、今まで疎かった視点も与えてもらったと感じています。

    0
    2011年06月04日
  • 台湾ナショナリズム 東アジア近代のアポリア

    Posted by ブクログ

    台湾映画が好きだから、その台湾という国について学ぼうと思い立ち手にとった。台湾の近代史も新しい見地から既往の成果も踏まわれよくまとめられているし、文章も読み易く、良質な本だと感じた。

    0
    2011年05月05日

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